イチロー・旭天鵬の自己管理法コミュの医者の不養生

ドトール・ソクラテス（５７歳）が肝硬変で入退院を繰り返し、腸の感染症による敗血症性ショックで亡くなったとは、他山の石となる。

子供の頃、カルタで「医者の不養生」とか「紺屋の白袴」とか学んだが、博識や忙しさにまぎれて、案外、専門的な知識や経験が役にたたないことがある。

その点、ヤッシャ・ハイフェッツ（バイオリニスト・１９８７年没：享年８６歳）は、「練習を、一日サボれば自分が気がつき、二日さぼれば仲間が気がつき、三日さぼれば聴衆が気がつく」と言いながら、毎日の練習をかがさなかったと伝えられている。

健康に関することも、同じで、知識は何の役にも立たず、実行継続しなければ、例えばストレッチを一日サボると本人にはわかる。

怪我や病気をする前に、大切さに気がついて、今日の勤めとして、用心したり、実行継続する生活習慣を身につけたいものである。

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ソクラテス氏が死去　ブラジル黄金の中盤

元ブラジル代表主将で、８２年Ｗ杯でジーコらとともに「黄金の中盤」を形成したソクラテス氏が４日朝、サンパウロ市内の病院で死去した。５７歳だった。１日に体調不良を訴えて入院。腸の感染症で、生命維持装置付きの集中治療室に入っていた。菌が体内をめぐって敗血症性ショックを起こし、危険な状態が続いていた。

ソクラテス氏はコリンチャンス、フィオレンティナ（イタリア）など国内外で活躍。大学在学中に医師の免許を取得したことから「ドトール（医者）」の異名を取った。代表では８２、８６年のＷ杯に出場。ジーコ、ファルカン、トニーニョ・セレーゾと４人で「黄金の中盤」と親しまれ、華麗なテクニックでファンを魅了した。引退後は酒の飲みすぎで体調を崩し、今年に入って肝硬変で入退院を繰り返していた。元ブラジル代表の実弟ライー氏らも見舞いに訪れたが、願いも届かず帰らぬ人となった。