京都の医療・介護・福祉情報コミュのそろそろインフルワクチン

毎年、１０月に入るとインフルエンザワクチン接種で
忙しくなります。
昨年は、季節性と新型のワクチンで、大混乱していました。

しかし今年のワクチンは、３種類のワクチンが入っています。
新型、季節性のＡ香港型、そしてＢ型の混合ワクチンです。
昨年は２回接種だったのが、１回ですみます。

ワクチンを打ってから、２～３週間で
免疫ができて、およそ５カ月間程度持続します。
もし受験生なら、今打てば充分カバーできます。

毎年、ワクチン接種したのにインフルにかかった
と、何人かの患者さんに怒られています。
あくまでワクチン接種の目的は、重症化を防ぐためです。

尼崎市の場合、６５歳以上は市の補助があるので、
１０００円、それ以外は３０００～４０００円です。
補助がある６５歳以上の方は、沢山打たれています。

当院では、すでに予定の半分近くの患者さんが接種を済ませました。
これは、なんだか開業医の年中行事のような感じさえします。
昨日から冷え込んだからでしょうか、希望者が沢山来られました。

本来は、公衆衛生学的観点から、保健所などで公的補助で
全部無料で行って欲しいところです。
しかし万一、トラブルが起こった場合を懸念して開業医で行います。

幸い、尼崎では、まだ流行は見られていません。
昨年とは大違いです。
偉そうに書いている私もまだ打っていません。

しかし、インフルが心配な方、高齢者と小児、基礎疾患がある人、
免疫能が低下している人は、打っていたほうが安心でしょう。
打とうとお考えの方は、そろそろ打たれたらいい時期だと思います。
長尾和宏医師談話