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帝王学研究所コミュの天は自分に解決できない問題は与えない

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天は自分に解決できない問題は与えない

〜『言志四録』難問解決の心構え、全体から部分へ〜


■プリウス 日米でリコール検討
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1100869&media_id=4

>トヨタ自動車は5日、ハイブリッド車(HV)新型「プリウス」でブレーキに関する苦情が相次いでいる問題で、日米でリコール(回収・無償修理)を実施する検討に入った。対象車は昨年5月に発売された3代目プリウスで、約30万台。一部利用者は「ブレーキが一時的に利かない」と訴えている。既に米国では、アクセルペダルの不具合での大量リコールに批判が強く、品質面での対応がこれ以上問題視されて信頼失墜を招くことを回避したい考えだ。


・物事の処理は、全体から部分へ、

 江戸時代の修学者の斉藤一斎の言葉を集めた「一日一言」(言志四録を読む)に次の言葉があった。ごく当たり前のことだが、目先の問題に振り回されていると見えなくなる。

(現代語訳)
 物事を処理しようとするときには、まずその全体のありさまがどうなっているかを見て、その後に少しづつ細かな所に進んでいくようにすればよい。(中略)


 報道とは、汚点の一点突破で、物事を考えるように感じます。

 トヨタの問題が、どんな現象に波及するか?

 リコール問題が、日本自動車業界、世界の自動車産業にどんな影響を与えるのかが見えない。

 人々は報道のニュース性だけに注目が集まり、真実の見極めのために対処には、注目が集まらない。

 難問ほど、解決に時間がかかると思います。


 同じく佐藤一斎の教示に「難問解決の心構え」が書かれていた。

・難問に対処する心構え

(現代語訳)
 すべて大難事に遭遇したときは、焦って決断する必要はない。しばらくそのままにしておくがほうがよい。一晩そのままに溜め置いて、枕元でだいたい半分ぐらいを考え、そのまま思案しながら寝て、翌朝心が清くすっきりしたときに引き続きこれを思案すれば、必ずおぼろげながらも一筋の道が見えてくる。そうすると、物事の道筋が自然に集まってくるものである。その後にゆっくりと一つひとつ問題を処理すれば、たいてい間違うことはない。(中略)

 一生の中で、遭遇する大難事に、誰しも遭遇します。
 その時にどう対処するかで後の人生が大きく変わることも事実です。

 トヨタのリコール、日本航空の民事再生、等々、関わる方々は大変な思いを持ち、立ち向かったおられると思います。

 個人でも、家族不幸だったり、リストラ、倒産、等々、色々なことが降りかかりました。

 しかし、天は自分に解決できない問題は与えないと、先輩に説かれたことがあります。慌てず、騒がず、目の前の問題を、直ぐやらなければならない危機対応は別として、どんな難事(問題)かを、じっくり考える時間(一晩)が大切と思います。

 状況、方向を把握して、できることから一つひとつ処理して行くしか、解決の方法はありません。

 関わる人々全員が納得することはないかもしれませんが、関わった人たちと向き合い、解決に努力し続けることが大事と思います。

*参考資料:斉藤一斎語録集「一日一言」(言志四録を読む)

コメント(2)

書き込みありがとうございます。

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