ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

マイさ党コミュのマイさ党のコンセプト

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
クオリティ?で週間クオリティ・ニュースに載せた記事です。マイルドなさ(差・鎖)国に
ついての考えを述べています。ご意見などお待ちします。 (2010年6月6日 K. Ura)

<マイルドな鎖国党 --その1>
私の仲のいい友人のひとりに土佐の高知の坂本世津夫さんという人がいる。ひょっとして
龍馬の親戚か、という声が聞こえそうだがそのとおり。龍馬の家は坂本さんの家から分家
していったので、正しくは龍馬の出た坂本家の本家にあたる。世津夫氏はそこの当主にあ
たるので、龍馬の本家の当主だ。世が世なら...というところか。

この坂本さんは四国の銀行でシステムをやっていたが、そこから地域のIT化に目覚め、高知
のインターネットインフラの拡充に力を尽くされた。その流れで地域活性化の仕事に勢力
を注ぎはじめ、愛媛銀行に教授として席をおき愛媛の活性化などのお仕事をされた。今は
高知大学の教授だが、地域活性化のための活動で全国を飛び回っている。総務省まわりのお
手伝いもかなりの時間を使われているようだ。ちなみに和歌山県では北山村のお手伝いも
されている。

この坂本さんとは何かあい通ずるところがあって、1年に最低1回は会うことにしている。
もちろん「IT産業が地方の時代を作る」という私の大命題に示唆を与えてくれることも
大きな理由だ。そして2人の大きな共通点は地方の時代が来ると日本人が幸せになれる
と信じているところだろう。先日久しぶりに坂本さんと会った。そこで「マイルドな鎖国
党」を作ろうということで話が盛り上がった。

トヨタ、ホンダ、ソニー、松下、世界に冠たる素晴らしい企業を生んだ日本だが、ここのと
ころの製造業の落ち込みで、日本はどこに動いて行ったらよいのか分からない。トヨタが
派遣切りをした、キヤノンが派遣切りをした、と巷では大騒ぎしているが、現実に世の中
ではもう”物”はそんなに要らないという雰囲気がプンプンしている。片や食物の自給率が
40%を切っているとか、山林業が食っていけないために日本の山が手入れされず荒れ放
題、という現実がある。

ではトヨタが山林業をやれば、ということになる。実際トヨタは山を買って将来山林業もや
るかも知れないらしいが、今トヨタが山林で彼らの従業員を食べさせていくことは不可能
だ。食物自給率が低いと言っても、キヤノンが農業を始めて社員を食べさせることは今の
日本の経済システムの中ではできない。何故か、安いものがドンドン海外から入ってくる
から、日本で作ったものが価格競争力を持てないからだ。

そこで出てくるのが「鎖国」。と言っても徳川幕府が敷いたような本格的な鎖国は今の世
の中には合わない。「マイルドな鎖国」で行けばちょっとは改善するかも...。国内
消費の2割以上は輸入しないという輸入制限と、国内生産の2割以上は輸出しないという
輸出制限から成る「マイルドな鎖国」を実現すると、農業に補助金など出さなくても農業が
やっていけるようになる。輸出も制限すれば日本のCO2問題など一挙に解決。もうひとつ
日本製のものは海外で高く売れるよーっ!

そこで坂本さんに「日本マイルドな鎖国党」の党首になってもらうという提案を私がした。
坂本龍馬は開国で頑張ったが、本家の当主の坂本世津夫は鎖国を提唱する。グローバリズム
が行き過ぎた今、このような動きも必要なのに違いない。坂本さんにはまた南紀でも色々
手伝ってもらう予定だ。 (K.Ura 2009.11.12)

<マイルドな鎖国党 --その2>
「日本マイルドな鎖国党」という文章を週間クオリティニュースに寄稿してふと考えた。
『えっ浦さん、私たち中国や韓国のクオリティメンバーはどうなるの』という声が聞こえ
て来そうな気がした。日本が日本だけ良ければいいというような鎖国をするのなら、私が
いつも言っている「世界に貢献するクオリティグループ」とはかけ離れたものになってし
まう。そう指摘されかねないと思った。今回はこの問題をクリアにしたい。

私が考えるマイルドな鎖国は、決して日本が「日本だけ良ければいい」という「鎖国」で
はない。鎖国という言葉は輸出・輸入を制限するという側面を強調した言葉だが、別の
言い方をすると「ローカル化」という言葉になる。これはグローバル化(グローバライゼ
ーション)に対抗する概念だ。世界中で一番安いところから仕入れるというグローバル化
に対し、地域内で生産し消費するという地域循環型の経済を指す。

その昔メキシコの労働力が安価であるということで、アメリカの会社がメキシコに工場を
作りメキシコで生産するということが流行った。おかげでアメリカから仕事がなくなり失
業者が増えた。時代は変わり中国で安価な労働力が得られるとなると、一挙に中国に工場
が移りメキシコ人から仕事が奪われる。そしてベトナムへ、そしてフィリピンへと安価な
労働力を求めて世界企業が仕事を移す。そしてこの波が通り過ぎたあとは殺伐とした社会
だけが残される。かつて地域で生産し地域で消費していた循環型の社会がものの見事にな
ぎ倒されて、残るのはグローバルエコノミーの餌食となった殺伐とした社会。

日本はと見ると、食物自給率が40%を切ると言われている。減反政策で休耕田を増やす
という愚挙は、日本の製造業を発展させるための必要悪だったかも知れない。車を買って
欲しいのなら小麦を輸入しろと迫られれば当時の日本はは屈せざるを得なかっただろう。
小型飛行機を使った消毒など超大規模農業で価格競争力を持った米国や豪州の農産物が
日本に入り、小規模で零細な日本の農家は太刀打ちできなかった。農業で食えない日本。
林業やその他の一次産業も同じ憂き目だ。

これらは日本だけの問題ではない。先進国・開発途上国の別なく世界中の国々や地域で
起こっている。グローバルで経済が進む中、地域経済が立ち行かなくなるのだ。ごく
一部の持てる人たちだけに富が集まるこの仕組み。今ようやく世界中で疑問視され始め
ている。海外から安いものが入ってくるのは一見嬉しい話だが、その実自分が住むこの
社会を壊す根源になっている。ヤマダ電気が来て近所の電気屋さんが廃業するのも少し
視点を変えれば同じメカニズムであることが分かる。

経済を地域化して、小さい地域内で経済が循環することはまたエコにもつながる。
物資の移動のエネルギーを節約できるからだ。地域コミュニティを取り戻し、CO2削減
にも貢献するローカル化は今後世界の潮流になるだろう。クオリティグループの使命は
そういう枠組みの中でどう活躍するかということになる。現在のクオリティグループの
主たるビジネスはコンピュータソフトウェアだが、これは今後色々なジャンルの産業で
活動するための重要なインフラだ。「Think Global, Act Local.」のAct Localが我が
グループのキーワードであることは今後も変わらない。経済のローカル化の中でどう
我々が活躍するか、これがクオリティ・グループの生き方だ。  (K.Ura 2009.12.11)

<マイルドな鎖国党 --その3>
「マイルドな鎖国党」の政権公約は何かとうことになるが、大雑把に言うと『国内消費の
1割以上は輸入しない、そして国内生産の1割以上は輸出しないという国を目指す』
となる。私の世代が小学校・中学校だったころは日本は加工貿易の国だと習った。
石油や鉄、銅などの天然資源がないため、海外から資源を輸入してそれを加工して商品
として完成させて輸出する。輸出して稼いだ外貨でまた資源を輸入して加工しさらに商品
をつくり輸出する。戦後60年余り、この加工貿易のエンジンが高速回転で回り続けた。

エコノミックアニマルと揶揄されつつも、この狭い国土の日本が世界第2位の経済大国と
として浮かびあがった。この間わき目も振らず頑張り続けた先輩たちのお陰で、日本の
社会資本は随分整った。田舎に行くと、人が訪れそうにないところにも道が舗装されて
いる。開発途上国から見たら羨ましい限りだろう。クオリティのヘッドクオータがある東
京の麹町など見ているとピカピカの道路を定期的にさらにピカピカにしている。もういい
加減に社会資本の充実の活動もスローダウンした方がいいと思えてくる。

そう考えると輸入しなければやっていけないとか、輸出しなければやっていけないとかい
う強迫観念の何処かに間違いがあるのではないかと気づく。どうも我々はここ60年の癖
で加工貿易をしなければ日本がやっていけないと思い込んでいるようだ。実際には過去
に輸入した資源は今や日本の国内にかなり蓄積されている。電子部品を作るのに必要な
レアメタルは電子機器を回収・リサイクルするとたくさん出てくる。造船日本がかつて
作った船が廃船されるとき大量の鉄を生み出している。エネルギー問題はあるが、自然
エネルギーを生かしかつエネルギー効率を上げるという日本の得意な技術をさらに磨けば
その問題にも答えが見えてくる。

衣食住の衣については、日本は暖かいし凍え死にしないレベルの衣服は揃っている。
住に関しては都会にホームレスの人が多いという現実はあるが、いざとなったら田舎の
空家を使えば何とでもなる。そうすると最終的には食料のみが大きな問題となる。食物の
自給が40%をきるという現実があるが、食物の1/3を捨てているとも言われている。
とすると、ちゃんとすれば67%で済むはずだ。計算すると67必要なうち38しか自給
してないことになる。すなわち57%自給=43%不足となる。この43%をどうするか
ということになる。

これに対する対処方法は、?休耕させている農地を生かすこと、?肉を減らすこと、
?輸入することなどがある。休耕農地については周知の事実でこれはいずれにしても何と
かしなければならない。?の輸入についてはマイルドな鎖国は2割までの輸入を考える
ので、残りは25%ぐらいになる。肉を減らすというのは、肉を生産するために必要な
飼料の量は半端ではなくこれが食物の自給率を下げている。昔はスキヤキは1年に2度も
食べられれば幸せだった。マグロのトロなど全く庶民の口には入らなかった。今の日本人
の食生活は行き過ぎていると思う。しかもその行き過ぎた食生活のために、日本人は体
まで蝕まれているのだから。

ともかく日本に住む人(必ずしも日本人にこだわらない)が生きて行くうえで本当に必要
なものは食べ物。でもこれは工夫することにより、マイルドな鎖国でも調達可能という
計算になりそうだ。 (K.Ura 2009.12.29)

<マイルドな鎖国党 --その4>
鎖国という言葉に過度に反応されることが何度かあった。地域循環型の経済を表現する
ためにあえて「マイルドな鎖国」ということばを使ったのは目を引くための言葉遊びと
いう側面があった。しかし、「鎖国」という言葉の重みは一部の人には耐え難いようだ。
鎖国と言った途端、とんでもないという形相で睨まれたこともあった。そこで今後は
「差国」という言葉を使うことにした。

私の好きなディズニーランドのアトラクションに「小さな世界」というのがある。英語
で言うと It's a small world だ。「世界はひとつ、世界はひとつ...」という音楽とともに
世界の国々を巡るあのアトラクションだ。メキシコに行くとソンブレロを被った伯父さん
が街角に座っている、イタリアの場面では民族衣装を着た船頭がゴンドラで唄う...。
Disney の小さな世界では、各国それぞれ特色を持った文化と風習があり、その中で人々
が仲良く平和に住んでいる。

人類が住むこの地球はそのような星であり続けたいと思うのは私だけではないだろう。
だがグローバリズムなのか何なのか、世界がどんどん均質になっていく。北京であろう
とリオデジャネイロであろうとニューヨークであろうと、世界中の都市という都市が
同じようなビルが立ち並ぶ近代都市になって行く。そして世界中の人が洋服を着て靴を
履いて電車に乗り...と近代化が進むとともに地域の違いが無くなっていく。上海から
友人達を日本にお招きしたとき、山と川と海の景色で彩られた和歌山は大変喜ばれた。
しかし東京を見て特段の感激も味わってもらえなかったのは、世界中の都市の均質さ
故だろう。

そして世界中いつでも何処でも何でも食べられる。マンゴーを真冬のシベリアで食べる
ことも、ハワイでタラバガニを食べることももう当たり前。地産地消という言葉はその
土地で作られたものを食べましょうという意味の言葉で、地域循環型の生産と消費を奨
励する経済的な概念だが、もうひとつ身土不二という言葉がある。この言葉は直訳する
と身(=体)と土(=土地)は二つであってはいけないということで、その土地で作ら
れたものを食べるのが一番体に良いことを意味する。体を冷やす働きをする熱帯の果物
マンゴーを冬の北海道で食べるのは決して体には良くない。マンゴーはハワイで食べる
からこそ美味しいし、体にいいし、ハワイに来た喜びが倍増する。

こう考えると”鎖国”で物資の流入・流出を規制することの経済的な意味も大事だが、
地球上のそれぞれの土地がユニークな特徴を持つことも人間の幸せのためには大切な
ことだと思えてくる。ブーゲンビリアと青い海に囲まれ美味しいマンゴーを食べたい
からハワイに行きたい。美しい山と川そして鮎を食べたいから和歌山に行く。それぞれ
の違い(=差)を大切にしたい。この理由で”マイルドな差国党”という名前を使う
ことにした。

クオリティグループでは2月1日付けでクオリティライフ?が設立される。地域の特色
を生かして地域に繁栄をもたらす。そのような形でクオリティライフ社が貢献できる
よう頑張りたい。 (K.Ura 2010.1.28 )

<マイルドな差(鎖)国党 --その5>
マイルドな鎖国を思いつき、クオリティニュースに書くことから活動が始まった。
ずっと思っていた世界の経済に対する自分なりの解決方法だった。トヨタが...とか、
リーマンブラザーズが...とか、という話題になるたびに「マイルドな鎖国論」を
展開していたが、クオリティニュースに書いたお陰で見せるものが出来た。会食など
でお話が盛り上がったあと、家に帰ってクオリティニュースの原稿を送るということ
を繰り返した。そうこうしているうちに党員が25名を超えた。

党員第1号は勿論党首にもなる土佐の坂本さん。そして第2号は私。幹事長を自認し
ている。面白いところでは長谷工の嵩会長も党員No7として参加してくださった。
強力な党員が党員No8の片岡愛子さん。Google Japan の第一号社員で、初代日本法人
社長が入社する前からいた人だ。Google Japanのお姉さん役として活躍してきたが、
高速回転のアメリカ流の行き方に疑問を持ち、今は充電期間。マイルドな差国党の
事務局長として名前を連ねてくれている。

「マイルドな鎖国」という言葉には色々な反応があった。「たまにはTSUKIでも眺め
ましょ」という自然食レストランを経営する高坂さんは、マイルドという英語を
「ゆるやかな」という日本語に変えることを主張した。しかし私はあえて英語の
マイルドという言葉を使うことにより、”純粋”に向かって走ろうとする慣性を抑
えるべきだと考えた。それこそマイルドの醍醐味だ。そういうわけでマイルドという
カタカナ英語が生き残った。ひとつ問題は党名が長すぎること。自由民主党は自民党
と呼ばれる。マイルドな差国党の略名は「マイさ党」とでもしようか。今度幹事会
で決定する予定である。

私のマイルドな差国論にも勿論欠点がある。数字の裏づけが弱いのだ。そういう意味
で数字的バックグランドをおさえてくれるブレーンも育ちつつある。「輸入2割、
輸出2割、...、その根拠は?」と聞かれるとぐうの音も出ない。そもそもこの考えの
源は世界の飢餓問題だ。世界の人口から調べようと、Googleで『世界の人口』を引いた。
トップに出てきたのはそのもの「世界の人口」のホームページ。飢餓・貧困・識字など
私の問題としているキーワードに正面から挑戦している。さっそくこのホームページを
運営している徳江実にお会いした。今は「マイさ総研」の所長である。

クオリティの今の仕事とどう関係があるのかという声が聞こえてきそうだが、大変
重要なことであることを理解して欲しい。リーマンブラザーズでくっきりと浮かび
上がってきた現在の世界経済の歪。この歪はちょっとやそっとでは直せない。我々
クオリティグループも企業であるからにはこの歪の中で経営して行かなければなら
ない。クオリティライフを探求するクオリティグループが本来やりたくないことも、
この歪の中でやらざるを得ないことも起こりかねない。それはそうとしても、この
歪を直していくことには社会の一員として一役買わなければならない。「マイさ党」
の党員募集中です。  (K.Ura 2010.2.9)

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

マイさ党 更新情報

マイさ党のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング