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宇野弘蔵コミュのマルクス主義「戦後三大論争」を理解するために。

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マルクス主義「戦後三大論争」を理解するために。

以下に読むべき最小限の本を列挙します。

主体性論争

梅本克己『唯物史観と道徳』(こぶし文庫)

松村一人『変革の論理のために』(こぶし文庫)

価値論論争

宇野弘蔵『価値論』(こぶし文庫)

宇野弘蔵『資本論と社会主義』(こぶし文庫)

遊部久蔵『価値論と史的唯物論』(こぶし文庫)


技術論論争

田中吉六『史的唯物論の成立』(こぶし文庫)

コメント(6)

技術論論争は、嶋啓『技術論論争』だけではだめですか?
その人を知りません。

武谷三男が「技術とは、法則性の目的意識的適用である」と言った所が、スターリニスト達が、「武谷は意識が存在を規定している」と主張する「観念論」だとして避難した所に起こりました。

スターリニストは「技術とは労働手段の体系」だと断定しました。

彼等の技術論には「人間主体」が入って来ません。

また、武谷は、自然の構造も、人間の認識の構造も「現象ー実体ー本質」の三段階になっているとしました。

「労働手段の体系」は「実体」の一部にすぎません。

技術論論争は主体性論争と深く関係しています。

梅本克己、梯明秀ら、西田幾多郎の影響を受けたマルクス主義哲学者は、「自分が見る事が出来ない共産主義社会の実現のために死ぬ事が出来る根拠を唯物論的に明らかにしなければならない」としました。

それに対して、スターリニストは「小ブル的・実存主義的偏向」だと決めつけました。

スターリニストの唯物論は、人間主体の内面における決断の論理の探求を無視したものです。

価値論論争に関しては、遊部久蔵の著書を読んでから書きます。
嶋啓は、「意識的適用説」の立場から技術論論争をまとめ、中村静治は「労働手段の体系」説から『技術論論争史』を書いています。

貴殿は、以前に、中村の本は読む価値がないとおっしゃいました。
スターリニストの著作を読むなら、山田坂仁、岡邦雄で充分だと思います。

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