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髪フェチ、断髪フェチ集会所コミュの断髪リレー小説

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こちらは断髪好きな方が妄想で断髪小説をかこうってところです。

小説もリレー形式で書いていけたなら、また素敵な断髪小説になるのではとおもいたてました。

お暇があれば書いていってください。

コメント(16)

さくらは、かれこれ二時間は迷ったであろうか。

伸ばすつもりはなかったが、忙しさにかまけ、気づけば腰にも届くロングヘアになっていた。

切りたい気持ちと、勿体無い気持ちが交錯し悩んでいる。

さくら「もぅ、どうしようかな。切るか切らないか早く決めないと…」
髪を切るかどうか、迷うさくら。

美容院の事を教えてくれた絵理香の言葉がキッカケだった。



さくらと絵理香は、周りの者たちからの人気を二分しており、容姿も人望も負けず劣らず。

だが、決断力や勇気は絵理香が上をいっていたようだ。



その絵理香が約1週間前、腰に達する程長くて綺麗な髪を突然ショートヘアにしてきた。

みんなから『絵理香はショートの方が可愛い』と言われ、さくらもショートヘアを好意的に見ていた。



『絵理香、かわいい♪』



絵理香はさくらから誉められると、彼女の長い髪をいじならがら言ってきた。



『何なら私が髪切った美容院、教えるからさ…♪

今度、さくらも髪切りなよ♪』






それから数日後の今日。

さくらは絵理香から場所を教えられた美容院を覗いていた。

店内では丁度、長くて綺麗な髪の女の子が、その後ろ髪をバッサリと切り落とされていた。

その際、涙目になっていた女の子と鏡越しに目があってしまったさくらは、髪を切るかどうか益々迷ってしまう事に…
さくら「うわ、あの子あんなにバッサリ切っちゃって、涙目になってるよ。絵里香にすすめられるがまま美容院まで来ちゃったけど」

言われるがまま美容院に来たものの、未だに決断できずにいるさくら。

外で迷ってる様子を見兼ねたのか、中から美容師があらわれ、さくらに声をかけたのであった。

美容師「もしかして、さくらさんかな?絵里香さんの知り合いの?」

さくら「あ、、はい、さくらです。美容院に来たのは良いけど、まだ切るか悩んでまして。」

美容師「そうなんだ。まあ、せっかく美容院来たんだし、中に入って考えたらどう?」

さくら「そ、そうですね。中で考えてみますね。」

美容師に誘われるがまま、美容院に入ったさくら。

この時、この後におこる悲惨な断髪式に巻きこまれるとは、疑う余地もなかったのである…
店内では女の子のヘアカットが続いていた。



既に横髪も切り落とされ、一旦は無惨なボブに。

美容師の足元に散乱した黒髪は目測で30〜40センチ程はあり、床は髪で黒々として見えていた。

その髪はさくらが羨み、恐らく髪に強い愛着があった絵理香のものを軽く凌ぐ程良質なものだったようだ。



美容師は、そこから髪を更に短く切ろうとしていた。

短めに残った襟足に櫛が入り、かき上げられた後ろ髪に何度もハサミが入ると、女の子は遂に号泣。



『もうやだ!

なんで受験の為に切らなきゃいけないの!!

私はみんなと一緒の中学に行きたいのに!!』



困惑した美容師は、待合スペースでさくらの間近にいた、女の子の母親の方を見る。



母親
『構わず、続けて下さい』



美容師
『ごめんね。

さっき、ショートカットは初めてって言ってたけど、ボクが可愛くしてあげるって約束したよね?

忘れちゃった?』



美容師は女の子の耳の周りの髪も切り、更に短くしていく。



その様子に困惑したさくらは、思わず母親の方を見てしまう。



『ごめんなさいね

あの子、私立中学の受験を控えてるんですど、そこの校則が厳しくてね…

髪が長い女子は切らないと入学させないって言うから、今のうちに短く切って馴れさせておこうって。

私が連れて来たんですよ。』



さくら
『中学って…

もしかして、中学から高校までの女の子は全員ショートが義務付けられるっていう、あの翔論(しょうろん)学園大学附属の…』



うなずく母親。
当たりだったようだ。



その美容院は翔論学園の校舎から比較的近い事もあり、そこの学生たちや若い女性教諭たちの利用も多かった。

もちろん、OLなど一般の女性客も大勢おり、そこに務める美容師たちは腕が良いと評判だった。



その客層からか、ショートカットが特に得意だと言われており、それを聞き付けた母親が隣の市からわざわざクルマで来ていたのだ。



さくら
『でも…

娘さん、まだ翔論学園に合格した訳じゃないんですよね?

ショートにするのは、合格してからでも間に合うんじゃ…』



さくらが言いかけた所で、母親に遮られていた。



『そんな中途半端な気持ちで入れる程、翔論学園は甘くないんです!

今からでも、あの子には身も心も翔論学園一本に絞って勉強しないと……


将来、翔論大学から一流の………』



母親は娘に一方的な理想を押し付けている節があった。

その熱弁ぶりに怯みそうになったさくら。

女の子の方を見ると、先程よりヘアカットが進みボーイッシュなショートカットへと近付いていた。



美容師は一旦ハサミを置くと、女の子のケープを外し上に積もっていた髪を床に落としていた。

それを合図にしたかのように、店内にいた助手らしき青年が、床に散乱した黒髪をチリトリで集め、ゴミ箱に捨てていた。



その際、助手はさくらの存在を気にしていた節があった。
さくらは徐々に髪を切ることが怖くなって来た。
さくら「今日は毛先を揃えるだけにして、早々と帰ろ。まだ長い髪も楽しみたいしな」

そう思っていた矢先、少女の髪を掃いていた青年がさくらに声をかけたのである。

青年「お客様もショートにされますか?」

優しくもどこか冷たい笑顔の青年に恐怖を覚えるさくら。

青年「お客様は絶対短いのがお似合いですよ?このお店の美容師、ロングヘアの方をショートにする技術はとても高いですから、お客様自身にお似合いなショートを提案してくれるはずですよ。」

美容師「ははは。自分でいうのもなんですが、絶対似合う髪型にしますから、任せてくださいよ」

さくら「あ、、、はい。でも、でも、ショートはちょっと…」

美容師「まだ悩んでます?そうですか。とりあえずこのお客様終わり次第カットにはいりますので、それまで考えていてくださいね。」

美容師は不敵な笑みを浮かべ、少女の髪の微調整を行う。

さくらは楽しみや期待はほとんどなくなり、今ではこの美容院にはいったことを後悔し始めたのである。

さくら「絵里香はなんでわざわざこの美容院を私に教えたのかな?美容師の腕がいいから?それとも他に理由が…」

そう一人で考えるさくらをよそに少女の髪型は完成したのである。
ショートカットになった女の子に美容師が話しかける。



美容師
『約束通り、可愛くなっただろ!?


ポイントはね……
ボクの腕もあるけどさ…

最大のポイントは素材!!
キミ自身が可愛くて、ショートがよく似合う顔立ちだからなんだけどね!!』



美容師は自画自賛とも謙遜とも取れる事を言っていた。



『髪がまた伸びたら、ここに来てね!

翔論学園のうるさぁぁい校則を守りつつも、最大限キミの可愛らしさを活かすショートにするからね!!』



母親も妙に納得していた。



美容師
『お母さん

ここは翔論の学生さんたちも切りに来てくれるんですよ。


お得意様には生徒会長さんや、陸上部短距離の副部長さん………』



青年
『あと、先輩が大好きな小山先生もご指名で来てくれるんですよね♪』



青年の割り込みに、美容師は一瞬慌てたような表情をした。



『でも、小山先生。

先輩お得意のショートを薦めても、いつも"嫌だっ"て断っちゃいますよね♪

なのに、何でいっつも先輩を指命するんだろ!?』



笑いながらいう青年に、美容師は『うるさい』と言わんばかりだったが、その表情はどこか嬉しそうだった。



美容師
『その代わりだな…

小山先生の綺麗な髪は、俺以外には切らせないって♪

それよりもな。
おしゃべりはもう良いから。

さっさと片付けて、さくらさんをお招きする仕度をしろよ。』



涙ぐむ女の子や緊張と困惑でそわそわしていたさくらの事をよそに、美容師と青年は、さくらの髪を切る気で満々だったのかもしれない。



母親
『それじゃ…

貴女も可愛くして貰ってね』



母親はさくらへの挨拶と美容院への支払いを済ませ、女の子と共にその場を後にした。



美容師
『さくらさん。
もう、決まりましたか!?

ボクに任せてくれれば、可愛いショートに出来ますよ!!

理由は…
さっきのお客様と同じ!!』



さくら
『でも…』



青年
『でも、髪を切った事で自分に自信が付いたって…
表情が明るくなった子をボクは何人も見てきましたよ♪

だけど、さくらさんはその可愛い顔に自信が無いのか、まるでその髪で隠そうと…』



青年の言葉は、さくらにとって励ましなのか?
それとも、悪魔のささやきなのか?



美容師は女の子が立ち去ったばかりの散髪椅子の側。
白いケープを広げながら、さくらの方を見ていた。

まるで、無言でさくらに『こっちへおいで』と伝えるかのように。



そこに、さくら宛に1通のメールが届いた。

絵理香からだ。



『さくら♪

あの美容院、行ってみた!?♪


この間もいったけど、髪を切るならあそこが絶対おススメだよ♪
シャンプーやトリートメントも上手いし♪

翔論の子たちも、SNSで"あそこでならショートにしても良い"って絶賛してるんだよ♪』



そのメールには、まだ続きがあった。



『それとね…

この間は、はずかしくって言わなかったけどさ…


私、そこの美容師さんの気を引きたくって、ずっと通ってたの。


でもね

美容師さん、翔論の先生の事が好きなんだって…


だから私…

髪を思いきってショートにしてもらったし、ともだちも紹介すれば、きっと…


だからお願い!

さくらも髪切ろ!?』



さくらは一瞬、自分が何を読んでいるのか?
わからなくなる程困惑していた。

そんな中、美容師や青年が改めて散髪椅子に座るよう、さくらに求めていた。
さくら「私を紹介したのって、そのためだったの!?」

内心怒りとも悲しみとも取れない気持ちを胸にさくらはすすめられるがままイスに座るのであった。

切りたくない気持ちと、ここまで来て引き下がれない気持ちとなんとも言えない気持ちでイスに座るさくら。

イスに座ったさくらをみて、美容師はニコニコ笑っている。

美容師「やっと切る気になってくれたんだ。嬉しいな。絶対可愛くしてあげるから任せてね」

そういうと美容師はさくらにケープをつけた。

さくらは思い切って美容師に先生のことが好きなのかを聞いて見ることにした。

さくら「さっきの話しなんですけど、やっぱり先生のことが好きなんですか?」

さくらのいきなりな質問にとまどう美容師。

美容師から聞かれた言葉は意外なものだった。

どこか照れ臭そうな美容師。



『有希(ゆうき)ちゃん…
いやいや

小山先生はボクにとっては妹みたいな存在でもあり、同級生みたいな子でもあってぇ…』



『先輩が新米だった頃から来てくれてるんですよね。』



『そう。
小山先生が高校生だった頃から、通ってくれてるんですけどね。』



美容師は、さくらの髪をブラッシングしていく。



『ようやく、ボクが肩の力を抜いて接客出来るようになった頃にね。

急に来店した有希ちゃん。
失恋しちゃったからって、泣いちゃっててね。

その時ボクが"気分転換に"って薦めて、初めてのショートカットにさせてもらったんですよ。』



『気分…
転換…

ですか!?』



『えぇ!

で、その長い髪をバッサリと切った時の有希ちゃんのハッとした顔がまた可愛くてね…』



『…って、どれくらい切ったんですか!?』



『忘れもしないですよ!

今のさくらさんと同じくらい。
腰にまで届く、ストレートロングの黒髪ですね。


艶やかでサラサラで。』



美容師はさくらの長い髪を背中側に垂らし、まるでポニーテールを結うかのように一掴みにすると、うなじ付近もブラッシングしていく。

まるで、ロングヘアに隠されたうなじをチラチラ晒させるかのように。



『ど…
どんな感じで………』



『顎くらいの高さからですね。

まずボブにしてから………』



さくらは、美容師の話が段々と耳に入らなくなる程緊張していった。

自分の髪も、小山という教諭と同じようにバッサリと切り落とされる姿が脳裏を過っていく。

その唇は震え、ケープの袖口から出た指もモジモジとし、落ち着きのない様子だった。


(本来は反則ですが、何ヵ月か経ったのでお許し頂けたら…)






あまりの緊張から、さくらは何も考えられなくなっていた。

美容師が霧吹きで、さくらの髪を湿らせていく。

と青年に何かを取りに行かせていた。



『きゃっ』



さくらが目を見開いた。

美容師は青年から冷やされた別の霧吹きを受け取り、さくらの髪をかき上げると、わざと首筋にも霧吹きをかけたのだ。



『これ、緊張ほぐすショック療法ね』



驚いたさくら。

と、自身の目の前。
その姿が映った鏡の下にビデオカメラが固定されているのに気付いた。



『このカメラは何です!?』



『これですか!?

これからご案内しようかと思ったのですが。』



(私ばかりで本来は反則ですが)



『ロングヘアからショートカットにして頂くお客様にご案内していますが…

このカメラでヘアカットの模様を撮影させて頂ける方は、カット料金を割引。

更に、これを当店サイトにて公開する事に同意して下さったお客様には、カット後のヘアトリートメント。
及び、次回のヘアカットを無料でやらせて頂きます。

但し、ヘアスタイルはこちらに一任という条件です。』



『一任…
ですか!?』



『はい。
もちろん翔論の生徒さんなら校則に合わせてカットしますし、絵理香さんのようにサービスに関係なく一任してくれる方も多いんですよ。』



『でも…
撮影されちゃうし、ネットで公開され…』



『それは、さくらさん次第♪

でも、さくらさんならカットモデルとして最高だと思うんだけどな。』



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