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セルゲイ・プロコフィエフコミュの映画 「キージェ中尉」

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 組曲「キージェ中尉」がもともと映画音楽であったことは誰もが知ってますが、
 わたしはこの映画は失われたものかと思ってました。

 で、本日、なんと映画全編をストリームで見ることができました。
 試してませんが、おそらく全編ダウンロードも可能でしょう。

 こちらです
 ↓
 http://pervegalit.wordpress.com/2008/02/05/leutenant-kizhe-1934/

 1時間22分 もちろん白黒で、正直なところかなりかったるい映画です。
 音楽が鳴るシーンが非常に少なく、組曲以外の音はほとんどありません。
 というか、組曲の一部を繰りかえすことが多く、2曲の歌もごく一部しか
 流れません。

 キージェという名前が出来てしまうシーンに「キージェの誕生」の音楽が
 流れまして、ここはけっこう感動したのですが、、、、 

 それ以後は、
 「アレクサンドル・ネフスキー」 や 「イワン雷帝」のような音楽を期待すると
 相当がっかりします。(わたしがそうでしたwww)

 収穫(というほどではないけれど)
 トロイカの歌が男声デュエットだというのが分かりました。
 あと、男声合唱曲の断片が挟まれている箇所がありました。

 英語字幕がついてますが、セリフが極端に短く少ないので、
 ロシア語の勉強にも・・・ (あまりならないかな 爆
 ところどころ字幕に突然ドイツ語が混ざるのがご愛嬌。

 これまでいろんな評論家がこの映画のストーリーを書いてますが、
 皇帝の名前だけでも数種類あっていったいどれが本当だろう?
 という長年の疑問は完全に消えました。 

 いや〜、よくぞ組曲をきちんと作ってくれたと最敬礼です。

 あと、スターリン粛清が始まっている時代(1934年公開)に、
 統治者と取り巻きの官僚をこけにするような映画をよく作ったなと感心。

 さらには結婚式の場面で、時代設定上避けられないこととは言え、
 ロシア正教の結婚式の模様が延々と映されており、これもまた
 当時の現実世界での宗教弾圧や虐殺を思うとなにか不思議です。
 

 ただ、
 一度この映画を観ておくと組曲を聴くときのイメージが広がるでしょう。
 (希望・・・  (´^o^ヾ

 というわけで、プロコファンとしては、ぜひ一度お試しください。。。
 

コメント(3)


 【追記】
 
 映画の実質的な主人公はパーヴェル1世(1754-1801、帝位1796-1801)です。

 エカチェリーナ2世の第1皇子ながら、母と離れて育ち、粗暴で猜疑心が強く
 母への反発だけで育ったような人物だったとのことで、このあたりの人物像が
 映画ではよく表現されています。

 映画の冒頭、軍隊の訓練が出てきますが、行進の掛け声がドイツ語だったため、
 一瞬ドイツ語吹き替え版かと驚きましたが、パーヴェル1世は
 「プロイセン風に儀装させた軍隊を閲兵する」のが楽しみだったということなので、
 史実に忠実に作られているようです。

 参考までに パーヴェル1世の資料(Wikipedia)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB1%E4%B8%96
 
ロシアン・ディスク社が、これもデジタルリマスタして出してくれないかと、資料的に欲しくはありますよ。

どだい、ロシア製のキングギドラが出るよなのも出してる(それも2本)ことだし(爆)

「アレクサンドル・ネフスキー」なんか、映画劇伴で初お目見えでしたw
同じ映像が Google Video などで
フリーダウンロード出来るようになっていましたのでお知らせいたします。

 http://video.google.com/videoplay?docid=-5960899000870748608

 http://www.archive.org/details/LieutenantKizhe_0
 

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