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つりコミュコミュの1999年8月28日 須美寿島遠征泳がせ大物釣り

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長文ご了承ください。by Mitsu
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【日時】  1999年8月28,29日(土日:船中一泊二日釣り)
【船宿】  南伊豆キャプテン倶楽部
【釣物】  豆南諸島(ベヨネーズ列岩と須美寿島)泳がせ大物&シマアジ五目
【船代】  メンバー特別優待 \95,000 (ビジターは通常 \150,000)
【天候】  晴天
【潮況】  凪
【釣座】  右5番
【大物泳がせ用タックル】
      竿:   アリゲーター・スーパーバトルGF80-230
      リール: シマノ・ティアグラ80W(PE30号400m)
      キーパー:とび島キーパー
      仕掛け: 先糸:ナイロン100号
           ハリス:ナイロン80号、60号
      針:   スーパークエ25号、22号
      オモリ: 300〜400号
【コマセ釣り用タックル】
      竿:   アルファタックル・ヘッドクォータIKA200
      リール: ダイワ・スーパータナコンS 500WP(PE6号300m)
      仕掛け: フロロカーボン8〜10号2〜3ヒロ2〜4本針
      コマセカゴ:サニーカゴ・ビッグ
      オモリ: 120〜200号
【大物泳がせ釣果】
      カンパチ:10kg, 11kg, 12kg, 14kg, 23kg 計5本
      八丈アカムツ:3kg
      ツムブリ:5kg級
【コマセ釣果】
      シマアジ:2〜3.25kg 計5枚
      小カンパチ:1kg
      ウメイロ:1尾
      得体の知れないヤツ、ナメモンガラ、イスズミ等々 (^^;

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●突然の釣行決定

あれはほぼ一ヶ月前、あのキャプテン倶楽部のメンバーでもあるMさんから突然のe-mailが届いた。なんでも、特別優待券が手に入ったとの事でMさんの釣行に合わせ、8月28,29日の須美寿(スミス)島遠征 or 10月1,2,3日の孀婦(ソウフ)岩遠征へ一緒に行きませんか?とのお誘いであった。
最近、須美寿島での釣果が非常に良いのが大変気になっており、ビジターで乗ろうかと計画していたが、諸般の事情で断念したところであった。そんな事もあり、Mさんからのお誘いに自分のスケジュールも確認せずに須美寿遠征にご一緒させて頂く希望を返事したのであった。実は、よくよくスケジュールを確認したら、テニス合宿とダブルブッキングしていたのである。ナハハ。(^^;;; テニス仲間よ!ゴメン <(_ _)>
そして、今回、私の大物釣の師匠兼大先生でもあるNさんが釣行を供にしてくれることになった。

●余裕を持った行動を!

その後、釣行当日が近づくにつれ仕事が段々と忙しくなり、準備もままならぬまま当日を迎えることになってしまった。Nさんから泳がせの仕掛けは20組は用意するよう指示されたが、7つ用意するのがやっとであった。(^^; 実は、コマセ釣り用の仕掛け作り(ハリスの編み付け&スキン巻き)に時間を労費してしまい、泳がせの仕掛けの準備の時間が足らなくなってしまったからである。(^^ゞ 仕方無く、ハリス60号、ハリ、スリーブ、補強材、圧着ペンチ等、仕掛け作成セット一式をカバンに押し込み持って行く事にした。#無謀なやっちゃ!(^^;

前日の8/27金曜日、20時に下田待ち合わせとのことであったが、私は仕事の関係から待ち合わせ時間には間に合えず、下田に23時を目標に向かうことにした。24時出船であるので十分余裕はあると考えていたが後々焦る事になったのである。伊東を過ぎた頃、既に下田に着いているMさんより電話が入り、なんでも、過ぎ去った台風13号の影響による南西風の影響から目的地まで通常より時間が掛かるので予定を1時間早めて23時に出船することになったとのこと。#ヤ、ヤバイ!!(*_*; 1時間の余裕がスッ飛んで消えた!! 必死に走って22時40分頃下田港に到着、下田漁協前の一際デカイ遊漁船キャプテン1号(約150t)の前に車を停めた。MさんやNさんに荷物を船に積み込んでもらい、駆け足で船に乗り込み、定刻の1時間前に船は下田を後にした。

●いざ出発。デカいぞ!キャプテン1号!!

しかしデカイ船である。釣り座の足元には各自200リットルのクーラーがクラッシャー氷入りで備え付けられている。釣った魚をそこに入れ、下田まで持って帰れるという親切設備である。という事は、自分の75Lのクーラーは船に乗せなくても良いのだが(しかも結果的には小さ過ぎ ^^;)、後から分かったことでどうしようもない。他の客も同じで、皆それなりに大きいクーラーを船上のタックル保管スペースに持ち込んでいた。おかげで、タックル保管スペースは足の踏み場が無い位に所狭しとクーラーが転がっていた。キャビンへの入り口の両側には、風呂付きのトイレがありシャワーからは温水が出る。シャンプーやボディーソープも備え付けられているのにはビックリ。(@_@ キャビンへ入ると、直ぐ右側には寝室に降りるドアがあり、その隣の物置スペースには船員の食料品(カップラーメンやお菓子等々)が山のように積んである。その左側には小さい部屋があり、台所になっている。シンク、コンロ、レンジ、冷蔵庫等が備え付けられていた。寝室も凄いのなんの!2階ベッドが4つ(計8つ)の寝床が4列並んでいる。それぞれの寝床には蛍光燈が備え付けられており、自分でスイッチのON/OFFができるようになっている。#なんちゅう釣り船なんじゃい!

取り敢えず、キャビンのソファーに座りMさんとNさんと3名で爆釣を祈願し乾杯!!
Mさんと二人で雑談している所に、キャプテン1号のヒロちゃんがやってきたので、杯を交わしながらこれからの予定と釣りについて情報を聞き出す。ヒロちゃんによると、まず、明神礁でムロアジを確保し須美寿へ向かう。13(?)マイル、7(?)マイル、5(?)マイルと攻め、夜は須美寿にアンカーを打ち、明け方まで夜釣りをするとのこと。
3つ目のポイント(5(?)マイル)が大物泳がせの本命のポイントで16時頃にポイントへ入るとのことである。また、夜は明け方の4時頃までシマアジが釣れるとの事。後に、船長から、夜中の2時頃からムロアジが周り始めるから、そのムロアジを釣って泳がせしてみな!との有り難い情報も頂く。イメージは出来上がった!(^^ 逸る気持ちを押さえつつ1時頃、床に就く。

●明神&ベヨネーズ。大物釣りはムロアジ獲りから

6時間後の7時頃起床。顔を洗い歯を磨いてキャビンへ。お茶を飲みながら朝食を取る。船は大体青ヶ島辺りを航行している。南西風の影響でかなり遅れが出ているようだ。目的の明神礁へは目標の9時を大きく遅れ10時過ぎに到着予定とのこと。11時間も掛かってしまった。(--;;; 9時を回った頃、ヒロちゃんが釣り座を決めるくじを持ってキャビンへ登場。ビジターからくじを引く。数字の小さい方からミヨシからトモへと入る。ビジターは左舷、メンバーは右舷に座るとのことである。ビジターとのことなので私はくじを引いた。6番を引き大艫へ!やったゼェ!!と思いきや、実はMさん御一行なのでメンバー扱いでした。(^^ゞ 結局、我々はメンバー側右舷の胴の間4,5,6番に我々は入ることに。船の航行速度も遅くなり、いよいよ戦闘開始である。

まずは、明神礁でムロアジ釣りから。ムロアジが釣れなきゃ泳がせは出来ん!泳がせ釣りは、まず餌捕りから始まるのだ!! 私は、市販のハリス5号のサビキで勝負!棚の指示は30mから誘ってとのこと。そのうち、船内ではポツポツとムロアジが釣れ始める。が、我々には全然ムロアジが釣れない。Nさんは、自作のハリス10号のサビキを使っているようだ。釣れている方は皆さん船上販売のハリス3号ピンクスキンのサビキを使っていることが判明。明神礁まで来たからにはバカでかいムロが釣れるのだろう...噂だとシマアジがサビキに食って来てハリスを切る...ムロアジはサバ大だ...いやいや2kgもあるムロアジが釣れる!と、聞いていたが、まったくそんな事はなく、ライト泳がせにもよさそうなチビムロ級のムロアジばかりであった。銭洲ならハリス8号でも釣れるのに、ココではまったく釣れない。ならば!と、私もハリス3号のサビキに替えようやく釣れるようになった。#一歩出遅れた!(-_-;

それにしても渋い。なかなかムロアジが釣れない。一時間強ムロアジにそっぽを向かれながらも7尾を手にする。あまりにも釣れないので、大船長判断によりベヨネーズ列岩に移動してムロアジを釣ることになった。15分程度の小移動を行う。潮を被るから中へ待避することに。気がつくと、Nさんが居ない。実は、潮を被りながら大道具の準備をしていた。流石は大先生!気合の入り方が違うのだ。私は、泳がせは須美寿で!と決めていたので竿、リール、キーパーはまだタックル保管ルームに置っぱ。が、直ぐに後悔することに。

ベヨネーズ列岩に到着。名称の通り小さな岩が幅広く連なっていた。残念ながら我々の釣り座とは逆の左舷側にその景色が広がっており、その絶景を見ながら釣りをすることは出来なかった。ここでは良い型のムロアジが労せずに釣れた。すると、艫寄りで大道具を降ろしていた方にアタリが!遣り取り開始。ムムム、カンパチかぁ?!が、しかし、バラしてしまう。今度はミヨシ側の大道具にアタリ!無事20kg前後のカンパチが上がる。

それを見て、大先生のNさんが大道具を降ろす。と、直ぐに前アタリがやって来た。大きな引き込みに合わせを入れた!フッキング出来たようで遣り取り開始、というよりゴリ巻きしている。(--; 流石二年連続で100kgオーバーのイシナギを獲っているだけはある。カンパチの引きなど物ともせずガンガン巻いている。大船長から『無理して巻いちゃダメだよぉ』と注意を受けるが頭の中はT丸船長の声が『巻け巻け巻けぇ〜ぃ!!』とコダマしているのだろう。(^^; その手を休ませることはせず巻き続けていると竿先が戻ってしまった。ゴリ巻きし過ぎでカンパチの口が切れてしまったようだ。いやはやなんちゅう人だ?!(^^;;;

流石に反省したようでドラグを調整し再度ムロアジを落とす。すると直ぐにアタリが!先程よりも竿の入りが大きい。道糸がズルズルと引き出されている。今度は、慎重に遣り取りをしているようで、暫くすると魚が上がって来た。カンパチだ!それもデカイ!!ハイファイブ!に記念写真!!羨ましい限りである。Nさんがまず手にしたカンパチは27kg良型のヒレナガであった。しかも、本人自己記録更新とのこと。何と!始めの一本で一つの目標を達成してしまうとは。流石はベヨネーズ!!一級ポイントの一つである。
残念ながら私は見物&ムロアジ釣り。トホホホホ。(;_; 皆がそこそこムロアジが獲れたので須美寿へ向けて移動となる。ここベヨネーズでも十分のような気がするのだが.... この時点で既に12時半であった。ムロアジ釣りに2時間以上も掛けてしまったのである。(-_-;

●大物天国、須美寿島!

ベヨネーズから須美寿まで1時間半ほど掛かるとのことで、全員、一旦キャビンへ入る。私も、シャワーを浴び着替えをしてキャビンへ。しかし、落ち着かない。理由は大道具の準備が出来ていないからである。(^^ゞ 皆がくつろいでいる間に私は大道具の準備をすることに。(^^; 準備を完了し、再びキャビンへ。須美寿へ近づいたので、Mさん、Nさんと共に3Fの最上デッキへ出てクルージングを楽しむ。360度見渡す限り水平線。海以外何一つと無い大海原。地球は丸いぞぉ〜!!(^^
そして、右舷前方にひょっこりと飛び出した岩が見えてきた。思わず、『スミスだ!』と声をあげてしまった。絶景である。須美寿島と云っても嫂婦岩と同じような鉛筆岩である。火山の噴火で出来た火口の一部が突き出ており、海底の一部は侵食し三日月状の漁礁となっているとのこと。つまり、火口の周りおよび内側に各種ポイントが点在しているのである。なんとも凄い。

15時過ぎに最初のポイントに入り、須美寿での釣りの開始である。あまり反応は良くないようで、流し変えるので仕掛けを上げてみるとムロアジが頭蓋骨だけとなっていた。ハギ系の魚に食われてしまったようである。何度か流し変えるがカンパチは上がって来ない。16時近くになり本命のポイントへの移動することになった。ワクワク (^^ ヒロちゃんにバンバン釣れるよ!と言われ、気合も入る!

16時、本命のポイントに到着。反応が凄いよ!とのアナウンス。今、カンパチは深場に居るよ!と大船長。まあ、150m前後かな?と思い仕掛けを降ろすが150m過ぎても着低しない。Nさんの仕掛けが先に着低した。『230mある』と言う。ひょぇ〜!!確かに深場だ。(^^; そして、ほぼ同時に数名の竿が入る! #おいおい、本当かい?! 右隣のNさんも、遣り取りを開始している。#オタクまたかい?! これも、結構デカそうである。周りでカンパチが獲り込まれる中、浮き
上がって来たのは22kgのヒラマサであった。これも、Nさんの記録更新サイズとのこと。まったくもって羨ましい。

Nさんが仕掛けを上げている間がチャンス!今度は自分の番だ!と気合を入れて棚取りを繰り返す。Nさんから、『こまめな棚取りと探りをするように!』とアドバイスを貰う。待ちの泳がせではなく攻めの泳がせをするよう心掛ける。と、私にもついにアタリが!食い込みを待って合わせを入れる。乗った!でも軽い。(-_-; 然程引き込みもなく、簡単に浮いて来たのは5kg相当のツムブリであった。何故だぁ?皆、カンパチやヒラマサを掛けているのに、私にはツムブリかい?! #トホホホホ (;_; 仕掛け一個ロスト。だが自分には最初の一尾だ。
気を取り直し、仕掛けを交換し、再投入。棚を切り直した直後、竿先が暴れ出した。『食え!食い込め!食っちゃえ〜!』と念仏のように唱える。(^^; Nさんから、『まだまだ!まだまだ!』と指示が飛ぶ。ひときは大きい引き込みに合わせを入れた。乗ったぁ!Nさんから、『巻け!巻け!巻けぇ〜い!!』と発破が掛かる。ハイギアのまま『おりゃおりゃ』と巻くがメッチャ重い...。それに、230mは深過ぎです。体からは汗がドッと噴き出る。額の汗が流れ落ちる。『ヒイヒイ』言いながら上がって来たのは11kgのカンパチであった。やったー!寛八ゲットだぜぃ!!v(^^

ここから、Nさんと私の爆釣劇が始まった。

次に、Nさんにアベレージサイズ(15kg前後)のカンパチが来る。Nさんが後始末をしている間に私に次のアタリ!今度は先程より力強い。竿が絞り込まれる。リールから糸がグググッと出る。ハイギアで巻くが片手で巻くのが辛い。ローギアだと230m上げるのはたるい。仕方が無なく両手でハンドルを回すことにする。(^^; 再度体から汗がドッと噴き出す。重い...辛い...。大船長が笑っている。(^^; 必死の思いで上げたのは14kgのアベレージサイズ。再び、寛八ゲットだぜぃ!!v(^^ 次に、再度私にアベレージサイズ。三度、寛八ゲットだぜぃ!!v(^^
とにかく、私とNさんが交互に魚を掛けると云う二人舞台。二人のスーパーバトルが火を噴いた!大船長を始め、船長、中乗りさんが口々に、良い竿だ!と誉める。この日、スーパーバトルを使っている人にアタリが集中していた。穂先の硬い竿を使っている人には厳しい日となったようである。それにしても、魚影が濃い。しかも、サイズは大型。ルアーマンのロッドがへし折られるアクシデントまで出た。

そして、Nさんの竿が再びズッコン!とお辞儀すした。棚を取り直した瞬間の事であった。この目で竿が入るのを見ていた。凄いアタリだ。明らかに今までの竿の曲がりと違う。こりゃ相当大きいぞ!魚の抵抗も今までより強く長い。竿がお辞儀したまま戻って来ない。糸もリールからズルズルと出ている。流石のNさんも、必死に遣り取りをしている。しかし、上がって来る途中で隣の方とオマツリをしてしまう。中乗りとヒロちゃん二人掛かりで解いている。ヤバイなぁ。バレやしないか心配であったが、魚は付いているようだ。しかし、魚に体力回復の時間を与えてしまったためか、元気に抵抗している。なんとか無事上がって来たのは、赤茶けた体色のメチャでかいカンパチだ!。中乗りとヒロちゃん二人掛かりで船内に引き上げる。デカイ!とにかくデカイ!40kgオーバーじゃないか?!いやいや50kgはあるぞ!と大騒ぎ。二階に吊り上げバネ秤で計測したら35kgであった。結局、これがこの日の最大サイズ。Nさんは大変嬉しそうである。
大船長からは、『もう十分釣ったから、あんたは少し休んでなさい。』と、ひやかしのイエローカード!(^^;

ところでMさんは?... オマツリに巻き込まれている。(-_-;... ミヨシ側、裏側、トモ寄りの方、あっちこっちのオマツリに巻き込まれ、釣りになってない。それにしても、オマツリが多い。もう少し皆が互いに協力しあって大物を獲ることを心掛けるべきではないかと感じた。泳がせで300〜500号のオモリでやっているのに、コマセ釣りの方が、120号程度でビシを落としている。オマツリしない方がおかしい。Mさんの仕掛けはオマツリでヨレヨレ。それでも、そのハリスで釣っているMさんに、大船長からアドバイスが飛ぶ!『Mさんよぉ、そんなハリスじゃダメだよ。ハリス変えな!』。そして、ハリスを変えた直後、Mさんにアベレージサイズのカンパチが来た。握手をして祝福。ようやくMさんにも笑みが戻った。

私にもアタリ!だが、然程強くない。何だ?巻き上げると糸がミヨシに斜めになる。あっちゃ〜!オマツリかい?! #トホホホホ。(;_; しかし、オマツリを解いてもらっても何やら付いている感じがする。上がってきたのは何と3kgの八丈アカムツ。ラッキーィ!v(^^ 大船長も呆れている。(^^; そして、Mさんが何やら掛けた!海面まで上がって来たのはオレンジ色の魚。見た目では15kg前後。しかし、オマツリしていて取り込めない。私がギャフを取りに行っている間にオマツリ処理の不手際により、魚は海底へと消えて行ってしまった。顔が見えなかったが八丈アカムツかオナガダイと思われる。残念。
その後、Mさんが1mオーバーのスミヤキ?バラクーダ?のような魚を掛けたのを見て、大船長から『これが周ってくると仕掛けをボロボロにされ釣りにならなくなるの終了します。上げてください。』と指示が出た。Nさんも、同じ魚を掛けていた。(^^; しかも、サメに食われている。(^^;;;
いやいや、大物泳がせ釣りを堪能した。わずか3時間の出来事である。大物泳がせ天国須美寿島!!凄い所である。

●シマアジ天国、須美寿島の夜釣り!

19時に大物を終了し、島付近の80mダチのポイントにアンカーを打っての夜釣りに突入。私は再びシャワーを浴び、着替えをして食事を取ることに。船中、殆どの方が軽く食事を取ってコマセ釣りに突入している。いやはや元気だ!Mさん、Nさん、私、そして、長野県佐久市から馳せ参じた(初対面の)若者とでキャビンで食事を取りながら座談をする。私は持参した冷凍食品で中華丼を食べようとしたが、白いご飯が無い!トホホホホ (;_; と、そこに、佐久市から馳せ参じた見知らぬ若者が、さ○うのご飯を譲ってくれた。ありがたや!ありがたや!(^^ 実は、この若者、折角掛けたカンパチをサメに食われてしまったとのこと。佐久市から釣り仲間を代表してビジターで乗船したそうな....
そこで、ご飯を貰ったお礼に、カンパチ一本を差し上げたのだ。良い話しじゃないか!わらしべ長者宜しく!(^^

Mさん、Nさんは、シマアジ狙いでコマセ釣りへ!若者も、お土産のシマアジ釣りへとキャビンから消えて行く。私は、潮が早くて釣りにならないと云うルアーマンと話し込む。8時頃、大船長やヒロちゃんも食事を始める。皆の様子を見に出てみると、左舷の先程の若者がシマアジを釣り上げていた。(@_@ シマアジを絞めてあげ、右舷のMさんやNさんの様子を見に行くと、途端に二人にシマアジが来る。おいおい!シマアジが釣れているではないかい!!と、直ぐに着替え直し、戦線へ復帰。Mさんは既に二枚目を手にしている。自分の釣り座にスルメが配られていた。イカタンを付けるとシマアジが良く釣れるとの事。本当か?!(^^; Mさんも付けているとのことなので私も試してみる。2〜3投目辺りで強い引き込み。シマアジの引きを楽しみながら2kg強のアベレージサイズを手にする。殆ど、ベタ底でシマアジは食って来る。少々上げるとイスズミの餌食になってしまう。その後、24時近くまでポツポツとシマアジが釣れ続く。シマアジ、イスズミ以外には、カッポレ、ウメイロ、イットウエビス、スマ、ナメモンガラ、等々多彩な魚が顔を出した。

しかし、深夜0時頃になると船中殆どアタリが遠のいた。船長によると2時頃になると再び釣れるようになるとのことである。また、ムロアジが周って来るのでそれを釣って泳がせると良いとのことであった。余りに釣れないので仕掛けをハリス8号2ヒロ2本針に換え、持って来た特餌のワカサギを付け投入する。2投目で置き竿にして待っていたらアタリが出た。然程強くないがシマアジでもない。そこそこ引きを楽しみながら上がって来たのは1kgのカンパチであった。実験成功 v(^^ しかし、後が続かない。(-_-;

●再び泳がせ大物釣り

そうこうしているうちに2時に近くなると突然船内が活気付く。Nさんがシマアジを釣り上げる。Mさんが良型のムロアジを釣り上げる。海面にムロアジが周り始めた。ムロアジを釣らねば!!しかし、手持ちのサビキも船上販売のサビキもハリス5号である。仕方が無いので手持ちのハリス5号のサビキでムロアジ獲りを始める。Nさんは、シマアジサビキを一生懸命しゃくってムロアジを獲ろうとしている。しかし、ムロアジは全然釣れない。カバンにハリス1.5号のサビ
キが入っていたのでそれで試してみることに。すると、一尾ではあるが投入毎に釣れるようになる。

大道具の仕掛けを付けようとしたら、ナ!ナ!なんと?!カンパチ用の仕掛けが底を着いていた。やはり足りなくなってしまった。(^^ゞ 船上販売はしているが、折角ハリスを持って来ているので泳がせ仕掛けを船上で作ることにする。ハリス60号をアバウト2m強使い、まずは針を結ぶ。南方延縄で結びハリスを絞め込む。サルカンへの接続部の工作は、釣り座に座って圧縮ペンチを使ってのスリーブ止めは流石に無理があるので八の字結びのチチ輪止めにした。

Mさんは、シマアジ釣りに専念している。一尾、また一尾と数を伸ばす。奥様からシマアジのリクエスが出ているそうで奥様思いなことである。Nさんはムロが捕れないのに業を煮やし死にムロアジの中骨抜き、それを落とし込む。すると、Nさんに大きなアタリが!なかなか強い引きである。アベレージサイズは遥かに越えているのがわかる。海面を割ったのは20kg前後のヒラマサであった。#出来すぎです。

それを見て、私も活きムロアジを落とした。棚を切り直した瞬間、竿先がズコン!とお辞儀した。なかなか竿先が戻らない。よっしゃ!と合わせを入れた!!凄い抵抗である。アタリの出方&引き込みの強さから一つの魚を想定した。アタリから合わせを見ていたNさんも同じ事を思ったようで『10m底から上げて!』とのアドバイス。その魚とは、そう!モロコである。しかし、10m以上あげても引き込みは変らない。Mさんからはヒラマサじゃないか?との声。今回一番の強い抵抗である。リールから糸がズルズル出て行く。ハイギアで巻くのが厳しい。Nさんのアドバイスによりローギアでゆっくり巻き上げることにする。魚が引き込む度に『おおおおぉ!』と声が出てしまう。(^^; 向こうが休んだらこっちはリールを巻くを繰り返し、なんとか海面に魚を浮かすことが出来た。デカイ!カンパチどわぁ!!。
何故か数名乗っているはずの中乗りが誰も居ない。他所でお祭り処理か?...『仕方ない!』とNさんがギャフ打ちをしてくれたが魚が重く手はヌルヌル状態で抜き上げられない。Mさんと私も加わり、三人掛かりで船上に上げたカンパチは137cm 23kgの良型カンパチであった。やりぃ〜!20kgオーバーのカンパチをゲット!!幸せどわぁ〜!!。

ミヨシのカメまで自分で魚を引き摺って持って行き。カメの中に魚を降ろす。釣った直後に重労働。(-_-; それも手伝い、完全に放心状態になる。しばらく体を動かす気になれない。ボぉ〜と皆の釣りを観戦するだけ。(^^;;; 体が動くようになり、取り敢えずムロアジ釣りでリハビリを始める。(^^; 結局、この一時のフィーバーで大物のアタリは遠のき、納竿の5時を迎えることになった。
6時過ぎに須美寿島を後にする。下田に到着したのは16時半頃。10時間強で帰って来た。

●最後に

ちなみに、この日の船の釣果は、
大物泳がせで、カンパチ10〜35kg 40本前後、ヒラマサ18〜22kg 4本、モロコ30kg 1本、大口オナガダイ目測15kg 1本であった。但し、全員が本命を手に出来たわけではなく、0〜5本/人であった事を付け加えておく。コマセのシマアジも同様で2〜6枚/人、コマセ釣りをせずに寝てしまった人は0であった。行けば誰でも釣れるというものではない!のである。
但し、行けば誰でも釣れる可能性が高いことは確かだ。

以上

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