幼稚園・保育園の求人・募集コミュの【mixiコラムより】転職したいときに自分に聞くべき3つの質問

“子ども部屋”という響き、そこには秘密めいたワクワクするものが詰まっています。毎日を過ごす子ども部屋は、子ども自身の創造力を育てるのに格好の場所と言えます。

プレママはこれから赤ちゃんを迎えるにあたって、どんな子ども部屋にしようかなと夢を膨らませ、子育て中のママは、実際にこれから子どものためにどんな部屋を作ってあげようかと考えているのではないでしょうか。

子ども部屋作りは子育ての永遠のテーマでもあります。今回は子どもの創造力を育てる子ども部屋について考えていきたいと思います。

■ 創造性の大切さ

創造力とは「それまでなかったものを初めてつくり出す」力のこと。英語では「creative power」と訳すことができます。

子どもは葉っぱ1枚見つめても、「ママ、お顔だよ！」などと大人とは全く違った発想で物事を考え、創造性にあふれています。こんな素敵な能力ならぜひこのまま伸ばしてあげたいですよね。

これからの時代、今までとは違った発想で、自分自身で人生を切り拓く力が求められていきます。親がずっと子どものそばで守ってあげられる時期というのは本当に短いものです。今までに経験したことがない出来事に出会っても、自分で考えてクリエイティブに解決できるように育ってほしいですね。

■ 創造力が育つ子ども部屋とは

ではどんな部屋が子どもの創造という宝を育て、開花させられるのでしょうか？

・安心感このお部屋にいるときは絶対に安心、といった安心感があると創造力が育ちやすいです。不安、恐れなどは創造力をかき消してしまいます。

大好きな絵本をいつでも手に取れ、表紙が見えるようにディスプレイしたり、抱いていると安心するぬいぐるみの居場所を用意してあげたり、と子どのお気に入りのものや興味をそそるものがすぐそばにある、という状態が子どもにとって心地よいです。

・緊張感また、創造力を刺激するには適度な緊張感が必要です。いつも変わらない日常、というのは大人にとってシアワセなことですが、子どもにとってワクワに欠ける、ということにも。

創造性を高めるには青色が有力との研究結果も報告されていますが、家具の色やラグのデザインなどを工夫したり、最近メジャーになりつつある、ウォールステッカーを使って部屋に世界地図や動物園、といった非日常な世界を創り出してみるのも楽しいですね。

■ ママが創造性を育むためにしてあげられること

・ねんねの時期

生まれたての赤ちゃんならば、モービルやオルゴールメリーを活用し、優しい空間に。生まれてすぐの赤ちゃんでも目の前から30センチほどの距離にあるものはぼんやりと見えていると言われています。また、聴力は生まれた時から発達しているので、周りの音は聞こえています。

・寝返りやハイハイの時期

少し体を動かせるようになったら、音の出るベビーマットやウォールステッカーを活用すると赤ちゃんの興味をそそります。くれぐれも口に入れないよう、注意しましょう。

・1歳以降

つかまり立ちから一人で歩けるようになる時期は、一気に世界が広がる時期。ぜひ色彩豊かなお部屋で、子どもが近寄って触ってみたい、と思うようなお部屋にしてみましょう。この時期も口に入れたり、転倒の事故が多いので家具には注意が必要です。

2歳頃になれば子どもの好きなジャンルが分かってくるので親子で一緒に部屋作りを楽しむことができます。その際は赤ちゃんの頃からの成長が分かる写真や子どもが描いた絵など、作品を飾るのも効果的。自分は家族に愛されてきた、自分の絵は飾る価値がある、といった自己肯定感が芽生え、創造の力にもなります。

■ NGな子ども部屋の使い方

創造力を高めるためにこれだけはやってほしくないこと、それは子ども部屋を“お仕置き部屋”として使うこと。子どもの創造力を育てるには安心が大事、だと前述しました。「悪い子はお部屋に閉じ込めちゃうよ！」といった使い方では不安だけが増し、創造力もしぼんでしまいます。

いかがでしたか？“子ども部屋”という響きから筆者は秘密基地のような場所を1番にイメージしました。ぬいぐるみを並べておままごとしたり、海やお城でごっこ遊びを楽しんだり。

この部屋にいると安心するしワクワクする！と子どもが感じるような部屋にしたいですね。そして、そんな子ども部屋から、いつか自分の力で人生を切り開く創造力を持って羽ばたいていってほしいものです。

「保育の仕事情報ナビ」
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