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「NOTAを使おう!」プロジェクトコミュのインターネットテレビ電話、放送に使うカメラについて

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インターネットテレビ電話、放送に使うカメラについて
どんな性能のカメラが必要?

ということでちょっとアバウトに書いてみました。(概要はわかるかと思います)

通常のWebカメラは32万画素位が一般的です。このカメラをちょっと詳しく見てみ
ましょう。

画面として考えると

 横幅  高さ
 640 480 307,200 約32万画素
 1画素は8ビットで表すので8倍して2,457,600ビット 約2.4Mビット 約400Kバイト

これを静止画(jpegで圧縮)すると約1/4 100Kバイト程度の容量になります。

映像の場合、この1画面を1秒間に30フレーム(枚)送る必要があります。
30フレームのデータは73,728,000ビット 約73Mビット 約9.2Mバイト

これをそのまま送るとすると73Mb/sの回線スピードが必要となります。(最近の
Bフレッツ光でも回線状態が良くないと出ないスピードです)

 通常ビデオカメラ、デジカメの動画等はメモリーに収容しますで512MBのメモリを
使用した場合約55.6秒間程度保存することができます。勿論1時間位保存しようとす
ると磁気テープ(ビデオテープ)のような記録媒体を使用します。
 この場合は回線等を使わずカメラの内部回路のスピードが速ければ比較的簡単に
メモリーに転送できますね。

ところが、テレビ電話、放送等で使う場合は1秒間に73Mビットデータを送る必要が
あるのでこれ以上の回線スピードを要求されます。

 最近は回線速度が向上してきたといえこの速さの回線速度を確保することは容易
ではありません。したがってこのデータを圧縮して送る方法が各種考案され、実用
化されています。一般的なのがMPEG方式と呼ばれる方式が使われています。
その中でもMpeg4という方式が低速で送れるWebカメラ、テレビ電話向きです。

 元々の原映像は73Mp/s、これを56kb/s、128kb/s、384kb/s、512kb/s、1Mb/s、
 3Mb/s等に圧縮して送る仕組みです。

 原映像の画質は現行のテレビ程度の画質です。(73Mb/s)
それを圧縮率を高めれば高めるほど劣化していきます。3Mb/s程度でビデオ画質に
近いもう少し悪いかなという程度。56kb/sでは動きのある映像はかなり苦しい。

 最近では384kb/s程度をインターネット放送等で使われている場合が増えてきて
います。とはいえ画質は相当劣化しています。 上記の例でも判るように極端な圧
縮をしていますので原画像と比べれば格段に悪い画質ということがいえると思いま
す。これは主観の問題も含んでいますので人によっては違うかも。

今、横幅640 高さ480で説明してきましたが、よく使われている横幅320 高さ240
ではデータ量、スピードは1/4になります。比較的遅い速度で使うことが出来ます。

 技術屋からすれば現在インターネットで手軽にテレビ電話、放送が出来るという
ことは凄いこと(本当に凄いことなんですよ)と感じるし、判るのですが、一般の
方々から見れば(皆さんは今まで普通にテレビを見ている。当たり前になっている
)PC上に小さい画面であまり画質の良くないものを見せて貰っても、感動もなけれ
ば感心もしないというのが普通の感覚なのかなと思います。

 ところで結論ですが現時点でのインターネット回線速度、技術等を考えても32万
画素程度のWebカメラで十分ですね。ただ中身のピントが合わせやすい、レンズが明
るい、絞りの調整が出来る等カメラ本来の機能はある程度良い、悪いはありますね。


Webカメラのデータを配信することを考えると例えば1つのサーバーに配信機能がある
とすると上記のように384kb/sのスピードでサイトを訪れた方に配信すると10人で
4Mb/s、100人で40Mb/sとなります。したがって放送的な使い方をする場合、送信側
のサイトは分散配置をして2分岐、4分岐、8分岐・・・等の設備を追加して行うこと
になります。例えば視聴者が100万人、1000万人を単位としてみた場合はインターネ
ットは向かない方式と言えます。

 インターネット放送、配信というのは小規模な人数を単位として成り立つ仕組み、
勿論技術の進歩と資金力でカバーできる部分はありますが、本質的なところでは放送
には向かない仕組みと言えます。
 これは他のことも含めてインターネットが得意とする部分と苦手とする部分をき
っちりと見て、それぞれ選択していくということになると思います。

 負荷が無限大(現実にはエネルギー不変の法則にはしたがっています)になっても
大丈夫な無線の放送とは大きな違いです。
 多分ブロードバンドなどを本格的にやるようになると1対多(結果的には中央集中
的なサーバーから配信していく、今の放送と似たような仕組みになってしまうのでし
ょうね。

 例えばOCN等のISPが自分の顧客への回線を強力に増強しておいて、ISP直下のユー
ザーには高画質の映像を送る。それ以外の人にはそれなりに。
 各家庭までの光ファイバー網のインフラをった業者がそんなサービスを始める
のでは。これはニューメディアと呼ばれた時代1980年代光網を使ったいろいろな
提案がなされてきましたが、一言でいうとレンタルビデオ屋さんのレンタル料よりも
安い値段で供給出来なかった。ということで普及しませんでしたね。
 
インターネットの特徴は一方向ではなく双方向、この双方向をキーワードに見ていく
と面白いものが見えてくるのではないでしょうか?マスを目指すのは別のテクノロジ
ーに任しても良いのではないでしょうか?
 インターネットは「ユニ」つまり「個々人」をターゲットにしては!
そんな気がします。

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