」
ゆー@毎日酔っ払いさんの「縁」と云うお題より
バトンを受け取りました
コアラン と申します
今回のお題は「ありがとう」にさせていただきます
「ありがとう」を詠んでください
ありがとう 鰐売る店で空耳か？
「獰猛アリゲーターございます」ッて
拙歌
ルール
1：出題者が、お題を出します。
2：お題は、何でもありで面白そうなもの。
50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3：トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください。
（例：●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました）
4：出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。（１人１首のみ）
5：一週間以後、出題者が（独断で）もっとも素晴らしいと思った短歌を１つ選び、その選出理由を書きこみます。
6：次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
（新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号＋５」）
7：その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
※2012年4月17日一部改定
（基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。管理人：ツトム）
※2022年3月9日一部改定
（ ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください（例：●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました）」。3番を4番に移動し、以下同じく番号を移動。管理人：とみいえひろこ）
バトンを受け取りました
コアラン と申します
今回のお題は「ありがとう」にさせていただきます
「ありがとう」を詠んでください
ありがとう 鰐売る店で空耳か？
「獰猛アリゲーターございます」ッて
拙歌
ルール
1：出題者が、お題を出します。
2：お題は、何でもありで面白そうなもの。
50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3：トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください。
（例：●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました）
4：出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。（１人１首のみ）
5：一週間以後、出題者が（独断で）もっとも素晴らしいと思った短歌を１つ選び、その選出理由を書きこみます。
6：次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
（新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号＋５」）
7：その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
※2012年4月17日一部改定
（基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。管理人：ツトム）
※2022年3月9日一部改定
（ ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください（例：●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました）」。3番を4番に移動し、以下同じく番号を移動。管理人：とみいえひろこ）
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コメント(72)
[7] @貴さん
豊穣のありがとうが降る麦秋のふりかえらない霊園通り
(選歌対象外)
降るのが五月雨か五月晴の日差しかで
印象が変わる歌でした
ひとの永い営みの中 豊作に御先祖様に
感謝しながら歩く霊園通り
雨ならば先を急いで
腫れならば光に誘われて
歩みを進めて·····
[9] むらしんさん
胸の芽を感謝の雨で育てよういつかありがとうの木が茂るまで
素敵な人柄が読み取れる歌だと思います
ありがとうの木
甘い樹液が溢れるンだろうな〜
蟻が糖 に群がるだけでなく
カブト クワガタ スズメバチ
オオムラサキも来るかもしれない
虫好きの
そっちに妄想が膨らみました
[13] きくさん
ありがとうならだいぶつはたちいたちとしごろややこうむうむううむ
言葉遊びが楽しい歌
ありがとうならいもむしはたち
ならば寅さんの啖呵売口上
ありがとう奈良大仏は立ち
··で 座像のが立ち上がる妄想
韻を踏み はたち鼬 で
子供産ませて 子孫繁栄
いたち が あたち(私)だったら···
の好きな方面に妄想がァ〜
豊穣のありがとうが降る麦秋のふりかえらない霊園通り
(選歌対象外)
降るのが五月雨か五月晴の日差しかで
印象が変わる歌でした
ひとの永い営みの中 豊作に御先祖様に
感謝しながら歩く霊園通り
雨ならば先を急いで
腫れならば光に誘われて
歩みを進めて·····
[9] むらしんさん
胸の芽を感謝の雨で育てよういつかありがとうの木が茂るまで
素敵な人柄が読み取れる歌だと思います
ありがとうの木
甘い樹液が溢れるンだろうな〜
蟻が糖 に群がるだけでなく
カブト クワガタ スズメバチ
オオムラサキも来るかもしれない
虫好きの
そっちに妄想が膨らみました
[13] きくさん
ありがとうならだいぶつはたちいたちとしごろややこうむうむううむ
言葉遊びが楽しい歌
ありがとうならいもむしはたち
ならば寅さんの啖呵売口上
ありがとう奈良大仏は立ち
··で 座像のが立ち上がる妄想
韻を踏み はたち鼬 で
子供産ませて 子孫繁栄
いたち が あたち(私)だったら···
の好きな方面に妄想がァ〜
コアランさん
ご講評と選歌、お疲れさまでした。
「ありがとう」と掲題されることで、あらためてこの言葉の持つ響きや意味の素敵さを、再確認させていただきました。
思えば、忙殺される毎日のなかで中々言う機会がなくて、いざ面と向かって言うときには照れくさくて。
皆さんのお歌やコアランさんの歌評を鑑賞・拝読するにつれ、大切なことは何かを教えられたような気がします。
拙歌への評も、ありがとうございます。
「光に誘われて／歩みを進めて·····」という箇所があたたかくて、好きでした。
蜜柑さん
最優秀おめでとうございます。
■ありがとうできれいなさよならできたからとっくに完結してたね ふたり
お互いに感謝の言葉を告げて別れられる関係性、素敵です。
「清算」という言葉が、第一に頭に浮かびました。
もしかすれば、もっと言いたいことはあったかもしれないけれど、お互いが相手の再出発を思いやって送り出そうとした、大人の別れ方なんですね。
それだけに、爽やかでありながらどこか淋しさの同居する読後感が、ミントガムのように鼻腔を抜けてゆきます。
内容としては限りなくポジティヴだし、きっと作中主体も前向きに明日を見つめていると思いますが、何でしょう、歌の根底に流れる静謐さというか、多分このひっそりとした独白調と全体ひらがな表記が、読者心理としてそう思わせるのかもしれません。
そして、結句の１字あけからの「ふたり」という着地。
このたった１マスの余白に、万感の思いとしてこれまで共に過ごしてきた思い出や記憶が、どれだけ詰まっているのだろうと考えると、胸が締め付けられます。
永遠と刹那の余白に、物語が見えました。
お気に入りは後ほど。
ご講評と選歌、お疲れさまでした。
「ありがとう」と掲題されることで、あらためてこの言葉の持つ響きや意味の素敵さを、再確認させていただきました。
思えば、忙殺される毎日のなかで中々言う機会がなくて、いざ面と向かって言うときには照れくさくて。
皆さんのお歌やコアランさんの歌評を鑑賞・拝読するにつれ、大切なことは何かを教えられたような気がします。
拙歌への評も、ありがとうございます。
「光に誘われて／歩みを進めて·····」という箇所があたたかくて、好きでした。
蜜柑さん
最優秀おめでとうございます。
■ありがとうできれいなさよならできたからとっくに完結してたね ふたり
お互いに感謝の言葉を告げて別れられる関係性、素敵です。
「清算」という言葉が、第一に頭に浮かびました。
もしかすれば、もっと言いたいことはあったかもしれないけれど、お互いが相手の再出発を思いやって送り出そうとした、大人の別れ方なんですね。
それだけに、爽やかでありながらどこか淋しさの同居する読後感が、ミントガムのように鼻腔を抜けてゆきます。
内容としては限りなくポジティヴだし、きっと作中主体も前向きに明日を見つめていると思いますが、何でしょう、歌の根底に流れる静謐さというか、多分このひっそりとした独白調と全体ひらがな表記が、読者心理としてそう思わせるのかもしれません。
そして、結句の１字あけからの「ふたり」という着地。
このたった１マスの余白に、万感の思いとしてこれまで共に過ごしてきた思い出や記憶が、どれだけ詰まっているのだろうと考えると、胸が締め付けられます。
永遠と刹那の余白に、物語が見えました。
お気に入りは後ほど。
大変遅ればせながら、以下お気に入りです。
■胸の芽を感謝の雨で育てよういつかありがとうの木が茂るまで（むらしんさん）
この胸に芽生えはじめた、小さな木の芽。
まだどんな木に成長するかは分からないけれど、作中主体は「感謝の雨」を注いで育てようと言う。
人と接するとき、あるいは、モノや出来事、天候なども含め、ありとあらゆる対象とふれあうとき、邂逅のようにその一瞬一瞬に感謝の気持を持つことの大事さを、説いてくれているような。
植物にポジティヴな言葉を掛けてあげると元気に育つように、胸の芽に感謝の念や言葉を与えてあげると、すくすく育っていつか「ありがとうの木」の茂る日が来るのでしょうね。
人の内面に萌え出る芽と育つ木があるというイメージの素敵さに、一読して心を奪われました。
■ごめんねからありがとうまで色相環周遊の旅だれかとめてよ（はしるさん）
私たちは平生、様々なシチュエーションにおいて、感謝の意を示したり非を詫びたりする機会を持つことがあります。
それは、仕事上などフォーマルな場であることもあれば、友人知人間などでのわりとカジュアルな場であることもあります。
重い言葉として、心を込めた言葉として伝えることもあれば、気兼ねないラフな言葉として、挨拶程度の軽い言葉として掛けることもあります。
それらは一括りに「謝辞」と呼べるものかと思いますが、同じ「ごめんね」や「ありがとう」の言葉でも、その時々の状況で、声のトーンや表情、所作、心の込め方など、様相は全く異なってくるもの。
それがまるで「色相環」を周遊する旅のようだとする本作の見立てに、成程と膝を打ちました。
「色相環」とは、赤・オレンジ・黄・緑・青など色の様相の相違である「色相」を環状に配置したもので、色を体系化するときに用いられます。
仕事にプライベートに、めまぐるしい日常の中で、ぐるぐると色相環上に配置された微妙にニュアンスの異なる様々な色の謝辞を使い分けることで、何とか生きている作中主体の姿が浮かびます。
疲弊感は読者の読みの裁量次第になりますが、自分は、「だれかとめてよ」という言葉がひらがな表記であるところに、まだ救いがあると思っていて、言葉に振り回されながらも懸命に生きていけているんじゃないかな、と読みました。
■ありがとうできれいなさよならできたからとっくに完結してたね ふたり（蜜柑さん）
紆余曲折があって「ありがとうできれいなさよなら」が出来た、それはとうに心が完結していたから。
読後に感じていた淋しさの理由が、少し分かったような気がします。
キツイ言葉で突き放されるよりも、当たり障りのない言葉でひっそり離れられるよりも、余程せつなく心が痛むというか、いっそ「キライだ」と言われた方がどんなにか心が楽だったろう、と深い感傷を抱きました。
紆余曲折があったということは、それだけ長い付き合いだったということ、そして、ふたりの思い出にはマイナスなことだけでなく当然プラスなことも多々あっただろうこと。
そうした背景を補完して読めるから尚更、ふたりの軌跡がここで途絶える事実を目の当たりにしたような、作中主体のモノローグが心に響いてやまないんです。
長くなるので、お気に入りの続きはコメントを分けます。
■胸の芽を感謝の雨で育てよういつかありがとうの木が茂るまで（むらしんさん）
この胸に芽生えはじめた、小さな木の芽。
まだどんな木に成長するかは分からないけれど、作中主体は「感謝の雨」を注いで育てようと言う。
人と接するとき、あるいは、モノや出来事、天候なども含め、ありとあらゆる対象とふれあうとき、邂逅のようにその一瞬一瞬に感謝の気持を持つことの大事さを、説いてくれているような。
植物にポジティヴな言葉を掛けてあげると元気に育つように、胸の芽に感謝の念や言葉を与えてあげると、すくすく育っていつか「ありがとうの木」の茂る日が来るのでしょうね。
人の内面に萌え出る芽と育つ木があるというイメージの素敵さに、一読して心を奪われました。
■ごめんねからありがとうまで色相環周遊の旅だれかとめてよ（はしるさん）
私たちは平生、様々なシチュエーションにおいて、感謝の意を示したり非を詫びたりする機会を持つことがあります。
それは、仕事上などフォーマルな場であることもあれば、友人知人間などでのわりとカジュアルな場であることもあります。
重い言葉として、心を込めた言葉として伝えることもあれば、気兼ねないラフな言葉として、挨拶程度の軽い言葉として掛けることもあります。
それらは一括りに「謝辞」と呼べるものかと思いますが、同じ「ごめんね」や「ありがとう」の言葉でも、その時々の状況で、声のトーンや表情、所作、心の込め方など、様相は全く異なってくるもの。
それがまるで「色相環」を周遊する旅のようだとする本作の見立てに、成程と膝を打ちました。
「色相環」とは、赤・オレンジ・黄・緑・青など色の様相の相違である「色相」を環状に配置したもので、色を体系化するときに用いられます。
仕事にプライベートに、めまぐるしい日常の中で、ぐるぐると色相環上に配置された微妙にニュアンスの異なる様々な色の謝辞を使い分けることで、何とか生きている作中主体の姿が浮かびます。
疲弊感は読者の読みの裁量次第になりますが、自分は、「だれかとめてよ」という言葉がひらがな表記であるところに、まだ救いがあると思っていて、言葉に振り回されながらも懸命に生きていけているんじゃないかな、と読みました。
■ありがとうできれいなさよならできたからとっくに完結してたね ふたり（蜜柑さん）
紆余曲折があって「ありがとうできれいなさよなら」が出来た、それはとうに心が完結していたから。
読後に感じていた淋しさの理由が、少し分かったような気がします。
キツイ言葉で突き放されるよりも、当たり障りのない言葉でひっそり離れられるよりも、余程せつなく心が痛むというか、いっそ「キライだ」と言われた方がどんなにか心が楽だったろう、と深い感傷を抱きました。
紆余曲折があったということは、それだけ長い付き合いだったということ、そして、ふたりの思い出にはマイナスなことだけでなく当然プラスなことも多々あっただろうこと。
そうした背景を補完して読めるから尚更、ふたりの軌跡がここで途絶える事実を目の当たりにしたような、作中主体のモノローグが心に響いてやまないんです。
長くなるので、お気に入りの続きはコメントを分けます。
（続き）
大変遅ればせながら、以下お気に入りの続きです。
■ありがとうハードル空がまた僕にとても描けない水彩を溶く（ナカノフスキさん）
ひとは成長のために自ら、あるいは周囲の期待などにより、「目標」という名のハードルを掲げますよね。
心象風景としては、ハードル走のハードルに引っかかって仰向けに倒れ込んだ作中主体と、その目に映り込む綺麗な空を、思い描きました。
今の自分ではまだ及ばなくて飛べなかったけれど、そのおかげで目にすることのできた空がある。
それは、「僕」には「とても描けない」、水彩を溶いたような淡く澄んだ空だった。
挫折は地に頭を垂れる絶望などではなくて、天を仰げば涙するほど美しい空の広がる希望で、次のステージへと繋がっているんだ、という気づきの歌だと解しました。
だからこそ、気づけたことへの「ありがとう」が心の底から発露されたのかもしれません。
失敗を恐れて及び腰になったり、そもそも挑戦することを辞めてしまったりする現代のすべての挑戦者へ向けた、清々しい読後感を伴うお歌でした。
■ありがとうと言いたい人はもういない北の夜空に大の文字燃ゆ（うどんやさんさん）
亡き父母への後悔と自責のお歌、と読みました。
「風樹の嘆」という言葉もあるように、やっと社会に出て一人前になって、何か恩返しをと思っていたのに、その時にはもう「ありがとうと言いたい人」はこの世にいなくて、哀しみに暮れるよりないんでしょう。
これは多少、経験読みになってしまうのですが、自分も数年前に父を亡くして、生前にもっと感謝の気持を伝えておけばよかったと心底思うので、共感性とともに胸にこみ上げるものがありました。
下句の情景描写の飛躍、五山の送り火が執り行われる京都の大文字山ですかね。
北の夜空に大の文字が燃えて、今年もいよいよお精霊さんをあちらへ送り届ける時が来たのだと、しみじみ淋しい思いで遠く見ているのでしょう。
上句から滲み出る作中主体の後悔の念と、下句の得も言われぬ感傷的な景がうまくリンクしていて、ゆく夏とともに帰ってゆかれる御霊を惜しむ作中主体の淋しい背中を思いました。
大変遅ればせながら、以下お気に入りの続きです。
■ありがとうハードル空がまた僕にとても描けない水彩を溶く（ナカノフスキさん）
ひとは成長のために自ら、あるいは周囲の期待などにより、「目標」という名のハードルを掲げますよね。
心象風景としては、ハードル走のハードルに引っかかって仰向けに倒れ込んだ作中主体と、その目に映り込む綺麗な空を、思い描きました。
今の自分ではまだ及ばなくて飛べなかったけれど、そのおかげで目にすることのできた空がある。
それは、「僕」には「とても描けない」、水彩を溶いたような淡く澄んだ空だった。
挫折は地に頭を垂れる絶望などではなくて、天を仰げば涙するほど美しい空の広がる希望で、次のステージへと繋がっているんだ、という気づきの歌だと解しました。
だからこそ、気づけたことへの「ありがとう」が心の底から発露されたのかもしれません。
失敗を恐れて及び腰になったり、そもそも挑戦することを辞めてしまったりする現代のすべての挑戦者へ向けた、清々しい読後感を伴うお歌でした。
■ありがとうと言いたい人はもういない北の夜空に大の文字燃ゆ（うどんやさんさん）
亡き父母への後悔と自責のお歌、と読みました。
「風樹の嘆」という言葉もあるように、やっと社会に出て一人前になって、何か恩返しをと思っていたのに、その時にはもう「ありがとうと言いたい人」はこの世にいなくて、哀しみに暮れるよりないんでしょう。
これは多少、経験読みになってしまうのですが、自分も数年前に父を亡くして、生前にもっと感謝の気持を伝えておけばよかったと心底思うので、共感性とともに胸にこみ上げるものがありました。
下句の情景描写の飛躍、五山の送り火が執り行われる京都の大文字山ですかね。
北の夜空に大の文字が燃えて、今年もいよいよお精霊さんをあちらへ送り届ける時が来たのだと、しみじみ淋しい思いで遠く見ているのでしょう。
上句から滲み出る作中主体の後悔の念と、下句の得も言われぬ感傷的な景がうまくリンクしていて、ゆく夏とともに帰ってゆかれる御霊を惜しむ作中主体の淋しい背中を思いました。
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