歴史を楽しく学ぶ会(^O^)コミュの石山本願寺?(^O^)

１５世紀後半、堺の町が全盛期と言われた頃大坂には、本願寺８世『蓮如』による石山本願寺の創建が始まりました(^O^)
法灯をついで以来、『蓮如』は精力的に一向宗の普及につとめます(^O^)

１４６９～８７（文明年間）には、摂津泉に進出し摂津富田（高槻市）の教行寺（きょうぎょうじ）・河内出口（枚方市）の光善寺・和泉堺の信証院（しんしょういん）などの中心寺院以下、末寺や道場を次々に建立して教線を張りました(^O^)

その勢いは、先程述べた３ヵ寺などに文献によって確実にその事実を証明出来るものの他、『蓮如』またはその徒弟によって回創されたという寺伝をもつものが、極めて多いことによっても知られています(^O^)

社寺の縁起とか伝承は、その由緒・来歴を権威づけようとして、後の世に加作されたものが多く全面的に信頼出来るかどうかは、疑問ですが『蓮如』の布教の足取りを辿っていくと、寺伝も一概に信頼出来ないものではありません(^O^)
１４８９（延徳元）年『蓮如』は、本願寺法主（ほっす）の職を『実如（じつにょ）』に譲りますが、現役を退いた後も摂津泉の間を従来し余生を地方教化に尽くしました(^O^)

やがて１４９６（明応５）年８２歳の秋には、堺の豪商万代屋（もずや）の一族である『松田五郎兵衛』という人物の協力を得て、《摂州東成郡生玉之庄内、大坂トイフ在所（蓮如上人御文）》に坊舎を建立し、隠居寺とします(^O^)
石山御堂も石山御坊（ごぼう）ともいい、のちの石山本願寺がこれに該当します(^O^)
大坂の地名が史上に名前を出すのは、堺よりずっと遅く先程紹介した『“蓮如上人御文”』の中にある“生玉之庄内、大坂”というのが、文献としては最も古いです(^O^)