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歌が上手くなりたい!!!!!!コミュの寿涛大介の音楽コラム 第二回 「歌の極意」

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前回の「音楽の限界」に続き、音楽コラム第二回です。

今回は歌についてのコラムですが、発声の基礎みたいな話は全〜部すっ飛ばして、歌の極意の話を書きたいと思います。
入門していきなり元気玉の修行衝撃みたいな感じですが。(微妙なたとえw)まあ聞いてください。

発声の基礎に関するプロのアドバイスは、ネットや本で目にすることがあるんです。でもそれらをマスターされた方のための助言は、文献を漁ってもほとんど見られないのです。(僕の体験上そうでした・・・。)

中級者から上級者へ、さらにその上となると、技術云々ではなく感覚論になってくるんで、たぶん誰も書くに書けないのかもしれません。
で、僕がそれをいっちょ書いてみようかと。ですので、もしなんらかのあれで発声をマスターされた方は、どうぞ通りすがりにでもこのコラムを読んで、今後のさらなる修行の足しにしてもらえればええなあと思っています。
さて前置きはこのへんにして本編・・・。

寿涛大介の音楽コラム 第二回「歌の極意」

本当にいい歌を聴くと鳥肌が立ちます。魂のこもった歌は聴く人の心を震わせます。
でも歌に魂を込めるのは難しいものです。自分では思い切り感情を込めて歌っているつもりなのに、空回りして聴き手に伝わらない。なぜか薄っぺらく聴こえてしまう。そんな心当たりはないでしょうか?
あなたは何を意識して歌に感情を込めていますか?もしかして「歌詞」に感情を込めてはいないでしょうか?
何を言ってるんだ。歌詞に感情を込めなくて一体どこに込めるんだ、べらんめい?とおっしゃられるかもしれません。
そう。歌詞は歌の心と言われます。ところが歌詞に心を込めようとすればするほど歌はくどくなり、押し付けがましくなります。それはまるで追いかければ追いかけるほど遠ざかっていく想い人の如し・・・。
これこそが歌の妙で、一筋縄でいかないところなのです。

では魂を込めるにはどうすればよいのか?
それはズバリ、感情は歌詞ではなくメロディーに込めるのです。そうすることで歌声に魂が宿り、聴き手の心を動かします。
なぜ「メロディー」に感情をこめるのか? それは音楽は言葉ではなく、音そのものの響きで感情や情景を表現する芸術だからです。
たとえばクラシックを聴いて感動するのは、旋律や音の強弱そのものに作曲者や演奏者のメッセージが投影されているからです。つまり音楽には最初から言葉は要らないのです。

洋楽を聴く人は「歌詞」の意味を理解せずとも歌に感動できるはずです。
なに歌ってはるかは分からんけどタイタニックの歌はとにかくいいんです。
哀しみの歌?喜びの歌?怒りの歌? 愛の歌?
言葉の意味はわからなくてもなんか伝わってくる。聴いててなんか湧き上がってくる。それが音楽なんです。

いい音楽には「音」に魂が込められています。これを僕は「音霊<オトダマ>」と呼んでいます。
この音霊を使えるかどうかが、プロとアマの分かれ目と言っても過言ではないかも知れません。

プロ歌手を数多く育てたある有名なボイストレーナーは、生徒にこう教えていたそうです。
「歌は旋律で語り、詩で奏でなさい」
常識で考えると全く逆さまの言葉に思われるかも知れませんが、これこそが歌の極意です。

旋律で語るとは、その言葉通り歌詞ではなくメロディーで感情を伝えるということです。 これはまさしく音霊のことです。
そして詩で奏でるとは、言葉(歌詞)でリズムを奏でることです。
歌詞は感情を伝えるためのものじゃなくて、リズムを生み出すためのものやで〜ということです。
歌詞=リズム。
めっちゃ解りやすい例はラップです。ラップのノリを生み出しているのはリリックです。 韻をふんだり、語呂のいい言葉を使うことで心地よいリズム感を生み出します。
(♪いつも俺達!ずっと友達!)
リズムは音楽の起源。これは前回のコラムでも書いたとおりです。そんな大切な根っこを担っているのが歌詞なのです。

たとえばどんなに歌詞の内容がよくて、メロディーが美しくても、聴いていてなんだか歯切れが悪かったり、言葉の区切りが不自然だったりすると、ダイレクトに心に響きません。
ええ感じにリズミカルに聴こえてくる歌詞は、メロディーと気持ちよく融合して聴く人の心を自然と揺さぶります。
たとえ歌詞の内容は全っっ然感動的じゃなくても、リズミカルであるだけでなんだか印象に残ったりするものなのです。
(♪と〜れとっれっ ぴ〜ちぴっちっ か〜に〜料理〜)
ですので余談ですが、もしも作詞をされるときは内容もさることながら、母音の響きや語感を意識されるとよいでしょう。そうすれば、より聴く人に心地よい歌ができるはずです。

さて長々とウンチクを述べましたが、いかかだったでしょうか?
「旋律で語り、詩で奏でる」
やってみると難しいかも知れません。
ちなみに僕の考える究極は、♪AhAhAh〜だけで聴く人を感動させて泣かせる事です。
そんな最強の音霊使いを目指して、みなさん頑張っていきましょう。

はい、そんなわけでそろそろお時間がやってきましたよ。
それではみなさん、また次回のコラムでお会いしましょう。
GoodBye、GoodBye、GoodBye・・・

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