北海道四季劇場コミュの「赤毛のアン」北海道招待公演

　１月２３日昼公演「赤毛のアン」観てきました。

　日下さんと木村さん演技に泣かされてきました。

　二幕目の学芸会のシーンで、マシュー役の日下　武史さんが、心臓が苦しくなって、さりげなく胸に手を当ている演技から、マシューのお葬式が終わって、自宅に戻った木村　不時子さんの演技まで、涙腺が緩みっぱなしでした。
　これは、お芝居ですと自分に言い聞かせても、泪が出てきます。

　よく、日下さんの歌うシーンを「歌がへた」・「音痴」と言う輩がいますけど、歌の持っている役目、「演じている役の気持ちを伝える」という役割を、一見下手に思える歌によってひしひしと、伝わってきます。

　主要キャストを紹介しますと

　　アン・シャーリー　　笠松はる
　　マシュー・カスバート日下武史
　　マリラ・カスバート　木村不時子
　　ステイシー先生／
　　スローン夫人　　　大和貴恵
　　ギルバート・ブライス田邊真也
　　ダイアナ・バリー山西里奈

　マリラ役の木村　不時子　さん、私が初めて観たのは、２０年ほど前の「李香蘭」のアンサンブルで戦争裁判の場面で復讐に燃える中国人群衆の役でした。今日観させて頂いたのは、日下さんと息の合ったすばらしい演技でした。

　お二人とも、還暦を１０年以上前に迎えられていますので、あと何年現役を続けられるか、心配ですが、一日でも長く現役を続けられることを祈念申し上げます。

　お二人の質の高い演技に他の役者さんも向かい合うように、完成度の高い、舞台でした。