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久しぶりにテレビを見た
ブラタモリ。

AMAKUSAーSHIMABARA編
だったから。

僕も大人になってから
神戸のおじさんという人が
クリスチャンだったことから
祖母が潜伏キリシタンだった
しかも旧姓は益田
貿易商だったことから
調べてみてわかった。

写真アルバムを見て
いつも疑問に思っていたことが
そのときに解けた。

潜伏キリシタンの末裔だったのだ。

古い伝来の
家系図もあったのだが
神戸にクリスチャンの長男が
存在することを知って
家督の件で証拠を消すために
叔父である家のものが
家系図を燃やしたことまでは
判明している。

ただ
1時間足らずの番組では
詳細は伝えられなかっただろうから
ここに記しておく。

もともと
AMAKUSAも
SIMABARAも
土地は火山により
肥沃では無く
その上
年貢がその割に多かった。

キリシタンが集い
反乱を起こしたように
番組では放送された
そう受け取った人もいるだろうが
住民の比率においては
確かに土地柄でそうであり
しかしながら
籠城した中には
普通の農民も多数おり
仏教徒
新道の人々ももちろんいたと言われている。

つまりキリシタンが一揆を起こした
のでは無く農民全般と言って良い。

家康の都合でキリシタンを嫌い
キリシタンが起こしたことに
歴史上なっている。

天草に来ていただければ
理解できる。

天草という土地は先に言った
肥沃では無く
代官である
鈴木重成は
家康　寺沢藩主に
年貢のキツさを訴え続けており
果てには自害した
と言われている。
ゆえに神に尽くすという信仰が流布し
そのこともあって
加藤清正などは
肥後藩にあって
天草という土地を毛嫌いし
長崎の唐津藩寺沢家預かり
となり
肥後藩と天草を繋ぐ
宇土の小西行長と激しく対立している。

SIMABARAにおいては
倉松重政が藩主として入り
重税を課し
その子　勝家も
それ以上に重税を課している。
島原の農民が歩けば
その後にはペンペン草も生えない
と言われたくらいだ。

ちなみに
現島原城の石垣は
乱で凄惨を極めた
原城の石垣を使ってある。

クリスチャンというのは
そういうこともあって
明治政府も明治の人々も毛嫌いし

長州藩桂小五郎(木戸孝允)
は
政府内にクリスチャンを入れるのは
もっての他で
キミが悪いとさえ述べている。

今も
小中学校では
クリスチャンの反乱と教えているのだろうが
歴史の正確性を記せば
天草　島原の農民たちの
重税による反乱と言った方が
正解だと
司馬遼太郎さんも述べている。

とても面白く
懐かしい映像だったけれど
クリスチャンの乱という
結論付けのような見方は
残念だったと
僕は正直思った。

大学教授や学者みたいな方たちも
出てこられたが
やはり僕が
その住民から聞き
調べ上げた歴史とは
今日のブラタモリは
違った。

崎津で調べ物をしていたとき
住民のお爺さんが言った。

大学教授も
お偉いさんも
自分が思ったら
大事な行事も
その意味も
ねじ曲げて公表される。
それが辛い
歴史が歪められて歪められて
世界遺産になるくらいなら
そういうことに金を使ったり
都合のいいように調べ上げないで欲しい。

そう言われた事実も
ここに記しておく。

きっと崎津の方々の多くも
島原の方々の多くも
平戸の人々も
疑問に思われたと思う。

もうひとつ記しておく
AMAKUSAに
SIMABARAに
こられた際は
是非
お寺が多く
しかも立派で大きい
ということも
巡り歩いて欲しい。

家康による
クリスチャン撲滅の証として
それは今も息づいている歴史である。

キリスト禁教令が出て
外国人宣教師は追放された
そこに
その土地独自の
キリスト教の教えが出来上がった。
その中には
布教伝道のためと
神社仏閣を襲い焼き払い
仏教徒を差別し
殺人まで犯すという事件も
歴史の中にはある。

宗教とわず全てが人間であり
欲である。

何度もここで言うが
メディアの言うことが100%ではない。

ドイツ
オランダ
ポーランド
アメリカ
これらの国の歴史も
自分で見聞きし想像し
それなりに
学校で習ったこととは
随分違ってることに驚いたものだ。

今日は
AMAKUSA SIMABARA
国内だから
自分で歩いて見聞してみれば
メディアというものばかりを
信用するのは間違っている
ということに気がつくだろう。

気がついて欲しい。
今の時代尚更。