イチロー・旭天鵬の自己管理法コミュの楽天Ｖ、経済効果２３０億円

以下転載：

楽天Ｖ、経済効果２３０億円　日本一では？　関大院教授試算

球団創設９年目で２６日にパ・リーグ初優勝を決めたプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの経済効果は、本拠地のある宮城県内で約２３０億円に上ることが、関西大大学院の宮本勝浩教授（理論経済学）の試算でわかった。日本一になった場合は約４０億円上積みされ、トータルで約２７２億円に達するという。

今シーズンの観客動員数を、過去３年に比べ約１３万人増加すると算出。今後、日本シリーズ進出をかけるクライマックスシリーズで、本拠地で４試合開催されると仮定した数字を加えると、観客はさらに約９万人アップし２２万人の増加が見込まれる。

この観客の入場チケット購入費や、本拠地である日本製紙クリネックススタジアム宮城内での食事、グッズ購入などの平均消費金額を９５００円と仮定すると、約２０億７千万円の経済効果が生まれるという。

また、地元の商業施設で行われる優勝セールや、楽天関連グッズ、スポーツ雑誌の購入などで、宮城県内の商業売り上げは今年４～１２月で約９９億７千万円伸びると試算。優勝パレードに参加するファンの交通費なども約６億７千万円とした。

加えて、日本シリーズで優勝した場合、球場内での消費額や日本一セールなどで約２６億円が上積みされるとみている。このほか、周辺の飲食業やアパレル業でも波及効果が見込まれる。

過去１０年間の優勝チームの経済効果で最も高かったのは平成１５年にセ・リーグを制した阪神タイガースの約１４８１億円。２位もセ優勝の１７年の阪神で６４３億円となっている。

日本製紙クリネックススタジアム宮城の収容人数は約２万２千人。宮本教授は「楽天の効果は思ったより少ないと感じた人がいるかもしれないが、本拠地の収容人数が甲子園球場の半分に達しない規模であることなどを考えれば、素晴らしい数字」と分析している。