ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ビリヤード好きコミュのもっちー氏の球話

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<ジナ・キュー>
ジナ・キューの美しさにはため息の出るものが多いですが、この写真の実物を見たことがあります。ロスの長期出張の際、AAA Billiardへビリヤード関連のグッズを買うため、友達に連れて行ってもらいました。そのとき、バーンズがビデオか本で紹介していた、この店の大金庫の奥に仕舞ってあるカスタムキューの金庫を開けて見せてもらいました。引き出しからでるわでるわ、凄かったあ。

お店訪問にはカンパニー・カーも使えたんですが、メンテの怪しい車ばかりで、一度ロス郊外のウィルソン山の100インチ反射鏡を見学に行ったとき、坂道の途中で30キロ位までスピードが落ち、往生した経験があるから遠出は友人の車です。この100インチ鏡は、ハッブルがセファイド変光星でアンドロメダ星雲までの距離を測ったり、赤方変異からハッブル定数を求め宇宙の大きさを求めるのに寄与しました。

良く考えると、女性がダイヤモンドの指輪とかネックレスなどに御執心なのを笑えませんね。それを狙って高めにキューの値段を設定している業者もいるかもしれない。まあ、バブルの時代も終わったし適正な価格に落ち着くでしょう。

このジナ、オーナーが20年前の当時で350万の価格を提示しました。サラリーマンに買える訳ないやん。しかもワシントン条約が発効していて空港で没収なんてなったらたまらんとオーナに言ったら、『汝、タップにチョークをグリグリ付け、何時も使っているキューだと主張せよ』と悪知恵つけてました。でも、無い袖は振れません。お土産用のグッズやビデオを買って退散しました。

久しぶりにLAのBeverly HillsにあるAAA Billiardsのサイトに行ってみましたが、カスタムキューのリストにも載っていないので、お金持ちに売れてしまったんだろうと思います。 ジナの特徴が良く出たスタンダードな逸品だと思います。クローバー

コメント(97)

<最良のグリップ>

ひとつ試しても良さそうな『グリップ』に関する情報があります。
これは、ニック・バーナー選手や女子プロで強かったロビン・ベルのコーチのコメントです。出てくる名前がなじみないですが、昔ロードに出ていたり、ローカルで有名なハスラーだと思います。

もちクローバー

===========================
私の古いプール仲間に、あだ名が『嘆きのサム, Crying Sam』または『OKサム, Okie Sam』と呼ばれる男が居て、基本がとても大事だと信じていた奴さ。 キューの正しい持ち方について聞いて見ると、『キューを持つ手の親指はダイレクトに床を向いてないといけない。そして、手のひらの部分はバットに上からかぶせるように持つんだよ(図24)』と言っていた。

それを聞きサムに対して、『(当時のトッププレーヤだったLarry Hubbard)ラリー・ハバードは、もっとバットを下側から持っているけど』と言ったところ、『そりゃあ彼はとても良いプレーヤさ、でも彼が(私の推奨のような)違う持ち方をすれば、もっと凄いプレーヤになったのに、、、』とサムは答えた。

サムは図24のように、親指は床を示すように真下を向いていなければならないという明確な考えを持っていた。 言い換えると、右利きの場合(手のひらが上からバットに被さるように)手を外側にほんの僅か返すことになる。 小指はキューに接触しない(図25)ようにして、バットは前の指に揺りかごのように乗っているだけにする。 テニスをやるわけではないので、バットを決して握らないこと! あんたじゃなく、キューがちゃんと仕事してくれるわけだ。

バットを強くグリップしすぎると、ストロークを『殺したり』、止まったりする傾向がある。 『タグボート・ウエイリー Tugboar Whaley』はキューを、人差し指と中指の上に軽く乗っけていただけで、小指はキューから離していた。 このようにバットを指で作った揺りかごに乗せるだけような持ち方は、より強く持つグリップよりも、真っ直ぐにストロークすることがとても簡単になる。 そして、自分の経験によれば、図26が、他のどんな方法より一番真っ直ぐにストロークできる支え方になると思うよ。

上手なプレーヤを何人か観察していると気付くと思うが、キューを突き出してキューが前に進んだとき、既に手は止まっているのにキューが2-3cmくらい前に動き続けることがある。 これが『ルーズ・グリップ』が最良だという証拠さ。 わしが考える限り、『ビル・インカードンBill Incardone』が一番良いと思える位置でのキューの持ち方をしていて、あらゆるゲームでトップレベルの能力を出せるのは、『キューの持ち方』に秀でている証明になっているわけだ。 鏡をバットを持つ手の真後ろに置き、どのように手やキューが前に動いているかを観察すれば、キューが真っ直ぐでているか、こじっているかが簡単に判断が付く。 キューをこじっていたなら、ほとんどの場合正しいストロークが不可能になる。 ただし、全てのトッププレーヤの場合、例外なく手は真っ直ぐ前方に動いている。
==============================
左から図24、図25、図26になります。
中指に乗っけている方法を採用していますが、キューをこじることが不可能ですね。昔から言われている、キューの重みで撞きなさいが実行できます。かなり良いです。クローバー
凄い参考になります。勉強させて頂きます。
実際にやってみて読むと本当に納得の一言です。力まないしこじらない。画像も合わせて大変参考になりました。かなり良いです。
普通ならば一般には公開されない重要な技術情報ですね指でOK

こういう技術的に大切な情報は、滅多に手に入らないので次も期待していますほっとした顔

実際はキュー性能にもよると思いますね〜

ストレート主流の古いカスタムメーカーのキューなんかは確かに握るとイレがかなり難しくなりますし性能も活かせないですからね時代もあると思います

ルーズグリップは真っ直ぐ水平に振れていることが条件で力加減も難しいリスクもあるので一概に誰にでも合うかは分からないですよね〜
皆さんコメントありがとう御座います。
まあ、世の中絶対はないので各自が自分に合うかどうかを試して判断されると良いかと思います。
風邪で伏せってまいってます。熱はないのでFLUではないと思いますが、皆さんもお大事に。クローバー
このネタそのものズバリは10年以上前に読みました。
個人的にも同じことに着目して20年近く経ちました。

おぼろげな記憶で言うと、確かこの人の持論としては、
  利き目と利き腕が同じ場合
    →親指が真っ直ぐに床に向かうのが正解
  利き目と利き腕が逆の場合
    →手の甲が真っ直ぐに床に向かうのが正解
・・・だったような。

記憶違いで違う人の見解かもしれませんが、このような考え方がアメリカに存在するのは事実です。

いろいろな人にいろいろな意見を聞きました。
ポケットのプロ、3Cのプロ。
手の甲がまっすぐ床に向かうのが本来の真っ直ぐだ。
親指が垂直に床に向いているのが本当の真っ直ぐだ。
その他・・・
自分でもいろいろ試しました。

現時点の俺の結論としては、人によって正解は違うということです。
もっと突っ込んで言うと、同じ人でも、技術の成熟度によって変わってくると思っています。

俺も5年目の正解と10年目、15年目の正解が違ってきたことがあります。
その結論として感じているのが、グリップの向きについての万人にとっての正解を得ようとするのは、枝葉末節にこだわっているだけのことで、もっと重要なことが沢山あるかと。。。

棘のある文面で済みません。
いい表現が思いつかなかったものですから、思いつくままに書いてみました。
うわっ冷や汗またこれは奥が深い理論…


さすがです
morrisさん

コメントありがとう御座います。オリジナルをお持ちですか。一度10年くらい前にニフティサーブのコミュで発表した内容ですが、当時は参考写真とか図面の添付ができなかったのが残念です。

仰るとおり、十人十色で体形、技術レベル、球に対する姿勢、使用している道具が異なるので絶対は無いと思います。だから<最良のグリップ>という表題も、正確には<最良を思われるグリップの一つ>とかにすれば良いのだと思いますが、まあデフォールトで人によって最良は変るもんだということを前提にした表題を使って書き込みをしています。

それからお願いですが、ここにはプロもいるしSA、Aの方々も沢山いると思いますので、ご自分でいろいろ試した結果を公表していただけると嬉しいですね。ここにあるよなどとURLを教えて頂けるだけでも参考になると思います。

大事な秘密や秘密の練習法もあるかも知れません。でも大丈夫、ほとんどの人は貴方が耐えたような厳しい特訓・猛練習に耐えられませんから指でOK
1960年代に渡辺貞夫が、バークリーから新しいJAZZ音楽メソッドも持ち帰り、それを惜しげもなく仲間のジャズマンに講習会で教えました。その中で感化を受けた秋吉敏子はバークリーにその後留学して大物になっています。ここで言いたいのは、当時の渡辺貞夫の肝の広さと、その自信です。どんな分野でも、一流は自分の技術を公開します。

もちクローバー
初めての書き込み失礼しますm(_ _)m
自分はまだまだヘタレB級なのでグリップやそれ以外でもまだまだ足りない部分があって試行錯誤しています。
でもやはり先人様のいろいろなお話や意見はかなり参考になります電球
今回のもっちーさんのグリップ話も先ほどためさせていただきました。結果は、自分には合っていたようでかなりまっすぐ振ることができましたるんるん
きっとこれからA級を目指すなかで新たなグリップを試すときもくるかもしれませんが、現時点ではかなり役に立つ情報でしたわーい(嬉しい顔)
もっちーさんが言うように僕も他のA級の方たちの意見とかも聞きたいのでみなさん色々書き込み合いましょうグッド(上向き矢印)


もっちーさん、いつもありがとうございますぴかぴか(新しい)


長々失礼しました手(パー)
これは、私より質問コーナーで上級者のご意見を聞いたほうが的確な回答が得られると思います。質問の内容が不明の部分があります。
1)まず、ターゲットが不明ですが、右上のコーナー・ポケットであることを前提にします。
2)手球はそのままドローバックして直接2番ボールの位置まで戻り長に入る
3)テーブル上の手球と1番は短レールのファースト・ダイヤモンドを向いている

回答になるか判りませんが、この手球と1番ボールの配置から、言えそうなことを列挙しますからご参考にしてください。(ちょっと荷が重いかもあせあせ(飛び散る汗)

●一番自然で無理が無いのはコメントにある軽めの左下スピンで短→長→長が簡単
●このように的球が近いとイングリッシュ・スロー(手球の回転成分により生じるスロー)はある程度効果があり、この場合強い左下スピンを掛けると、通常ショットより厚めに当てても、スローの効果で右上ポットが可能。
●本例とは無関係ですが、距離が長い時のイングリッシュスローの効果は『スクワート(微弱なマッセー効果で球がカーブ)』で薄く当たる効果に負ける
●スローに期待して厚めに当てられることで、長レールに直接ドローバックし易くなる
●元々手球と1番は近いので、手球のドロー自体は簡単に掛かりそうです。
●ハードヒットは失敗するかも。つまり手球が衝突後接線方向に動く距離が増し短レールに流れてしまったり、スクラッチの危険があるし、ハードヒットのために、スローの効果が全く期待できなくなるので。

表示してもらった図では、手球と1番のラインが短の1ポイントを向いているのでイングリッシュ・スローの効果だけでは難しく、手球的球の距離が近く引き易い有利さがあるので、直接長に入れられるのかも知れません。皆さんも図の配置での実験よろしくです。回答になりましたか?わーい(嬉しい顔)
何処かに行ってしまいましたね???ひよこダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)わーい(嬉しい顔)

オリジナルの図は、図27のような図でした。
オリジナルの図は、手球と的球のラインは、1ポイントに向かっていました。
ラインBからラインCの変化は、イングリッシュ・スローの効果ですが、少し多めに見積もり過ぎてるかも知れません。(テーブルの長手方向に動いたとき、最大でボール2個分前後のスローだから)

まだ実験してませんので、オリジナル図の1ポイントを向いたAのラインの初期配置だと自分の腕では100%可能かどうかはまだ言えません。

ただ一つ言えるのは、手球を右下に落としたいなら、他に理由が無い限り、短→長の2クッションが一番易しいポジション取りだと思います。

もちクローバー
先日アップ{ミクシではありませんが}した日記にそっくりなので 載せてみます。
 ””これ1番と手玉だけなんです。 あとは手玉のコースです。

マエナスに振っているので いつもだと 短クッションに入れてから出す事しか考えませんでしたが、今日からこれも使えます。

 
これと同じ突き方で二つ捻りや三つ捻りの厚めの切り替えし 
    同じつき方で厚めの引き玉のコースも変わりました。
””

この突き方は ガレゴとかスリーのプロとかもやっているので真似してみたら 出来ました。 毎回サイドは越えませんが手玉は下の方に短クッションを使わなくても済みます。{サイド付近に似たような配置だと もっと使えると思います} 三四人でやっていたのですがBクラスの方でも皆出来ました{サイド越えまでは行きませんが}
こつは 最初に右側に{少しです}タップを置いていて左に突き出す感じです。
厚みは少し飛ぶ分厚めに狙います。
回転としては図の下向きに回る様な感じです。
ボル太さん

再掲載ありがとう御座いますわーい(嬉しい顔) 日本語が少し判り難い部分がありますので、リストアップします。

●ターゲットは右上コーナーですよねわーい(嬉しい顔) 
基本として、絶対に書くべき記述がないので再質問します。

●『これ1番と手玉だけなんです。 あとは手玉のコースです、、、、』
1番と2番の間にボールが置かれていませんが、いずれにせよ手球は直接長レールに入るわけですね?

●『マエナスに振っているので、、、、、』
知らない表現ですけど、逆フリになってると言いたいのですね?

●『サイド越えまでは行きませんが、、、、』
サイドスクラッチの危険性への対処はどうするのですか?

●『今日からこれも使えます、、、』
易しいオプション(短→長レール)を使わず、わざわざこのショットを選択する理由はなんですか? 

●易しいオプション(短→長レール)と比較したときの成功率の差はどの程度ですか? 成功率高いなら是非取り入れたいです。重要な点だと思います。

●『最初に右側に{少しです}タップを置いていて左に突き出す感じです』
これがボル太さんの書き込みの核心部分に思えます。これは自分はやったことのないショットです。わざわざ右側から撞いてまで、左スピンを入れるということは相当強いスピンを掛けたいから(=強いスローを起こしたい)と解釈していいですか?

●キュー尻は多少上げ気味で左下方向への強よ目のダウンストロークですか?
つまり、キューを水平に撞きこむ、通常の強いドローショットとは異なる、多少なりともマッセー気味のショットだと少し意味が理解できますが、ボル太さんの言葉が圧倒的に不足しているので、想像の域をでていません。

●『厚みは少し飛ぶ分厚めに狙います、、、、』
この『飛ぶ分』と言う意味は、手球がジャンプ気味になるのではなく、通常なら短レール方向に少し外す方向に狙うという意味ですね? (強いイングリッシュ・スローの効果を期待している)せっかく図があるのだから使って欲しい。

●『回転としては図の下向きに回る様な感じです』
この表現は理解できませんたらーっ(汗) 撞点の図で示してください。

●手球の軌跡
12、13、14、15番ボールが少しカーブしている理由が不明です。撞いてから時間が経っているので、サイドスピン成分は残っているでしょうが、マッセ回転など手球をカーブさせる成分はほぼ消滅状態だと思うので。

是非、アドバイスください。
はい、そこの通りすがりの貴方、笑ってないで教えてください。目

もちクローバー
============================
●『厚みは少し飛ぶ分厚めに狙います、、、、』
この『飛ぶ分』と言う意味は、手球がジャンプ気味になるのではなく、通常なら短レール方向に少し外す方向に狙うという意味ですね? (強いイングリッシュ・スローの効果を期待している)せっかく図があるのだから使って欲しい。
============================
それともほんとにジャンプショット気味のショットなのでしょうか?
そうした場合も厚めに狙いますよね。
どちらとも取れる文章ですね。うーん難解。

もちクローバー
●ターゲットは右上コーナー そのとうりです。

●『これ1番と手玉だけなんです。 あとは手玉のコースです、、、、』
 それもそのとうり 短に入れないで直接長です。2345と動いていきます。

●『マエナスに振っているので、、、、、』
 ”逆フリになってる”そのとうりです。 こちらでは良く使う言い方なんです。

●『サイド越えまでは行きませんが、、、、』
”サイドスクラッチの危険性への対処” これは出来ていませんが よほどの事がないと{上手く突けないと}距離が行きませんが 考えていませんでした。
 と言うのも 動きが面白いと言う事で皆でやっていたので・・・。
 それと 一度もサイドスクラッチしませんでした。
●『今日からこれも使えます、、、』
 短を使えない状況の時には 確立の問題ですが{めったに成功しなければ使えませんが}選択肢が増えて 玉突きが楽しくなります。
 特にそのまま平行移動して右上コーナーがサイドの穴だと考えると 使う機会は増えると思います。
 場所を変えてこの形にしての手玉の動きは 僕にとっては{35年間突いていて}想像しただけでとても色んな場面が想像できて トテモ嬉しかったです。


●易しいオプション(短→長レール)と比較したときの成功率の差はどの程度ですか? 短に入れないだけなら ホトンド成功です{これだけでも嬉しいです}。 キューの入りによります。    ただ 短が使えるのでしたら 僕も短を使います。短を使えばネクストが確実です。   
 

●『最初に右側に{少しです}タップを置いていて左に突き出す感じです』
 これは 僕だけがしているのではなく 沢山の人が使っている業だと思います。上手い人を見ていると居ると思います。 
 強いスピンだけではなく ほんのチョット回しながら目的地に到達させる時には 左に置いて左を突くだけでは出来ない玉は多いと思います。0.5とか{もっと少ない回転}捻りを弱く突く時などには使ってると思います。{上のどうてんしか突けない時にも}
●キュー尻は多少上げ気味で左下方向への強よ目のダウンストロークですか?
つまり、キューを水平に撞きこむ、通常の強いドローショットとは異なる、多少なりともマッセー気味のショットだと少し意味が理解できますが、ボル太さんの言葉が圧倒的に不足しているので、想像の域をでていません。
 これは 自分としてはラシャに平行にキューを出していると思いますが{レールに近いのでカナリキューは立っているので}突き下ろされている と思います。 が突く点はかなり下なので なるべく並行気味に突こうとして 結果突き下ろしている と思います。
●『厚みは少し飛ぶ分厚めに狙います、、、、』
この『飛ぶ分』と言う意味は、手球がジャンプ気味になるのではなく、通常なら短レール方向に少し外す方向に狙うという意味ですね? (強いイングリッシュ・スローの効果を期待している)せっかく図があるのだから使って欲しい。
 あの図は先玉が進む厚みの事だったのですね。73の図だとbとcの間の厚みです。{強いイングリッシュ・スローの効果}これは僕は考えないです。スローは弱い時にラシャを這わないと出ないと思います。手玉が少しジャンプしながら当たるので 先玉もジャンプして穴に向かっていくと考えます。
●『回転としては図の下向きに回る様な感じです』   

突き点は真ん中下を右から左に突きこむ感じなので 図解は避けました。
 成るべく 上の短の方から下の短の方向に回転するように突きたい所です。
 これが無いと上の短クッションに向かってしまいます。

●手球の軌跡
12、13、14、15番ボールが少しカーブしている理由が不明です。撞いてから時間が経っているので、サイドスピン成分は残っているでしょうが、マッセ回転など手球をカーブさせる成分はほぼ消滅状態だと思うので。
これは 2から8位まではカーブして行くと思いますが後は直線の間違いです。
 でも変な動きは途中まではあります。 もっちーさんの言うとうりだと思います。

●『厚みは少し飛ぶ分厚めに狙います、、、、』
この『飛ぶ分』と言う意味は、手球がジャンプ気味になるのではなく、通常なら短レール方向に少し外す方向に狙うという意味ですね? (強いイングリッシュ・スローの効果を期待している)せっかく図があるのだから使って欲しい。
============================
それともほんとにジャンプショット気味のショットなのでしょうか?
そうした場合も厚めに狙いますよね。
どちらとも取れる文章ですね。うーん難解。

これは ジャンプさせたくなくとも{ハードショットなをキューが立ってる} してしまう と言うのがホントだと思います。 わざわざジャンプさせようとはしていないです。 過度のジャンプだと 即短クッションです。

どなたかに やってもらうと良いと思います。
先日載せたの見ていてくれたのですね〜〜

恥ずかしくなって 消しちゃいました。
ボル太さん

ご説明ありがとう御座います。イメージできました。ここは初心者の方も多いというアドバイスを受けているので、疑問点を全て書き出してしまいました。丁寧な回答ありがとう御座います。
なるほど納得ですね。ボル太さんはA級だと思います。理屈は全て納得です。問題は実践。まずは、A級の方を餌食にしてわーい(嬉しい顔)一緒に練習させてもらいます。

多謝クローバー
僕が昔驚いたのは こう言うのもありました。
逆に振っているのにどうして?
僕には当時考えられない事でした。

一番は15を向いています。
これを右長 下短{これもスクラッチは回避出来ないかもしれません} に入れられた時には ビックリしました。 
 僕は下短までは行きませんが 下の2ポイント位には行きます。

これは ワザとチョットジャンプ 右捻りで これも厚めに当てて入れます。
>> ポル太さん、もっちーさん

はじめまして。大阪でビリ楽しんでる(3年くらい)オヤジですw

このトピを見てると興味深い話題でいつも楽しみにしていました。
色々勉強になります。

81のショットに挑戦してみましたが全然だめでした泣き顔

ほんとにそんなことが出来るのかと思うくらいですw
まだまだ実力不足です。

これからも楽しい話を期待しておりますわーい(嬉しい顔)
オーラさん

まだ、他の用事で球撞きに行けません。ボル太さんの提示してくれた宿題はあまり自信ありませんが、ブレーンにやらせます。わーい(嬉しい顔) 若くて上手いのがいるんですよ。

図27で、ブスタマンテ選手やスリーの選手がやる『やや右から左下に撞き込む』袈裟切りのようなショットは、『強烈なサイドスピン』を入れるためでなく『強烈なバックスピン』に主体がありそうです。ですから、あえて分類すれば『マッセショット』に近いと思います。普通に考えれば、短レールに入りそうなのが長レールまで戻ってきてしまうのですから。

強いバックスピンを掛けたい場合を、的球までの距離で分類すると:
とても近い場合: マッセで対処 (例えば球1−2個分の距離)
少し遠い場合:  ブスタマンテ流、袈裟切り (30cm位か?)
かなり遠い場合: 通常の強いドローショット (50cm以上)
になるのではないでしょうか?

よく引き合いに出す『Grady Mathews』の『Advanced Principle Of Pool And Billiards』は、信じられないショットの宝庫で、そのキュー切れとアイデアは目からウロコです。この中で、やはり逆フリをものともしないショットが紹介されています。
ジム・レンピの『Power Pool』でも、マッセ回転の応用で、信じられない出しをしていますから、この2つを次回アップします。

=======================
あとインターネットに付いて思うのですが、最近ちょっと知りたいと思うと、ポチッとするだけで回答がすぐ出てきます。ある大学教授がゼミの学生に、○○に付いて調査してくれと依頼したら『見つかりません』と言うので、『どのように調べた?』と聞くと、『ネットに出ていませんでした』との回答で教授が呆れたという笑い話。 国立国会図書館行って見るとか、フィールドワークするとかの頭がもとからない。わーい(嬉しい顔)
確かにネットは情報の宝庫で、情報や回答に溢れていますが、どの分野でも自分で考え調べてみる姿勢も大事ではないかと(ちょっとえらそうに言えば)思います。クローバー
皆さん、大変申し訳ありませんが、私事が重なってしばらくアップデートできません。必ず再開しますので少し猶予をください。
もちクローバー
<ビリヤードのニックネーム>

皆さんお久しぶりです。弟が入院してごたごたしてて、書き込みをする余裕があまりなかったんです。JAZZの方は続けて、なんとかブルース曲のアドリブの真似事をSAXで吹けるようになりましたが、、、、、、

球入ってますか? 入ってない、そーかあ、貴方はお友達ですわーい(嬉しい顔)
今回、久しぶりに書こうと思ったのは、TVで『レディ・サムライ/Lady Samurai』という坂井美雪?さんと言う方が出ているのを偶然観たからです。たぶん、皆さんの方が情報が早く詳しいと思います。ここにいますね:

http://www.internationalpooltour.com/Players/Bio_Sakai_Miyuki.aspx

いやー、とうとう日本の女子プロにも『ジャネット・リー』さんあたりと、十分対抗できるキャラクター(実力と容貌)の持ち主が現れたんだと思いました。
『サムライ』という言葉は、『ニンジャ』『スシ』と並んで米国人が親しんでいる言葉です。向うのハロウィーンは、会社にまで『ニンジャ』コスチュームで来る人も居るし、自分のブースはパンプキン・ランターンにキャンディ入れて、『御自由に/Please help yourself』なんてメモが置いて有ったりして飾ります。
モッチーさんも、仕事場でニンジャ・コスチューム狙いましたが、サイズがなかったのと、日本人の同僚から『忍者肉丸くん』になると言われ断念。

坂井さんの『Lady Samurai』のイメージは、『妖艶で危険』といったニュアンスなんでしょう。とにかく、本人も言っているように、米国Poolでニックネームを付けられるのは、実力が認められた証拠です。殆んどの有名プレーヤは『ニックネーム、ハンドルネーム』を持っています。今回は、その話。

●最初にジャネット・リーのあだ名『ブラック・ウィドウ』
彼女はビジネス感覚に優れ、自分をショーアップするのに長けたプレーヤです。背骨に問題を抱えていて鉄の添え木を埋め込んでいると聞きました。『ブラック・ウィドウ』を聞いたとき、何?『黒い後家さん??』うーん、確かに黒ずくめの服で戦ってるけど、なんか変だなと思っていました。これはどうやら『ブラック・ウィドウ』という、毒蜘蛛の仲間だろうと思います。一度、噛まれてみたいですハート達(複数ハート)

●マイク・シーゲルは『キャプテン・フック=フックの大将』
当時セーフティ・プレイがやたら上手くて、対戦相手を動き取れなくするところから来た名前。 壁に、昆虫採集の虫みたいにピン止めされ、にっちもさっちも動けない状態にするのが得意だったようです。1988の日本でのプレーでは、フックされちゃってましたケド。(←ドレクエ9のやりすぎ)

●ジム・レンピは『キング・ジェームス』
帝王のようにつよい! それとあの風貌ですね。確かにヨーロッパの古城に住み、王冠とマントが似合いそうです。

●アール・ストリックランドは『パール=真珠』
実戦を直接見たし、ビデオでも何回も見た。あのシュートの輝きでしょう。ほんとに入れが凄かったア指でOK

●ルドルフ・ワンダロンは、有名な『ミネソタ・ファッツ』
太ってたから、そのまんまかい!
彼に付いては説明不要と思いますが、『○○・ファッツ』というのは、他に何人かいます。○○には州名が入ります。ちなみに『飯能ファッツ』は、全く無名げっそり

●エフレン・レイズは『マジシャン=魔術師』
マリックさんより凄いと思う

●ジョー・バルシスは『ミートマン=肉屋さん』
ホントに実家が肉屋さんだったからわーい(嬉しい顔)
彼は実力者で、プールの殿堂入りしています。60年代にシカゴでのUSオ−プンで、アービン・クレーンが14-1で150点の連続撞き切りをしたとき、なすすべも無く椅子に座ってました。ちょっと可哀想。

他にも沢山あります。古い記憶で書いてるから、間違い・勘違いがあったら御容赦。ちなみに、先日『ホントにあった笑い話』をコンビニで立ち読みしてたら、『自分の彼氏はダサくて、NIKEのことを、ニケって言うんだ』と嘆いてました。
でも、これは彼女の間違い、戦いの女神ニケの英語読みが、ブランド名NIKEになりました。そんな間違いを私もしてるかも。

もちクローバー
>  ポル太さん

カーブショットの応用ですね。着地後、手玉の軌道がフリとは反対に行きますよわーい(嬉しい顔)
>マンハッタンブルーさん

そうですよね 始めて見た時にはビックリしたものです。

玉突きって面白いですよね!
<見越しの少ないシャフトについて その3>

こんばんわ。今年もよろしくお願いします。先日は『アインシュタインの眼』で長矢プロがお元気な姿でトリックショットを見せていたので、にっこりでした。ちゃんと『スロー現象』まで言及しているのが、第2次ブームの頃のビリヤード番組と一味違いますね。

今回は、<見越しの少ないシャフトについて その2> にもう少し解説を加えてこの314関連の原理に付いての説明を終わります。 あとは、各キューメーカの素材開発が頼りになります。ハードに撞いても、ソフトに撞いてもストロークでシャフトの示す方向が、手玉の進行方向とパラレルならこんなに楽なことはないんですけどね。
それから、ここでの書き込みはビリヤードの物理を知って、このゲームを味わい深く楽しめる為に書いてます。読めば即A級なんてことはありません。私が証明してますげっそり レッスンプロに付いたり、定番で定評・実績のある練習の反復だけが上達の道だと思います。

さて、図29はキューで捻りを加えて撞いたときの314シャフトのタップが手球に触れてから離れるまでの状態を模式図で書いてあります。今回の図は、手球に加わる力を現す水色、青色、紫色の3つの矢印が書いてあります。これらの矢印は、高校の数学でならったベクトルと同じで、力は大きさと方向で表されます。そして、複数の力が同時に掛かったときは、それらを合成することで一つの力にまとめてから考えることができます。各色の矢印はそれぞれ:

●青色:撞いたことにより、タップと手球が一瞬固着状態なって先角の示す方向に手球に加わる、メインの大きな力を示します
●水色:捻りを掛けるため、球の側面を撞いたことによって、接線に垂直な小さな力が常に加わります
●紫色:これが実際に手球に加わる力で、青と水色の力を合成(力の平行四辺形)したベクトル(力)です。

ここでは、3つの図しか書いてありません。実際はインパクトからリリースの瞬間まで、連続的な変化になりますが、書ききれないので3つの図で代表しています。さらに、撞いたエネルギーの一部は、手球の『スピンのエネルギー』にも変換されていますが、ここでは『運動のエネルギー』だけ考えています。

インパクトからリリースの間に、手球には連続的にV0, V1, V2,---Vn-1, Vnまでの力が加わって、最終的に手球の進行方向が決ります。そして『見越し』の程度も同時に決って来るわけです。イメージし難ければ、指で手球を3回つついて下さい。どんなつつき方をしてもV1, V2, V3の3つの力が、最終的な手球の進行方向を決めます。

314に話をもどすと、このスティックは一番右の図にあるように、最後のねばり腰で進行方向に対し右方向成分(捻った側の)の大きな力を手球に加えます。この力は、正しく『見越し』を減らす方向の力です。

もちクローバー
<見越しの少ないシャフトについて 追記>

図30を追加します。

一連の紫の矢印は、撞いた瞬間からタップが手球から離れるまでの各時刻で、手球が連続的に受け続ける力とその方向を表しています。この間、約2/1000秒。
(以前、誰かがこの時間を数ミリ秒だとブログかどこかのサイトに書き込んだら、そんなはずないだろ!と非難轟々だったと嘆いていました。彼は正しい)

一番右側の図では、タップと手球が離れる直前に加わっていた力Vnを平行移動させて、手玉の中心Oに始点を持っていきます。(ベクトルはこの操作が可能)
さらにこのVnを進行方向への力Vnfと横方向の力Vndに分解して考えることも許されます(力の平行四辺形の逆操作)

結果的に、314シャフト特有のしなりがVndの力成分を大きくし、見越しをキャンセルします。

もちクローバー
<Throw: スローについて その1>

既に『スロー』という現象は、ビリヤードでは常識になり多くの人に知られているので、ここで今更とりあげてもという思いはありました。 しかしながら、ここには最近ビリヤードを始めた人も多いので、『スロー現象』に対して、体系的に知識を得たことが無い方もいるかも知れないと思いなおし、改めて書き込みをしてみます。

自分が最初に『スロー』の情報に接したのは、今から45年前の渋谷の『Cue』や、街のビリヤード場にぺたぺた貼ってあった『淡路亭』のポスターです。 今でも古い玉屋には貼ってあるかもしれない、レトロなポスターです。 そこには、球の厚みと的球の動き(角度)が図解されていました。 その内容は大いに参考になったけど、一つだけ球がくっ付きあっている図があり、理解不能の的球の動きが示されていました。 なんだこりゃ?? 今考えると、それが『スロー』の図だったんですね。 でも、そこに解説は皆無。 ひどいぞ『淡路亭』さんふらふら

そして、第二次ビリヤードブームが80年代後半に起りました。 『ボブ・バーンズ』のレッスンビデオ・本とかが発刊され、ようやくそういう事かと納得できました。 『The Science Of Pocket Billiards』に至っては、色々な実験冶具や条件を設定して、細かな実験を行い、数値データとしてその結果が掲載されています。アマゾンで入手できます。自分の買った本には、著者『Jack H. Koehler』氏のサインが入ってます。(やたらサインが好きな人みたいです) 詳細を知りたい方は、アマゾンで購入できます。

図31は、『Throw:スロー』を理解するための最初の配置図です。手前の白い球は手球です。上に4つの的球(カラーボール)があり、この4つの球は図のように接触しています。水色と紫色の中心を結んだラインは、サイドポケットの角に向いていて、このままだと角に弾かれそうです。 

『Throw:スロー』の知識を使って、なんとか紫色をサイドポケットに入れたいのですが、、、、、、以下のどれが正解でしょうか? (なお、柔らかいソフトなショットをします)
1)赤ボールに当てる
2)青ボールに当てる
3)赤・青ボールに完全に同時に手球が当たるようにする
回答は次回にします。 実験して答えを見つけてもいいですね。 ハードショットしたらどうなるかも確認してください。

次回は、2種類の『スロー』現象、『衝突によるスロー:Collision Induced Therow』と『捻りによるスロー:English Induced Throw』の解説と、その使い分けを解説します。お楽しみに。

もちクローバー
<Throw: スローについて その2>

既に御承知のように、正解は1)の『赤ボールに当てる』です。手球を赤に当てると、水色の的球は右上方向を向く水色の矢印方向に動こうとします。そのとき、水色と紫色の的球どうしが衝突することによって、紫の的球はサイドポケットの角に向かう大きな力(紫矢印)を受けます。

それと同時に、接触面に大きな圧力が掛かった状態で、水色の的球は右上方向に動こうとしているので、そこに小さな右方向の力(水色矢印--小)も生じています。あとはお馴染みの力の合成で、紫の的球は赤いラインに沿ってサイドポケットに向かいます。
手球で青球を狙った場合は、摩擦の向きが反対方向になりポケット出来ません。

それでは、3)の場合はどうか? 手球が赤青同時に当たったときは、衝突摩擦の成分は相殺されるので、紫球は角に向かいます。 また手球をハードに撞いた場合は、摩擦による力(小さい水色)より、衝突の大きな力(紫色)がはるかに大きくなるので、これも角に当たるでしょう。

ボブ・バーン氏は、このサンプルショットをハリウッドのスタジオでビデオにしたのですが、最初全く上手く行かなかくて困ったという裏話があります。その理由は、撮影に使ったボールは新品でツルツルなため、摩擦が生じ難いのでスローが起きなかったのです。困った彼は何をしたかというと、水色球と紫球の接触点にチョークをグリグリ塗って急場を凌ぎました。わーい(嬉しい顔)
チョークマークは、指紋とかの通常の汚れよりはるかに多くのスローを生じさせます。

もちクローバー
<Throw: スローについて その3>

的球の進行方向を、ポットするためスロー現象を使って積極的に変える第二の方法に『捻りによるスロー:English Induced Throw』があります。
アイデアは簡単で、捻りで手球にスピンエネルギーを与えられているので、その回転から生じる摩擦で的球がほんの少し進行方向を変えるのを利用します。(Fig33-1とFig33-2)

ストロークは、柔らかでソフトなタッチで撞きます。下の二つの例では、中心を撞けば、図32と同じで単なる『衝突によるスロー』の影響で的球の進行方向が変わります。(Fig.33−3とFig.33−4) この図で、さらに大きなスローの影響を得るには、『インサイド・イングリッシュ』によるスロー効果を効かすため、捻りを入れます。すると『衝突によるスロー』と『捻りによるスロー』の効果を同時に得ることができます。

自分の経験では、これが最大のスローを得る条件です。つまり:
 ●静止摩擦係数最大となる接触した手球と的球
 ●厚さ1/2くらいで、『インサイド・イングリッシュ』を最大に掛ける
 ●柔らかなストローク。バシッと撞くと2度撞きの恐れがあります

ショットがテーブル長の長いショットだと、球2個分くらいの方向のズレが生じるので外す場合があります。逆に通常取れそうにも無いショットでも、スローを利用して取ることが可能な場合もあります

この例では、球どうしが接触している例を挙げています。手球と的球が離れていても、衝突によるスロー、捻りによるスローの影響はでますが、動摩擦係数より静止摩擦係数の方が大きいという違いがあるので、最初から手球と的球が接触して静止している時の方が、スローが掛かりやすいと思います。

めったに無いショットですけど、チャンスが無いわけではありません。その状態で順番が回ってきたら、貴方は準備ばんたんです。技術は入りません。知識だけで撞けるショットです。

最後に大事なのは、この『衝突によるスロー』と『捻りによるスロー』をどう使い分けるかです。それはNext Shotの為手球を次にどこに移動させるかです。テーブルの左に持って行きたいなら、Fig33-1かFig33-4を使えば手球は左にいきます。手球位置を右に動かしたいならFig33-2 Fig33-3を選びます。

もちクローバー
<Throw: スローについて その4>

これまで説明したように、スローは一見不可能に見えるショットでもポット出来る事があるので使いようによってはとても有効です。しかし、図34に示すような普段のルーチンショットでは、スロー現象は扱いが面倒です。

何故かというと、何も対策を考えていないとカットショットでどの程度のスローが掛かるかは予想が難しいからです。例えば的球と手球が衝突した点に、たまたまチョークがこびり付いていたら大きなスローが掛かってコーナーの短クッション側の角に当たるかも知れないし、たまたまクリーンな面どうしでぶつかれば、ほとんどスローは起きません。
つまりイマジナリー・ボールで入るのか、スローが起きる事を見越してイマジナリー・ボールより少し薄めに狙えば入るのかは、神のみぞ知るということになってしまいます。

この事を昔から経験で知っているプロは、二つの方法で対処しています。

<方法1:ギヤ効果の利用>
狙いはイマジナリーボールの位置ですが、その際『順捻り』を手球に掛けます。そうすると図のように、CITと向きが反対の力EITが生じますから、それによってスローが起るのを防止できます。
さらに重要なのは、手球と的球の衝突面が汚れていようがツルツルだろうが気にせずに済むことです。このためプールのプロは本能的に『順捻り』を手球に掛けます。

<方法2:ハードヒット>
手球を強く撞くことにより、図の赤い矢印で表す力がとても大きな力になり、相対的に、CITが力の比率として小さくなり、スローの影響も小さくなります。
スローの効果を利用するときは、ソフトに滑らかに撞きますが、それと正反対をやるわけです。

以上でスローの解説を大体カバーしたと思います。EIT/CITは、レールショットのように比較的難しいショットの成否に関係するので、B級以上の方には必須の知識だと思います。

もちクローバー
図35

Color Of Money のお話 (ハスラー2)

今回はちょっと矛先を変えて、、、、、、
1986年にリリースされたこの映画が起爆剤になって、世界中でビリヤードブームが起きたのは、皆さん御存知のとおりです。映画自体は60年代の『The Hustler:ハスラー』のリメイクではないかという批判を浴びていました。でも、日本のビリヤード業界もブームで恩恵をこうむったと思います。練習ビデオの日本語の副題には『、、、ハスラーへの道』なんて、とんでもない題を付ける出版元もいました。日本でそれほどハスラーは生まれなかったようなので、大したビデオでなかったかもわーい(嬉しい顔)

60年代の白黒映画の『The Hustler』をまだごらんになっていない方がいたら、こちらの方が深みのある映画なので、是非観ることをお勧めします。コメディ俳優のJackie Gleason(ジャッキー・グリアソン)の演ずるミネソタ・ファッツの渋いこと渋いこと。それとゲームがストレート・プールなのでゲーム自体が複雑であり、クラスターの解析が深くてPoolのシーン自体に奥行きがあります。ここらへんの渋い場面は:
http://www.insidepoolmag.com/billiard-videos/video/262/The-Hustler-1-of-2
でうかがい知る事ができます。

さて本題の『Color Of Money』ですけど、有名なプール関係者がアドバイザーやちょい役で参加していますので、気付いた方も多いと思います。自分が気付いた範囲の有名どころでは:

●Steve Mizerak (スティーブ・ミゼラック)
ファースト・エディがトーナメントを棄権したときの対戦相手です。『なんて奴だ』などの台詞を言います。

この人はオールラウンド・プレーヤであり、2−3世代前、70年代のチャンピオンでした。ファンシーショットでミラー・ビールのCMが放映されたことにより、プールファン以外にも全米にその名が知れ渡りました。このショットは、日本のプールホールでもジューク・ボックスの合間に流れていたから記憶にある人もいると思います。6個を1ストロークで入れる有名なトリックショットで、最後に彼がコップを持ち上げ球をポケットに通過させます。

●Grady "Proffeser" Mathews (グレイディ・マシューズ)
これは、エディが『Forest Whitaker』(←良い性格俳優ですね)扮する黒人ハスラーにボコボコにされたとき、再起を図って訪れるプール・ホールのオーナー。 『親父を呼べ』の一言で登場するお爺さん。 昔、ハスラーとしてロードに出た頃の昔話をエディに語ります。 彼の実体験を語っているので説得力があります。

彼は、多数のインストラクションビデオを出していますが、その中でもちょっと毛色の違った『Money Game』というビデオを出していて、ハスラーとしての経験から、賭け球の時の心得、相手を見抜く方法とかをレクチャーしている、日本では在り得ないテープを出しています。さすが本場。

●Mike Sigel (マイク・シーゲル)
この映画のテクニカル・アドバイザーとして参加しています。画面では、最初の方でビンセントがジャンプショットをしますが、代役で撞いています。トム・クルーズはキューは完全に素人でしたが、数ヶ月の特訓で相当な腕に上がったとマイクはコメントしていました。二人ともサウスポーですね。

●Keith McCready (キース・マクレディ)
グレイディ・シーズン役でビンセントと2回対戦します。悪ガキ顔がはまり役でしたね。『撞けば撞くほど悪くなるだろ、、、』とか『ナイト・メヤー:悪夢だろ』とか、我々もちょっと相手に言ってみたい台詞を吐いてましたね指でOK
全米のトーナメントに参加してはまた何処かに居なくなる、風来坊のような奴だと誰かがコメントしてました。元はハスラーの出です、そして構えが映画のとおり特徴的で攻撃的なプレーヤーです。

●その他大勢のプール選手
アトランティック・シティのプールルームで大勢が練習していたり、賭け球をやっているシーンでは:
---Ewa Mataya(エワ・マタヤ)
北欧系の美人プレーヤー、プレイボーイ・マガジンに登場して一躍脚光を浴びたこともある凄みのある美人
---Jimmy Mataya(ジミー・マタヤ)
エワ・マタヤの旦那さん(離婚したかも)。強いという話は聞いてません
---マイク・シーゲルの奥さん
マイクの試合には、何処でも何時でも観客席にいますね。(これまた離婚したらしい)漫画のBettyちゃんみたいな顔してます。
---Howard Vickery(ハワード・ビッカリー)
特徴ある顔なので覚えていました。彼の試合のビデオは1本くらいしかもっていません。上手なプレーヤですが、TOPに君臨するとはなってない選手です。

他にも出ていると思いますが、気付いてません。

もちクローバー
<サイド・ポケットの話 その1>

かなり思いつくまま書いているので、話が色々な方向に飛んでしまいます。

今回は、サイド・ポケットに関する簡単なTipを紹介します。5−9やってる人以外で、サイド大好きという人はあまり居ないと思います。サイド狙いは、狙ってはいけないゾーンがテーブル上にあります。

図36を見てください。右上に見えるサイド・ポケットが対象です。図の灰色のゾーンにある的球(赤色表示)を、右上のサイド・ポケットに狙ってはいけません。この限界線は、サイドポケットと2ポイントを結ぶ直線になります。

もちろん、この限界線のわずか内側に入っている的球をサイドに狙っても絶対入らないわけではありませんが、この境界線を境にして難しさが指数的に上昇するため、とても危険なショットになります。従って、一般的には他の的球を狙うとか、セーフティに行くとかの他のオプションを選択したほうが良いと思います。

『サイド・ポケットと2ポイントを結ぶ限界ライン』を知っていると、ショットセレクションを素早く、スムーズに行うことが出来ます。

もちクローバー
<キッキング・システム その4 Two Rail Kicking System>

こんばんわ。今日は関東地方は暖かかったですね。午前中は鉄塔に登って、アンテナ回転器の修理。午後は日差しに釣られて、B級のMy Mixiさんと球撞いてしまいました。
半年ぶりにキュー握りました。案の定ボコボコにされました。ルーチンショットも入りません。毎日撞いている人にはかないませんわ。
  『遠慮してB級と言っているんでしょ?』
  『それはないです!』

==============================

今夜は、キッキングシステムの4回目で、Two Rail Kicking System、つまり2クッションさせてコーナーに向かうシステムです。(図37)

基本的な参照線は、手前のサイド・ポケットの穴前と第一ダイアモンドを結んだ線上に手球がある場合有効となるシステムです。狙い方は1ポイントに目掛けて、以前のキッキングと同じように、柔らかくスムーズなストロークで、右上撞きの押し捻りを掛けます。すると図のように右下コーナーに向かいます。コーナーから外れる場合は、撞点だけを少しだけ変えて(強さ、ストロークなどの他の要因は変えない)、右下の穴に入るようにします。かなり正確に出来るようになったら、撞点、強さ、ストロークなどを変えず、心に記憶します。

以前の、1レール・キッキングの場合でも同じことが言えますが、このショットが正確にできるようになると、37図で『セーフティ大通り』とあるように、かなりの広い範囲でセーフティを容易に取ることができます。

  『球3個分の幅で、セーフティ可能ゾーンが得られます』

難しいショットですが、見かけよりかなり楽にセーフできます。2連続ファールで、こんな場面になったら頼りがいのあるシステムです。

この線上に手球が無く、もっと左下のコーナーに近い場合は、最初の参照線を左下方向へ平行移動させます。その場合、短クッションに近くなるため、短クッションからのキックが強くなるので、最初の参照線と平行にせず、ほんの僅か最初のクッションの狙いを上にずらします。

図37にあるように、左上に向かうラインと、2クッションを終えて右下コーナーに向かうラインは、完全に並行にはなりません。(ロング方向に変化します)
この理由は、手球の進行方向から見て常に左側でクッションに入ります。その際のクッションとの摩擦で(順捻りを掛けたような)回転が掛かるので、ロングへと(開くような)変化がおきます。別の言い方をすれば、運動エネルギーが回転エネルギーに変化しているわけです。キャロム・プレーヤは、この辺の感覚に精通しています。

もちクローバー

ログインすると、残り60件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ビリヤード好き 更新情報

ビリヤード好きのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング