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笑えた話コミュの378笑「自衛隊」

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「自衛隊」





2798 名前:2ちゃんねるのどこか投稿日:2010/04/14(水) 22:58:06
自衛隊の話

現地作業が長引いてしまい、現場を引き上げる頃にはすっかり夜になっていた。
基地へ戻る途中の山道には、昔から「出る」と噂のスポットがある。
なんでも、老婆が現れて人のものとは思えない速さで追い掛けてくるらしい。
それに怯えた運転手は、逃げようとして事故を起こすというのだ。

私はその手の類は信じない方だが、確かに薄気味悪いところで、否が応にも緊張は高まっていた。

ふと、視界の端に何かがよぎった。
まさか、この速度についてくる物なんてありえない、そう思いつつ窓の外をみると
まるで鬼のような形相をした老婆がこちらを睨み付けながら並走してきていた。

とっさに私は速度を上げ振り切ろうとしたが、老婆もそれについてくる。
機体をきりもみさせ、背後を取ろうとするも老婆は巧みに私の下をキープする。

このままではやられる…私は訓練でならした宙返りで、ようやく老婆の後ろをとった。
レーダーに目をやるとやはり反応はない。

私はマニュアル操作でミサイルを発射した!
熱反応があれば追尾がきくが、やはり効果はない。しかし繊細な操作で徐々に老婆を追い詰めてゆく。
すると老婆は突然きびすを返しミサイルに飛び乗ると、まるでスケボーにでも乗るように空中を滑空し、
あろうことかミサイルの向きをこちらに変えてしまったのだ!

私はあえなく被弾はしたが、幸いにも航行には支障がなかったため、なんとか基地まで戻ることが出来た。

基地のみんなにそのことを話しても誰も信用してくれなかったが、
自機が発射したミサイルに被弾する、という事実があったため私は更送されるだけで済んだ。
そしてその事件以来、夜になってからはあの空域を通らないようにと異例の指示がなされているそうです。




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