ワールドマーチに参加しよう！コミュのワールドマーチにご協力いただいた方々へのお礼です

こちらも転載が遅れましたが、佐藤さんからの皆さんへのお礼のメッセージです。
これを読むとあの時のイベントの会場が平和への想いで一つになった時を思い出します。
僕らの代わりに世界を回ってくれているマーチャーの過酷な旅はまだまだ続きます。

誰かゴールのアルゼンチンへ行きませんか？



以下佐藤さんからのお礼


ＷＭジャパンにご協力頂いた皆さんへ

さまざまな方に、ワールドマーチに関わる、広報、歓迎、見送り、イベントへの参加手配、チラシ作成、オリジナルのイベントなどでご協力いただき、ありがとうございました。
皆様のご協力がなければ、とても日本の３つの県でのイベントを行えませんでした。
日程や旅程が、滞在時間数やイベントとの関係のため、当初から直前まで変更が多く、長崎、福岡にはご迷惑をかけてしまいました。１７日から２０日、ＷＭは日本を通り過ぎていきました。
２０日の昼すぎの便で、モスクワに発ちました。
当初はシベリア鉄道でロシア横断の予定でしたが、訪問先が増えているため飛行機となったそうです。

京都タワーや、東京タワーからみた美しい夕焼けの空に浮かぶ日本のイメージと日本での温かい歓迎の思い出と共に、マーチャー達は日本を去りました。
天気に最後まで恵まれた３泊４日、８ヶ国１１名の人たちと一緒の旅は「福岡空港から羽田空港まで、小パニックと笑いの日々」でした。
私のいくつかの失敗を含め、エピソードを書けばきりがないためやめておきますが、どんなときでも、互いの失敗を突っ込まない、ラテン系のよさが全面にでていました。

京都円山集会でのスピーチでも言いましたが、東京での外務省軍縮課の課長との会談において、京都のそれをすこし婉曲にしながらも、「日本から外国の軍隊を取り除くことを考えるように日本政府に勧めます」と、さらっとリーダーが言ってくれました。　

彼らが羽田から去るほぼ同じ頃に、ゲーツ国防長官が来日したのでしょうか、羽田では多くの飛行機が定刻通りの離発着ができず、遅延アナウンスが多かったです。
日本の空と海、領土が、韓国のそれと同じように、米軍と米国国防総省に大半を占拠されいる現実をあらためて感じました。

世界中に米軍基地を８００維持する必要など、他のどの国の市民たちも感じていないはずなのに、米国の政権と軍産複合体だけがそう感じており、それはワールドマーチやそれを賛同する人たちの世界観とは、まったく異なるものです。　
一部の勢力が支配する世界を変えようとする、平和と非暴力の使節団たちと、グローバルな米軍再編成のためには沖縄を絶対に手放さないぞ、との決意で来日した米国の国防長官。
この二つの正反対の世界観が、予期せず同じ日に日本の空で交差したというのは、何か暗示的です。
自宅に帰ってＰＣをあけると、その２，３日前に、米軍訓練場の拡張のため土地を奪われようとしている、
韓国のOhyun-riでの反対運動グループの４６歳の村人がごく最近、抗議の自殺をしたとのメールが届いていました。
アーミテージ的軍事世界観など世界には要らない、と改めて声に出したくなります。
日本の民主党は今立っている、大きな分岐点に、どう自ら舵を切っていくのでしょう。

「泣きたいほどくたびれ、もうマーチをやめたいと思うときがある」と６０歳のリーダーのラファエルが東京のイベントのステージ上で話していました。
彼らはすべて自分のお金で旅をしています。広島に来たＩＣＮＤＤのＶＩＰのようにお金がでているわけではありません。
それは企業からの大口の寄付はうけない、というルールを作ったからだそうです。なぜなら大口寄付を受ければ、「胸に彼らのロゴを入れて歩くことになり、それでは我々の自由を失うから」だと。
彼らは「自由」はマーチのタイトルに入れていません。あまりに相反する「自由」が世界に存在するからでしょう。
平和と非暴力、ということだけでその世界観をまとめています。

World Without Wars の日本支部を作ってくれる日本人を捜しているそうです。
来年１月２日、南米アンデスでの、パンタ・デ・バカスでのマーチ終了のセレモニーに参加する、賛同日本人ＮＧＯやグループが、一つもないそうです。　もしお知り合いに参加してもよいという、南北米大陸などのグループがいれば、佐藤まで教えてください。

皆さまのご協力に本当に感謝します。

これからも終了するまで、http://www.theworldmarch.org で楽しみながら応援してください。
皆様のご健康と運動のご成功を祈ります。

さとうまきこ