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竹村洋介コミュの演劇と芝居、 あるいは 「大文字の文学」と山上ギャグの間

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平均律、パースペクティヴetc.の話はまた次回以降で。(Punkの予言と自己成就についても。)
ともに大胆な割りきりにより、「合理化」・体系化を行い、
その上に壮大な近代世界を切り開いたことは、絶対に、偶然の一致ではない。

演劇―ヨーロッパの伝統的芸術←「大文字の文学」=国民文学〜ラテン語―ローマの演劇
      (ex.シェークスピア)                              (コロシアム)
                                               「パンとワインと見世物」
客:教養人ex.シラーの演劇

「聖語」(聖書の言葉)に対する「俗語」の成立に伴い、各民族が成立
(書き言葉による知識人の民族統一)(「出版資本主義」『想像の共同体』B.アンダーソン、
 村上陽一郎「聖俗革命」

日本の「文学」は明治期に「捏造」されたもの
→コンテンポラリーには高い価値を持つものではなかった
(『創造された古典 ― カノン形成・国民国家・日本文学)
ex.『源氏物語』『枕草子』『太平記』etc.
要するに伝統的なヨーロッパ文明の文脈にあるもの。→新劇
「文学」――高い価値を持つものであり、起承転結・序破急のような約束事がある。
予定調和のコンテクスト

芝居−ドサ周りの芝居=庶民の娯楽、ニューズ、ふれ物(後には、チンドン屋も)
                               軍楽隊崩れの洋楽 披露目屋
マーチを奏でる洋楽士崩れが「ジンタ」をはじめる。
軍楽隊→斜体歩の必需品、江戸時代の農民→側体歩
西南戦争における薩摩軍隊鎮台兵(鎮台兵の敗北)(竹村洋介『近代化のねじれと日本社会』)
客:大衆
相撲を見るのも芝居をも歌舞伎をも見るのも同じ。→所帯の持ち崩し
(だって、一日それをみているのだから)
背後に国民「文学」を背負わない。
明治期の文学・硯友社(尾崎紅葉、幸田露伴、山田美妙etc.)=「戯作」
←→北村透谷、夏目漱石・森鴎外(高踏派)、ヨーロッパ文学の輸入ex.二葉亭四迷(ロシア語で考えて日本語に訳して小説にする)〜田山花袋(『田舎青年』)、芥川龍之介、太宰治(無頼派)

1960年代後半、「芝居の復権」
・唐十郎  「状況劇場」(赤テント)〜麿赤字
・寺山修司 「天井桟敷」(競馬評論家、歌人etc.「寺山修司の専門家」)〜大野一雄
・鈴木忠志 「早稲田小劇場」          (舞踏・danceもそれぞれに呼応して)
連続的に乱射されるギャグ――つかこうへい、野田秀樹、如月小春etc.
コンテクストの破壊=「山上革命」(漫画が発火点、「死刑」「八丈島のきょん」
×予定調和 ×赤塚不二夫ギャグ)
山上たつひこ曰く「国民作家になる」(『光る風』(story・革命漫画)の後、
貸し本屋劇画家出身、大鉄高校卒)『がきデカ』1974→小劇場運動、テント芝居

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