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バーチャル・ゴルフ教室コミュのスイングスイタイル

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打法は無限大に存在します。
その中から数百種類は使える打法で、
プロとして争うには数十種類に絞られるでしょう。

その中でも、世界で通用する打法は限られています。
また、その打法のアレンジ版などの違うスタイルという物も含めると
相当な種類にはなるかと思います。

打法は進化しています。
現在、世界の主流はタイガー打法です。
この20年はタイガー打法が最高峰で、ほとんどのトップ選手がこの打法や、
そのアレンジ版で打っています(日本はほとんどそうではありませんが)

この最先端の打法にはいろいろな動作が入っています。
日本の解説は、手首を柔らかく使うだとか、躍動的な動きだとか、
お茶を濁した言い方が十分に通用するために、未だに30年前の
打法を基準に論争しているので、タイガー打法を習得する機会がほとんどありません。

まずは、技術的にもスコア的にも最高のタイガー打法を習得し、
その中から使える技術をどれだけ取り入れていくかを考える必要があります。

もちろん、若者は全部を取り入れて、まったく同じスイングをするのが理想ですが
中高年にとっては、全てを入れると故障の原因となる可能性がありますので、
どの技術をいくつ、そしてどのくらい取り入れて自分のスタイルを作り上げていくか
などのお話をしていきたいと思います。

コメント(69)


>>[29] こたけさん

右手の甲が伸びるとはどの位置でのことでしょうか?
インパクトですか?それとも4時半の位置でしょうか?

また、手首を返してはならないとは
どちらの手首がいつのことでしょうか?

>>[30]

説明不足申し訳ございません。
インパクトの時はあまり自覚はなく、
インパクトから4時半に掛けて手首の伸びを感じるので、4時半でしょうか。
ただ、インパクトでレイトヒッティングが出来ていない(ハンドレイト?)と思っています。
手首についてですが、インパクトからフォローに掛けて、
左手の前腕を骨を軸に外旋して、くるりと返していました。
それだめ、ボディーターンで打ちなさい、的なワンポイントレッスン
を大昔に受けて、左前腕を何もしない打ち方にしたのですが、
そうすると、インパクト以降右手が左手の下に入って、
あたりの弱い球になるようになっていました。
強くふるとスライスがたまにでます。
今回、また出だしたので、4時半で締める、と書いてあったことを思い出し
ました。
いずれにしてもラウンド中の調整トライの域でしかなく、解決した
訳ではないと思うので、普段のなぞりに取り入れなくては、と
思って質問させていただいた次第です。
 


>>[25]
ご丁寧に、ありがとうございます。
見えない細かい動きを瞬時に
行って飛距離を出しているんですね。

>>[31] こたけさん

なるほど、良くわかりました。
確かに左腕のローテーションはせずに
体全体で回せという指導は今でもあります。

これはオーソドックスな打法の指導で、方向重視の打ち方です。
モダン打法でもこのフォローを入れている選手もいますので
どちらを優先させるかという選択になります。

4時半のシメは確かに飛距離が出ますが、デメリットとしては
方向性のばらつきなどがあるかも知れません。
どちらの選手も同じようなレベルですので、いわゆる定着度の
再現性ということになります。

左腕のローテーションと体の回転の両方で飛距離も方向も
と両方を狙って打つのも、ありかも知れません。
あるいは、ローテーションはするがアンヒンジしないとか
ローテーションせずに体の回転とヒンジによって打つなど
いろいろな組み合わせもありますので、
ご自身で効率が良く、スコアメイクできそうだと思う方法で
定着させて良いと思います。

>>[33]

詳細な解説ありがとうございます!
大変よくわかりました。
いくつかの組み合わせで練習して、選択したいと思います。

★ 弓効果


インパクトの形で一番効率が良いのは
体が弓になった状態です。
弓状態はいわゆる「しなり」です。

ところがしなりと言うと、すぐにシャフトだと思って
体のしなりを忘れている人がほとんどです。

体のしなりとは捻転、反り、そして圧縮の3つで
腰が開いて先回りしても肩はスクエアの状態という
下半身と上半身の捻転差がここでいう捻転です。

そして反りとは右肩が下がって体がほぼ横に
反っている状態の事で、上半身が曲がった形のことです。

そして、圧縮とはその捻転と反りのある体を
上から押さえつけたような圧縮状態で、この二つの効果を
増幅する状態をいいます。

これが体で作る弓なのですが、これには柔軟性が必要です。
中年以降はこの形を作るのが困難となり、怪我や故障が心配です。

シンプルにリゾートスイングをするのでしたら、この弓は入れません。
しかし、競技ゴルフとして飛距離が出す打法には、クラシカル時代から
現代の全ての打法にはこの弓が入っています。

ただ、捻転と反りだけ、あるいは捻転だけと限定して
入れたりすることもありますので、どこまで入れるかは
個人の年齢や体力など、それぞれの状況で判断すると良いでしょう。

しなり画像アップいたします。左側面の”しなり”ですね。腰だけ回って肩は開かずなので左側がぴーんと張っている状態です。合ってますでしょうか?

>>[36] ミスターさん

はい、その通りです。
このしなりによって張りがでます。
この左脇の張りにエネルギーが貯まっています。

とても分かり易い良い写真ですね。
有難うございます!

>>[37]

確認できてよかったです(^_^)!

しかし・・・個人的には先般の大雪後の雪かきから続く腰痛が治りかけては再発を繰り返しておりまともに練習ができておりません。かなりあせっておりますがここは落ち着いて先々は写真のマキロイのしなりをつくれるようになりたいと強く思っています<(_ _)> もう雪はいやだ・・・

>>[38] ミスターさん

関東は雪が降らなかったので、想像がつきませんでした。
ニュースでは報道されていたのですが、東北や北海道は
年中降っていますので、西での話しではないと思っていました。
鳥取で40cmとか九州でも降ったと聞いて驚いていました。

バンプの弓はほどほどにしてくださいね。
若い子にはさせますが、中高年はイメージだけでも良いかと思います。
この形はかなり体が柔らかくないとできませんので無理しないでくださいね!

お大事に!


★ 吊り上げ効果


インパクト直前に手を上昇させるような動きを吊り上げといいます。
これは左の膝を伸ばしたり、左肩を耳に近づけて上げる
などの動きによって左側が吊り上ることを意味します。

クラブのグリップエンドを指でつまんで、左右に揺らしてみてください。
その時に最下点寸前で引っ張り上げると、ゆれ幅が大きくなります。
また多少ですが勢いがついてHSが上がるのです。

アドレスではアームシャフト角が160度だったのが、インパクトでは
180度近くになると、その長さに誤差が生じます。
それを調整するのも、この吊り上げです。

オーソドックス打法では、インパクトでは両膝とも伸ばさず
上体を水平に回転させるために安定した土台を作っていました。

ところが、飛距離を要求される現代では、下半身の力で飛距離を伸ばす
という技術が発達し、左膝を伸ばしたりする動きだけでも必要となったのです。

そして、左膝は以前は曲がったままの状態でインパクトだったので
ある程度膝の角度が決まっていたのですが、伸ばすようになると
今度はその途中で打つようになったのです。

左膝は伸ばしている最中にインパクトとなると、ではどこで?
という問題が生じます。
ズレやブレが出た時に、ではどこに戻すのかという問題があり
その方法で安定させるには相当長い定着期間が必要となります。

したがって、どこかで基準を決めて、常にそこに戻すという場所を
作っておくほうが合理的であり効率が良い方法です。
一番判り易いのは寸止めで伸びた位置です。
左脚の伸びによる吊り上げ効果も最大で、また多少伸びが早くても
同じ位置で打てるというメリットがあるのがこの位置です。

タイガーやマキロイは伸びきる寸前ですが、アマチュアは
練習量も少なく、定着期間も多く取れませんので、
基準としては伸び切った位置でインパクトというタイミングが判り易く
調整がしやすいのでお奨めです。

>>[41]

ありがとうございます。

いやいや本当にいたわりながら練習しないと取り返しのつかないことになりそうで恐ろしいです。

折角ここまで積み上げてきたものが腰ですべて崩れてしまう、ゴルフ自体をあきらめなければならない事態になると想像すると・・・恐。

練習したいですが焦らず治しながらにします。ストレッチ命!

(ひとつの傾向としては新しい動きができると、その動きになれていないので初めは痛める。だんだん慣れてきて治ってくる感じはあります)
昨日の練習で分かったのですが、ショートアプローチの時両足の爪先を斜め前方に向けて腰を斜め前方にした状態で肩を飛球線に平行にしてスイングする時のインパクトの形と、スタンスの爪先の向きは飛球線に直角ですが通常のスイングのインパクトの形が同じだという事に気付きました。

それでその事をインパクトで再現するように意識してみると、ドライバーでもアプローチをしている感覚でスイング出来るので安定してミート率が上がるようになりました。

>>[42]

私はストレッチはあまりしてないですけど、体幹を鍛えるようにしてから腰痛は出なくなりました。

今プランクで2分位をほぼ毎日やっています。

https://youtu.be/nn9aFdVJL4w
>>[45]

ありがとうございます。これもこつこつやれば効果ありそうですね。やってみます<(_ _)>

ゴルフをギブアップして皆さんの前から消えないよう体幹トレも頑張ります!

★ ムチ効果


体や腕、そしてクラブ全体でムチの効果を出すことができます。
これもしなりなのですが、体の弓と一緒に使うとより効果的です。

ムチとは先端が一番最後に降りてくる運動です。
手元が先に動き、後から先端が追い掛けてきます。
この時の適度な緊張と張りによってエネルギーがタメられるのです。

ゴルフでは手元が足になり、先端がクラブヘッドです。
したがって、動きは足、膝、腰、肩、腕、手、クラブと
下から上へとパワーが伝達されてムチのようにヘッドが走るのです。

これには元から先までにある程度の緩みがなければなりません。
ガチガチであったらしなりが出ませんので、この効果を最大にするには
軌道上での緩みと、軌道を外れない固定が必要です。
緩みによるしなりは、あくまでも一定方向のみということです。


左肘を曲げるとかなりのムチのしなりが出るのですが、
現在はほとんどの選手は肘はつかいません。
それはスピードか方向かの選択の際に、この部位は方向を取るのが
現在の主流となっているからです。

ただ、肩が回らないとか腰が回らないなど、いろいろな人がいますので
場合によっては採用しても構いません。
ほかでしなりが出ないなら、腕で補うこともありだということですが
それなりに方向がブレ易いので練習が必要です。

また、グリップを緩々にしたヘッドの引き寄せの際の
コックやグリップの遊びなども、しなりを出す方法として使われ
自分がムチになったような感覚になるのがこれです。

普通のゴルフではそれらの技術を最大に使うのではなく、
それぞれの技の半分程度、あるいは3割程度に抑えておき、
いろいろな技や動きによって体全体を満遍なく
偏らないようにスイングスタイルを決めることが理想です。

人によっては骨格的に曲がらないとか、故障しているとか、弱い部位だとかがありますので
その人ができる範囲内で仕上げることが大切です。

>>[48]

シャフトがインパクトで逆しなりになる感じでスイングするとムチのイメージになりますね。


>>[49] アイスバーグ☆さん

シャフトどころか、体全体がムチになる感じがすると
かなり効率良くHSが上がりますね!


★ ブランコ効果


ブランコ効果とはブランコを漕ぐ動作によって
遠心力がついてHSを上げる効果をいいます。

ブランコを漕ぐ動作とは、ちょうど最下点の直前で沈み伸ばす動きです。
これは動作もそうですがタイミングが大切です。

ブランコを漕いだことがある人は誰にでもでき、動作的にも体に優しく
高齢者でも取り入れることができます。

難しい方は両膝を曲げて、同時に伸ばしてもその効果はあります。
本来は左膝を先に延ばし、その直後に右膝を伸ばします。

体重移動の際にバンプのタメをすると同時に踏み込んで
インパクト直前に左脚を伸ばして遠心力を加速させます。
そして、インパクトで右脚を伸ばし、左脚をブランコに、そして右脚を
落とし押しや押し込みに使います。

このブランコ漕ぎだけで、飛ばしの秘訣だとか新打法などの宣伝をし
DVDなどの商売につなげている人もいますが、これだけでは足りません。
これもまた10割使うのではなく、3〜7割程度取り入れれば良いことです。

打つ前にちょっと沈み込むような動きがある打法がこれです。
タイガーやマキロイなども一度沈んでから吊り上げるという
捻転の圧縮を行うと同時に、左脚をほぼ蹴る状態で伸ばし
吊り上げをしながらブランコ効果を出しています。

この効果を150%にしたのがドラコン選手のサドロースキー等で
両脚の蹴りで左足が浮いて後ろに大きくズレる打ち方をしています。
一度石川遼選手も取り入れたことがありましたが、すぐに辞めています。

踏み込みの際の体重移動は必須ですが、このブランコの沈みは
軸が上下にブレるので、必ずしも入れる必要はありません。
S&Tなどの速いスイングでは小さく、そして速くキレのある踏み込みにしたり
ほとんど入れずに打っている選手も少なくありません。

頭が上下せずに、スムーズに回転している選手はほとんどが
このブランコ漕ぎの動作は少ないか入れていませんが
力がほとんど要らず、重力を利用できるので、体への負担も少なく
飛距離を伸ばすことが可能です。


★ 引き落とし


切り替えしでバンプのタメの後、クラブが反動や
重力で落ち掛けた時に地面に向かって右手で引っ張る動作を引き落としといいます。

左手はオンプレインでクラブを軌道通りに体で引っ張ってきますが
右手はこの軌道をわざと外し、「しの字」(飛球線上後方から見て)
を描いて引き落とすのです。

この動きによってダウンスイングの速度が上がることや
クラブがシャフトプレインに乗ってから球に向かう軌道になることで
よりいっそう速度を増すのです。

軽いクラブを速く振る練習をした後にHSを測ってみると
速度が上がっていますが、この練習によって引き落としの速度が
上がるからなのです。

これはタイガーウッズがファーマーズ・インシュランスの大会の最終ホールで
脚は使わずに、揺ったりスイングのまま引き落としだけ強くティーショットしたのですが
ダスティンジョンソンとほとんど変わらない飛距離が出ていました。

これに脚を使えばゆうにダスティンジョンソンを超えていたことになるのですが
もう痛い思いは二度と嫌だとインタビューで答えていたように
今度こそ、超高速スイングは封印し、揺ったりで怪我をしないスイングに
したのだという事のようです。

この引き落としは腰にはあまり酷い影響はありませんので、
優先順序としては蹴りの前ということになります。

ただ、弓、ムチ、ブランコ(ニーアクション)とバンプのタメが十分にできてからにしましょう。
この4つだけでもアマチュア競技では十分な飛距離が出るはずです。
あとはショートゲームやアイアンの精度を上げることでスコアは良くなります。
ただ、いずれも定着していなければなりません。


★ 落とし押し


アマチュアがスイングスタイルを決める際に、基本動作の次に
タメ、ムチ、弓、ブランコ、そしてこの落とし押しを入れるか
あるいは引き落としと押し込みを入れるかのチョイスになるかと思います。

これらはいずれも右腕と右脚ですので、腰には酷い負担はありません。
ただ、背面打ちができてからのことですので、横振りをしている間は
いつでも腰は壊れます。

落とし押しはダウンスイングの腰の位置からです。
右腕でグリップを地面方向に押して落とす運動ですが
ちょうど瓦割りのような動きになります。

この時に左手は左サイドの吊り上げによって持ち上がりますので
リリースはもっとも力の入る上下になるのです。

フルアンコックをしない160度のアームシャフト角の場合には
右手は左へ、そして左手はそのままか右方向に力が入りますので
両腕を内側に向かう力でリリースすることになります。

これは少ない筋肉で力を入れると胸や肋骨を痛めることがありますが
フルアンコップしてアームシャフト角を180度近くに伸ばすと
右手は地面に向かって、そして左手は天井に向かって動くことになり
右手には体重が乗せられ、左手は左脚が持ち上げてくれるので
筋肉や骨を痛める危険性が極めて少なくなります。

この落とし押しは右手の捻り突き刺しによって球がつぶれますので
球自体の反発力を十分に使うことができるので、HSではなく
重量によって相当な初速になるのです。

右脚のツッパリと右腕の伸ばしによって、これらがマックスになります。
フォローで両腕が引っ張り上げられるような遠心力がついたら
この動作ができているということになるでしょう。

こんにちは、いつも勉強させていただいております。
アキラさんのゴルフ理論を知ってから、悪いイメージが付きそうで
日本のゴルフを観れなくなり困っています(笑)

勘違いかもしれませんが、
引き落としは、ガルシアやファウラーのスイングで見られ、
落とし押し は、マキロイのスイングに見られる動きでしょうか。
勝手にこの動きかな?と思ってます。

>>[54] ★ハート★♂さん

ご愛読有難うございます。
またまた違いが解かる方が増えて嬉しく思います。

プロ選手でしたら、ほとんどの人はどれかを使っていますね。
ただ、その人によって入れる割合が違うだけです。

落とし押しがほぼフルに入っているのがヘンリック・ステンソンです。
また、引き落としがマックスで入っているのはザック・ジョンソンです。

引き落としはダウンスイングの速度が速くなり、落とし押しは
フォローで腕が上に向かって引っ張られるような遠心力が出ます。

どちらも飛距離を出すには大切な動作なのですが、
理想はこれに押し込みを入れた3つの技術を織り込むとです。
ただ、どれか一つでも効率良く取り入れれば、
十分な飛距離は出るかと思います。

二つ入れるのでしたら、落とし押しと押し込み、引き落としと押し込み
を強くするというスタイルが世界の主流になっているようです。

マキロイは引き落としは今のタイガーよりも多く、そのほかも
ほぼ半分程は入っているようです。

ガルシアはレイドオフによるムチ効果を最大に使って飛ばしていますので
この三つは2〜3割程度しか使っていないかも知れません。

ファウラーはほとんど全ての飛ばしの技が満遍なく入っており
とてもバランスの良いスイングです。
ブランコ効果だけほとんど入れていないので、マキロイのような
上下の動きがなく、とてもスムーズに見えるスタイルです。

ワインディングが強いので引き落としというよりは、むしろ
トップでぶつかった反動で力を入れずに引き落とされており、
切り替えしが早いのはザックジョンソンのS&Tに近い物があります。

参考になりますでしょうか?


★ 押し込み

押し込みは4時半の被せ押さえ付けをさらに右肩をつかって
目標方向に押し込む動作です。

右脚を伸ばし、右腕を思い切り伸ばし、さらに右肩を落として
押し幅を長くすることで、より大きなフォローになります。

この時にパワーが出るだけではなく、フォローの軌道が直線に近くなります。
円は半径が長いほど直線に近くなるからです。

左足の前に大きな冷蔵庫があると想定してください。
この背の高さの大きな冷蔵庫を右手だけで押し倒すのです。
当然、右足を始点に右腕や肩を使って低く長く出さないと倒れません。

低く長いインパクトを作ることで、掬い打ちや煽り打ちがなくなります。
この際の右手は捻り突き刺しの動きで4時半を思い切り刺します。

昔の打法では左肘をすぐに折りたたんでフォローを小さくしていましたが
タイガー以来はほどんと曲げずに1時くらいまで両腕とも伸ばしたまま
大きなフォローにする形が主流となっています。

この動作によってスイング自体が伸び伸びとした、多いなスイングに見えます。
松山選手はこの4時半での伸びがマックスになっており、とても綺麗です。


★ 上半身の捻転戻し


テイクバックで上半身が捻じれます。
そしてフィニッシュでは上半身は逆に捻られます。
これが捻転戻しです。

この捻転戻しは脇腹の筋肉で回転させます。
ほとんどの初心者は腕またはこの捻転戻しで打とうとするのですが
この動きに使われる筋肉は腹筋や背筋に比べると少なく
この筋肉だけで飛ばそうとする事には限界がありるのです。

ただ、これも鍛えて強くすることも一つの方法で、
これに腰の逆回転を入れることで上半身を走り、
マックスにこの戻しが活用されます。

まず、テイクバックでは上半身を先に回し、下半身は
後から回すと、上半身と下半身との捻転差が確認できます。
そして、ワインディング(コルキング)という腰をできるだけ止めて
この捻転差を最大に活用させる技術が世界では基本になっています。

切り替えしではこの捻転差に、腰を開いてさらに張りを強くする
という動きをすることでパワーを出します。

腰は45度ほど開くと、それ以上は力が入りません。
したがって、その前に腰を止めたり逆に回転させたりで
上半身の捻転戻しをして惰性の回転だけにならないようにします。

ただ、この腰との捻転差によって力んで横振りをすると、ゴルフ腰になります。
あくまでも背面打ちが基本で、最後の過程で初めてこれを使うことで
せいぜい3〜5割程度に抑えておかないと腰痛の原因になる可能性が
非常に高いので、加齢に伴い、捻る動きはできるだけ控えましょう。

また、ワインディングは入れても半分程度、最初は2割程度で練習し
最後の仕上げでリズムやテンポが狂わない程度にしておきます。
中高年以上の方は無理な捻転戻しは危険です。
腰を痛めることがありますので、右脚で回転させることが大切です。


★ 右脚の蹴り

中高年の方々にはお奨めできない技術です。
まず、難易度が高いことと、体を痛める原因になるからです。

タイガーウッズも復帰の2017年スタイルでは蹴りを
入れないようにしています。

アダムスコットは30台ですでにこの蹴りを辞めて
ツッパリだけに改造しています。

また、べた足打法などはカカトを上げずに
突っ張るだけで動きをシンプルにして安定性を重視した打法が
最近は流行つつあります。

ところが、若い競技者はこの蹴りによって20〜30Yは飛距離
が伸びますので、マキロイ打法にするには蹴りは大変重要となります。

カカトと上げてゆっくりと大きな蹴りをすると、引き落とし、落とし押し
押し込みの3つの動作を加速させます。
この3段活用によって、横回転にスピードが出ますので
それに合わせて縦を強くすることで飛距離が出るのです。

この蹴りも小さくして押し込みだけに活用したり、落とし押しから
押し込みの両方に活用するなど、人によってさまざまです。

落とし押しと押し込みだけにこの右脚をカカトを上げずに使うと
これがツッパリになります。

地面を使って打つと言った選手がいましたが、この右足が地面を押し
目標方向に右腕を伸ばす事で、落とし押しや押し込みの動作の
支点になっているのです。

大きな鉄のスライドドアを右手で左にスライドさせるには
右足を地面に踏ん張って、そこを支点として右腕を左方向に
体重や体の捻転をつかって押すことで重い扉が開くのです。

この時に右脚を突っ張って、地面を使わないと扉は開きません。
体重移動だけで打っていたり、その場で回転だけして打つ打法には
飛距離的に効率を上げることが困難です。

もちろん、横綱が体重移動せず、思い切り回転で打っても
相当な距離はでるかと思いますが、右足や体重を使えば
もっと飛ぶということなのです。

そのために筋肉をつけ過ぎたり、体脂肪をつけることは
健康上好ましくありませんので、技を磨き、精度を上げ、効率を
良くすることで飛距離も方向も良くなるようにしたいものです。


★ 腰の逆回転

インパクト付近で開いた腰を逆に戻す動作がこれです。
野球のバッティングでも使われている技術ですが、野球ほど速くなく
球が止まっていますのでゆっくりとできるのが特徴です。

ただ、難易度が高くてまずできる人が少ないこと、そして
腰への負担が大きいのでプロでもあまりやっていません。
アダムスコットは30代の改造でこれを止めています。

腰の開きによって引っ張られて来たクラブは、腰が45度ほど開くと
それ以上に力が入りません。
そのために、そこからは上半身の捻転戻しや、右脚を使った押し込みによって
さらに上半身を回転させる動作でさらにパワーを出します。

この動きは体重移動だけのスイングでも使え、
石川遼選手は一時期体重移動だけで右脚を使わずにこれを採用していました。
この動きを大きく使っていたのがデイビスラブ三世で、
最近ではマキロイなどが代表されます。

タイガーウッズは年齢もあって腰の逆回転は復帰以来まだ
使ってはいないようです。
やはり、これはかなりの体への負担があるからです。

蹴りは一方向への負担ですが、逆回転は両方向の負担なので
むしろ、腰の痛みが治る場合もあるのですが、中高年のかたがたは
よほど体に自信がない限りお奨めはしません。
シニア世代は諦めてください。

>>[59]

この逆回転というのは本当に力を込めて逆回転させる動きをするのか、腹筋に力をこめて”止める”というのも正解なのでしょうか?どちらにしても私には縁がありませんが・・・。

>>[60] ミスターさん

これはマックスに入れると実際に逆に腰が戻ります。
その逆回転を少なくすると、腰が止まるだけになります。
ただ、重要なのは腰の逆回転ではなく、上半身を加速させることなので
実際の効果はどちらが凄いかどうかは計ってみないと分かりません。

いずれにせよ、右脚はとても仕事をするのがモダン打法です。
グレッグノーマンまでは右脚は使わず、体重移動だけで振ったり
腰の逆回転をしたりでしたが、今は落とし押しにも、押し込みにも
そして腰の回転にまで右脚を使うようになったので飛距離が伸びているのです。

腰よりも、右脚と右手を正しくしっかりと使えるようにすることで
飛距離は十分に出ますので、効率を上げる練習をしてください。
いかに少ない力で飛ばすかが勝負です。

>>[61]

ありがとうございます。

その右脚による蹴りについてですが、”ゆっくりと蹴る”というのがどうも難しいです。

ヘッドスピードがあがってくると”ビシッと”早く蹴るような動作になってしまいます。

これが腰にきている要因のひとつになっているのかなとも推測しています。

ゆっくりと蹴るとなると早めにかかとを上げておかなければ動作時間が長くならないのでゆったりにはならないでしょうか?

(続)
(続き)

動作確認なのですが4時半の時点で右脚左脚ともに伸びきっている。

その前のインパクトでは左脚のびきり、右脚は伸びきる寸前と理解していますがこれでよろしいでしょうか?

インパクトの直後一拍(0.5拍)おいて右脚伸びきり、その直後に4時半。

ごちゃごちゃごちゃとすいません。
確認いただけましたら幸いです。

>>[63] ミスターさん

誤解のないように、ちょっと説明させてください。
始めてこれを読まれる方は「脚を伸ばす」という意味は
寸止めだということを理解してください。
ガツ〜ンと最後まで伸ばして関節を傷めないように十分に注意してください。

さて、本題ですが、タイガー打法においては
基本的にはテイクバックで右脚に体重が乗ったまま
体重を左に移動しながら打つという打ち方です。

右に体重を感じて切り替えしで左に移動する途中で左脚を伸ばす
(膝を伸ばす)と一瞬左足の体重計に体重が乗ります。
そしてその直後に右脚が伸びるのでまた右の体重計にほとんどの体重が乗り
両足の下に置かれた体重計は行ったり来たりするのです。

そしてインパクトではタイガー打法は左膝が伸びきる寸前ですが、
これはタイミングが合わないとダフりトップの原因になりますので
とても重要なポイントです。

伸びきる寸前を膝の角度であらわしたとすると、寸前で4度曲がった状態なのか
6度曲がった状態なのかのズレが非常に判り難いために、伸びきった0度で
インパクトにすることで、後の調整が楽になります。
この膝に限らず、すべてをスクエアにするというコンセプトは
この後のズレを調整しやすい、どこに戻せば良いのかの基準になるので大変重要です。

伸び切った状態で打つとトップすることがあるのですが、これを
その分肩を開かずに縦の力に使うことができるので、左膝は伸ばしたまま
肩の開き具合でジャストミートするタイミングで打つことが
理論上は最も効率が良くなると、私は個人的に考えています。

タイガーやマキロイのように寸前で打つタイミングを習得し、定着させ
安定させるのに、彼らと同じ時間の練習が必要になるかも知れません。
また、ズレた際の調整もご自身の練習量と判断力で対処しなければならないとなると
アマチュアで練習時間があまり取れないゴルファーは伸ばしきった場所のほうが
シンプルだという理由で、私はそちらを薦めています。

幼少期から20年も掛けて固めてきた物は、時には難易度が高過ぎて
とても真似することが困難な場合があります。
中には無駄に難易度だけ高い動きもありますので、基本は効率重視だと思います。

我々のように大人になってから5年10年で安定させるには
相当簡素化して取り組まないと、彼らと同じことは難しい過ぎるのです。

また、右脚の使い方は理想論と現実論がまだ一致していない状況で
理想としては引き落としから押し込みまでの3段活用ですが、
現実的には落とし押しから押し込みまでの間に
最大のパワーがでるタイミングで打つことで精一杯です。

したがって、マキロイのタイミングだと、伸びきる寸前でインパクトですが
あまった分は押し込みに使っているので空蹴りにはなっていません。
タイガーは蹴り幅が少ない分速いので、野球選手ほどのスピードで
腰の逆回転をしていました。
マキロイは蹴り幅がタイガーよりも大きいこともありタイガーほどの速度
ではないのですが、効率としてはあまり差はないようです。

これは小さくて速いか、ゆっくりでも大きいか
という違いを比較しているのですが、違いはあまりないということです。

ただ、左脚の伸ばしは左側面の吊り上げとして、ブランコ効果を出しますので
HSをあげる効果があり、インパクトの寸前に延ばし始め、
インパクトまでに延びきるタイミング、
その直後に右脚が伸びきることでニーアクションが最大に効果が上がるように
タイミング調整を行ってください。

中高年の方々は蹴りではなく、ツッパリ程度で我慢しましょう。
その代わりに弓やムチ効果、ブランコ効果や体重を使って
最大の効率を上げることに集中していただきたいと思います。

>>[64]

ありがとうございます。再度深く理解することができました。

おっしゃる通りなるべくシンプルな動作をなぞりとゆっくり素振りで形にしていきたいとおもいます<(_ _)>


★ ワインディング(コルキング)

ゼンマイを巻き上げることをワインディングといいます。
ゴルフでは上半身をテイクバックで巻き上げる動作をいい
コルクのコルキングという言葉を使う人もいます。

この捻じれを戻すのはアンワインドという言葉を使い
捻転戻しとしての動作が説明されます。

これは難易度は低いのですが体力が必要です。
腰を止めたまま上半身だけ捻り上げますので、体全体に張りが出ます。

中高年の方や初心者にはお奨めしませんが、欧米のトップ選手は
ほぼ100%がこのワインディングを使ってスイングしています。

日本の熟年のベテランゴルファーにこれをやってもらったのですが
その場で口で説明しただけで、一回目でできました。
彼は酷いフェイドで球にばらつきがあったので、腰を止めて巻き上げてと説明し、
打ってもらったら真芯にあたって、フェイドがほどんどなくなっていました。

これは反動で縦が強くなり、肩が先回りする前に下りてきたことで
一石二鳥となったのです。

ただ、その後の受講がありませんでしたので、腰の具合が心配です。
あまり極端に入れると傷めます。
せいぜい2〜3割から半分程度が限界かと思います。

中高年男性はそうでなくても体が硬いので、自然に巻き上げても
多少の張りは出るはずですので、それでも十分な人もいます。

しかし、特に女性やジュニアは体が非常に柔らかいので、
ある程度スイングができたら腰を止めて仕上げると良いと思います。

これも体力しだいというところですが、体が緩んでブレが酷い人は
一度試してみると良いかと思います。
ただ、スイングは無酸素運動となりますので、かなりの体力が消耗し
夏などはTシャツの汗をしぼっていた人もいます。

この技術はいずれにせよ、最後に取り入れてください。
また、痛みを感じたら緩めるか腰も一緒に回して膝から捻転するかにして
くれぐれも怪我をしないように十分に気をつけてください。


★ 効率の良いスタイル

スイングで重要なのはフォーム、力の入れ具合、タイミング、筋力、
技術だけではなく、効率の良さがあります。

微妙な位置関係や順序、そして精度によって、どこまで張りを使い
どこまで重力を使うのかなど、フォームが決まり、定着練習や
精度を上げる練習とともに、効率の良さを追求する必要があるのです。

タイガー打法には色々な技術が入っており、この全てを入れる必要はありません。
もちろん、世界を目指す人であれば全てをかなりの精度で完成させ
それ以上に何か特別な物を持っていないと対抗できませんが
国内でトップアマを目指す方でしたら、少ない技術で効率の良いスイングスタイル
を組み合わせて、その定着と効率を追求した方が良いかも知れません。

効率とは投資に対する見返りです。
コストパーフォマンスということになります。
また、スイングでの効率とはできるだけ力を使わずに
できるだけ飛ばすということです。

飛ばそうとすると人はすぐに力を入れたがります。
筋力さえつけば飛ぶと思い込んでいる人がほとんどです。

ところが、より飛ばすことを考えた場合、最初はまず基本動作を習得し
そして次に飛ばしの技術を習得し、定着練習、精度を上げる練習を同時に行い
しかも、効率を上げて行く必要があるのです。

いかに力を使わずに技術や効率の良い動きによって、より飛距離が出るスイングを
身に着けることで、後にその方法で力を入れることによって
最高のパーフォマンスになるということなのです。

新しい動きの定着には「なぞり」と「ゆったり」スイングをしますが
この際に、同時に力を入れる順序、方向、タイミングなどをつかみ
できたフォームを最大限に活かせるようにします。

まずは張りと重力を最大限に利用すること、これで260Yは十分に飛びます。
リゾートスイングでも、このくらいは十分に飛ぶのですが、
基本動作や効率の悪い動きをしている人は基礎からやり直す必要があります。

基本動作はしっかりと覚えること、そして基礎練習を怠らず
毎日何十年も継続してすることによって、効率の良い動きがどんどん
体で分かって来るのです。

軸や軌道のブレを調整することや、うっかり忘れている事など
それらを矯正するためにも基礎練習が欠かせないのです。

より少ない力でより飛ばす、これが究極の技なのかも知れません。

今日もMS21、VGSを更新されているアキラさんに敬服いたします。継続は力なりですが、言うは易しですがなかなかできることではありません。”あっ、今日もちゃんと更新してある・・・朝からちょっと感動です”。有り難や。みんなそう思っているはずです。

>>[68] ミスターさん

はい、時々更新した積もりでチョンボすることはありますが
できるだけミスらないように致しますね。

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