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みどり福岡コミュのイチロウさんからのご挨拶

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「みどり福岡」および「みどりのテーブル」の会員となって、
どうか私たちを支えてください!
以下、「みどりのテーブル」共同代表の小林一朗さんからの挨拶です。

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【はじめまして!】

 あなたが、この手紙を受け取ってご覧になっていただいていることを、とても嬉しく思います。
 私は、みどりのテーブルで共同代表をしている小林一朗といいます。

 みどりのテーブルは、ヨーロッパにあるような「緑の党」を日本にもつくりたいという人たちが集まる政治グループです。
 ただし、政党と呼べるほどしっかりした組織ではありません。むしろ、今までの政党とは異なる新しいタイプの「政党」をつくろうと、参加する人たちで議論しています。
 名前の「テーブル」というのも、参加する人みんなで議論する円卓会議(ラウンドテーブル)という意味を込めています。


【「みどり」の政治って何?】

 さて、「みどり」というと、環境問題だけを取り上げる政党のようにイメージされている方もいらっしゃると思います。
 確かに、森林や海、川の自然破壊を止めさせようとしていますし、原子力発電の廃止も目指しています。地球温暖化を食い止める環境税の導入にも積極的です。
 ですので、環境問題に熱心であることは事実です。

 しかし、「みどり」は、環境問題以外のことにも、環境問題の解決と同じくらい、ときにはそれ以上の熱心さで取り組んでいます。
 なぜならば、そもそも「みどり」の政治というのは、単に環境問題を取り上げる政治という意味ではないからです。

 実は、「みどり」とは、経済成長(=お金儲け)を目指さなくても、誰もが幸せに暮らせる社会を目指す政治のことなのです。
 むしろ、経済成長を無理に目指すことが、色々な犠牲やゆがみを生んでいると認識しています。

 例えば、アメリカのブッシュ政権は、経済成長と覇権を維持するために、その元となる石油を求めてイラクを侵略しました。
 また、日本の小泉政権も、日本の経済が成長しなくなったので、大企業の税金を大幅に減らし、働く人を安く使い捨てできるようにして、さらなる経済成長を達成しようとしています。
 つまり、戦争も格差社会も、経済成長を無理に目指すところから生まれているのです。

 とはいえ、「みどり」が、物質的な豊かさを否定するわけではありません。
 「途上国」と呼ばれる貧しい国々では、経済発展が必要だと思っています。また、国内でも日々の暮らしにも困っている人が、必要な収入を得られることも大切です。

 私たちが目指すのは、「腹八分目」の社会です。
 社会に必要なものがおおむね揃ったら、あとはそれが維持できればいいのではないか、無理に経済成長を目指す必要はないのではないか、ということなのです。

 海外では、「緑の党」がこうした考えを明確にし、政治と社会の変革に取り組んでいます。
 ところが残念なことに、日本には、こうした考え方を持つ政党がありません。
 すべての党は、手段の違いこそあれ、さらなる経済成長を目指すことを、考え方の基本にしています。

 そこで、私たちは日本でも「みどり」の政治を実現したいと思い、「みどりのテーブル」に集いました。


【政治にかかわるキッカケ】

 私は元々、大学を出た後、とある会社で普通に働いていました。担当は半導体技術の開発です。しかし、環境問題が近い将来、大きな問題となることに気づき、悩んだ末に会社を辞め、環境技術者として転職し、同時に環境NGOに参加し始めました。

 思えば、それが転機だったと思います。
 環境技術に熱中するほどに解決困難な課題にぶつかりました。経済を拡大する、物質消費を増やし続け、技術で解決せよ!という。問題の根源は「経済成長」があたかも神話になってしまっていることだ、そう思い至るのに数年を要しました。そして、また会社を辞め、環境NGOの活動をするかたわら、それまでの知識と経験を活かし、環境と科学に関する記事をさまざまな雑誌で書くようになりました。経済成長そのものを見直す、そのことをしっかりと主張するために。しかし、経済学者や企業のトップ、知識人の大半は、「持続可能な経済成長」という矛盾を平気で説き続けています。

 「何とかしなければ」と焦りが募るなか、あの事件が起きたのです。

 2001年9月11日。ニューヨークの貿易センタービルに航空機が突っ込んだ事件に、世界中が衝撃を受けました。
 私は、この事件をきっかけに、地球上の様々な問題が悪いほうへ加速度的に進んでいくのではないかと、恐れを抱きました。
 実際、その懸念は的中し、アメリカは、この事件を号砲とするかのように、軍事力で世界を威圧する行動を取り始めました。「テロとの戦い」と称してアフガニスタンの人々に爆弾の雨を降らし、言いがかりをつけてイラクを侵略しました。

 私は、事件後すぐに、身近な友人たちと「ピースウォーク」を始めました。
 主張を声高に叫ぶいわゆるデモ行進ではなく、それぞれが抱いている様々な思いを表現するために、ジョン・レノンの音楽とともに渋谷の街を歩こうということでした。
 電子メールなどで友人たちに呼びかけた程度なので、どのくらいの人が集まってくれるか心配でした。しかし予想に反し、第一回目の当日はなんと約300人が代々木公園に集まりました。
 それも、そのほとんどが市民運動にかかわった経験のない20歳代の若者たちでした。
 ピースバッジを胸に着けたり、手書きのカードを持ってきたり、みんな思い思いの格好で集まってきました。そして、渋谷の街を歩き始めたら、通行する若者たちが、新たにどんどんと列に加わってきたのです。
 そして「ピースウォーク」も全国に広がっていきました。

 しかし、私の焦りは大きくなる一方でした。
 「ピースウォーク」や「ピースイベント」で、どれだけ人々の意思が示されても、日本政府がアメリカの戦争に加担する行為は止まりませんでした。
 アメリカの戦争と日本政府の加担に反対する政党も、戦争の原因となっている経済成長の問題までは、理解していませんでした。
 このままでは、例え今の戦争を止めさせることができても、経済成長と戦争を求める構造は何も変わりません。

 そんな思いを抱き、仲間たちと話し合っているときでした。
 参議院議員の中村敦夫さんが、私と同じような危機感から、参議院全国区に「みどりの会議」で挑戦することを決意し、一緒にやらないかと誘ってくれたのです。
 私は、参議院全国区に「みどりの会議」から立候補することになりました。


【次につながった参院選】

 参議院選挙の結果は、ご存知のとおり、現職の中村敦夫さんも含め、誰一人当選できませんでした。
 しかし、選挙を通じて、多くの仲間とのネットワークが生まれ、議席獲得まであと一歩という90万を超える得票を得ることができました。
 決して単なる敗北ではなく、次につながる有意義な敗北であったと思います。

 そして、「みどりの会議」は参院選後に解散し、中村敦夫さんは政界を引退しましたが、人と人とのつながりという貴重な遺産が「みどりのテーブル」に引き継がれました。
 2005年2月に京都で開かれた「アジア・太平洋みどりの会議」(アジア・太平洋地域の緑の党の大会)では、参院選に関わった人たちが大いに活躍しました。
 また、「みどりのテーブル」も、その最終日に正式発足しました。オーストラリア緑の党党首のボブ・ブラウン上院議員も同席し、世界の緑の党ネットワークの一員としても認められました。

【私たちはあなたを必要としています!】

 「みどりのテーブル」の共同代表は、稲村和美さん(兵庫県議会議員)と私の2人が選出されました。どちらも、まだ30歳代と若いのですが、運営には若い人だけでなく、様々な世代の人が加わっています。

 また、現在の会員数は、300人を少し超えたところです。
 会員には、稲村さんのように自治体議員もいれば、ふつうの市民もたくさんいます。学生もいれば、環境や経済、財政、食の安全など、さまざまな分野の専門家もいます。
 実際、地域の問題を解決するために、多くの会員がこのネットワークを活用しています。なかには、ムダな公共事業の大型ダムを止めた会員もいますし、ネットワークの専門家の協力を得て自治体の財政問題を追及している自治体議員もいます。

 私は、この手紙を受け取ったあなたにも、ぜひ「みどりのテーブル」に加わって欲しいと願っています。
 あなたの力が、「みどり」の政治を実現するために、必要だからです。

 もちろん、この手紙だけで「みどりのテーブル」のことを全部お話できたわけではありません。
 しっかり説明を受けてから考えたいと思うのは、当然だと思います。
 ですので、もし何か分からない点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

TEL/FAX: 03-3292-1711
メールアドレス: greens@greens.gr.jp

 そして、もし「みどりのテーブル」に参加してもいいということならば、ぜひ付属の振込用紙でお申し込みいただければ幸いです。
 年会費は、3000円です。
 定期的に会報をお送りするほか、様々なイベント案内や情報をお送りします。
 また、メールアドレスを持っている方は、メーリングリストに参加できます。

 今「みどりのテーブル」は、2007年の統一地方選挙と参議院選挙に向けて、活動をしています。
 特に、統一地方選挙では、多くの仲間を当選させて、地域を変える原動力になってもらいたいと思っています。そのためのバックアップゼミナールも開催する予定です。

 あなたが「みどりのテーブル」へのご参加を決めていただいたら、とても嬉しく思います。ご一緒に、「もう一つの日本と世界」をつくってみませんか?

2006年3月吉日
小林一朗 拝

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