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【広東語】中文粤語研究会コミュの勉強会レポート(第19回)

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【参加者】
かずぼんぬさん、Katoさん、小心地滑さん、もら

【内容】
今回はついにひさびさ、ぼんぬさん復活で〜〜〜す!!!
部屋のふいんきはいかがでしたでしょうか??
せまくるしいけど「おきょうしつ」って感じがして
本当の広東語教室に来たみたいな感じでしょう??(^^;)w

今回はまずみなさん揃うまでに地滑さんと、
マイミクさんがつくった「香港検定」をやりw、
Katoさん来てからおしゃべりののち、開始しました。

まずは母音の復習。
そして母音韻母→子音韻母。

一通りやったところで、ぼんぬさんがお見えになりましたので、
再度一通り。
ぼんぬさんはブランクもものともせず、大変よくできました☆

しかし…そんなみなさんに比べて…
あっしはなかなかテキストが完成せず、
今回も板書でした(^_^;)。

そこでぼんぬさんからのご質問。

「その発音表記は、覚えなくちゃいけないんですか?」

当会では、「粤語研究会式」ともいうべき
(「もら式」だとふざけて作ったやつと思われるww)
独自の表記法を用いてます。
これは「ローマ字読み」が染み込んだ日本人に特に有効な表記法だと
思っていますが、
一応、経験者の方の前では、イェール式や千島式との比較なんかも
説明しています。

で、こういった「ローマ字表記法」は、
教える側にとっても、教わる側にとっても便利なアイテムですので、
現在広東語学習の主流となっています。
中には「広東語のスペル」とまで思っている人もいるかもしれません。

ので、ここに疑問を投げかけるということは相当マニアックな質問ですww。

そうなんです。
ぶっちゃけ、「発音表記」は、広東語には、要りません。
むしろ、そこに縛られることによって、弊害さえ出てくる恐れがあります。

ではなぜ今敢えて「発音表記」を用いているのか??

まず今現在我々が練習している段階は、まだまだ「広東語の音」とは
言えない段階です。

広東語は(中国語全体、あるいはタイ語やベトナム語なんかもそうですが)、
先頭の子音、つまり「声母」と、その後の母音以下の部分、つまり「韻母」、
そして肝心のトーンのコントロール、つまり「声調」、
この三つの要素が合わさってはじめて「広東語の音」と言えるのです。

今の段階は、まだまだ、それを作り上げる為の準備段階に過ぎません。

こういう段階で、音を説明するには、いくつか方法があります。

伝統的に中国で用いられていた方法では、「反切」というものがあります。
これは、声母を表す文字と、韻母(含む声調)を表す文字を並べ、
読み方を示すものです。

例えば、「香」という文字の場合は「許良切」と表します。これは、
「許」の声母と、「良」の韻母とその声調(「平声」←説明は省きます)
で読みなさい、という意味です。
(↑昔の例を出したので現在の広東語の声調と違います)

しかしこの方法は、それぞれの音を知っているということが前提であって、
「発音方法」までは示されていませんので、
基礎の段階には適用できません。

具体的な発音方法を示す例としては、
「口の形を図で表す」のが最も効果的だと思います。
ただしこれも、ローマ字表記で例音を示し、適切な指導の元、
音を確認しながらやらないと間違ってしまう可能性があります。

その他の方法としては、「発音方法を言葉で説明する」、
つまり、先の例の「香」を音声学の用語を使うと、
「声門摩擦音から高平調の円唇前舌半広母音へ移行し後舌鼻音で終了する」
となりますし、当会の用語を使うと
「有気喉擦音から窄口前舌音へ移行し頭で響かせ、軟顎短尾音で終了する」、
一般的な説明の仕方をすると、
「喉で息の音を出して、唇をすぼめて顎を開き舌を前に出し、一番高い音を発し、
上顎の奥の柔らかい部分に舌の後を当て、
喉ち○こを下ろして鼻から音を出して終了する」
となります。

メンバーの方はここまで読んでお気づきかと思いますが、
ぼくが勉強会で用いている方法は、上記のうち、
「研究会式ローマ字表記」と、
「口の形を図で説明」と
「一般的な説明の仕方」、
三つを全て用いて説明しています。

つまり、このどれか一つが欠けても、
きちんとした発音を教える事は難しいのです。

経験者の方には加えてその他の発音表記や、
その音が含まれる漢字の例なども交えて説明しています。

しかし、みなさんに、練習のために、「○○の音を出して。」
と指示する場合は、上記全ての方法をいちいち毎回用いるまでもないので、
研究会式ローマ字表記だけを板書し、みなさんに読んでもらっているのです。

ぼんぬさんの場合は、発音表記を全てマスターした上での広東語学習
という方法ではなく、
「字で理解し、音は耳で覚える」という方法をされてきたかと思いますが、
そういう方にとっては、発音表記をいちいち覚えるのは、
それこそ、音をそのまま覚えてしまえば、必要ないことに思えるかもしれません。

しかし、日本人であれば、
よほど語学の才能があるか、環境に恵まれているか、一定の訓練を経ているか、
いずれかでない限り、その「覚えた音」も、正確な音とは限らないのです。

日本人広東語学習者の多くは、「自己流の音」、もっとストレートに言ってしまうと
「誤った音」のまま、少々広東語が話せる、
という状態になっている人が多いと思います。

そうならないように、もう勉強会も始まって半年以上が経とうとしていますが、
いまだに発音練習に時間を割いているのです。

その期間を脱け出し、発音をモノにするには、
今やっているように、音を一つ一つ分解し、
あらゆる方法を用いて説明する必要があるのですが、
そのうち、もっとも手っ取り早い方法として、ローマ字表記を用いているのです。

当会のローマ字表記は他の系統と違い、
無気音が濁音に、有気音が清音にならないように工夫されていますし、
長母音と短母音の違いも明確に区別できるよう工夫されています。

つまり、先に上げた発音方法の説明のエッセンスが
つまったものだと思って頂ければ幸いです。

ローマ字表記を見れば、そこに発音の方法が示されています。

しかし、漢字は、音を自分の中でリンクさせ、
なおかつ発音方法も思い出して発音しなければ、
読み間違えはもちろん、誤った発音のまま読んでしまう可能性もあります。

ですので、漢字と音のリンクはまず、
正しい発音方法を身に付けた後の話で、
それさえ、必要な人だけがやればいいんじゃないかなって
思っているぐらいです。

ただ現代では広東語は話すだけの言語ではなく、
口語体のまま読み書きもできなければ不便だと思いますので、
発音さえ身に付けたら、ちゃんと漢字も使って学んでいくつもりですけどね。

長くなっちゃったけど、んまあ要は、
漢字は発音できてから覚えましょう、ということですな(^^;)www。

というわけでみなさん、
いましばらくはまだまだ発音練習ばっかりに終始しますが、
飽きずにツイテキッテネ(^^;)。

とりあえず次回はたっけさんと先輩方は改めて「声母」を加えて練習します!!!
混沌さんは「yy」「eoo」の強化です!!

では次回もお楽しみに〜〜〜!☆(^o^)/

【みなさまへの課題】
☆ぼんぬさま
ぼんぬさまの考えは、正しいです!!
実は発音表記に捉われる人は多くて、
「音は口に宿る」ことを忘れて「音は字に宿る」
という感覚を持ってしまっている人が多いのです。
表記法はただの「標識」に過ぎません。
がしかし!
基礎を身に付けるまではこの標識は不可欠なのです。
ほとんど日本語が使えない環境の中で「ネイティブ式」に覚えたわけで
なければね。
ぼんぬさんの場合は半分そう言ってもいい環境におられるので、
他の人よりも、表記法に頼らずとも本物の音を獲得する可能性に
恵まれていると思うのですが、
「日本語一切ナシ!」ぐらいな環境でなければ、
やはり系統的に学んだほうがよいかと思われますm(_ _)m。
というようなことも全ておわかりかとは思うのですが、
改めて長々書いてみました。ごめんね(^^;)…

あそうそう、発音ですが、たま〜に、「yy」が「yu」になりかける時があるので、
舌を安定させる事を心掛けてみましょう☆

☆Katoさま
特に何もありませんww。
あ、「m」の時に、舌が上がらないよう注意することぐらいかな。


あと人のウコン飲料をぐびぐび飲まないようにお願いしますm(_ _)m。

☆地滑さま
大きな問題はないのですが、まだ地滑さん流の癖が垣間見えてしまう
気がします。
まず、「ee」の場合は、もう少し顎を開くようにしましょう。
そして「eoo」「yy」においても言える舌の出し方ですが、
先端は下歯茎の内側、中心はできるだけ上顎に近付ける、
という意識でやってみてください。
まだ日本語の「エ」のに引っ張られている気がしますので、
他の音にも言える事ですが、「日本語とは似て非なる音」
という意識を持つ事が大切かもしれません。
「日本語の音を広東語風に変えていく」というやり方を、
ぼくも十数年やっていましたが、
それよりも「違う音」という意識にしちゃったほうが、
返って近道かと思われます。
「口の動きは音に任せる」ではなく、あくまで、
「音は口から生まれる」という意識で、
今の段階はやってみてくださいm(_ _)m。

…はあ長くなってしまいましたが、
これに懲りず次回もよろしくお願いしま〜〜〜す!☆(^o^)/

あ、みなさん、子音の「有気音」と「無気音」、練習しといてくださいね〜☆ww

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