★12/11(土)目黒ライヴ・ステーション。「アニめぐろ 2010 Vol.21」ライヴ・レポート! by 主催者!! 後編。
前編よりの続き
さあ、残りはあと2バンド。次は何かなと転換の終わるのを待っている客席に、突如S.E.の「Welcome To My Fan Club's Night!」が響き渡る。そう、4番手は「マクロスF」の曲を中心としたロボット・アニメのトリビュート・バンド「マオロスF」だ! S.E.が終わって幕が開くと、そこにはバッチリとコスプレしたメンバー達が待ち構えていた。DsのIchiro(fuzzy)は早乙女アルト。Keyのヒロコ(ex:異星人解体)はキャサリン・グラス。GのG.T(オーラ)はSMSの制服を着ている(おそらくミシェル?)。Bのyas(元SWEET JUNKEY、fuzzy)はランカ・リー。そしてもちろんVoの麻央(元SWEET JUNKEY)はシェリル・ノームのコスをしている。これが全員見事に決まっている! 1曲目は劇場版「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」から「ユニバーサル・バニー」だ。このバンド、麻央ちゃんを中心に「マクロスF」の曲をライヴで演りたいがために結成されたバンドだけあって、実に良くまとまっている。各メンバーのテクニックもかなりのだ。後半のリズムが早くなる部分では、それまで定位置で黙々とベースを弾いていたyasちゃんが前に出て来てハデなアクションを決めながらベースを弾き続ける。 「どうも! マオロス・フロンティアです。やっと“銀河の歌姫”が「アニめぐろ」にやってきたんですよ。みんな、今日は飛ばして行くよ。ついて来れる!!」 という短いM.C.を挟んで2曲目は同じく劇場版「マクロスF」から「オベリスク」。 キーボードの厳かなイントロから一気にダンサブルなシーケンス・パターンへと突入するイントロ。ところが、Voパートになっても歌が入って来ない? すると突然麻央ちゃんが「すみません! 歌詞を忘れました」と叫んで演奏は一旦ストップ。どうやら歌い出しの1フレーズが出て来なかったようだ。気を取り直してもう一度アタマからやり直し。さっきから気になっていたのだが、楽器隊の前にはマイクは1本も立っていないのに、コーラス・パートになるとちゃんとハモリが重なって来る。「これはいったいどういうこっちゃ?」と思ったお客さんも多かったろう。実はこれ、この日のライヴのために麻央ちゃんがスタジオに籠って、自分の声を何回もオーヴァー・ダビングしたシーケンス・パートを製作し、シーケンサーで同期させて、菅野よう子のアレンジをできる限り忠実に再現していたのだ。苦労したかいあって実に効果的な演出であった。あそこで歌詞さえ忘れなければ実にカッコよく決まっていたのにwww。 ここでM.C.タイム。「前回マオロスFがライヴをやったのは7月で、今日が2回目のライヴです。7月の時もこの衣装死んでしまうかかと思ったんだけど、今日も死んでしまいそうです」という麻央ちゃんのシェリルの衣装は、おなじみの青のミリタリー・ルックだ。長袖にパンツルック。そしてニーハイ・ブーツなのだから暑くてあたりまえだろう。「みんなまだ熱くなってないみたいなんだけどどうなの? 熱い?」という問いかけに客席からは「熱い!」との歓声が飛ぶ。「本当に? じゃあもっともっと熱くさせちゃうよ。武士・・・じゃなくて歌姫に二言は無いよ。じゃあね、次の2曲は「マクロスF」からの曲じゃないんだけど、私の大好きな歌手の人の曲を歌います。まずは“MEN OF DESTINY”!」。「動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の後期OP。ロボット・アニメ系の歌姫、MIQのナンバーだ。この曲ではそれまで定位置でクールにギターを弾いていたG.T.も、Gソロではステージ中央まで出て来てプレイを決めていた。 続いて「人々よ。バイストン・ウェルへ帰還します。」というセリフで始まったのは、これまたMIQ(当時はMIOと名乗っていた)のナンバーで「聖戦士ダンバイン」のOP「ダンバイン とぶ」だ。こうしてみるとMIQの歌うアニソンっていい曲が多いなとあらためて思わされた。麻央ちゃんが憧れるのも最もだ。 ここでメンバー紹介。「まずはドラマー。金髪だけど今日のコスはアルトさんですね。アルトIchiroh! そしてキーボードは、ヒロコ・グレイス改め、キャシー・ヒロコ! 全回のライヴの時は私のマネージャーのグレイス・オコナーだったんですけども、いかんせんコスが地味でパッとしないということで今日からキャシーになりました」。次に「そしてここにいるハワイの子供がですね」と受けを取って紹介されたのが、自前の髪の毛を緑に染めて、短めのツイン・テールにしたランカちゃんコスのBのyasちゃん。なんと、あの髪の毛ウィッグじゃなかったのね! 続いて「一人だけ大人の雰囲気をかもしだしてますけど、行くゼ! ギター、G.T.!」とG.T.を紹介。どうやら彼は「マクロスF」のキャラをよくわかっていないようで、むりやりSMS の制服を着せられたらしい。いちおうオズマ・リーという設定らしく、ヒロコを指差して「この人の(元)恋人ね」と紹介されていた。そして最後に「私がシェリル・ノームことマオ・ノームで〜す!」と自己紹介。「シェリルのお母さん(おばあちゃんだろ!)の名前がマオ・ノームだって知った時は、“運命だよ! 運命!” と思ってこの名前にしました」と信じられないようなホントのエピソードを披露。 さあ。いよいよ残り2曲。ここでなぜか突然麻央ちゃんが手袋を装着。何の曲だかわかるかな? ここから先は再び「マクロスF」からのナンバー。「私の歌を聴け〜っ!」の決めゼリフで始まったのは「射手座午後九時Don't be late」。サビの「もってっけ〜っ!」の部分では客席も大合唱。間奏部で麻央ちゃんが「Hey! Hey!」と叫ぶと、お客さんもリズムに合わせて一斉に拳を振り上げる。 そしてラストは「OK! みんな、今日は本当にありがとう。マオロス・フロンティアをまたよろしくお願いします! じゃあ最後の曲行くよ。ついてきてよ! “ライオン”!」。イントロのリズム・インする部分から麻央ちゃんの「Hai! Hai!」のコールに合わせてお客さんも拳を振り上げている。この曲でも麻央ちゃんオリジナルのシーケンス・コーラスが曲を一層盛り上げる。しかも、なんと麻央ちゃん、シェリルのパートとランカのパートでちゃんと声を使い分けて歌っている。これには恐れ入りました。今までこの曲を演ってきたバンドは数多く観てきたが、ここまで徹底しているバンドは初めてであった。ぜひ春頃にまた出演して下さ〜い! 今度はニュー衣装でね♡
さあ、今年最後のライヴ・ステーションでの「アニめぐろ」も残すところいよいよ最後の1バンド。転換中のB.G.Mには聞き覚えのない和風な曲が流れている。ここで突然私がアナウンスを入れる「さて、というわけでライヴ・ステーショでの今年の「アニめぐろ」の開催は今日が最後となりました。そして今日のイベントもラストのバンドとなってしまいました。さあ、みんな。最後のバンドは何かな!?」 との問いに、客席からは一斉に「ヌルポがーでぃあん!」との声が上がる。そう、ラストは「アニめぐろ」では「けいおん!」のトリビュート・バンドとして有名なヌルポがーでぃあんの登場だ。しかも、彼ら(彼女ら?)が「けいおん!」のトリビュート・バンドとして出演するのは、今日が最後となるらしい。次回のライヴからは何のトリビュートをやるのだろうか? そしてさっきからB.G.M.として流れていたのは、ヌルポがーでぃあんのギタリストであり、HMバンド、Nights Of RoundのギタリストでもあるYAZINが中心となって企画した、女性Vo和風メタルのユニット『牙桜』のCD『新撰組散華録』だったのである。このCD。今年の10月に発売されたばかりの作品なのだが、なんと声優陣に、あの小清水亜美ちゃんや佐藤利奈ちゃんといった大物が参加している、そして早くも年末には、その第2弾が発売になるらしい。しかもその第2弾には先程の有名声優陣に加え、Micryma☆Christiやマゼンタ、ねこねこ☆びっとちゃんねるのVoとしてもう「アニめぐろ」ではおなじみの、みーやちゃんが2曲ソロで参加しているとのこと。これはもうみんな買うっきゃない!