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シークレットスペインコミュのPRERROMANICO ロマネスク以前の建築

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現在プレロマニコと呼ばれる建造物は、二つに分けられます。ひとつは西ローマ帝国崩壊後に発生したゴート人による建築Visigoticoと呼ばれるもので、711年イスラム教徒のスペイン侵略までが、その範囲に入ります。もうひとつMozarabe建築は、711年以降から11世紀のはじめまでのキリスト教建造物になります。

今日ご紹介するのは、そのモサアラベ建築のひとつ、San Cebrian de Mazoteというヴァイヤドリッドの小さな村に存在します。イスラム教徒の弾圧をコルドバから逃れて来たキリスト教徒が建てたという史実が、952年の文献に記録されている10世紀の教会です。コルドバのメスキータの雰囲気を残す、非常に小さい建物ですが、大理石がふんだんに使われているローマ時代の伝統がくっきりと残る物です。

カスティーリャ地方には、まだ数多くのこのようなイスラム教徒を逃れたキリスト教徒の教会や修道院が残っていますが、その独特のモチーフや彫刻は非常にナイーブですがシンボリックで、一度その魅力に取り付かれると、かなりの距離を旅してこの時代の建造物が見たくなる可能性があります。

コメント(2)

chihoさん

素晴らしいですね。カスティーリャ地方と聞けばすぐに浮かんでくるのは、トレドです。
私の大好きな都市。
迷路のような狭い通路はイスラーム占領期にまで遡ると言われ、大変ワクワク・ドキドキしたことを思い出しました。
トレドはローマ帝国・西ゴート王国・イスラーム帝国・レオン王国・カスティーリャ王国の首都になったというほどですから不思議な美しさを感じる都市でした。

モサアベラ建築というのですか・・拝見したいですね。
7世紀〜10世紀時代のこの建築。いつもの事ながら感激。
それにしても、世界遺産も数知れず・・魅惑的なスペイン。
小さな見過ごしてしまいそうな遺跡にこそ、歴史的な美しさが満載なんだ!という事を、chihoさんからいつも学びます。

月日をかけてゆっくりと、グレゴリアンの響きに誘われながら旅をしたい・・そんな危険な想いで一杯になっちゃった。
mayさん

トレドの街を知った人ほとんどは、この街と恋に落ちると思います。全体の雰囲気だけでなく、あの独特の色や空気が人を虜にしてしまうのだと思いますが、謎めいた魅力が溢れているところですね。

モサアラベの建造物もトレドのように、ミステリアスなものを強く残しているので、敏感な人の心には深く刻まれると思います。スペインのよさは、そんな魅力的なものが廃墟のような町にひっそりと今でもたたずんでいるところですね。

グレゴリアン聖歌をカスティーリャで聴いてしまうと、また聴きにいきたくなるというリスクがありますが、mayさんには絶対に必要だと思います。

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