京都を楽しむ会(^O^)コミュの方角を気にする京都人(^O^)．１

「月やあらぬ春やむかしの春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」
平安時代の貴族『在原業平』の恋歌です(^O^)
「月は昔のままの月ではないのか、春は昔のままの春ではないのか、自分だけは以前のままなのに、全ては変わってしまったのか」
こんな意味の恋歌です(^O^)

この歌の男性は、愛する女性の姿が消え悲観に暮れてます(>_<)
東の京の五条にあった邸で、その西の対の屋に住む女性に恋をしてしまいます(^O^)

男性は、女性の行方を捜しますが女性は、手の届かない場所にいました(>_<)

男性は、愛する女性のことが忘れられず彼女のいない邸でこの歌を詠み、涙を流していました(>_<)
男性は、禁断の恋に落ちてしまいます(^_^;)
相手の女性(恋焦がれた女性）は、天皇の許嫁(いいなずけ）でした(」゜□゜)」
男性は、大胆な行動に出てしまいますε=ε=┏( ・_・)┛
なんと、京都御所の天皇のもとにいる女性を連れ出し、逃走をはかりますε=ε=┏( ・_・)┛
雨が降り、雷鳴轟く中、２人は「芥川(JR京都線を大阪方面に行く時に通過する場所）」という地域まで、なんとか無事逃げてきましたε=ε=┏( ・_・)┛
当時、「芥川」は貴族が京都からよく遊びに訪れる場所でもあり、男性が“六歌仙”の１人である『在原業平』らしき人物と想定するならば、ピッタリくる場所です(^_^;)
この方角は、京都の中心地から見ると坤(ひつじさる=南西）の方角になります(^O^)
この方角は、〈裏鬼門〉といって鬼が出入りする方角になります(」゜□゜)」

２人は、駆け落ち同然で鬼門ラインを必死に逃げてきたことになりますε=ε=┏( ・_・)┛

歩くとかなり距離があるのに、追っ手もなく捕まらなかったハズです(^_^;)
男性は、芥川近くにあるボロボロの蔵に女性を入れ自分は、蔵の前で見張りをしていました(^_^;)
その頃、蔵の中では蔵に棲んでいる鬼が出てきて女性を一口で食べてしまいます(^O^)

京都人は、異常なほど方角を気にします(^O^)

古い町屋などでは、表鬼門または裏鬼門にあたる角が切ってあったり、祠が祀ってあったり、鳥居・石・白砂などが置いてあったりして鬼の侵入を防ごうとしています(^O^)