在日コリアン(在日韓国人朝鮮人コミュの【明石康氏「法律的アプローチでは独島問題は解決しない」】

国際感覚のある人はやっぱりいうことが違うね。
この人については、そんなに知らなかったけど、なかなかいいことを言うなあと思った次第。国旗を背負わない人なんだと思う。

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http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=103667&servcode=A00§code=A00

【明石康氏「法律的アプローチでは独島問題は解決しない」】

　明石康元国連事務次長（７７）は、カンボジアとユーゴ紛争をはじめとする国際紛争当事者たちを仲裁した紛争専門家だ。宗教と民族、領土をめぐり対立している現場を見つけ、交渉と平和をあっせんしてきた彼は、国連退職後、現在、日本紛争予防センター所長を務めている。半生を国際人として生きてきた彼は、韓日間で尖鋭に対立する独島（トクト、日本名・竹島）問題をどのように見ているのだろうか。東京の六本木にある事務所で明石氏に会い、国際社会から見た独島（トクト、日本名・竹島）事態と北東アジア・韓日関係に関する意見を聞いてみた。

－－独島に関する韓日両国の国民間の認識はあまりにも違う。日本政府はこの問題を国際司法裁判所で決めようという立場だが、韓国はこれに反対している。

「国際司法裁判所が１９６２年、領土紛争に関する判決を下した事例がある。裁判はカンボジアの勝利に終わった。タイとカンボジアはプレアビヘア（PreahVihear）をめぐり、今でも争っている。結局、法律的なアプローチは究極的な解決方法にならない。民族とアイデンティティーに関する問題ではより一層そうだ。韓日両国の独島問題も法律を超えた知恵を発揮しなければならない」

－－それでも韓国では国際司法裁判所など第３の機構で独島問題を決める場合、経済的にまた国際社会で発言権が高い日本に有利な結論が出てこないだろうかと懸念する世論がある。

「韓日両国の共通点は自身をとても小さく見ている点だ。韓国は底力のある国で、国際社会での業績も多い。国家地位は領土の大きさでなく自信が重要だ。過去、日本は敗戦し、植民地として持っていた地域を含み、領土の４０％を失った。しかし結果的に見れば日本はからだが軽くなったので戦後の経済・貿易・投資、そして科学技術の発達で経済大国になることができた。国家の大きさと豊かさは別の問題だ。１＋１＝２でなく、３または４になる時代という事実を知っておかなければならない」

－－福田康夫首相の外交、特に韓国や中国などアジア周辺国に対する外交政策を評価してほしい。

「福田首相が官房長官の時期に行った国際平和協力懇談会の座長を務めたことがある。福田首相はバランスが取れ、明確な見方で日本と世界問題を見て進取的に出て行かなければと考えている。中国もそのような事情を知っており、福田首相を信頼しているとみている。福田首相は韓国に対しても同じように考えているだろう」

－－福田首相のアジア重視外交を信じた韓国政府や国民は今回の中学校教科書解説書に独島（トクト、日本名・竹島）が言及されたことに対してかなり失望している。

「日本の首相は米国大統領のような権力を持っていない。日本のメディアを見ればよく分かるだろうが、福田首相がしたいことをすべてするわけではない。独島は日本人たちの意識でそれほど大きな地位を占めていない。むしろ日本の立場では今回の解説書は韓日間の独島に関する意見が違うということを明確に入れることによって、韓国を配慮したともみられる」

－－国際社会で４０余年間活動しながら、世界から見た韓日関係を分析してほしい。

「冷戦以後、イデオロギー問題をめぐる国家間紛争は急減した。９０年代以後にはむしろ国内民族問題と文化、人種、宗教問題が台頭している。しかしアジア、特に北東アジアでは依然として国家同士が対立し、民族主義も強くなっている。２１世紀に、時代遅れなことをしているのではないかと思う」

－－世界の中の韓国はどんな国なのか。

「韓国は日本よりさまざまなハンディキャップを持って出発した国だ。日本の植民地政策で苦痛を受け、独立した後にもまた戦争を行い、ここまで成長した。短い期間で急激な経済成長を成し遂げただけでなく、潘基文（パン・キムン）国連事務総長ら国際社会で活躍する人材も多く輩出している。特にこれから国を率いていく国際的な人材養成の側面としては韓国から見習う点が多い。国際化の中で各国が生き残るために人材の養成が最も重要な課題となったと思う。

◇明石康＝秋田県出身、東京大学と同大学院を終えた後、フルブライト奨学生として米国、バージニア大学院を修了した。１９５７年、日本人としては初の国連入り、カンボジア暫定統治機構代表などを務めた。人道問題担当事務次長を最後に９７年に退任。その後、広島平和研究所初代所長を務め、現在は日本紛争予防センターの会長となり、民間平和運動を展開している。世界と交流できる人材を育成するのが目標だ。著書には『国連から見た世界―国際社会の新秩序を求めて』『サムライと英語』などがある。

東京＝パク・ソヨン特派員／中央日報Joins.com
2008.08.19 16:05:24

コメント(15)

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[2] mixiユーザー 08月22日 20:01

解決?

独島が今のまま韓国の実効支配を続ける。
それが現実。

これをひっくり返そうとするなら戦争しかない。じゃあ、戦争するほどの価値があるんですか?

日本にとっての竹島というのは、朝鮮を始めとしたアジア侵略の過程で起こった日露戦争の時に、軍事的価値を考えて望楼を作ったりした程度のこと。戦争が終わったときは、『戦勝記念の名所』として新聞に写真入りで紹介されたり。

そして、日本の敗戦後はほとんどすべての日本人にとって関心が向けられなかった島。

二一世紀にはいった今、平和憲法の改正を目標に置いている自民党の日本が、竹島に関心を示せば示すほど、日本はかつての朝鮮侵略について反省をしていない国というイメージが膨らむだけで、国際的にも損失があるんじゃないかな。

さて、日本は国際司法裁判所に持っていきたいようだけど、尖閣諸島や北方四島についてはどうなんでしょう。そういう声は聞こえてきませんね。中国やロシアを仮想でも敵国にはしたくないんでしょう。

話を元に戻すと、領土問題というのは、『実効支配』に尽きるんです。

『固有の領土』なんてあるはずがない。国境は変わるものです。歴史をみればわかる通り。日本が大日本帝国の時代の一時期に竹島とよんでいたにすぎない独島、そういう認識が必要じゃないでしょうか。

竹島をクローズアップさせようとしている人たちがいるけど、その人たちの本当の狙いは、ナショナリズムの昂揚なんじゃないかな。実際に日本が実効支配するなんてつもりはさらさらない。

あるのは、『普通の国』＝『戦争のできる国』にするための『国民国家意識』昂揚の地ならしにすぎない。
『拉致問題』でも、そういう匂いがプンプンするでしょ。

願うのは、そういう連中のたくらみに簡単に乗せられないでほしいということ。

[3] mixiユーザー 08月22日 20:10

竹島って領土問題なんですか？
あたしゃてっきり漁業利権と実質「それで飯食ってる」両国の漁民の問題、なんだと思ってました。
そういう意味での落しどころを両国の政治的なレベルで武力によらないで、政治の力で刷り合わせるのが「解決」なんじゃないんでしょうか。

ま、私も他人事なくらい関心ないけどね。
どっちでもいいよ。

[4] mixiユーザー 08月22日 20:44

　韓国でも日本でも漁業権の問題のレベルではなくて領土問題にしています。
　韓国の場合には、領土問題というよりも歴史問題という認識の方がはるかに強いですね。「一番最初に奪われた地」ということです。

　ゆめさんがおっしゃるように、漁業権の問題だったら協商の範囲で解決できるものでしょうし、従来は実際にその範疇でした。

　島根県が『竹島の日』なんていうのを制定したことからややこしくなったんです。
　その背景にどんな勢力がいたのか、そのことに一番注意を傾ける必要があると思います。

[6] mixiユーザー 08月23日 01:05

うーん…

さて、では、キナコ風味さんは、どうすればよいとお考えかしら。
歴史を見てみましょう。領土というものは、いつも実効支配によるのですよ。しかも武力が伴うのは普通のこと。だから国境線は時代でずいぶん違う。
それは世界中の歴史がそう。日本の江戸時代に沖縄や北海道（ほんの一部を除いて）はなかったでしょ。じゃあ何があったかというと、やはり、武力があったわけよ。

韓国がそこに守備隊を置いているのは、独島を自らの領土と意識して実効支配する意思表示をしているということです。
で、そこに、いきなり島根県が『竹島の日』と出てきた。その背景、さっぱりわかりませんよね。で、その時まで、日本では『竹島』という名前さえ知っている人はほとんどいなかったんじゃないかな。
つまり、『演出』された領土問題なんですよ。

ではその状態で日本がそこを自分の領土だと言って奪還しようという意思があれば、それは武力衝突にしかならない。

さて、肝心なことは、日本政府にはそんな考えは毛頭ないということです。要は、竹島という領土問題を無理やり浮上させてナショナリズムで国民を煽りたい人たちがいるということですよ。憲法改正という目標がそこにあるのは当然です。そのために利用しているだけ。

そしてあなたもその被害者の一人ということかしら。

福田さんは、明石さんが言われるようによくわかっているんだと思いますよ。
彼はきっと護憲派ですしね。

[8] mixiユーザー 08月23日 14:19

>それに島根県民は普通に県の島だと思ったと思いますよ！それが
>合ってるか間違ってるかは置いといて。

　あっているかどうか置いとくわけにはいかないでしょ。
　本来何のことでもなかった独島問題が火種になって、韓国と日本の国民につまらない対立意識を引き起こしているんだから。それを望んでいる連中にまんまと乗せられちゃだめなんだよ。

　どうでしょう。
　地元の人の中でも漁業に関連する人からすれば、竹島が日本の領土と確定するならば歓迎すべきことになるんでしょう。
　ところがその可能性がないことをよく知ってるんじゃないかしら。
　だとしたら、竹島の日制定以前のように、韓国と日本の協商で漁業権の安定的な確保ができた方がよかったと思っているんじゃないかな。

　実際、「竹島の日」の記念式典には地元の人よりも、ほかの地域から、特に右翼さんたちがごそっと集まっているのが実情。

　下記の東亜日報の記事は、金大中の時代に独島問題を棚上げしたことが、その後の「竹島の日」制定によって再燃してしまったことに対し、韓国側も強硬にならざるを得なくなった経緯をよく報道しているね。

　私はね、独島が韓国と日本のいずれの領土であるか、なんてことよりも、明石さんが言うように、知恵を使いましょうよ、ということなのよ。
　この地域を紛争地帯に『演出』したことは、地元の人たちこそ迷惑してんじゃないかしら。

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【「独島は中間水域」、韓日漁業協定が再び俎上に】

　日本の「独島（日本名・竹島）挑発」で、金大中政府（当時）が日本と結んだ韓日漁業協定が、再び俎上に載せられている。
　日本政府が１５日、中学校社会科の学習指導要領解説書への「独島領有権」の明記を決定したことと関連して、「不十分な韓日漁業協定が口実になった」という指摘が出ているためだ。

　これと関連して、与党ハンナラ党の鄭夢準最高委員は１７日、「韓日漁業協定当時、排他的経済水域（ＥＥＺ）の基点を鬱陵島（ウルルンド）に設定し、独島は中間水域にしたが、当時の国際法上の概念ではない中間水域の設定について、多くの人びとが誤っていると指摘した。韓国政府が、韓日漁業協定の終了を日本政府に正式に通告することを求める」と主張した。

　１７日、農林水産食品部や国土海洋部によると、現在の韓日漁業協定は、金大中元大統領の日本訪問が迫っていた９８年９月に締結され、翌年１月に正式に発効し、現在に至る。協定締結当時、一部では、「金大中大統領の訪日を控え、韓国政府が両国首脳会談の障害を取り除くために、急いで漁業協定を締結した」という批判も少なくなかった。

　以前にも韓日漁業協定はあった。両国が韓日漁業協定を最初に結んだのは１９６５年で、沿岸１２カイリを漁業専管水域（排他的権利を持つ水域）に定めた。

　しかし、９４年、両国が批准した国連の海洋法協約によって、沿岸２００カイリまではＥＥＺに指定することができ、新しい韓日漁業協定が必要になった。両国の海岸に挟まれた東海（トンヘ、日本海）と南海（ナムヘ）の幅がいずれも４００カイリ未満なので、どちらも一方的に２００カイリ管轄権を主張できなかったためだ。これを解決するために出されたのが、９８年の新韓日漁業協定、すなわち第２次漁業協定だ。

　争点は、ＥＥＺ基点だった。両国は、韓国のＥＥＺ基点を鬱陵島と設定し、独島をいわゆる「中間水域」に置くことで合意した。
　その後、中間水域は、独島問題をめぐる火種になった。韓国は、「単に韓国と日本の中間にある水域」と解釈した一方、日本は、「所有が明確でない暫定水域」と規定し、独島に対する領有権を主張してきた。
　このため、韓日漁業協定をめぐる「独島領有権毀損」論議は、周期的に繰り返された。教科書波紋の前にも、０６年４月、日本政府が、韓国側ＥＥＺで許可なく水路測量を実施すると明らかにしたのも、独島を国際的な領土紛争地域にする「挑発事例」に挙げられる。

中間略（投稿字数の関係で）

　独島学会会長の慎鏞廈（シン・ヨンハ）梨花（イファ）女子大学教授は最近、東亜（トンア）日報とのインタビューで、「第２次韓日漁業協定までは、韓国を圧迫する外交手段として独島領有権を主に使ったが、協定後は、独島を侵奪する長期政策を立て、実効に移しはじめた。政府が、勇気があるなら、協定終了を通告し、再交渉を要求しなければならない」と主張した。

（東亜日報 JULY 18, 2008 08:07）

[10] mixiユーザー 08月23日 16:45

とりあえず事の経緯を整理して考えたいなと思うんですよ。

私の投稿の意図は、

１.今回の竹島騒動は、意図的に作られたもので、
２.そういうのに煽られないようにしたいものだ。

とこういうことなんです。で、これは何度も書いているんですが。

独島は韓国が実効支配していて、これを本気でひっくりかえそうとするとなると武力衝突しかない。
では、さほどの価値があるかというと、日本政府はそんな価値を感じてはいない。領土問題というナショナリズムを刺激しやすいい問題を『演出』したい勢力がいるだけのこと。

ならば、私たちはどうするか?
韓国人であれ、日本人であれ、在日ミリアンであれ、そういうのに乗せられないこと。あおりに引っかからないこと。

独島は現在は韓国の領土。それを肯認する以外にないよ。そのうえで、漁業問題について協商すればよい。そんだけのことだよ。

ちなみにこんなの論争でも何でもない。私は独島がどちらの領土かなんて言う馬鹿な論争にはかかわる気持ち全然ないもの。

[12] mixiユーザー 08月23日 17:42

そうねえ。韓国は武力行使しているというつもりはないんじゃないかな。
領土に守備隊を駐屯させている程度。もちろん、日本を意識しているでしょうね。日本が再び領土的野心を持たないようにという、意思表示ですね。

どうなんでしょう。今の状況（韓国の実効支配）について、それはダメで日本の領土にすべきだなんて本気で考えている日本人、どれほどいるんでしょう。
キナコ風味さんも、どっちでもいいと言われるし。

馬鹿な論争というのは、『固有の領土』論争ですよ。そもそも『固有の領土』なんていうものは、地球上に存在しないよ。私はそれで結論。

解決?　韓国による実効支配の状態のままで何の問題もないんじゃないの?

キナコ風味さんの言う解決って?
やっぱり、煽られているんじゃないかなあ。

[15] mixiユーザー 08月23日 20:37

いえ、私が立てたトピックであれ、別にエラソーなんてことは全然ありません。

>ボクはどっちでもいいんじゃなくて血を流すくらいなら引く事も大事かなと考えてるんです

そうね。私もね、歴史的にどちらに正当性があるかなんてことにはあまり関心がないんです。（私なりにはどうも韓国に分があるとは思ってますけどね。）

肝心なことは、キナコ風味さんがおっしゃる通りです。血を流すほどの、戦争の種にするほどの『領土』じゃないし、こんな岩礁一つで韓国と日本の国民が対立をするなんて馬鹿馬鹿しいということです。

『固有の領土』なんていうありえない概念を持ち出して訴えるなんていうのも、いかにも煽動的です。

わたしたちは、とにかくナショナリズムを煽られないように気をつけましょうよ。

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