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佐々木幹郎コミュの佐々木幹郎情報 です

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日本近代の洋画界を代表する岸田劉生(明治24年〜昭和4年)。
「麗子像」や「切り通しの写生」などで有名ですが、彼は「麗子像」を描く前、25歳から30歳にかけて(大正4年から10年まで)、不思議な静物画を描きつづけていました。
林檎、林檎、林檎。それも奇妙な構図で。

なぜ、林檎なのか? 番組では、岸田劉生の描いた林檎の絵を、わたしが各地の美術館を訪ねて紹介します。

番組の最後で、「林檎」をめぐるわたしの詩も朗読します。ぜひ、ご覧ください。

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放映 NHK教育TV
日時 2007年2月18日(日) 9:00〜9:45
再放送 同日 20:00〜20:45

番組名 「新日曜美術館」
岸田劉生のリンゴ―存在の神秘への挑戦

出演 佐々木幹郎

司会 檀 ふみ(女優)、野村正育(アナウンサー)
演出 深堀雄一
制作 NHK、NHKエデュケーショナル

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詩人佐々木幹郎氏がテレビに出ます。
是非ご覧下さい。



コメント(4)

若いときの病で風景画を描いていた劉生が必然、静物を描くようになった時、その悔しさ(無念さ)を家族に対する愛情に向けたところは劉生の優しさでしょうか?

主張する林檎、、

三つの林檎が家族だったとは、、
大原美術館に行ってみたくなりました。
空白とバランスのとれた林檎、見方によれば音楽と比較すると検校の箏曲と重なるような、、、

セザンヌの窓辺の朽ちた林檎達。
描かれなかった林檎。
なんかさ、自分が重なっている。

我が家では、長野県の得意先からりんごを沢山頂くんだけど、12月にお歳暮で頂いて品種によって4月の初めまでもつんですよ。
果物の中ではながくもつほうで、それが朽ちるまで描き続ける時間は、多分同じ林檎を使って、情が沸くのに十分だと思われるんです。
溢れ出てくる蜜。
描ききった<内なる美>。
麗子が林檎だったとは、、

前回の日曜美術館でとりあげた< 箱 >では、幹郎さんの観察眼に感動したんだけど、今回は佐々木さんの眼を通してみた岸田劉生に感動しています。
一枚の絵をこんなにも深いところで理解させて貰って有り難うございました。
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マイハニー


林檎は

画面の片隅に必ず描かれてた

そう 私の心の中にも

これと同じ曲線がある

何ひとつ諦めることはできないから

わたしの林檎は

ジャムになるまで煮えたたせることにした

画家が旅立つ前の手紙にも

林檎のスタンプが押してあった

棺の中に蜜を入れて

密人となって黄泉の国をさまよう

わたしの身体の中にも

これと同じ甘い迷路がある

描かれた林檎 描かれなかった林檎

アトリエの窓辺で朽ちてゆく林檎は

ひそかに蜜をためて ねじれ続ける


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