ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ソウル観光サポーターズコミュのキムジャン

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■キムジャン

韓国料理でおなじみのキムチ。このキムチがどのように作られているか、ご存知ですか?韓国では昔から真冬が来る前に白菜や大根などでキムチを作る、キムジャンという習慣があります。ただ最近ではキムチ冷蔵庫や市販のキムチの登場で、この冬の風物詩・キムジャンの風景も変わりつつあります。今回はそんなキムジャンについてご紹介します。

■昔から続く冬の行事

11月下旬から12月の中旬、冷たい風が吹き始める立冬の頃。親戚やご近所さんなどと協力してキムチを作る、家族のビックイベントがキムジャンです。春までのキムチを大量に漬け込むキムジャン。韓国人にとっては野菜が不足する冬の保存食を作るというだけではなく、1年が無事に過ぎ、新しい年のスタートをきる気持ちのゆとりももたらすことができると言われています。

最近はその規模が小さくなりつつあるキムジャンですが、一昔前は4人家族なら30〜50玉の白菜を一度に漬けることが当たり前だったそうです。これだけの量になると市場での買出しも大変です。

「キムチは家庭の味を一番あらわしている」とよく言われますが、白菜や大根のような主材料はともかく、家庭によって材料やその分量は大きく異なり、中には梨を入れたり、かきのような魚介類を入れたりするところもあります。キムチの味を決めるのは薬味の存在。薬味はネギのみじん切り、大根の千切り、アミの塩辛(セウジョッ)、粉唐辛子、ニンニクのみじん切り、砂糖などをあわせてよくかき混ぜたものです。

定番の白菜キムチの場合は、薬味を塩漬けした白菜によくからませていきます。こうして白菜は真っ赤なキムチに変身!この時点で浅漬けのキムチとして食べることもできますが、あの奥深い味は熟成されてこそ生まれてくるのです。冬ならキムチを漬けてから5〜12日後ぐらい、夏なら1〜2日後ぐらいが食べ頃です。

■変わりつつあるキムジャン

家族総出で行われてきた冬の恒例行事・キムジャンですが、最近では少しずつ韓国人から遠ざかってきたのも事実です。まず韓国でも核家族化が進み、各家庭でのキムチの消費量が少なくなってきました。また、季節を問わず野菜が並ぶ時代となったため、無くなったらその都度漬ける家庭が多くなりました。さらにキムチの商品化も進み、百貨店やスーパー、最近ではインターネットでも一年を通して購入が可能になってきたのです。

そして何よりキムジャンを韓国人から遠ざけた原因は、キムチを一番美味しい温度(0℃〜−1℃)で保存できるキムチ冷蔵庫の登場でしょう。昔は大きな壷を土に埋めて、そこにキムチを保存していましたが、今はそんなスペースを探すのも難しいご時世。キムチ冷蔵庫はキムチをこよなく愛する韓国人にとって大発明品であり、発売された年には年間ヒット商品大賞にも選ばれました。


今では、「大人数でキムチを作る姿を見ることができるのは、ソウルでは大衆食堂の前ぐらい」と言われる時代になりました。しかし、毎年キムジャンの時期になると『キムジャンバーゲン』や『キムチ祭り』、『キムジャン特別大売出し』など様々なキャンペーンで街は賑わいます。
昔から受け継がれてきたキムジャン。その様子は変わりつつあっても、韓国人にとってどこか懐かしく、いつまでも大切にしたいものなのかもしれません。


提供:http://japanese.visitseoul.net/visit2008jp/article.do?method=view&art_id=504745

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ソウル観光サポーターズ 更新情報

ソウル観光サポーターズのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング