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高次脳機能障害コミュの発達障害か、それとも高次脳機能障害か?

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小学生の娘がいます。気になる点があった為、児童精神科で検査を受けたところ、発達障害と診断されました。小さい頃から診断を受けていたわけではないのですが、ふと、交通事故などにより高次脳機能障害になる人がいるという話を聞きました。うちの子は頭部外傷の経験があるので、どちらなのだろうと気になりました。

2年前に、同じクラスの子に勢いよく突き飛ばされ、後頭部を強打し、病院に運ばれました。嘔吐したため、入院して点滴をしましたが、CTの結果、「子供だから小さくて写らない可能性はあるが、出血はなさそうです。」と言われました。事故直後、気持ち悪くなって目が見えなくなり、目の痛みがあった為、こちらの要望で退院時に眼科も受診しましたが、異常はないと言われました。なお、事故の際は手術もせず、MRIや脳波の検査は行いませんでした。

一年ほどして、目の動きがおかしいと思って別の眼科に行ったところ、斜視と診断されました。その時は事故のことをすっかり忘れていたのですが、「発達障害は脳になんらかの異常がある為に起こるもの」と聞き、事故のことを思い出し、まずは斜視についてだけでも、関連性がないか確認したいと思い、事故当時、診察を受けた病院の眼科と脳神経外科を受診しました。当時、診ていただいた医師は不在でしたが、別の脳神経外科の医師からは「事故との関連性はないと思う」と言われました。また、眼科の医師は、当時のカルテを見て、「強い衝撃がきっかけとなって斜視が起こることはあります。『寄り目が苦手』と書いてあるので、その兆候が出ていた可能性があります。」と言われましたが、脳神経外科の医師の勢いにおされて、その後、「事故とは関係ないと思います。」と訂正されました。

ここ数ヶ月は頭痛をひんぱんに訴え、以前、好きだった食べ物も「食べたことがないからいらない。なんていう食べ物?」と言ったりするので心配しています。

発達障害と高次脳機能障害の違いは何でしょうか? 判別は難しいのでしょうか? 今、発達障害として病院に通って診察を受けていますが、通院以外にも、私自身が研修に行ったり、療育のためのイベントに参加したりと、経済的な負担は大きいです。高次脳機能障害だった場合でも、それを証明する手段もなければ、今さら補償も受けられないかも知れません。それよりも、子供自身に目を向けて、手助けをしてあげないといけないと思っていますが、私自身がすっきりしないため、医師に聞くと、「お母さんは何をしたいのですか?」と逆に聞かれ、言葉につまってしまいました。私は訴訟を起こしたくて質問したのではないのですが…。

時間的なゆとりもないし、子供の将来のためにやらなければならないことがたくさんあります。でも、どちらなのか知りたいのです。子供に障害が残ったのは、私のお腹にいる時のことが原因なのか、出産時のことが原因なのか(そのどちらであっても責任を感じています)、事故が原因なのか…。

発達障害も斜視も、今年になって診断されたので、事故との関連性を疑ってしまいます。難しい問題だと思いますが、少しでも情報をいただける方、個人的な考えでも構いませんので、よろしくお願いします。

また、何か「こうした方が良い」というアドバイスがあれば、教えて下さい。
よろしくお願いします。

コメント(20)

1歳児はお釈迦様以外はちゃんとした言葉を喋りませんが、これは失語症とは言いません。
まだ言語機能を獲得していないからです。言うなれば未発達です。

10歳の子供が喋れない場合、2つのケースが考えられます。
一つは、発達が十分ではなく言語機能をまだ獲得できていない場合。
もう一つは、ちゃんと発達して喋られるようになったけどその後に何らかの問題で言語機能を喪失した場合です。
前者は発達障害で、後者は高次脳機能障害です。


高次脳機能障害であることを示すには、
少なくとも一旦はその機能を獲得していたことを示す必要があります。
小児の場合、それまで正常に発達していたのかを示すのが難しい場合があります。
例えば、生後半年で頭部外傷を受けた後、5歳になってもうまく喋らないのは、
これが外傷の後遺症としてなのか、
それとも外傷がなかったとしても、もともと言語発達障害で喋れない運命だったのか、
はっきりと鑑別するのは困難です。

障害の原因について、「原因となる可能性がある」ことを示すのは難しくないかもしれませんが、
「原因である(orでない)と断定する」のは難易度が跳ね上がります。
事故が原因として補償を求めるには、事故以外に原因はないと示す必要があるので、難しいと思います。
手帳の交付を求める時よりもさらに確実性が必要とされると考えます。


それから、斜視は後天的であっても高次脳機能障害には該当しません。
入れるならば視覚障害の部類に入るでしょう。
まことらぶさん、ありがとうございます。まことらぶさんは私と同じような経験をされているのですね。こんなモヤモヤした気持ちを理解してくれる方がいて、ホッとしました。

かずちさん、ありがとうございます。斜視は、高次脳機能障害とは違うということは分かっていますが、後天的に斜視が出てきたことにより、脳の一部になんらかのダメージを受けている可能性があると思い、書きました。担当医に相談したところ、「発達障害は先天性のものであるという考えが基本だが、事故が引き金となって表に出てきた可能性はある」ということでした。

うちの子は、小学校に上がるまでは、聞き分けもよく、賢い、育てやすい子でした。勉強や習い事も自主的にやる子でした。保育園でも名前を知らない人はいないほど、友達も多く、人気者でした。小さい頃は片付けもちゃんとできていて、家にくる友人に感心されたほどでした。でも、小学校に上がり、半年で事故に遭い、その後、字を書くことが苦手になり、周囲とのコミュニケーションの苦手さや、キレてパニックを起こすことが多くなりました。いじめを受けることも多く、親としては心配ばかりの毎日でした。子供から笑顔が失われたことが一番、悲しいことでした。

トッシュさん、ご苦労なさっているのですね。高次脳機能障害の場合は、訓練により、再習得できるのですね。正直、ショックでした。医学的には、「発達障害は治らない」という考え方なのです。なので、リハビリを受けることはできませんし、療育ができる施設も限られています。本人が生きやすくなるようにするためには、周囲が本人の特性を理解し、支援することが必要だと言われますが、まだそれが理解されていません。また、社会保障も充実しておらず、親が亡くなった後のことを心配している方も多いです。

「必要なのはこれから先どのようにしてみずからの生活手段を習得させてあげられるか」はいつも悩んでいることです。診断が出てから、子供の為に多くの本を読み、相談機関に出向きましたが、リハビリのようなものに当たる、「療育」の受け入れ先は見つかりませんでした。生活に困難が生じているのに、見えにくい障害だから理解されず、「本人が困っている」ということが周囲に伝わらないのです。医師から聞いたのは、自閉症の度合いが軽度であるという判断をされるから、後回しにされるということでした。悲しいですが、これが現実です。「施設に来ても意味がない」というようなことを言われました。頼るべきところが見つからないので、結局、親が勉強して、子供が将来困らないように育てていくしかありません。

発達障害の場合は、「治そうと思わず、障害をそのまま受け入れ、その人が生きやすくなるように周囲の環境を整えたり、周りの人が理解や支援をすること」が重要と言われています。

皆さんから話を聞いて、発達障害と高次脳機能障害は判断がつきにくいと言えども、全く違うものだと思いました。悲しいですが、「発達障害である」という認識で、子供の為に今できることを考えていきます。

ありがとうございました。
ご心配ですね
文面だけからは何とも判断がつきづらいものがありますが、
高次脳機能障害は、障害を受けるまでできていたことができなくなる、
それも事故直後から現れます(脳に損傷があるため)。
発達障害は、正常と考えられる発達(社会性、言語、情動等)から外れている、遅い
大雑把にはそのような違いです。
何故発達障害が起こるか、その原因は障害の種類によってまちまちで一律には断定できない、現在の医学水準ではまだ解明されていない部分が多いですね。
専門外ですが、お子さんは発達障害かな?そう感じます、
お子さんの行動面、身体的からは。
お母さんとしてはご心配でしょうが、
場合によっては、お子さんに悪い影響を与える場合もあります、精神的に。
ゴメンナサイ、単なる勘で物を言うことは良くないんですが、
ヒステリー症状のようにも感じるんですが。
歳で障害を負った、17才の娘がいます。これまで多くの先天性、後天性、健常な親子たちと接してきて、感じていることを書かせていただきます。

健常児であれ、先天性障害児であれ、後天性脳損傷児であれ、親の影響を受けて育っていくということは同じです。子どもたちは、「親が自分のことで困惑している」=「今の自分は否定されている」と受け取り、不安定になります。
子どもに障害があろうとなかろうと、親が精神的に揺らいでいると、子どもの成長に影響すると思います。

障害児関連のイベント等に行って元気をもらってくるのならいいんですが、いろんなことを考えて悶々とするならば、お休みした方がいいと思いますよ。障害についての知識を高めるよりも、目の前のお子さんと一緒に、お散歩したり、お花を育てたり、一緒に楽しむことの方が、将来には活きてくると思います。
肩の力を抜いて、普通に子育てしてください。

我が家のお嬢は、車いすで、言語障害があって、手も不自由で、高次脳機能障害もありますが、妹たちと同じように扱って来ました。(妹たちは「ねーちゃん甘やかしすぎ!」と言いますが)
脳天気でアバウトな家族の中で育ったお嬢は、「障害があるからなんなのさ!」的に、たくましく育っています。 ついでに、低身長の妹たちも、体が小さいことを全くコンプレックスにせず大きくなりました。「小さくたって・・・」と周りに言われながら大きくなった私とは大違い、普通のお子さんよりも積極的で、人前に出たがる子どもたちです。

心配でも、子どもには不安を見せないで。楽しい明るいお母さんでいて下さいね。(障害があることに責任を感じちゃ、ぜーったいにダメです。悪影響こそあれ、良いことなんて何もありません)
子どもの場合は「後天性」というのは、何か保障問題が発生するときにかかわるだけで、育て方、接し方、療育等は、先天性の子と区別無く応用できると思います。こだわる必要は無いと思いますよ。
zoroさん、ありがとうございました。お医者様なのでしょうか?
実は、担当の医師に相談したところ、事故当時の子供の様子はヒステリーの症状ではないかと言われました。ヒステリーはカッとなってキレて怒る事だと思っていたのですが、医学的にはこのようなことを指すということでしょうか…。

ミィさん、ありがとうございました。

>障害児関連のイベント等に行って元気をもらってくるのならいいんですが、いろんなことを考えて悶々とするならば、お休みした方がいいと思いますよ。障害についての知識を高めるよりも、目の前のお子さんと一緒に、お散歩したり、お花を育てたり、一緒に楽しむことの方が、将来には活きてくると思います。

ミィさんのおっしゃるとおりですね。実は、今日、所属するサークルの学習会に初めて参加しました。勉強にはなりましたが、正直、疲れてしまいました。同じような悩みを持つ人と交流すれば有益な情報が得られたり、自分も支えられる
かなと思いましたが、期待したものとは違っていました。まだサークルの中に友達がいないので、オリジナルの名刺も作っていったのですが、やはり子供を置いてきている方が多いせいか、すぐに帰られる方ばかりで、すでにグループもできあがっている感じで、声をかけるタイミングがつかめませんでした。

講師は有名な方だったのですが、ビジネスとして成功しているからかも知れませんが、言葉や表情からは温かみを感じることができず、私が安心して相談できる人ではないと思いました。

疲れているなら託児も可能だと言われ、利用をすすめられましたが、お断りしました。ミィさんのおっしゃるとおり、私は子供と一緒に散歩をしたり、遊びたいのだということにその時気づきました。

うちの子は温和で優しい子なのですが、ちょっと変わっているせいか、学校で孤立したり、いじめられることもあり、担任の先生からも理解されないので苦痛を感じているのだと思いますが、子供の長引く頭痛の原因が分からなくて、あちこち検査に行きましたが、子供と病院まで二人きりでドライブしたり、病院で診察を待つ間に話をしたり、通院の合間のランチなど、楽しいことはたくさんありました。病院にいくよりも、楽しい場所に行って、たくさん遊べば、頭痛なんて治ってしまうのではないかとさえ思いました。

でも、だんだんと私自身が疲れてしまい、診察の待ち時間も子供と離れたところに座り、子供は指しゃぶりをしながら床にゴロっと寝そべっている…、といった感じでした。ミィさんのコメントを読んで、それではいけないと思いました。

フルタイムの仕事をしている為、なかなか子供との時間を作ることができないでいますが、貴重な時間を子供と一緒に楽しく過ごせるようにしたいと思いました。見ず知らずの私に、温かい言葉をかけてくださってありがとうございました。

脳外科医で精神科ではないことを最初にお断わりしておきますね。
幼児の精神科は難しいと思いますよ、だから幼児専門のDrの診察が良いのではというのが率直な感想です。
まずヒステリーとは精神科的には神経症に分類されます。
高名なフロイトは、ヒステリー分析から精神分析を始めたんですが。
症状は、多種多様で、普通イメージされるヒステリーとは随分違います。
立てない、歩けない、話せない、字が書けないなどの運動障害もありますし、
見えない、聞こえない、痛みを感じないなどの感覚障害、
嘔吐、頭痛、物忘れ(健忘)などの意識障害もあります。
検査しても身体的・生理的には異常なしの所見ですが、
検査したり、思うようにならないことがあると余計に症状を誇張することもあります、
特に幼児の場合は。
都合の悪いことを無意識の中に抑圧した際に、それが暴れて身体症状となって出てくる(転換ヒステリー)、そんな大雑把な理解で良いと思います。
ただ、専門外で、またお子さんを診察したわけではないので、
トビ主さんの文章からの推測程度ということで。
ご参考までに
病院でリハビリ(作業療法士)の仕事をしている者です。


>小学校に上がり、半年で事故に遭い、その後、字を書くことが苦手になり、周囲とのコミュニケーションの苦手さや、キレてパニックを起こすことが多くなりました。


→それまでできていたことが、事故後急にできなくなっているのであれば、頭部外傷(脳損傷)による高次脳機能障害である可能性が高いかと思います。

頭部外傷により、性格変化や感情の抑制障害(キレやすい等)、記憶力・注意力の低下、反社会的行動などの症状が表れる
ことがあります。


ただ、他の方がおっしゃっているように、そうなった原因を究明することは重要なことではありませんし、お母さんが責任を感じる必要はまったくありません!!


>医学的には、「発達障害は治らない」という考え方なのです。なので、リハビリを受けることはできませんし、療育ができる施設も限られています。


→リハビリを受けることができない、ということはないと思います。

地域によってサービスに限りがあって難しい…
ということはあるかと思いますが、
広汎性発達障害や自閉症のお子さんに対してのリハビリ(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)は行われています。


お住まいの地域に、
地域療育センターや、
小児専門の通所施設や病院のようなところはおありでしょうか


そういったところで相談されて、それでもリハビリは受けられないと言われたのであれば、
障害が比較的軽い方であるか、リハビリの空きがなく受け入れができない…などの事情があるのかもしれません。


医師でも、保健師でも、カウンセラーでも、同じようなお子さんを持つ親御さんでも、誰でもいいので、何でも相談できる信頼できる方が見つかるといいですねクローバー



発達障害にせよ、高次脳機能障害にせよ、外から見てわかりづらい障害のため、中々理解してもらうことが難しく、
本人にやる気がないとかなまけているだとか、育て方が悪いだとか言われてしまうかもしれません。


しかし、医師からの診断を教師や周囲の人に伝え、勉強が習得しにくかったり、友達となじみにくいことは、本人の努力不足ではなく、病気・障害のせいなのだ、ということを理解してもらえると、お子さんのためにもよいかと思います。


長々と失礼いたしました。
かつてリハビリテーションセンターで、発達障害と高次脳機能障害の双方を担当していた心理士です。さぞお辛いだろうとお察しし、書き込みせずにいられなくなりました。

>小学校に上がるまでは、聞き分けもよく、賢い、育てやすい子でした。勉強や習い事も自主的にやる子でした。保育園でも名前を知らない人はいないほど、友達も多く、人気者でした。小さい頃は片付けもちゃんとできていて、家にくる友人に感心されたほどでした。

>小学校に上がり、半年で事故に遭い、その後、字を書くことが苦手になり、周囲とのコミュニケーションの苦手さや、キレてパニックを起こすことが多くなりました。

事故前と事故後でこれだけの変化があること、自分の臨床経験では、発達障害の患者さんでこのような経過をたどる方は稀であること(そういう障害がないわけではありませんが)から、外傷の後遺症の可能性が高いと感じます。

後頭部を強打した、ということですが、先の方も書かれているように後頭部には視覚野があります。
また強打した反対側の部位(つまり前頭部ですね)も損傷することが多いです。
つまり、後頭葉の損傷で視覚的な問題が、前頭葉の損傷で「キレやすくなった」と考えれば説明がつきます。

私の考えでは、脳外科よりもリハビリテーション科(高次脳を診ているところ)を受診されてはどうかと思います。

最後に、診断よりリハビリが大切なのはもちろんなのですが、
親御さんは「純粋にお子さんのことを理解したい」と思われる方が多いです。
なので、「知ってどうしたいのか?」と聞かれても「ただ理解したいんだ」という理由で十分OKだと思います。

応援しています。
色々な立場の方から種々の見解がなされていますが、
それはそれとして尊重すべきかと思いますが、私なりの見解を。
発達障害に関しては、胎児、周産期、出産後、どの段階でも起きます。
ただ、その原因は、胎児では遺伝的負因(ダウン症、何らかの感染症等)、
出産時では低体重、仮死状態での出産に伴う低酸素による脳細胞の損傷、
出産後では外傷、感染症などあります。
乳児期に、多くは知能、運動の発達の遅れ、無表情(笑わない等)などでおかしいと気づくことが多いのではと思います。
トビ主さんのお子さんの場合は、幼稚園まで知能、社会性、運動能力とも普通とのことで、生まれつきのものではないかもしれませんね(ただ、小学校入学などで異常に気づくこともあるようですが)。本当に発達障害だとしても、生まれつきではなく、小学校入学後の脳損傷(感染症、外傷)によるものと考えることもできます。
MRIによる発達障害診断も一部ではあるようですが、これは海馬という記憶に関わる部分の異常を画像により診断しようというもので、全ての発達障害を診断できるオールマイティな方法ではないと思います。
次に高次脳機能障害に関してですが、
多いものは、脳卒中、腫瘍などにより、脳細胞が局在的に損傷を負ったもの、
交通事故などの外傷性による「びまん性軸索損傷」と言って神経細胞が損傷を負ったものです。
この場合、「びまん」とは、病変を限定できず広範囲ということです。
脳実質は豆腐より少し硬い程度ですので、激しい衝撃で一箇所だけではなく多くの場所が損傷を受けます。特に衝撃に伴う脳に回転エネルギーが伴うと、神経細胞(軸索)がそれにより至るところで引きちぎられる、そのような損傷を受けます。また打撃を受けた脳の反対側が損傷を受けることも多いです(衝撃により脳が動いて反対側の頭蓋骨にぶつかる)。
軸索損傷は画像診断では基本的には分かりません。ただ、小血管も同様にちぎれることがあるため、至る場所に小出血を認めることで間接的にびまん性の損傷を疑います(勿論正常脳画像の場合もあります)。
ですから、長時間(6時間以上)の意識障害で診断することが多いです。幼児の場合、泣くことがあった場合には意識障害なしと判別されます。受傷後の嘔吐、一過性視力障害は幼児ではかなりの頻度で認められます(ある種のパニック症状、一時的なホメオスタシスのバランスが崩れた)。良性頭部外傷後脳症候群とか小児頭部外傷後嘔吐症とか呼びますが。長引く重篤な嘔吐は、脳幹(生命維持のための重要な部位)の嘔吐中枢の刺激によるもので、これは脳幹が損傷を受けている証拠で、生命に関わります。一過性のものは特に心配いりません。
(長文ですので、続きは次のコメントで)。
コメントの続きです。

さて基本的に機能障害は、認知障害(知的障害)、情動障害(人格、性格の変化)です。記憶力が落ちた、言葉の理解力、会話力の著しい低下、性格が別人のように変わったというようなものです。これは、脳神経が至るところで損傷を負った結果です。
受傷前後で簡単な計算もできなくなった、会話力、記憶力の変化が著しい、まったく別人のように性格が変わってしまった、そのようなことがあれば機能障害かもしれませんが、そうでなければ機能障害はどうかなって思います。また、受傷直後の意識障害の程度でも大よその察しはつきます。
またある程度期間が経てば、損傷を受けた神経細胞はごみとなり排除されるため、その分だけ脳の容積が減り、脳室の拡大、脳萎縮が認められる場合もあります。受傷直後の画像と比較すれば分かります。
斜視ですが、これは外傷による神経損傷でも起きますが、多くは脳幹、前頭部、側頭部の損傷が多いです。神経損傷でしたら眼科ではなく、神経内科が良いと思います。
後頭部には、視覚野と呼ばれる視覚情報を処理する機能部位がありますが、これは視覚情報処理のことです。眼球の動きは、脳幹から出る眼球運動神経(動眼神経、滑車神経、外転神経)に支配されます。ですから、外傷直後、目が片方に寄った、瞼が垂れ下がる、このようなものは脳幹の損傷を疑います。眼球を動かす神経は、脳幹から中脳を通って側頭部から眼球という経路を辿りますから、後頭部打撲では、眼球の動きというより、視覚(見え)に関わる障害の可能性はあります(弱視、複視、視野の欠損等)。
前のコメントにも書きましたが、脳の損傷による機能障害の可能性も否定できませんが、受傷後早期に顕著な変化が現れます。
発達障害では、先天性の顕著なものなら乳児検診で発見される可能性が高いです。
私は学校でのイジメ、孤立などを考えると、リハビリもあるのかなとは思いますが、
一方では情動不安の時期ですので、お子さんの各種症状はヒステリー症状かなとも思います(機嫌が良く、ニコニコして普通と変わらないときもあれば余計にそう思います)。ですから、カウンセリングもありかなって思います。
長々と書きましたが、乳幼児は、これからです。脳の機能発達ではまだまだ不明な部分が多く、可塑性に富むものです。
ですから、良い刺激、情動の安定(ストレスからの開放、甘え、依存・承認欲求を満たす等)で良好に向かうことも多いです。
大変だとは思いますが、短期間での変化を求めず、気長に向き合って現状、存在を認めてあげる、そのような姿勢が重要かなって考えます。
ただ、良い刺激とは、原因に適ったものである、そのように考えますので、
闇雲は民間療法と同じで振り回されますので、実績のある信頼のおける医療・福祉関係者を見つけ、長くじっくりとした付き合いをされると良いのでは。

後頭葉の損傷により視知覚やイメージの障害が起きているのかなと思いました。
文字が苦手だったり、見ているものが何かわかんない、友達の顔の区別がつかないなんかの状態が続くことで、二次的に勉強についていけなかったり、お友達と上手く遊べなかったり、そのせいで学校に行ってもじっとしてられなかったり、友達に馬鹿にされてカッとなったり。
まあ憶測の域を出ないですが・・・。
tamago*udon さんのお住まいの地域がわからないんですが、最近は学校で学習障害のお子様を対象に生活支援をしている専門家も居ますので、どっかで繋がるといいな〜と思います。都道府県に一つは高次脳機能障害センターがあると思いますので、そちらへ受診されるのもいいかなと思います。
お仕事もされて大変ですね。
お子さんのこと心配ですけど、大事なことはその子のできるとこをお母さんが大事にしてあげることだと思います。「本当は優しい」んじゃなくて、「優しい」んですよ。いっぱい褒めてあげてくださいね。
家の娘は4歳で、先天性の脳血管障害により、脳梗塞ができて、それまで上手に歌えていた歌が歌えなくなったり、伝えたい言葉が上手に出てこなかったり、集中力がなくなったりという症状がでました。
お陰様で、信頼できる先生に巡り合え、脳血管手術をした後に小児の高次脳機能障害専門のリハビリをしている病院に入院し、2か月集中的にリハビリを受けました。どのように、この子と接していけばよいか、どんな症状なのか、理解できた気がします。小児の高次脳機能障害のリハビリを受けたらいかがでしょうか。

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