バーチャル・ゴルフ教室コミュの全英オープン　2023

リバプールで行われた大会は 6 打差でブライアンハーマンが優勝
を飾りました。

大御所の中には 10 打及ばずその難しさを思い知らされました。
まず、コースはほぼ 7400 Y と言う長いコースで、FW を外すと
自然の荒れ地でトラブルになり、トリプルが平気で出るような難
しいコースでした。

151 年もの歴史のあるメジャー大会と言うだけで、その重圧に
負けてメンタルに来る選手も多い中、彼は二日目でトップに出て
最終日まで順位を譲りませんでした。

また、イギリス特有の天候の変化に対応できるかどうかの調整力
が問われる場所で、初日からグリーンの遅さでほとんどの選手が
何ホールもアジャストできずにショートが目立ちました。

そして最終日には雨が降ってランがなく、 200 Y 先のグリーン
でもその場で止まるほど柔らかくなり、アプローチもパターも
ほとんどがショートで最後まで距離感を調整できずに終わった選手
やトラウマ的にメンタルに来てショートパットが入らなくなる選手
など、こんな難しさがあったのかと思い知らされる大会でした。

優勝したブライアンハーマンは二日目からはすぐにアジャストして
ゴルフ場や天候に対応し、飛距離は 47 位と飛ばし屋ではありま
せんが 200 Y くらいの距離の正確性は目を見張る物がありました。

身長が 170 cm との本人の申告ですのでキャディーと並ぶと
大人と子供のように見えるのですが、とても綺麗なスイングで
再現性が高く、効率の良い打法で仕上がっています。
やはり、ショートゲームの上手さは引き出しの多さです。
ショットは他の選手ほどの誤差が少なく、軟らかいグリーンにも
すぐに対応できる技を持っています。

また、年齢も 30 代で 20 代でなければ勝てないと言う人達の
持論を崩し、背が高く筋肉質でなければダメだと言う人達にも
衝撃を与えたと思います。

何と言ってもグリーンの細かいアンジュレーションが、ラインが
読めないと言う難しさがあったようです。
トップ選手達ですので打ち方が悪いのではなく、ラインが読めな
いところにカップが切ってあったことでパターを外す場面が非常
に多かった印象です。

ティーショットはブラインドが多く、コース慣れしないとどこに
向いて打てば良いかも分からないようなコースだっただけに
この会場のメンバーの若手選手がトップ 10 に入った事で、やはり
コース慣れや下調べがどれだけ大切かが分かった思いでした。

みなさんは如何御覧になりましたでしょうか？

https://www.youtube.com/watch?v=XdP9fe_W-pk