歴史を楽しく学ぶ会(^O^)コミュの葛城古道(^O^)

奈良県には、日本最古の道と言われる「山の辺の道」や、河内と大和をむすぶ最初の官道「竹内(たけのうち）街道」など、歴史のロマンを感じさせる古道が数多く存在します(^O^)

なかには、「明日香街道」という名称で、談山神社(たんざんじんじゃ）から明日香村の石舞台まで４キロと記載してあり、道無き道を峠を２つ越え歩く道もあるので注意は必要ですし、現地の人に聞いて歩くのがオススメな街道もあります(^O^)←遭難しかけた
御所市(ごせし）にある「葛城古道」も、ロマンを感じさせる古道です(^O^)

竹内街道を経て、当麻(たいま）から御所市の「風の森」までを結ぶ２０キロの道のりには、記紀神話に登場する遺跡が連なり古代史ファンにとっては最高のハイキングコースとなっています(^O^)

葛城の地は、古代豪族『葛城(かつらぎ）』氏の本拠地だった場所で、葛城氏は５世紀末には衰退してしまいますが、一時は大王家をも凌ぐ権力を持っていましたo(^-^)o
そのため記紀に描かれた神話は、葛城氏の栄華を焼き直したものだという説もあるぐらいです(^O^)
現に、葛城古道には「高天原(たかまのはら）」の史跡他、天孫降臨(てんそんこうりん）の神話にちなんだ話しが沢山残っています(^O^)
豪族の名前となった「葛城」という言葉は、どのようにして生まれたのでしょう(・◇・)？
これは、植物の「葛(くず）」に由来するそうです(^O^)

葛と言えば、料理・お菓子に使われる「吉野葛」が有名ですね(^O^)

根っこは、薬効成分があり薬としても重宝されていました(^O^)

また、古代では葛の生い茂っている土地は、邪悪なものをはねのける力があると信じられていたため、その地に住む人々によって「葛城」と呼ばれるようになったそうです(^O^)
葛にちなんだ神話は、「日本書紀」にもあり土蜘蛛と呼ばれる一団がいて『神武天皇』が葛で編んだ網を被せて討伐したことを記念して「葛城」という地名が生まれたともあります(^O^)
この一団は、最後まで王朝に抵抗した部族だったのでしょう(^O^)

彼らは穴に住み、文化的に遅れていたため “土蜘蛛”などと蔑視したものと思います(^_^;)
今も、一言主神社の拝殿のそばには、この神話にちなんだ「蜘蛛塚」があります(^_^;)