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どんよりした曇り空でもコミュの26/08/22(土)@秩父ちどり座 w/水野晋太郎, 福井コウダイ ほか

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木之俣ククルのスーサイド・コラム

「ランナウェイ」

私はこの頃、CDやレコードを熱心に聴かなくなった。新しい歌が出来そうな時期にはたいていそうなるので、特に珍しいことではない。最後にCDを買ったのはプリンスの「Crystal Ball」で、これは20年ほど前にプリンスの自主レーベルから数量限定でリリースされた3枚組。内容は80年代に録音された未発表曲集なのだが、リリース当時は買い逃してしまい中古市場でも1万円以上するので半ばあきらめながらも何となく諦めきれなかったものを静岡県の某所にて数百円で発掘した。たしか連休の頃だろうか。

内容があまりにも素晴らしかったのでこれについていろいろ調べると、アルバム「パレード」と「サイン・オブ・ザ・タイムズ」の間には最低でもアルバム3枚分の未発表録音が残されているそうで、それらの録音のほとんどは「Crystal Ball」と「サイン・オブ・ザ・タイムズ」のスーパー・デラックス・エディションを揃えれば聴くことができるということがわかり、たまたまそれも近所に売られているのを発見してしまい、ええいどうせならということでCD8枚組プラスDVD1枚という超絶ボリュームの後者も買ってしまい、当然ながらこれだけの作品群をちびちび聴きながら消化するにもずいぶん時間がかかっていたところであった。

またこの続きを聴くのを楽しみにしているが、とりあえず今は歌が出来そうな予感がするので、そういうときはあまり情報を入れず静かにしている。とはいえ、発声練習のためにクルマの中で聴いているのは何曲かあって、シャネルズの「ランナウェイ」とZiggyの「GLORIA」それと槇原敬之の「もう恋なんてしない」はいつも聴いている。これは順番に私のノドの「低音」「中音」「高音」部分を鍛えるのにちょうど向いている曲で、別に好きな歌でもなんでもないのだが、でもきらいな歌ならそもそも歌いたくもないはずなので、まあ少しは好きなのだろうと思う。いつもお世話になっています。

移動中のクルマの中でこの3曲を順番に3時間ぐらい歌うとようやくいつもの声が出るようになる。私が地元でほとんど人気がないのは、自宅から会場までの距離が近すぎて発声練習が足りないままライブをやるので、木之俣ククル本来の声で歌えていないからだという説もある。まあそれは冗談だけど。

コロナ禍に編み出した私のボイストレーニング方法はおそらく間違っていると思う。だけどいわゆる正しいボイストレーニングや発声を習ったところでちょっとは上手な歌手にはなれるかもしれないがボブ・ディランやヴァン・モリソンにはなれない気がするので、自己流でいいような気もしている。

秩父まで運転するのはボイストレーニングに丁度いい時間がかかる。またあの店で楽しい夜を過ごせるなんて。

詳細はまた追ってお知らせします。

QQL・K



コメント(3)

トラッシュキャン・シナトラズのジョン・ダグラス死去 - amass https://share.google/iffYn3O27KvA2gYLq

フリッパーズ•ギターのせいで、ネオ•アコースティックと言えば、日本ではスタイリッシュな服装やスノッブな音楽性を語られることが多いのだけど、実際当時そうだったのはモノクローム・セットなど、エル・レーベルのアーチストぐらいで、例えばスタイル・カウンシルやチェリー・レッドに在籍していたエブリシング・バット・ザ・ガールはたしかにお洒落な服装とサウンドだったけど同時にずいぶん政治的なことも歌にしていたわけだし、そういうところはネオアコがパンク・ムーヴメントと地続きである証拠なんだけど、さっきも言ったけど日本でネオアコは『渋谷系のルーツ』といった紹介のされ方で、その表面的な部分ばかり語られる場合が多くて、そこは間違いではないにせよ、本質はそこじゃないんだよというか、私の認識とはずっとズレている気がしていた。

つまり、私がこんな風にずっと自分なりに音楽を続けて来たのは、いわゆる渋谷系に対する『そうじゃないだろう』という疑念と、それと隣合わせのジェラシーがあったからだと思う。それじゃあ、お前さんの考えるネオアコースティックとは何ぞや?と問われて私が真っ先にイメージするのがトラッシュキャン・シナトラズなんです。シナトラズは90年にファーストアルバムを発表したので、ティーンエイジFCとほぼ同期になるからネオアコと呼ぶには遅すぎるバンドなんだけど、彼らのファーストアルバムと、オレンジ・ジュースとアズテック・カメラのファーストアルバムをそれぞれ聴いてくれたら、(あくまでも私のイメージする)ネオアコが理解していただけると思う。3組ともスコットランドのグラスゴー周辺のグループですな。だからなんだろう、ネオアコを私なりに定義すると、(渋谷系とは逆にむしろ)飾り気のない、みずみずしい感性で行なわれるアコースティックギター主体の楽曲至上主義ってことになるのかな。

シナトラズの来日公演はたしかセカンドアルバムが出た頃に心斎橋のクアトロで観たけど、演奏も歌も本当に素晴らしかった。ライブを適当にやる来日アーチストも多いけど、CDよりライブの方が良かったのはシナトラズぐらいじゃないだろうか。当時はメンバーがステージでタバコを吸いながら演奏していて、特にギターのジョンがずっとタバコを吸い続けていた。ライブの後半でタバコが切れてしまったみたいで、曲間に彼がポケットをさすりながら客席を見回していたので、私が自分の持っていたセブンスター(まだ半分以上残っていたけど)をステージに投げてやったら、彼がこちらに手を振って、嬉しそうにそれを受け取りながらタバコに火を付けていた。私が人生でタバコを吸っていて良かったと思った記憶はそれぐらいだ。

あまり知られていないけど、シナトラズのフランク(ボーカル)はフェアグラウンド・アトラクションのエディ・リーダーの弟でもある。それがご縁なのか、エディ・リーダーとギターのジョンはたしか恋仲だか、結婚していたんじゃなかったっけ。

その、奇跡のシナトラズ・サウンドの要であるジョン・ダグラスさんが亡くなったらしい。私にとってはキース・リチャーズが居なくなったような話である。もしかしたらタバコの吸い過ぎが原因だろうか。あのときタバコなんか投げてやらなければ良かったのかもしれない。もう一度あんなライブを観たかったのに。

トラッシュキャン・シナトラズのCDを聴かなければ、私はここまで音楽をやろうとは思わなかっただろう。あれはちょうど浪人していた頃でお金もなかったし、誰だってそうだけど、人生のそんな時期に、こういう素敵な音楽に出会えたら、生涯忘れられないに決まってるじゃないか。

Maybe, I Should Drive.

ジョン、ありがとう。
僕は運転を続けるべきなんだろうね。


QQL・K
例えば、

私のライブへ
足を運んで下さる皆さんであれば

ある人が楽器(例えばドラム)と
真剣に向き合った経験があるのか

その人が楽器に触れているところを
見ただけで判るはずです。

逆に申し上げますと、

その微細な感性を身につけるために
皆さんは
ライブへ出かけて行くのです。

よろしいか

くだらない話に付き合うのは
私の歌だけにしましょう。

QQL
ありがとうございました!
秩父で暴れて参りました。

やっぱり埼玉ですから。私の、こうであって欲しいという埼玉像に造り直してやろうかというね。お前を蝋人形にしてやろうかというね。何ですかね、遠慮がなくなるんですよ。このぐらいまで強火で炒めても埼玉は焦げないだろうっていう感覚はやはり身体が覚えてます。

逆に言えば、私は人生の半分以上、長野に三十年以上暮らしてるのに、いまだによそ者扱いされるのも、お互いに仕方ないんですかね。どうしても遠慮が働いてしまうというか。長野県民は批判されることに慣れてないんですよ。強めにツッコむと翌日は職場で誰も口をきいてくれませんから笑。自慢できるものがあんまりないという意味では一緒でも、埼玉県民は日々周りから存在を否定されてなんぼですから、耐性が違うんですね。ライチョウとゴキブリぐらい違うんじゃないかな。

長くなりそうだし、デカい地雷を踏んでしまいそうなので、この辺で。

QQL

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