京都を楽しむ会(^O^)コミュの板倉父子(^O^)?

以上のことからも、『勝重』が封建制下の能吏（のうり）であったことがわかるとおもいます(^O^)

『勝重』には、『重宗』と『重昌』という２人の息子がいました

ある日、『家康』が『勝重』の息子２人に問題をだした所、弟『重昌』は即答し兄『重宗』は、悩み悩んで考慮の時間を求め、その後に答えましたがその答えが、弟と同一の答えであったことから世の人々は、弟の敏捷（びんしょう）さを賞賛しました

しかし、『家康』は『重宗』の慎重さを褒めたそうです

『重昌』は、なんと後の“島原の乱”で指揮官となり戦死してしまうんです(・_・)エッ..?
『重宗』が、所司代職になると父親『勝重』にもまして、庶民を感嘆させ江戸の裁判で老中の意見が割れた時も、『重宗』を江戸に呼びその意見で処罰したこともあったそうです

かの有名な“大岡裁き”として伝わっている、子供の母親が２人現れ子供をどちらかが力ずくでとる手をひかせて、手を離したほうを実の母親と裁断した話しは、元々中国にあった話しで、日本では『重宗』がこれを用いたそうです

大岡裁きに他人の裁判の話しが混入していることは、現在では皆さん知っていることでしょう

『重宗』は、裁判での不公平を無くすため訴訟を聞くときは、障子を閉めたそうです

ｵｲﾗﾓｼﾞｮｳｼﾉﾊﾅｼﾀﾞｯﾀﾗﾄﾞｱﾓｼﾒﾀｲ
それに、茶臼（ちゃうす）をひきながら耳をかたむけるという工夫までしていました

それでも裁判には、間違いがつきもの

ある時、田舎道を歩いてると小さな子供が
「周防（すぼう）めがとおる

」
と言ったのを聞き、その父親を糾問（きゅうもん）しました

その父親は、かつて自分が無罪の罪で罰せられたことを言ったので、過去の記録を調べてみると自分の過失であることがわかり謝罪したそうですm(_ _)m
『重宗』は、『石川丈山（いしかわじょうざん）』『野間三省（のまさんしょう）』ら文人とも交流があり、誓願寺の洒落僧『安楽庵策伝（あんらくあんさくでん：俗名平林太夫）を招いて笑話を聞き、“醒睡笑（せいすいしょう）”を編集させました

『重宗』は、下情につうじ頓知の効用を味得したらしい

京都の町政をつくったのが“秀吉”とすれば、行政面で功をあらわしたのが、“板倉父子”でしょうね