幼少藩主がコロコロ入れ代わり…酒井家になってようやく安定したですﾖ
福島県会津若松市の中心部から少し離れた所に神指町があります。
ここを流れる湯川にかかる柳橋付近は、戊辰戦争で激しい戦いが行われた場所です。
会津城下で激戦が行われる中、猛々しい武士たちに交じり、ある女性たちの集団が薙刀を手に激しい戦いを繰り広げました。
会津婦女薙刀隊。通称『娘子隊』と呼ばれた隊の中に、中野竹子とゆうひとりの女性がいたのです。
竹子は会津藩士中野平内の長女として生まれ、幼少の頃より藩主松平容保の義姉である照姫に武道の指南をしていた赤岡大助に薙刀を習いました。
薙刀の腕は師範代をつとめるほどであり、また、藩内の大家佐藤得所に書道を習う他、和歌をたしなむ文武両道に秀でた女性を目指し才を磨きました。
慶応四年、鳥羽伏見の戦いで幕府軍は薩長連合軍に破れます。
会津藩は京を去り江戸に退却し、容保以下会津藩士たちは故郷会津に引き上げることになりました。
竹子は赤岡の養女となっていて、武道に鍛練する日々であったのですが、赤岡が兄の息子を養子にし竹子と縁組みさせようとしたことから、
藩が危急存亡の時期に縁組みどころではない（｀´）と、怒り実家に戻ってしまったのです。
その間も会津藩をとりまく空気は風雲急を告げていました。
新政府の討伐対象となった会津。
「西軍が攻めて来る!」
会津城下に大きな鐘の音が鳴り響きました。
新政府軍は会津藩の要衝、十六橋を突破。
続々と会津城下になだれこみ、城下は大混乱に陥ったのです。
鳴り響く鐘、中野家には竹子と母、妹の三人が長い髪を切り落とし、定紋付の袷に袴、白布の鉢巻きを締めて襷を十字にかけました。 ｢ここで自害して果てるより、照姫様をお守りするために戦いましょう!｣
竹子の言葉に薙刀を手にした三人は、照姫のいる鶴ｹ城に向かったのです。
ここを流れる湯川にかかる柳橋付近は、戊辰戦争で激しい戦いが行われた場所です。
会津城下で激戦が行われる中、猛々しい武士たちに交じり、ある女性たちの集団が薙刀を手に激しい戦いを繰り広げました。
会津婦女薙刀隊。通称『娘子隊』と呼ばれた隊の中に、中野竹子とゆうひとりの女性がいたのです。
竹子は会津藩士中野平内の長女として生まれ、幼少の頃より藩主松平容保の義姉である照姫に武道の指南をしていた赤岡大助に薙刀を習いました。
薙刀の腕は師範代をつとめるほどであり、また、藩内の大家佐藤得所に書道を習う他、和歌をたしなむ文武両道に秀でた女性を目指し才を磨きました。
慶応四年、鳥羽伏見の戦いで幕府軍は薩長連合軍に破れます。
会津藩は京を去り江戸に退却し、容保以下会津藩士たちは故郷会津に引き上げることになりました。
竹子は赤岡の養女となっていて、武道に鍛練する日々であったのですが、赤岡が兄の息子を養子にし竹子と縁組みさせようとしたことから、
藩が危急存亡の時期に縁組みどころではない（｀´）と、怒り実家に戻ってしまったのです。
その間も会津藩をとりまく空気は風雲急を告げていました。
新政府の討伐対象となった会津。
「西軍が攻めて来る!」
会津城下に大きな鐘の音が鳴り響きました。
新政府軍は会津藩の要衝、十六橋を突破。
続々と会津城下になだれこみ、城下は大混乱に陥ったのです。
鳴り響く鐘、中野家には竹子と母、妹の三人が長い髪を切り落とし、定紋付の袷に袴、白布の鉢巻きを締めて襷を十字にかけました。 ｢ここで自害して果てるより、照姫様をお守りするために戦いましょう!｣
竹子の言葉に薙刀を手にした三人は、照姫のいる鶴ｹ城に向かったのです。
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コメント(7)
トムたま(^O^)書き込みありがとうございます
戊辰戦争の悲劇として名高い白虎隊…自刃(;_;)
白虎隊は会津藩の十五〜十七歳の少年隊で、自刃したのは二番隊の十九人の隊士でした。
二番隊は兵糧を持たずに出発してしまい、隊長の日向がその調達のために隊から離れました。が、なかなか戻ってこないことに焦れた隊士たちは、勝手な行動に移ってしまった…そのために敵の一斉射撃に見舞われたのです。
しかし、二手に分かれて逃げた一方のグループが見た光景は…
会津城や町が炎と黒煙に包まれていた。
疲れと空腹は少年たちに会津城が炎上したと錯覚させてしまいました。
絶望し、自刃に至りました。
彼らのうちただ一人、最年少の飯沼貞吉だけは脇差でのどを突いたにもかかわらず一命を取り留めたのです。
しかし…その後の飯沼貞吉の心境は、助かったことを喜べるものではなかったのですね。(;_;)
一人だけ生き残ったことに苦しみました…
『国亡ばばともに亡びん、此れ男子の心なり』
仲間たちとの共有の思いでした。
彼が名を貞雄と改めて、再出発したのは明治五年。
辞令を受け取り、電線技師の仕事に生涯を捧げることになります。
日清戦争がはじまると、ソウルから釜山間の電線架設を担当。
きわめて危険な土地での仕事にピストル携帯を忠告されても、「わたしは白虎隊で死んでいるはずの人間です」と、笑って答えたと言います。
白虎隊から二十六年とゆう歳月を経てなお、自刃した同志への思いがありました。
昭和十五年、新聞の連載で『日清役最初の勝報、飯沼の使命成功、白虎隊の生き残り』と紹介され飯沼貞吉は有名になりました。
それは、彼が死亡して九年たってからでした。
生き残ったことに苦しみ続けた身であれば、白虎隊の生き残りと讃えられても喜ばなかったことでしょう。
彼の墓は死亡した仙台市内と、遺言により飯盛山にも墓碑が建てられています。
戊辰戦争の悲劇として名高い白虎隊…自刃(;_;)
白虎隊は会津藩の十五〜十七歳の少年隊で、自刃したのは二番隊の十九人の隊士でした。
二番隊は兵糧を持たずに出発してしまい、隊長の日向がその調達のために隊から離れました。が、なかなか戻ってこないことに焦れた隊士たちは、勝手な行動に移ってしまった…そのために敵の一斉射撃に見舞われたのです。
しかし、二手に分かれて逃げた一方のグループが見た光景は…
会津城や町が炎と黒煙に包まれていた。
疲れと空腹は少年たちに会津城が炎上したと錯覚させてしまいました。
絶望し、自刃に至りました。
彼らのうちただ一人、最年少の飯沼貞吉だけは脇差でのどを突いたにもかかわらず一命を取り留めたのです。
しかし…その後の飯沼貞吉の心境は、助かったことを喜べるものではなかったのですね。(;_;)
一人だけ生き残ったことに苦しみました…
『国亡ばばともに亡びん、此れ男子の心なり』
仲間たちとの共有の思いでした。
彼が名を貞雄と改めて、再出発したのは明治五年。
辞令を受け取り、電線技師の仕事に生涯を捧げることになります。
日清戦争がはじまると、ソウルから釜山間の電線架設を担当。
きわめて危険な土地での仕事にピストル携帯を忠告されても、「わたしは白虎隊で死んでいるはずの人間です」と、笑って答えたと言います。
白虎隊から二十六年とゆう歳月を経てなお、自刃した同志への思いがありました。
昭和十五年、新聞の連載で『日清役最初の勝報、飯沼の使命成功、白虎隊の生き残り』と紹介され飯沼貞吉は有名になりました。
それは、彼が死亡して九年たってからでした。
生き残ったことに苦しみ続けた身であれば、白虎隊の生き残りと讃えられても喜ばなかったことでしょう。
彼の墓は死亡した仙台市内と、遺言により飯盛山にも墓碑が建てられています。
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