熱海の捜査官コミュの熱海の捜査官　時系列　その１

◎４月９日（３年前）
『南熱海警察署』
スクールバスが消えたとの通報が入る。
その直後、署に駆けつけた南熱海市の市長・甘利雅彦が、午後には記者会見を開くことを発表。

『永遠の森学園』
入学式の準備のため７時３０分に寮を出たはずの東雲麻衣、椹木みこ、月代美波、萌黄泉が到着せず、敷島澪が南熱海警察署に通報する。

『永遠の森学園寮』
入学式の準備のため、通常より早い７時３０分に東雲麻衣、椹木みこ、月代美波、萌黄泉を乗せたスクールバスが発車。

『バス消失地点』
霧が立ち込める中、スクールバスがこの地点を通りかかると、出血した蛇川方庵が倒れていた。
運転手の新宮寺有朋は介抱するため、サイドブレーキを引いてバスを停め、単身車外へ。
すると、東雲麻衣ら女生徒４人を乗せたバスが突然坂を下り始め、霧の中へと消えていった。

『原っぱ』
拾坂修武と犬塚発見が、全裸になって走る新宮寺有朋を発見し、保護。

『バス停（道反）』
深夜、東雲麻衣が意識不明の状態で倒れているのが発見される。


◎３月１４日
『南熱海総合病院』
人工透析室に入院していた東雲麻衣が意識を取り戻す。


◎３月１５日
『南熱海警察署』
広域捜査官の星崎剣三と北島紗英が署に到着。
その足で事件発生現場へと向かう。

『旅館・熱海南海荘』
夜、星崎剣三と北島紗英がチェックイン。
星崎は北島から「空と海と虹の会」の代表・平坂歩との会話の報告を受ける。
星崎は「堤防ができて海流が変わり、事件の流れも変わった」と推測。
イエスノーランプで青のランプが点灯する。

『南熱海総合病院』
星崎剣三と北島紗英が、脳機能回復センターに移され、顔や手など露出部分を包帯にくるまれた状態の東雲麻衣と面会。
東雲が事件当日の記憶を失っていることを知る。
その直後、星崎が東雲に向かってわざとオレンジジュースをこぼす。

拾坂修武が東雲の医学データを一通り病院から受け取る。

『南熱海市役所』
夜、朱印組（南熱海興行）の組長・朱印頭が甘利市長を訪問。
隠し撮りした星崎剣三と北島紗英の写真を見せる。

『永遠の森学園』
星崎剣三が敷島澪を訪ねる。
なぜか星崎は敷島に、自殺したことがあるかどうかを尋ねる。
また、星崎は廊下で見たゴーギャンの絵に気を留める。

北島紗英がバスヤードにいる新宮寺有朋を訪問。
しかし、新宮寺から「明日以降であれば、必ずお話します」と言われる。

『レストラン「ボリューム」』
星崎剣三と北島紗英、拾坂修武、犬塚発見が食事をしながら、永遠の森学園について話す。
星崎は教師の敷島澪、北島は運転手の新宮寺有朋に会いに行くことを決意。

『バス消失地点』
星崎剣三と北島紗英が、拾坂修武と犬塚発見に連れられ、現場を検証。

『新設堤防』
夕方、犬塚発見とともに堤防を訪れた北島紗英が、湾岸道路建設に猛反対する自然保護団体「空と海と虹の会」の代表・平坂歩と遭遇。
堤防ができた結果、湾内の海流が変化したことを聞かされる。

『風車の道』
南熱海市にやって来た星崎剣三と北島紗英が、車内からチュッパチャップスさんを目撃。
チュッパチャップスさんが舐めていたのがマーブル味だったことから、星崎は「交じり合わないことが今回の事件の原因」と直感する。


◎３月１６日
『南熱海警察署』
星崎と北島が会議室で捜査資料を閲覧。
星崎は南熱海総合病院でオレンジジュースをこぼした時に東雲麻衣が示した反応から、彼女が正常な状態に戻っていない自分を演じているとの推論を展開。

『永遠の森学園』
敷島が星崎を美術室に呼び出し、バス失踪事件に巻き込まれた女生徒４人が学園に内緒で写生クラブを結成していたこと、事件の前日に四十万新也の全裸を写生していたことを話す。

『港』
釣り人が港の真ん中あたりの海底で、行方不明になっていたスクールバスを発見。
即座に港にて釣り上げられる。


◎３月１７日
『南熱海警察署』
スクールバスの発見を受け、再び新宮寺有朋に事情聴取。
新宮寺は事件発生時、道に倒れていた老人・蛇川方庵とは面識がなかったという。

『南熱海総合病院』
東雲がパソコンで「もうすぐ皆さんの所に帰ります」というボトルメールを受け取る。
そこへ四十万新也が訪ねてきてバスが発見されたことを告げるが、東雲は「何も覚えてない」と言い、新也を追い返す。

『南熱海市役所』
星崎が甘利市長に呼び出される。
市長の娘・レミーから、椹木みこが市長の知人・洲崎道代が経営する「レプス陶芸クラブ」に入っていたとの情報を得る。

『南熱海天然劇場』
午後６時、北島紗英が蛇川方庵を訪問。
スクールバスの手品に参加し、蛇川を消す。
気がつくと、深夜２時になっていた。


◎３月１８日
『南熱海警察署』
東雲麻衣ら４人の女生徒の共通点が写生クラブだけではない気がした星崎が、イエスノーランプを持ち「四十万新也のヌードを写生したことで事件に巻き込まれた可能性は…」と言うと、赤のランプが点灯。

『旅館・熱海南海荘』
午前３時、南熱海天然劇場から北島が帰り、星崎に蛇川方庵の手品について報告。

『南熱海総合病院』
星崎が東雲に発見されたスクールバスを見てほしい、と要請。
了承した東雲は星崎とともにバスの置かれている広場へ。
「ライン」という言葉を口にする。

『永遠の森学園寮』
寮長・阿久根淑子が木彫りのバスを使って、バスが見つからないようにする黒魔術をする。
そこへ敷島澪がやって来て、東雲の養父から退院後も娘を永遠の森学園で預かるよう言われたこと、東雲の実の父について一切情報がないことを報告。

『レストラン「ボリューム」』
レプス陶芸クラブへ行った帰り、星崎剣三と北島紗英、拾坂修武が立ち寄る。
星崎は陶芸クラブの裏には何かあると推理を展開。

『レプス陶芸クラブ』
星崎剣三と拾坂修武が、洲崎を訪問して、椹木みこについて訊く。
椹木が事件の半年前からレプス陶芸クラブに所属していたとの情報を入手。

陶芸クラブの前で、星崎が朱印組組長の朱印頭と遭遇。

『風車の道』
東雲を警察車両に乗せてスクールバスの置かれた広場へ向かっていた星崎剣三と拾坂修武が、四十万新也と甘利レミーが話しているのを目撃。

『ＮＰＯ「空と海と虹の会」』
朱印組の組長・朱印頭と南熱海市役所の土木課長・藁久保清一が訪ねてきて、平坂歩に立ち退きを要請。平坂は頑として断る。


◎３月１９日
『南熱海警察署』
坂善正道がスクールバスの後部座席の下から、ビニール袋に入ったカセットテープを発見。

『南熱海総合病院』
東雲が病室から消える。
約１時間後、星崎は東雲を屋上で発見。
心因性の紫外線拒否反応を克服した東雲が、星崎の前で顔の包帯を外す。

『レストラン「ボリューム」』
甘利市長の娘・レミーが朱印組の組長・朱印頭と密会。
チュッパチャップスさんも来店。

『バス消失地点』
遺留品のカセットテープが見つかった直後、星崎と北島、犬塚が消失地点を再び検証。
北島は現場から自然保護団体「空と海と虹の会』の建物が見えることを発見する。

『ＮＰＯ「空と海と虹の会」』
バス消失地点から「空と海と虹の会」の建物が見えることに気付いた北島が、平坂を訪ねる。
平坂は事件当日「特には何も気付かなかった」と言う。


◎３月２０日
『南熱海警察署』
桂東が署内でラジカセを探し出す。
会議室で、星崎と北島、拾坂、桂東、犬塚、坂善が遺留品のカセットテープを再生。

カセットテープに微かなノイズが入っていることが判明。

『永遠の森学園』
包帯がすべてとれた東雲が復学。


◎３月２１日
『南熱海警察署』
「南熱海市の中心に住んでいる人なら土地のことに詳しいかもしれない」と考えた星崎が、南熱海の地図を使って地形的な中心を割り出す。

『永遠の森学園』
北島が新宮寺のもとを訪れ、遺留品のカセットテープが見つかったスクールバスの後部座席が簡単に外れることを知る。

その直後、北島は星崎から頼まれ、スクールバス失踪事件発生後の状況を再度検証するためにスクールバスを一時的に借りる。

新也と一緒にいた東雲がゴーギャンの絵「われわれはどこから来たのか　われわれは何者なのか　われわれはどこへ行くのか」に見入る姿を、敷島が物陰から見る。

『レストラン「ボリューム」』
ウェイトレスの伊藤奈々子がスクールバスの運転手・新宮寺有朋に、南熱海興行の朱印頭から預かった封筒を渡す。
中には１０万円が入っていた。

『バス消失地点』
拾坂の申し出で、スクールバスを使って事件当時の状況を改めて再現。
事件発生時に霧が出ることを予測するのは不可能だと踏んだ拾坂は「犯人が人工的に霧を作り出した」と推理。
桂東が南熱海天然劇場で借りてきたスモークマシンを使って実験する。
だが、スモークマシンの霧はショボショボで、バスは視界から消えなかった。

『南熱海天然劇場』
桂東光子がスクールバス失踪事件の状況を再現するため、スモークマシンを借りる。

『分杭ビル（アタチュー）』
星崎剣三と北島紗英が占部日美子の部屋を訪問。
星崎がスクールバス失踪事件のことについて訊きに来たことを見抜いた占部は「捜査は指定されたポイントにあるマークを見つけていく“オリエンテーリング”だ」と告げる。
さらに、マークは数字かもしれないし人間かもしれないこと、それらは現象に惑わされず直感で捜し当てるべきだとも忠告する。
最後に藍染めにした魔除けの人形を２人に手渡す。


◎３月２２日
『南熱海警察署』
星崎、北島、拾坂、桂東、犬塚が蛇川方庵の部屋で見つかったビデオテープを再生。
モニターに、東雲麻衣と椹木みこが不思議な踊りを踊る姿が映し出される。

星崎は甘利レミーに、椹木がレプス陶芸クラブに入っていたことを再確認。
スクールバス失踪事件に巻き込まれた他の女生徒３人は所属していなかったことが判る。
また、レミーは東雲らが写生クラブを結成し、事件前日に四十万新也のヌードを写生したことを知っていることも判明。

『永遠の森学園』
星崎が東雲を美術室に連れて行き、スクールバス失踪事件の前日に行った写生について思い出させようとするが、東雲は何も思い出さない。

『永遠の森学園旧寮』
夜になり、庭で敷島澪と四十万新也が、スクールバス失踪事件の前日に東雲麻衣らによって描かれた新也のヌード・デッサンを燃やす。
やがて、敷島が新也にキスをする。

『レストラン「ボリューム」』
蛇川方庵の部屋でビデオテープを発見した後、星崎と北島、拾坂が「東雲麻衣ら女生徒４人がスクールバスに乗ることを知っていた何者かが、坂の途中でバスを停めるために蛇川を利用した」との推理を展開。

その直後に、桂東光子から拾坂に電話があり、蛇川が３年前に死んでいたことが判明したと告げられる。

夜、星崎は甘利レミーからレプス陶芸クラブが裏で援助交際を斡旋していること、そこに朱印頭や甘利市長も間接的に関わっていることを聞く。

『レプス陶芸クラブ』
甘利レミーが勝手に星崎の捜査に協力しようと、陶芸クラブ内に潜入。
盗撮した店内の様子を、携帯電話を使って星崎のカーナビへ送る。
そこへ、南熱海市役所の土木課長・藁久保清一が来店。
レミーは藁久保が女の子を連れ帰る様子も撮影する。
その直後、レミーは南熱海興行の朱印頭と鮫島猛に見つかり、スナック「マッドピエロ」へ連れ去られる。

『南熱海天然劇場』
星崎剣三、北島紗枝、拾坂修武が蛇川方庵を訪ねる。
ところが、蛇川は北島が手品で消して以来、消息不明であることが判明。

『大名荘』
蛇川方庵が行方不明だと知った星崎剣三、北島紗英、拾坂修武が部屋を訪れるが、蛇川は不在。
蛇川のパスポートから、これまでタイばかりに行っていた彼が最後だけ“天国にいちばん近い島”ニューカレドニアを訪れていたことが判明する。
さらに、畳の下から封筒を発見。
中からｍｉｎｉＤＶのビデオテープが出てくる。

『スナック「マッドピエロ」』
朱印頭と鮫島猛からレプス陶芸クラブの中を隠し撮りしていた理由を問い詰められた甘利レミーは、苦し紛れに父親である甘利市長を強請るためだと言い訳する。
それを聞いた朱印と鮫島が、自分たちもいっちょ噛みさせてほしいと言い出す。

レミーを救出するため、星崎剣三と北島紗英、拾坂修武が「マッドピエロ」に突入。
ところが、レミーと朱印、鮫島はカラオケで盛り上がっており、星崎らは呆然となる。

『ＮＰＯ「空と海と虹の会」』
北島が平坂を訪ねる。
平坂は「親切堤防が湾内の環境を大きく変えている。新設堤防のおかげで沈んでいたスクールバスも見つかった」との推測を述べる。


◎３月２３日
『南熱海警察署』
犬塚発見が星崎や北島らに、南熱海市役所土木課でこっそり録音した藁久保の発言を聞かせる。
その中で藁久保は部下に対し、新設堤防の発注資料を用意する必要はないこと、新設堤防が甘利市長絡みの事業であったことを告げていた。

『南熱海市役所』
南熱海警察署の犬塚発見が土木課を訪れ、土木課長の藁久保清一に新設堤防の発注経緯を調べるよう要請する。
藁久保がのらりくらりとかわそうとしたため、犬塚はダルマ型ＩＣレコーダーを仕込み、藁久保と部下の会話を密かに録音。

星崎が藁久保のもとを訪れ、「レプス陶芸クラブ」に出入りしていたネタをちらつかせ、新設堤防の発注資料を早急に用意するよう迫る。

『永遠の森学園』
宇喜多校長が敷島に事件解決につながることはすべて警察に話すよう指示、同時に、自分と寮長・阿久根淑子とのことは内密にするよう釘を刺す。

星崎が新也になぜ裸の写生をさせたのか尋ねる。
新也は「４人は僕のことを愛してくれたから、裸になることは当たり前だと思ってました」と告げる。
また、敷島にキスされたことも告白。
デッサン画については「持っていない」と嘘をつく。

星崎が敷島に「四十万くんとあまり関係しない方がいいのでは」と忠告。

『永遠の森学園寮』
東雲麻衣のもとに「東雲さん、あなたを探していました」とのボトルメッセージが届く。

『洲崎のマンション』
南熱海警察署の署長・拾坂修武が、洲崎道代から椹木みこに関する重要な情報を得る。

『ＮＰＯ「空と海と虹の会」』
北島が平坂に呼び出され、バスが発見されたのは新設堤防のせいで海流に変化が生じ、常に濁った状態だった水が綺麗になったためだと聞かされる。
その後、北島は星崎に平坂の説を報告。
星崎は「事件のことを知っている誰かがバスを発見させるために、堤防工事を発注させたとも考えられる」と言い、誰がどういう意図で新設堤防を作ったのかを調べることを提案する。


◎３月２４日
『南熱海警察署』
バス消失地点に倒れていた京極潤が連行される。
京極がかつて掲示板を通して知り合った椹木みこと援助交際をしていたことが判明。
京極は椹木が異常に頭が良い上に、人を平気で殺しかねないほど怖い女だと証言。
スクールバス失踪事件では椹木が月代美波と萌黄泉を殺して消えたのではないか、との憶測を語る。

『旅館・熱海南海荘』
京極潤の話を受けて「椹木みこがただの援交少女ではない」と直感した星崎が、イエスノーランプを持って「椹木みこはただの援交少女か？」と唱える。
すると、ＮＯを示す赤いランプが点灯。

『南熱海市役所』
甘利市長のもとに、朱印頭、鮫島猛、甘利レミーが共謀して作成した匿名の脅迫状が届く。

『永遠の森学園』
京極の一件の後、宇喜多校長が新宮寺有朋に生徒たちを守ったことに対する慰労金だと言い、３０００円を渡す。

敷島が新宮寺に南熱海警察署で何を聞かれたのか問い質す。

『永遠の森学園寮』
朝、敷地内を掃除していた阿久根淑子が邪悪な者を目撃。

『バス消失地点』
東雲麻衣、甘利レミー、四十万新也、野々山まどかを乗せたスクールバスが通りかかると、仮面をつけた京極潤という男が倒れていた。
運転手の新宮寺有朋がバスを停めて駆け寄ると、京極はナイフ（実はマジックナイフ）を振りかざして襲撃。
京極は新宮寺によって取り押さえられる。

『新設堤防』
星崎が藁久保に、新設堤防発注の経緯を聞く。
しかし、藁久保は発注の経緯自体を辿っていくと消えてしまい、誰が建設を推進したのか分からないと言う。


◎３月２５日
『南熱海警察署』
坂善が遺留品であるカセットテープの鑑識を終える。
中には音やパソコンのデータは一切収められておらず、指紋も検出されなかった。

『永遠の森学園』
東雲をめがけて、頭上から緑色の瓶が落ちてくる。

星崎は敷島に頼み、椹木みこのテストの答案用紙を見せてもらう。
そこで、中学２年の夏休みが終わってから急激に成績が落ちていること、三択方式の数学のテストで０点を取っていることが判明。
星崎は椹木がわざと間違えて０点を取ったことに気付く。

星崎が教室でパソコンに向かって祈る女生徒たちの姿を目撃。
五芒星の中央に目が描かれた赤いカードを発見する。

星崎は東雲と新也の証言から、五芒星のマークが以前から学園で流行っているインターネット上の宗教のものだと知る。
しかも、教祖は行方不明中の月代美波で、信者の間では今度の入学式に月代が帰ってくるという噂が広まっているとの情報も得る。

北島と桂東光子がスクールバスの中に入っていく敷島と新宮寺を目撃。

『聖地』
パーカー姿の信者たちが集合し、灯明で描かれた五芒星を囲んで怪しげな踊りに興じる。
そこにはノートパソコンの画面が投影されたスクリーンを配した祭壇があり、「皆さん、お久しぶりです。私はもうすぐ皆様の元に帰ります。一つの真実を持って」という月代美波からのボトルメッセージが映し出されていた。


◎３月２６日
『南熱海警察署』
駆け込んできた東雲が星崎に、バスが消える前に女生徒４人は外に出ていたことを思い出したと報告。
どこで降車したかは定かではないという。

星崎が“事件の無意識にあるキーワード”を掴み出すため、事件に関係する人物や事物、ヒントらしきものを書き出した紙をランダムに並べていく。
すると、並べられた紙は「２」の形に。
星崎は「キーワードは２」との結論に至る。

『永遠の森学園』
新也が味澤宙夫に、東雲が自分と同じ闇を持っている気がすると言い、「どんな手を使っても守ってやろうと思う」と宣言する。

来宮琴と熱田水が東雲に、新しい教祖になってほしいと頼むが、東雲は断る。
そのやりとりを新也が陰から聞いていた。

『永遠の森学園寮』
午前２時、何者かが東雲を窓越しに見つめる。

何かを思い出した東雲が寮を飛び出す。
その東雲を新宮寺有朋がスクールバスでこっそり追跡する。

『レストラン「ボリューム」』
“事件の無意識にあるキーワード”が２であることを割り出した星崎が、「２」の形になった紙のうち、東雲麻衣と蛇川方庵の名前を記した紙の間に隙間ができていたことを訝しがる。
星崎は、東雲と蛇川をつなぐ人物がいるかもしれないと考える。

「南熱海新聞」の記者・徳留幸介が星崎に声を掛ける。

『レプス陶芸クラブ』
甘利市長が自分のもとに届いた脅迫状を見せ、朱印頭に誰の仕業か調べるよう依頼。

『南熱海新聞社』
星崎剣三と北島紗英が、徳留幸介から月代美波の過去に触れた記事を見せる。
そこから、月代が１２歳の時に小型航空事故でたったひとり無傷で奇跡の生還を果たしたことを知る。
また徳留の話から、月代がこの事故で何らかの霊的な啓示を受け、その体験と霊的な予知を日記という形でインターネットに公開したこと、それが中高生の間で密かに話題となり、宗教に発展していったことも知る。