歴史を楽しく学ぶ会(^O^)コミュの奈良の地名「当麻」(^O^)

奈良県葛城市にある「当麻寺（たいまでら）」(^O^)
近鉄の駅から、西に真っすぐトボトボと３０～４０分くらい歩くと山際に立派なお寺が見えてきます(^O^)
この寺は、６１２（推古２０）年『聖徳太子』の弟『麻呂子親王』が河内に創建し、後にこの地へ移築されたと伝えられている寺院です(^O^)

この寺の読み方も、「とうまでら」ではなく、「たいまでら」と読みます(^O^)
「当麻」という地名もありますが、もとは「当岐麻」といい「たぎま」と発音していたようです(^O^)
それが、時の流れとともに「岐」が抜け落ち、当麻になったと考えられています(^O^)

では、当岐麻（たぎま）とはどんな意味なんでしょう(・◇・)？
「たぎたぎしい」という古語に由来し、「凸凹（デコボコ）のあるさま」のこと、簡単に言えば険しい地形だったので当麻という地名になったと考えられてます(^O^)
それを裏付ける話が、“日本書記”の、履中天皇記に掲載してあります(^O^)

『履中天皇（りちゅうてんのう＝仁徳天皇の後の天皇）』がまだ皇太子だった頃、敵に襲われ大坂から大和へ逃げている時に１人の少女に出会います(^O^)
その少女は、この先に武器を持った人たちが大勢いるので迂回して“当麻道”を越えていったほうがいいですよと、別の道を教えてくれました(^O^)

皇太子は、教えてもらった当麻道を抜け難を逃れることができたそうでし(^O^)

当時、大坂方面から大和に入るには、穴虫峠を越えるルートがありました(^O^)

そこが武装集団の待ち構えてる道で近道だったのでしょう(^_^;)
当麻道は、「たぎたぎしい」道のことで現在の竹内峠のことだとみられています(^O^)

当麻寺の近くには、大阪府の太子町から竹内峠を越え、奈良県葛城市へと至る「竹内街道」が通っています(^O^)
竹内街道は、日本最初の官道として知られていますが、その道のりは平坦とはいえず、歩いて越えるにはなかなかの難所だったのです(^_^;)

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