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だれでもわかる原子力と核廃棄物コミュの核エネルギー平和利用の本道に向けて

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二〇〇六年 五月十七日

「核テロとの戦いに、今こそ新しい核平和利用技術を!」
            
        トリウム熔融塩国際フォーラム 古川 和男
                   (元東海大学教授)

 
 今人類は、核問題で致命的な迷路に迷い込んだようである。

 連日マスコミを賑わすイラン・北朝鮮問題がそれであり、関連して石油価格は暴騰したままで世界の経済を直撃し、有効な核テロ防止策は存在しないのみかイラン攻撃で「核兵器使用実績を得ようとしている」との報道もある。この極度の危険事態に対し全ての対応策は不毛にみえる。

 国際政治努力は必要である。各国は政治対話を止めてはならない。冷静な対話持続で狂気の核暴発を抑えるべく「祈り」続けるべきである。しかし今こそ同時に、主題の「核エネルギー平和利用技術」そのものを抜本的に見直すべき時である。それは人類の平和発展に必須である。
 
 具体的には「ウラン・プルトニウム利用」でなく「トリウム利用」によって人類社会の福祉・生活水準の向上に寄与する道をひらく事である。
 
 トリウムを利用する原発は、原子力発電に液体核燃料を使うことにより過酷事故が原理的にありえない安全単純な原発が出来、最も厄介なプルトニウムと縁が切れる。ウラン濃縮は必要ない。固体燃料体がないから現状の軽水炉よりはるかに単純な構想となり安く発電可能となる。トリウムはウランの数倍存在し独占不能で安価である。単純な化学処理で燃料増殖リサイクルが可能になり、プルトニウムを含む超ウラン元素類が生産されないから、核廃棄物は大きく減らせる。さらに、プルトニウムを含む核廃棄物の消滅処理に最適な炉型方式である。
 
 そもそも「トリウム利用」は強い放射能を伴い核兵器向きで無いので、却って今まで世から消され、忘れ去られていたのである、30年来専門の核エネルギー教科書から抹殺されて。
 
 従って現役の核専門家達はその原理を知らず、本能的拒否反応を示すのみである。
 
 だが例えば少し詳しい技術内容・開発構想を“「原発」革命“(文春新書、2001)で行った後には、国内でも知識人達への反響が拡がってきた。世界的には、1983と90年にソ連クルチャトフ研、1987年に仏電力庁、1995年露核弾頭開発(技術物理)研から共同開発の提案があり、今も有効である。 
 1992と97年には米大統領科学技術補佐官が日米露共同開発に理解を示してくれた。かねがねインドでは故バーバ博士が支持しており、米の核最高指導者故テラー博士も最後の論説(Nucl.Tech.2005.9)で推奨してくれた。
 
 不毛かつ危険極まりない現在の難局を打開するためには、核のみでなくエネルギー環境全般そして貧困問題をも大きく改善できるものとして、好き嫌いではなしに立場の相違を越えてこの“トリウム構想”の検討に着手することである。

 具体的には例えば、

(1)上記拙著に示したように、日米露が共同で基礎開発に取り組めば、基盤技術は整っているので実に僅かの資金と期間で実用化が開始できる。20年もすれば本格利用に入れるが、着実円滑な移行策が整っており官民力を合わせ真の「社会産業」を構築する。

(2)現在の核エネルギー技術は今世紀前半に終息させ、プルトニウムのない世界を完成させる。

(3)それを基盤に、核兵器の完全廃絶が実現できる。

(4)非核武装国の唱えている理念は自然に世界の現実政策となり、不備・不公平のない国際法が支配し核テロなどに乱されぬ平和世界構築に大きく前進できるであろう。
 
 最近の世界論調はあまりに硬直している。もっと柔軟意欲的に人類の叡智を探るべきで、その中で日本人の「品格」を大いに発揮し、日本先導の努力によってこの世界難局を救う良い機会としようではないか。
(以上)

※頂きました情報です。

コメント(26)

どう見ても、現在の軽水炉より複雑に見える。
軽水炉の1次冷却水漏れが、燃料漏れになる訳だし。
http://www-atm.jst.go.jp:8080/dic_1883_01.html
http://www-atm.jst.go.jp:8080/03041101_1.html
http://www-atm.jst.go.jp:8080/03041102_1.html
http://www-atm.jst.go.jp:8080/15040102_1.html
http://education.ddo.jp/eee/kimura/
以下は有名な正力松太郎の伝記、巨怪伝の中にあるものです。
 中曽根とは、あの原子力開発予算を獲得した中曽根大勲位のことです。
 「原発に死を!」なんていう過激な題のHPに、文章がありました。
(以下抜粋)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-47-die-10.html

1.当時の中曽根について、湯川秀樹の1年後輩の山本は語る。「[前略]彼はとりわけ、原子力兵器、しかも小型の核兵器開発に興味を持っていました。[後略]」(p.510)

2. 柴田は、アメリカ人の密使と会合を重ねていた。ある日、「柴田は結論を告げた。『日本には昔から“毒は毒をもって制する”と言う諺がある。原子力は諸刃の剣だ。原爆反対を潰すには、原子力の平和利用を大々的に謳いあげ、それによって、偉大なる産業革命の明日への希望を与える他はない』」(p.516)

 日本の原子力は、○曽○の陰謀という腐った精神が、出発点にあるのです。

「核兵器開発のポテンシャル保有戦略」
なんてことが大衆に知られたら、技術者・研究者はやらなくなるでしょうし、社会的に大騒ぎでしょうね。
○曽○関係者は「技術者・科学者に、こういう政治的な事が悟られる」と困るでしょうね。
軽水炉との違いを理解するには、

http://msr21.fc2web.com/

http://homepage2.nifty.com/w-hydroplus/

http://www.ann.hi-ho.ne.jp/~basugi/
なかつか さま

 基本構造、どの位理解されましたか?

 ウラン-プルトニウム原発も、当初はデータ無し、無しから無理やり事故続発でスタートした経緯、どこまでご存知なのでしょうか?
 核兵器原料のプルトニウム欲しさの犠牲者は、公開されずに無数いたのです。そういう犠牲の上でウラン-プルトニウム原発が存在しています。

 国の外郭団体広報担当者は、熔融塩炉の研究開発に取り組んできた方ではないですから、「溶融塩」と書いています。
 こんなことで、広報内容の信頼性など、どこにも無いのです。原子力学会会員からの多くの間違いを指摘されても、知らないから担当者が代わって、逃げてしまうという話しを聞きました。
 
 米国(オークリッジ研)では、初の熔融塩炉を“無事故運転”を5年間しています。1号機でですよ!無事故ですよ!
 現行炉とは比較にならない、安全性も確認されています。なかつかさま、現物を見に行って、調べてみては如何でしょうか?

 そもそも、トリウム熔融塩炉には、原理上で核暴走が無いのです。溶融塩が漏れれば、受け皿(炉の外にある炉のようなもの)に流れれば、総量が減り中性子吸収がなくなると同時に温度が下がり固化してしまうのです。常圧ですから飛び散ることは無いのです。炉破壊があっても核爆発や核暴走はないのです。

 ウラン-プルトニウム固体燃料炉には、原理上で致命的な核暴走があるのです。単なる人手で避ける努力を日夜やっているだけなのです。炉破壊があれば、必然的にメルトダウン→核暴走→核爆発となるのです。

 なにか、ご異存はございますか。
はい

「炉破壊があれば、必然的にメルトダウン→核暴走→核爆発となるのです。」

現行炉を理解してますか?
無知にして,熔融塩の物性がよくわからないのだけれど,
オリフィス一個つけただけで(これに限らず乱流を発生させる部位)
大抵の素材が負けてしまう気がする.

熱交換器は本当に大丈夫なんですか,コレ?


「漏れたら止まる」のは良いのですが,
漏れたモノの除去が難しそうですし,もし再稼動に至れないとするならば,
「建屋を作るエネルギーすら賄えないまま閉鎖」
なんてことになりません?


素人意見ですみません.
 ウラン-プルトニウム原子炉でいう応力腐食割れは、加圧されているところで加速されて、信頼性をたびたび低下させているのでしょうか。

 常圧の熔融塩炉では、どこが、どのように応力が加わり、腐食割れがおこるのでしょうか?
応力腐食割れは、材料、応力、環境の3要素が
相互に影響を及ぼしあって発生します。
確かに、加圧されている状態は、応力を生じさせているので、
応力腐食割れの加速要因になります。

では、状圧の熔融塩炉では大丈夫かと言うと、
恐らく、逆に厳しいと考えられます。
応力は下がりますが、熔融塩それ自体の重さが応力を発生させます。
また、配管の継ぎ目の溶接部は残留応力が発生します。

温度についても、熔融塩炉は700度と言う高温なので、
条件的に厳しくなります。
材料は温度により伸縮するので、常温で残留応力が0でも、
高温での運転時は、材料の伸縮度合いによる応力が生じていることになります。
温度依存は、応力の発生の有無だけではありません。
耐食性を担保する金属表面の酸化被膜の安定性にも影響します。

さらに、熔融塩は、塩の状態でいるのではなく、
微量ながらも、アルカリと酸にイオン分解していると考えられます。
フッ素は腐食剤としての能力が強力なので、
応力腐食割れの重大な発生要因になると考えられます。

さらに、γ線照射による材料劣化の影響も大きいです。

以上から、材料の応力腐食割れの発生環境と言う点では、
熔融塩炉の方が厳しい可能性も考えられます。
>そよ風さん
空気と同じでなければ、配管等に応力は発生します。
>なす さん

 空気と加圧された水では、どの位応力腐食割れが加速されるのですか?

 水が100℃ぐらいで沸騰したヤカンのふたを、蒸気を漏れないようにすることが出来ないですよね!どうして、ウラン-プルトニウム固体燃料炉では、加圧しないと使えないのですか?
わざわざ、加圧して危険にしないと使えない代物ですか?
>そよ風さん
一度に3つも質問ですか。。。
大量の質問をして、相手を疲れさせる。議論における常套手段ですね。

まず、空気と加圧された水では、環境と材料が同じであれば、
加圧された水の方になります。
「環境が同じ」と言う条件に注意して下さい。

次に2番目と3番目は、実質、同じ質問ですね。
加圧しなくても使えるかもしれません。
しかし、発電効率が悪すぎて、実用化は無理でしょうね。
また、すぐに沸騰してしまうので、
臨界を達成できる炉心の除熱が十分か、
これは、専門家が計算しないとわからない点です。

応力腐食割れと言うことで圧力に依存した「応力」にばかり
注目をされているようですが、
溶接に伴う残留応力や温度に伴う材料の伸縮に伴う応力の方が
一般には無視できないものがあります。
特に熔融塩炉は700度と言う高温での運転が前提です。
このような環境面を無視した議論は、はっきり言って無意味です。
なす さん、ご親切な解説、ありがとうございます。

>特に熔融塩炉は700℃と言う高温での運転が前提です。
このような環境面を無視した議論は、はっきり言って無意味です。
◆700℃とか熔融塩という領域の技術は、熔鉱炉をお持ちの製鉄所のようなところにおいて、基本中の基本技術であると聞いた事が有ります。700℃どころではなく1,000℃を超えて、扱っていると言う実績は、当たり前だと言うことも聞いた事があります。
 要するに、熱耐性とか応力腐食割れなどには、十二分の実績のある材料が存在していると言うことではないでしょうか。
 日本のように、ウラン-プルトニウム固体燃料炉ではお目にかかる必要の無い材料ですから、実態把握が不十分ではないかと思われます。

 ロシアやチェコなどには、シームレス管として、それ相当な材料が存在することも、聞いた事があります。聞いた事ですよ!

 良く、お調べになって見ては如何でしょうか?
・・・日本語がうまく読み取れないのだが,


「聞いた事がある!!」とした上で,
「お調べになってみては如何でしょうか?」はないでしょうに(苦笑)


以前,古い論文を読んで,
引用に「privete communication」があったとき唖然とした記憶がありますが・・・

伝聞と推測だけで論を作っていますのん?
 ミツル さんへ

 行ってこの眼で見ていないから、精錬所の方に聞いたと言うことですよ。

 ミツル さんは、自分の本業、自分の眼で確認したこと、資料や論文から情報として得たこと、教授が述べた事、どのように使い分けして表現していますか?教えて頂けますか!
みなさん。このようなことは、どうでしょうか!

「わが国の核政策史 その1、2、3」  

http://sun.ap.teacup.com/souun/50.html

http://sun.ap.teacup.com/souun/51.html

http://sun.ap.teacup.com/souun/52.html
〔最後の部分です〕

 原子力の平和利用を標榜して原子力開発研究を行なった研究者や、平和利用を推奨し反核運動を展開した当時の進歩的知識人は、本質的な誤りを犯したといってよいだろう。
 平和の名の下に進められた日本の核政策を担った、動燃の研究者や科技庁の官吏も、自分の行なっている仕事が、将来核兵器に転用される恐れがあることを考えたこともなかったに違いない。平和というお題目が全ての思考回路を遮断していたからである。その平和と言う言葉も今ではだんだん輝きを失いつつある。


★ 世界中で恐怖心を抱いた大事件△▽△信者に、マインドコントロールが解けた人もいれば、そのままの人も随分いることから、このようなことが、今後の課題でしょうかね?

 学者・先生方、お目覚めを!!! 学生さんもでしょうか?
洗脳を解くと言って、洗脳するのって、常套手段ですよね。
 以下は有名な正力松太郎の伝記、巨怪伝の中にあるものです。
 中曽根とは、あの原子力開発予算を獲得した中曽根大勲位のことです。
 「原発に死を!」なんていう過激な題のHPに、文章がありました。
(以下抜粋)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-47-die-10.html

1.当時の中曽根について、湯川秀樹の1年後輩の山本は語る。「[前略]彼はとりわけ、原子力兵器、しかも小型の核兵器開発に興味を持っていました。[後略]」(p.510)

2. 柴田は、アメリカ人の密使と会合を重ねていた。ある日、「柴田は結論を告げた。『日本には昔から“毒は毒をもって制する”と言う諺がある。原子力は諸刃の剣だ。原爆反対を潰すには、原子力の平和利用を大々的に謳いあげ、それによって、偉大なる産業革命の明日への希望を与える他はない』」(p.516)

 日本の原子力は、○曽○の陰謀という腐った精神が、出発点にあるのです。

「核兵器開発のポテンシャル保有戦略」
なんてことが大衆に知られたら、技術者・研究者はやらなくなるでしょうし、社会的に大騒ぎでしょうね。
○曽○関係者は「技術者・科学者に、こういう政治的な事が悟られる」と困るでしょうね。


 今のウラン-プルトニウム炉の原理的で致命的欠陥(核暴走、核拡散、核廃棄物)を持ちながら、現行路線を変えれない理由は、上記のようなことでしょう。
 10年先には、誰もが避けられない人的な新陳代謝という摂理が、政策を変えれる環境が整う事を、ひそかに期待しています。

以上、コピーして貼り付けました。
>そよ風さん
温度の他にも、耐食性や放射性脆化、そして、コストや加工など、
材料を決定するには、多くの要因があります。
SCCは、その中の1つでしかありません。
自己で確認したことしか口にしてはいけない・・・
なんて阿呆なことはサスガに言いませんし、
伝聞を伝聞として表記するのはむしろ好ましいですが・・・

「熔融塩炉」についての知識を期待して聞いてみたら、
ほとんどマトモな回答がないのでしょんぼりしているのです。

18の記述に対する19の僕の書き込みは、
「存在することも、聞いた事があります。聞いた事ですよ! 」
と、「聞いたこと」を重ねて強調していたので、
「記述した内容に対する責任」を回避しているように感じてしまった結果です。



現行の軽水炉を批判し、その対比を取ることでしか
熔融塩炉を捉えていないのではないですか?



例えば、
Li-7を高濃縮する必要があるようだけれど、
どのような手法をもって為すのでしょうか?
とか
熔融塩炉の起動に必要だといわれるU-233はどのように確保するのでしょうか?
とか

熔融塩の密度は?
とか
(これ、昼間に文献調査したら、
 大まかな値ですが記載されている論文がありましたよ)

答えられます?



あと、伝聞をどう区別しているか、という問いに関してですが、
「必要がない限り区別しておりません。
 一度、自分というフィルターを通した上で書くことが殆どですし、
 しかし(だからこそ)、文責は常に自分にあることを覚悟しています。」

よく間違ったことを記述して謝る羽目になっています(苦笑)
>なす さんへ。
温度の他にも、耐食性や放射性脆化、そして、コストや加工など、
材料を決定するには、多くの要因があります。
SCCは、その中の1つでしかありません。

ありがとうございます。多くの要因があるのですね。

>ミツル さんへ。
ほとんどマトモな回答がないのでしょんぼりしているのです。

 力不足で申し訳ありません。外を当たって、お調べ頂ければ幸いです。


>よく間違ったことを記述して謝る羽目になっています(苦笑)

このような体験ごとに、研究者としての著しい成長機会を授かっているのでしょう。
 私は、昔から今も体験していますが、成長が伴わないようです。

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