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西郷隆盛(西郷吉之助)コミュの「熱意は磁石」〜人の魅力とは何か?〜

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「熱意は磁石」〜人の魅力とは何か?〜


 今日は、片道1時間半かけて、町並み修景事業をやっている街へ、仕事納めの現場チェックに行きました。

 熊本は、曇り空で気温が少し下降気味で、大晦日に寒気が来るとかで、冬空の気配の中、ドライブとお歳暮を購入に、阿蘇の南側に位置する熊本県山都町(旧蘇陽町)馬見原地区まで出かけました。

 この地域は、「西南戦争」で西郷隆盛が率いる薩軍が敗走したルートに在りますが、険しい山道を通り、人吉へ抜け、薩摩へ帰ったと言われています。来年の大河ドラマは、「篤姫」ですが、幕末の最後の動乱の終焉が、熊本の地域で展開された国内最後の戦争のことを思うと、130年前に出来事ですが身近に感じられます。

 さて、ドライブの道すがら、信号待ちで開いた本は、「松下幸之助 一日一話(愛蔵版)」です。少し手を入れて復刻されものですが、昨日たまたま寄ったコンビニに2冊あり、ラッキーと思い購入しました。初版は、今年8月でした。

 今、愛読している安岡正篤氏の「一日一言」を買ったときも、フラッと寄った本屋に2冊在ったのもでした。これも何かの縁と思います。

 松下氏の「一日一話」の一節に、「熱意は磁石」と言う題がありました。中身は、想像つかれると思いますが、要は才能や知識豊富なだけでは、魅力に乏しいこと書かれています。本分を引用しますと

(本分)
 いかに才能があっても、知識があっても、熱意の乏しい人は、画ける餅に等しいのです。反対に、少々知識が乏しく、才能に乏しい点があっても、次々とものが生まれてきます。その人自身が生まなくても、その姿を見て思わぬ援助、目に見えない加勢というものが自然に生まれてきます。(中略)
 あたかも磁石が周囲の鉄分を引きつけるように、熱心さは周囲の人を引きつけ、周囲の情勢も大きく動かしていくと思うのです。


 東京の成蹊大学の名前の元になった中国の故事が在ります。漢の時代に李広(りこう)と言う将軍が居ました。「飛将軍」と恐れられた軍人でしたが、私欲のない人で、恩賞はことごとく部下に分け、食糧や水が部下に行きわたるまで、先に口にすることはなかったそうです。
 そのため李の部下は、彼のために死を厭わぬ決意で戦いに臨んだとそうです。

 西郷隆盛も同様に私欲のなかった人で、官位に在る間、供与は自分の質素な生活できるだけ残し、すべて若い人へ分け与えたと知りました。

 このような二人の魅力を表現した故事が次の一文です。

「桃李(とうり)、言(ものい)わずして下、自(おのず)から蹊(みち)を成す。」

 李は、李広のことで、「桃や李の樹は何もいわないが、美しい花を咲かせ、果実を実らせる。だから自然に人々は集まってきて道ができる。」つまり、徳のある人物の下には、黙っていても人が慕って寄って来ると説いています。

 いつも周りに笑い声や人が、何集まっている人をたま見かけますが、地位や名誉でなく、魅力に集まる人は、検証するに温厚で謙虚、ただここぞと言うときは、リーダーシップを発揮する能力もあるように思います。みなさんの周りにもそんな隠れた人物が居ると思います。

 今日は、仕事の途中で読んだ本から、西郷隆盛や李広のことを思い出しました。思いつくままに、だらだらと書いてしまいました。最後まで、お読み頂き感謝致します。


(PS)我が家のお歳暮の隠れた一品
 地酒の一番絞り(無調整)の新酒です。アルコール度数が20度を越えるのですが、口当たりが甘く、少々飲みすぎる心配がありますが、年越しの親父との一杯に、愛飲しています。
 皆さんの近くの造り酒屋は、もう直ぐ新酒の時期ですが、甘い香りに誘われて蔵元での試飲は、何といえない新年の気分にしてくれます。(*今日は、飲酒運転になるので、蔵元で試飲が出来ず残念でした。) 

コメント(1)

>少々知識が乏しく、才能に乏しい点があっても、次々とものが生まれてきます。その人自身が生まなくても、その姿を見て思わぬ援助、目に見えない加勢というものが自然に生まれてきます。


その通りですね。今日の教育ではしばしば忘れられている点ですが、ぜひとも自分の信条にしたいと思います。

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