広島平和記念公園　（平和公園）コミュの広島平和記念公園が国名勝に！

【１１月１８日　広島平和記念公園を国名勝に指定！】

　戦後に整備された公園として初めて、国の名勝に指定されることになった平和記念公園（中区）。指定区域内では９６年１２月に原爆ドームが世界遺産に登録され、今年７月には原爆資料館が国の重要文化財に指定された。一帯は平和都市・広島のシンボル。その価値が相次いで認められたことを受けて、周辺を含めた景観保全や街づくりのあり方が問われている

　◇「保存・継承に一層努力」
　同公園は、１９４９年に競技設計に応募した故・丹下健三氏らによる作品が１等に入選。５０年に着工、５４年に完成した。公園南端の平和大通りから、原爆資料館のピロティ、原爆慰霊碑のアーチを経て原爆ドームを見通せる景観が「原爆死没者の慰霊と世界恒久平和への願いを表現している」と評価された。指定の答申がされたのは、同公園（約１２万２１００平方メートル）のうち、原爆慰霊碑や原爆ドーム周辺など約６万２７００平方メートル。
　今年に入り、原爆ドームを南東から見下ろす１４階建て高層マンションの建設が進んでいることが分かり、被爆者団体らが開発業者や建築確認を出した市に抗議する事態に。被爆者らでつくる「世界遺産『原爆ドーム』の景観を守る会」の共同代表で、坪井直・県被団協理事長は「指定を機に広島市などは平和記念公園の意義を再確認し、ドーム周辺での建設計画に規制を加えるなど、価値が損なわれることがないようにしてほしい」と注文する。
　同公園に近接する広島市民球場の移転も決まり、跡地の活用策も浮上している。広島市立大広島平和研究所の浅井基文所長は「平和記念公園を中心とした市街地整備をどうするかは、広島の発信力にもかかわる。市民も高い関心を持たなければならない」と話す。
　一方、この日も同公園には多くの修学旅行生や観光客が訪れ、名勝指定に歓迎の声が上がった。
　原爆資料館を案内するヒロシマピースボランティア、石原智子さん（６０）＝安佐南区伴東＝は「国が名勝として取り上げたことで、若い人も平和公園が持つ意味に気付くきっかけになるのでは」と喜ぶ。石原さんの母は、妊娠３カ月で入市被爆。石原さんは胎内被爆者なので、当時の悲惨さは知らない。だが公園内の原爆慰霊碑を見るたび、突然命を奪われた犠牲者の無念さを代弁しなければと思い、自分が生かされている意味を強く感じるという。石原さんは「名勝指定でこれからも多くの人が訪れると思うが、素直な目で見て核兵器のむごさを知ってほしい」と話した。
　また、広島市の秋葉忠利市長は「『慰霊と祈り』『被爆体験の継承』『平和の発信』の拠点である平和記念公園の果たすべき役割はますます重要になっており、今後ともその保存・継承に一層努めていきたい」とコメントした。

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名勝（めいしょう）は、景色の良い土地のことである。

文化財保護法では、庭園・橋梁・峡谷・海浜・山岳などの景勝地で、日本の国にとって芸術上又は観賞上価値の高いものを、文部科学大臣が名勝として指定できるとしている。人工の物と天然の物とがあり、それぞれ「人文的名勝」、「自然的名勝」と呼ぶ。人文的名勝には、庭園、公園、橋梁等が対象となる。

名勝の中でも特に重要なものは特別名勝（とくべつめいしょう）に指定される。

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あたしは広島の人間なのですが、この記事が中国新聞一面になってました♡嬉しいですねー。
８月６日のこともだけど、広島だけでなく、色んな都道府県の人たちに少しでも興味持ってもらえるよう、小さな記事でもいいから全国で取り扱ってほしいものです♪