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短歌点コミュの短歌点728△お題「石鹸」

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短歌点723△お題「花束」からバトンを受け取りました月形です。よろしくお願いいたします。

お題は「石鹸」です。ひらがな、カタカタもいいですしシャボンでもいいです。石鹸と書いてシャボン、しゃぼん、しやぼんとしてもいいですがその時は必ず()してシャボンと読みを表示するなり、後付けで書き足してください。


父の背に石鹸(しやぼん)つけつつ母のこと吾が訊いてゐる月夜こほろぎ
(北原白秋)



ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。


コメント(114)

>>[38]

[38] やませばG2さん

色混じり金魚の柄のセルロイド石鹸箱が欲しかったんです


セルロイドの魅力を余すところなく表現している短歌です。
セルロイドの模様って、線画印刷された模様と違って、マーブルのように色が何層にもなっていて、赤や黒や白やピンクの色が模様の中に混在していて、またうっすらと透明感もあり、軽くて可愛い素材なんです。

私はセルロイドの万年筆が欲しいんですよ。プラチナに金魚という名のセルロイドの万年筆があって、それが欲しくて(笑)

他の物でも代わりのきくこんな小さなものなのに、他の物ではない、あの可愛いセルロイドの石鹸箱が欲しかった、あの日の私の幼心。

母と一緒にお風呂に入るとき、こんな可愛い石鹸箱があったならどんなに楽しかろう。
欲しかった気持ちに思わず耳を傾けたくなりますね。




>>[41]

[41] りなさん

かろんかろん
せっけん落ちた
ひとつぶの
なみだも落ちた
まっしろい影


五行詩のような童謡のような短歌ですね。かろんかろんがいいと思いますよ。でも、まっしろい影がお手本みたいで少し物足りないかもしれません。

かろんかろん
石鹸落ちた
かろんかろん
天井に落ちた
あたしのなみだ


上手く言えないので自分ならというところで作って見ました。

そうそう、かろんかろん重ねて生かすと面白いんじゃないかなぁと思ったんです。せっかく五行にしてあるのですから。


>>[42]

[42] 蜜柑さん

きれいではないことだけどきれいきれい 石鹸禁止ここから先は


上五七五と下七七が同じような意味合いに感じますね。でも、何かが違います。

下七七がルールなのですね。そして上五七五がそのルールの意味でしょう。
作者は誰かに二人だけのルールを定めます。そのルールにおいて成立する二人の世界があるのです。それは傍から見れば秘め事。 それにしても悪魔が焼きもちを焼きそうなルールですね。

性愛のあり方を堂々と示した短歌です。それは自然と性愛だけではなくコミュニケーションのあり方を示すものでもあると受け止めました。

大人であればこその短歌ですね。かっこいい!



>>[43]


[43] テキーラ@「鉄火巻」さん



石鹸の代わりが窓の雪でしたをとこを知らぬリカのほおづえ


リカはリカちゃん人形でしょう。
身体を洗うことのない人形を窓際におき、作者はまるで降る雪が石鹸の泡のようだと、言うのです。

そして、永遠の処女性を保つリカちゃん人形に、いい湯だなぁと頬杖をつかせたというのです。

永遠の処女も退屈だろう、まぁ、これがいい骨休みになれば言うこと無しということでしょうか。

窓の雪が石鹸の代わりという出だしの突拍子もない掴みは最高でした!

一つ個人的に謝罪を。

石鹸の代わりが窓の雪でしたをんなを知らぬ僕の頬杖

と面白がってしまいました。申し訳ございませんでした。



>>[46]


[46] こん竹showさん

つまらないなんて言わない。ふつつかものですがと箱入りの石鹸


今でも化粧石鹸への憧れは歴然とあります。その化粧石鹸の存在感と大和撫子のような楚々とした佇まいがとても上手く表現されていると思いました。

私ごとですが、透明感のある赤い、いい香りのする石鹸をもらったのですが、それっきりなかなか出会えません。
何事にも一期一会とはあるものですね。

ここにも一期一会を感じました(^-^)




>>[50]


[50]カニパンさん

痩せて反る石鹸つつむ手をしずめ 聞きのがせない忠告を聴く


石鹸と対話しているような場面ですね。限界まで痩せるほど付き合いがあった石鹸と思うと、作者の石鹸への愛着も感じられます。

役目を終えようとしている石鹸から何か人生の教訓でも聞こうとしているのでしょうか。

両手で湯に沈めた石鹸が湯に溶けだして、言葉のようです。

聞きのがせない忠告を聴く

が意味的に聞くが重なっているので、もったいないと思いました。

痩せて反る石鹸つつむ手をしずめ泡の声聞く湯に耳つけて

上手く言えないので短歌で表現してみました。私に見えた情景はこうでした。


>>[51]

[51] はしるさん

洗いざらい流してしまえ石鹸の奥のおくまで降るハナミズキ


まず、洗いざらい流してしまえという心の強い動きがボンと置かれて、なんだろうと興味がぐっと湧きました。
石鹸の奥の奥まで降るハナミズキというのは一つは香りのことでしょう。

それともう一つは、泡でしょう。

とんでもない嫌なことがあった。失恋かもしれない。大失敗かもしれない。とにかく、くよくよするのにももう疲れたのです。

洗いざらい流してしまえとばかりに思いっきり体に泡を立てます。次から次へと体に美しい泡が立つのです。どんどん泡が立つ様は、まさに奥の奥からハナミズキと歌いたくなるような心地です。いい匂いも充満します。

イメージするだけで気持ちが励まれますね。何より気持ちが良さそうです。

夢中になっているうちに嫌なこともハナミズキに負けて退散してしまったのではないでしょうか。

石鹸の奥のおくまで降るハナミズキは、見事な形容ですね。読んでお風呂に入りたくなりました!

>>[52]


[52] ジョジさん

少年が降りた座席に石けんの香と陽射しだけどこまでも行く


残された空間さえも美しく感じるような少年がそこにいたのですね。清潔感溢れる少年とのすれ違いほどの出会い。作者はその少年との別れにはなむけの言葉を心の中で贈ったのではないでしょうか。立派な青年になってどこまでも生きてくださいと。



少年が降りた座席に、少年のいた証のように石鹸の香りときらめく陽射しだけが残る。若さへの憧れ、まぶしさ。自分も若さと別れてどこまでも生きて行く。作者は内なる自分にも力強くつぶやきます。


卒業式を迎えると、ローカル線では特に学生の姿が変わります。私は岩手の出なので殆どの高校生がローカル線で通学します。指定席のように(笑)三月、多くの少年少女が残す空席を思い出しました。


>>[55]


[55]リスさん

せっけんの泡がはじけたその刹那
僕ら人魚の歌を聴いたよ



アンデルセンの人魚姫の物語ですね。人間の王子様に恋した人魚姫は、どうしても人間になりたくて、魔女の力で声との交換で足を手に入れます。けれど恋する人と結婚できなければ泡となって消えてしまうというのです。
ある日、王子様の結婚が決まりました。それは人間のお姫様です。人魚姫のお姉様たちがやってきてこういいます。
このナイフで王子様を殺せば呪いはとけてお前は人魚に戻れると。
けれど人魚姫は王子様を殺せませんでした。
そしてとうとう泡となって消えてしまったのです。


一瞬人魚姫のように泡の中で死んでしまうかもというファンタジーな錯覚に落ちました。

その時、死にゆく人魚姫のために歌う大勢の人魚たちの葬送の歌が聞こえてきて。


多分そういうことではなくて、

ここでは死にゆく人魚姫が泡の中で自分の声を取り戻した刹那があったのだと言っているのです。

僕らというのは多くの人魚姫の物語を愛する読者です。その最後の人魚姫の歌ゆえにみな人魚姫を愛してやまないのです。

美しい純粋な人魚姫の最後の言歌は……人魚姫の真の愛読者のみぞ知るのです。

僕ら聞いたよがいいですよね。飾らない言葉たちがすんなり入って来ました。
人魚姫に捧げるにふさわしい短歌になっていると思います。


>>[56]


[56]パンタタ☮さん


せっけんの香りをのこし後ろ手に薄情者はピースマークを


この薄情者は、作者にとっての薄情者のことです。
久しぶりの逢瀬だというのに、驚くほどあっさりと帰ろうとする恋人。

その後ろ手でまたねとピースマークを送ってくる憎らしくも憎めない仕草。

作者はこの薄情者めと思いつつも見送るのです。私も加勢して薄情者めと言うのです!

恋の歌は貴重ですのでどんどん作って頂きたいです!


>>[57]


[57] ムラサキセロリさん

(現象にそれ以上の意味あるの?) 石鹸のひび見つめてしまう

よほど石鹸のヒビが芸術的だったのでしょう。一本の刀傷のように入っていたのかも。大理石の模様のように入っていたのかも。

見つめていて作者はハッとします。ヒビにそれ以上の意味があるのかと。
いや、誰かにそんなことを言われたことを思い出したのかもしれません。

だけど見つめてしまう。綺麗だなぁとか、色の変化だとか。ヒビの深さだとか。

いつまでもこんなことを不思議に思う自分を遠くから不思議に見ているという面白い構図の短歌ですね。

>>[61]


[61]山椒さん

誰そ彼に紙石鹸を積みかさね脅迫状のように信じる
(選歌対象外)

日の暮れかかる頃。薄暗い水洗場で散らかっていた紙石鹸を一つ一つに積み重ねている時、自分たちは何を信じて生きているのだろう。と疑問が不意に突然、湧いた。
何と言うことだろう。
答えがないのだ。自分は何を信じているのか。
信じているものがなければ何か恐ろしいことがおきそうではないか。
何が起きるのだ。信じるものはあるか。私は自らへの脅迫状を自分に積み重ねる。紙石鹸を重ねるように。そうだ。これは私への脅迫状なのだ。


みたいな流れを勝手に想像しました。


普通に読むと
手を洗わなければいけないということを脅迫概念(洗いさえすれば恐ろしいことはおきない)のように信じている自分やわたし達の姿ということと思います。
紙石鹸を上手く使いましたねぇ。脅迫状としたのがとてもきいています。

逆説的な表現がここではきいています。さほどの内容ではないことをさもさもとしかめっ面をして言っている面白さが、ここではなんともいい味になっています。





ご投稿くださいました皆様、このトピックを、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

もう勝手な感想です。ご笑納下さいませ。
私の文芸への愛が少しでも伝われば幸甚この上なきことと思うばかりです。

選歌に至るまでもう少しお時間をいただきます。


お待たせ致しました。選歌の発表です!


石鹸というお題、良かったです。たくさん投稿頂けました。ありがとうございます。

さぁいきましょう!栄えある優勝は、


ユッコさん

粉石鹸とかす渦巻き誠実にあなたとわたしの昨日を洗う


石鹸を、一番素敵に詠んでくれています。
最初に読んだとき、こんなにすごい短歌を惜しげもなく投稿してくれてるー!と悶えてしまいました。おめでとうございます。バトンお渡し致します。よろしくお願い致します。

二位は


ぼんぼりさん

石鹸の匂いがするとか反則で僕はそんなに正しくないんだ


感想で語った通りでして、すごくないですか、ヤジでも暴言でもない、石鹸の香りが反則なんですよ。というところです。逆に言えば暴言には暴言ということです。とても示唆するものの多い、読み手が受け取るものの多い短歌だと思いました。



以上です!ありがとうございました!


お気に入りです


とみいえひろこさん

ももいろの鬘を外してあなたは 紙石鹸の散る晩秋に


クンタ・キンテさん

石鹸で殺したものは命だけど僕らは無実の顔をしてたね


一花さん

つり革を持たず守られ揺れる身の石鹸の香の自由羨む


薊さん

アレッポの石鹸の泡ふんだんに戦火の人の憂いを流せ


ご投稿くださいました皆様、素敵な作品をありがとうございました!

長らく独り占めしておりましたトピを皆様にお返し致します!
ワイワイで足りないところを補って頂ければ助かります(^-^)




>>[089]

ありがとうございます。
まさかまさかです。
選んでいただけるとは思っていませんでした(*^o^*)

トピックたてますので、少し時間をいただきたいと思います。
>>月形半分子さん
講評・選歌お疲れ様でした。
石鹸、良いお題でしたね。
今の季節に相応しい。
全体を通して石鹸の香りが漂ってきそうな爽やかな回でした。
読みも丁寧で、月形さんの講評後に各お歌を再読いたしますと気づかされることがたくさんあって勉強になりました。ありがとうございました。

>>ユッコさん
優勝おめでとうございます。さすがです。
あなたのお歌は清く正しく美しい。
何気ない生活の一部を切り取ってとても丁寧に詠まれるなぁ…と日頃から感じています。お歌から、きちんと生活をされている様までもが伺えます。
今回のお歌はそんな中でも代表作になりうるほどの秀歌だと思います。
次回よろしくお願いいたします。
>>[90]

お気に入りに選んでくださってありがとうございました。
とても嬉しい、光栄です。
>>[92]

お祝いの言葉、ありがとうございます。
私の歌はどうしてもテリトリーを出ることができませんが、あなたのように戦火の地に思いをはせる広がりはあなただけのものであると思います。
>>[077]
講評と選歌、お疲れさまでした!
一気に書き上げられた講評、わたしはいつもお時間をいただいてしまうので見習わなければあせあせ

私の短歌への評もありがとうございました。
実は私としては性愛ではなく、真逆の純愛を詠んだつもりだったので(笑)、自分でもビックリしたのと、確かにそう捉える方のほうが多いかも、と、素直に自分を笑いました(笑)

想いを寄せてはいけない人に想いを寄せる、とか、世間的には決してきれいとは言えない気持ちも、自分にはきれいで大切だったりすることってあるなーと。
本当は流して消してしまわなければいけない想いかもしれないけど、こっそりひっそり大切にしていたいから、ここから先は、うっかり洗い流されないように石鹸は禁止よ、という、アホな乙女心でした(笑)

性愛と読むと、かなり特殊な性癖に読めますよね(笑)性愛ならむしろ石鹸だらけ、で詠みたいところです(なんの話だ。笑)

石鹸。いい短歌がたくさんありましたね。
テキーラさん、ムラサキセロリさんの短歌がお気になりとお気に入りです。
私の感想は別枠にしますね!

>ユッコさん
最優秀おめでとうございます!
洗濯の渦。
2人の昨日を洗い流す。
洗濯機は律儀なヤツですね。
石鹸の匂いがちょっと切ないです。

>>[95]

ありがとうございます。
洗濯機は本当に律儀な奴です(笑)

蜜柑さんのお歌、清潔感あふれるフレーズを、性愛と読んだ月形さんの感性はすばらしいと思います。
私も、そんな読み取り方ができるようにならねばと思います。
お気になりから(笑)

>石鹸の代わりが窓の雪でしたをとこを知らぬリカのほおづえ
(テキーラ@「鉄火巻」さん)

私はこの短歌はリカという女性と読みました。
石鹸は、何かをきれいさっぱり洗い流したり、忘れたりするという意味合いで使われていて、リカは気持ちを洗うために石鹸の代わりに窓の雪をじっと何時間もひとりで眺めている、ということかな?と受けとりました。

夜の暗い黒い窓ガラスから見える雪。
をとこを知らないまま、また切なさだけがリカの気持ちを占領するから、こんな気持ちは消えちゃえばいいのに、と、雪を眺めている。
ほおづえをつきながら。
ほおづえはため息の仕草ですね。

石鹸は洗い流してくれるけど、雪は白く積もって一時的にすべてを隠してくれても、溶けるとまた隠したものは出てきてしまうのですよね。

リカは長い間一人の人を想い続けているのかも。
だからをとこを知らないまま今に至ってるのかもしれませんね。

私の短歌同様、究極の純愛かも。
(違ってもこう読みたいです!)

ちょっと乙女読みに傾きすぎてるかしら?(笑)
あと、お気に入りは、ムラサキセロリさん、nero.さん、ぼんぼりさん、はしるさん、でした!

これからお仕事なのでまた後程感想書かせてくださいわーい(嬉しい顔)

月形半分子さん
お疲れさまです。

ユッコさん、
おめでとうございます!
粉石鹸♪ときめきました。

講評、ぞくりとしました。
わたしの詠んだ景色のそのままだったので。。うれしい。

実は、自分が抱かれ守られているけど不自由…という読み方もできると気づき、ちょっと不安だった。

"石鹸で殺したものは命だけど僕らは無実の顔をしてたね"
はっとしますね。
洗う手がとまる。

"石鹸の代わりが窓の雪でしたをとこを知らぬリカのほおづえ"
窓の雪。。びっくりしました。
とても白いのに頬は赤くて。

「石鹸」という字。
四角くて固くて
面白かったです。

ありがとうございました!
>>[91]

無事にバトンをお渡し出来て一安心しています。子どもにもユッコさんの短歌を読んで聞かせましたら、汚れを落とすっていうよりだんぜんいいじゃん!だそうです。私も思わずハッとしました。

ユッコさんのお題が今からとても楽しみです。
>>[92]

そうか!石鹸は季節的にもぴったりですものね!やっぱりたくさんの方に参加してもらえたのも石鹸のおかげでしたねヽ(*´∀`)ノ

私の場合感想というより妄想に近いかも(笑)一つ一つの短歌から感じた事を疑いもしません。作者の意図とは真逆へ全力で走りますからね。全力で(笑)

素敵な短歌をありがとうございました。
>>[97]

さすが蜜柑さん、裏と見せかけての、表!でしたか。
楽しいなぁ。石鹸禁止は自分にそう言っている陶酔感かぁ。可愛い!
面白いですね。私は最初から性愛の招待状のように読んでしまったのだけど、それも石鹸禁止の言葉から来るなんとも言えない陶酔感からでした。面白い!
蜜柑さんお歌の気持ちを聞かせて下さりありがとうございます。

テキーラさんのリカ、私も最初はどこかの街に住む女の子が青い鳥を待つ窓辺で頬杖をついている夜に、雪が石鹸のように少女へ優しく降っているようなイメージを持ちました。
でも、なんの拍子か、リカちゃん人形として見た時に、短歌が凄く面白くなってこの読みでも成立する!と思ったらもうそのまんま走ってしまいました。
蜜柑さんの雪の石鹸の解釈が素敵で、なんだか本当にすぐそこまでリカの青い鳥がそこまで来ているように思えました。そういうのもいいですね。



経験読みって、短歌点で初めて聞いた言葉で、今でもその意味が良く分からないのですが、こうしていろんな方の短歌の読み方を知ると、とてもいい勉強になりますね。




>>[91]

新しいトピックありがとうございます!トピックの更新が早くて見逃したまま先ほどコメントをしてしまいました。

素敵なお題ですね!お題が動詞というのもユッコさんらしくて楽しいです!
>>[99]

一花さんの表現力は本当に素晴らしいですね。
ヘルマン ヘッセがエッセイの中で、絵描きや音楽家は表現するに専用のものを持っている。しかし詩人や小説家は、肉屋や会計士や盗人が商売したり言い訳したりするものと同じものを使わなくてはいけない。
そのため、自分が伝えたいことがその通りに人に伝わるのはとても稀なことだ。

と言っていました。私はヘルマンヘッセのこの言葉をずっと大事にしています。私は仕事も妻としても母としても凡庸ですが、ヘルマンヘッセはそんな凡庸な女にも、続けてこんなことを言ってくれます。

歴史、推理小説など娯楽文学のある中、純文学の真骨頂は、どんな複雑なことでもその事を人に伝える言葉の研鑽にある

こんな高みのある世界の底辺にいるんですよねぇ。わたし達。
ヘルマンヘッセにも難しい事をわたし達も難しいと思ってる。ね、楽しいね。




>>[104]

お褒めのお言葉、ありがとうございます。
温かいもので満たされている思いです(*^o^*)

皆さんの短歌を鑑賞するのは大好きですが、読みとくことに自信がありません(^_^;)
私なりに頑張ります。

月形さん、選んで下さってありがとうございました。
>>[106]

ユッコさんのお歌を一席にとった人はたくさんいると思いますヽ(*´∀`)ノ

ここのところユッコさんのお歌はほかのトピックでも光っていました!
薊さんもおっしゃっていましたが、ユッコさんの歌の個性とユッコさんのお人柄が調和されて
作者の姿、表情、佇まいがお歌から見えてきます。そういう歌は生き生きとして強いです!

>>[105]
表現力。。
欲しいと思い続けたものが、
あると言っていただける不思議。

感動しました!

しかも、へルマンヘッセとつながって、素敵な言葉を教えていただいた。

表現を伝える。
難しくて、とても楽しい(*^^*)

いつも自分らしい言葉を探しているけど、詠むことは共同作業だと感じたりもする。

詠めない時、誰かの歌に引きずられるように歌ができたりして。。

みなさんと短歌詠めて幸せです。
>>[76]
ご講評ありがとうございました。
かろんかろんをもっと活かせばよかったです。
素敵な歌をありがとうございます。
>>[109]

かろんかろんってゲゲゲの鬼太郎の歌に似てるじゃないですか。カランコロンカランコロンカランみたいな。鬼太郎の下駄の音なのでしょうが、明るい高い音から始まるのに、どこか寂しげ。
薄暗いなかへ帰る鬼太郎の背中から響く音。

そのイメージがかろんかろんには生きています。同族の醸し出すイメージと言ってもいいと思います。

かろんかろん 薄暗い中一人きりのイメージを歌の世界に張る役割をまず果たしています。
そこに石鹸が箱ごと落ちて かろんかろんがイメージから飛び出して耳に聞こえてきました。

この流れからもう一度かろんかろんのイメージを歌の世界に張りなおすことで次の展開がより響くものになると感じました。

うまくこのことが言えなくて、下手な短歌を作ってしまいましたが、

一番はかろんかろんという擬音を使ったところがお手柄なのだと言いたかったのです。

コメントありがとうございます!

お気に入りの短歌のひとつの感想です!

>>(現象にそれ以上の意味あるの?) 石鹸のひび見つめてしまう
(ムラサキセロリさん)

パーレンの中の問いかけ。(現象にそれ以上の意味あるの?)
誰に問うともなく答えを訊きたくなる気持ち。

人はよく、ただ起きただけの現象を、自分に起こっている事態と結びつけてしまうことがあります。

箸が折れたら悪いことが起きるとか、恋人にもらった大切なものが壊れたから破局の予感がするとか。。。

ひびが入るということは、石鹸が干からびたということですよね。
ひびが入るほど使ってない石鹸。
主体ではなく誰か違う人が使っていたのかも。
作中主体はそのひびを絆の亀裂とか、もしくは、昨日を洗い流して新しい自分になるための石鹸にひびが入ることで、自分がリセットできないでいる何かとか、そういう自分の淀みのようなものをひびに準えて見つめているのかもしれません。

そこに何か意味はあるの?ひびは自分に何かを気づかせようとしてるの?
そんな泡にできない作中主体の気持ちを感じました。

好きな歌だったので語ってしまったー(笑)

>>[111]


なるほどとひざを打ちました!素敵な感想をありがとうございます!

蜜柑さんのこの感想は作者さんも喜ぶね!

自分には感じられなかった歌の世界を知ることができるのはとても感動しますね。
>>[112]
好きな短歌に出会うと、その短歌にファンレターのように感想を送りたい気持ちになってしまいます(笑)

わいわいはありがたい場所ですね!わーい(嬉しい顔)

>>[113]


お題トピの出題者になると
作者さんに手紙を書いてるような気持ちになる時があるのですが
そうか、ラブレターを書いてたのか!
やった!ラブレター書いてたヽ(*´∀`)ノ

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