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短歌点コミュの短歌点1087△お題「昼」

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むらしんさんの1082「木」よりバトンを引き継ぎました美結です。

お題は「昼」にします。
よろしくおねがいします。


パソコンの画面いっぱい伸びているあなたの猫に妬くひるやすみ(美結)





ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください(例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)。
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

コメント(67)

締め切ります。選歌までしばらくお待ち下さい
>>[3]
恋をしてやまぬ真昼の鼻唄のようにしっとり焼くチョコクッキー

バレンタインの2月にぴったりな@貴さんのお歌。
どこで区切って読むのがベストなのか悩みました。

恋をしてやまぬ/真昼の鼻唄のようにしっとり焼くチョコクッキー

と読むと、好きで好きで仕方がない相手のために、しっとりとしたチョコクッキーを焼いている。


恋をしてやまぬ真昼の/鼻唄のように

と読むと、ちょっと昼ドラチックな恋な気がします。

恋をしてやまぬ鼻唄
と読むと、なんだか楽しそうにクッキー焼いているイメージです。

むずかしいなぁ。恋しい人がいて、その人のためにしっとりクッキーを焼いてると読むのが自然かな。
と最初は思いましたが、恋をしているようにしっとりクッキーを焼いてる景でも素敵ですね。







>>[4]
色彩が舞い上がるまま白昼夢としてわたしの目にシャッター音

一瞬で感じたなにかを、目に、心に焼きつける感じでしょうか。
色鮮やかで、現実のものではないなにか。
視覚的と聴覚、両方読み込まれているところが面白いと思いました。
大変抽象的なお歌なので、見ているものが何か、読者の想像に委ねられるところかと思うのですが、
私は恋に落ちる瞬間とか、新しいアイデアが開ける瞬間とかなのかなと思いました。

>>[5]
昼すがら蜜ばちを待つ伊予柑の皮とお砂糖鍋に煮詰めて

こちらのお歌も、どこで区切るのがベストか悩みましたが、

昼すがら蜜ばちを待つ/伊予柑の皮とお砂糖鍋に煮詰めて

と読むのが美しいかと思いました。
伊予柑のジャムを作りながら、蜜ばちを待っている。
丁寧な暮らし、というのかな、そういう情景っていいですね。
蜜ばちは、誰かを例えているのかなと思いました。巣立っていった子どもたちとか、訪ねてくる友人とか。伊予柑のジャムをプレゼントする大切な誰か。

>>[10]
セスナ機の広告放送あおぞらに吸い込まれていく ひとりの真昼

ごめんなさい、私がセスナ機の広告放送が分からなかったので調べました。
今でもあるものなのでしょうか?
地域によりますか?

見たことがないので想像になってしまうのですが、
晴れわたる青空の真昼に家具屋さんとか自転車の広告だけがきこえてくる。
見たことがなくても情景は容易に想像することができ、ノスタルジックで素敵なお歌だと思います。

>>[11]
マーブルのように溶けよう冬の陽がぼくと昼寝の猫をよこぎる

今回、私の例示の歌も含めて猫率が高いです。
「マーブルのように」の比喩がとても素敵です。
猫が丸まって寝てるときって、猫の柄によってはマーブル模様に見えますし、眠りに落ちてゆく意識と無意識の境も、冬の陽のゆったりとした暖かみも、マーブルの比喩がぴったりです。
「溶けよう」もとても好きですね。
冬の陽に猫と一緒に溶けよう、なんて幸せなんだろう。
>>[14]
返せない昼飯代を借りる友 彼女は母の話をしない

深いお歌ですね。返せないのは返す気がないのか、お金がないのか。
返さないではないので、後者ですかね。
お金がない背景として、母の話をしないのはなぜか。
母はいないのか。それとも事情がある母なのか。無限に考えさせられます。
こういうお歌はわりと好きです。
>>[15]
のびやかに猫はま昼をすいこんでフランス窓をみたしてをりぬ

猫2匹めです。猫がのびのび伸びている様子が、大変よくわかります。
猫が窓辺に寝ていて思いっきり伸びて窓の形になって・・・、とても気持ちが良さそうです。
情景がよく分かり、良いお歌と思います。下の句がとても好きです。



>>[16]
昼間だけ呼吸できない深悔魚 ひかりの底も光は届く


とても深いお歌ですね。
深海魚に後悔の悔を当て字したところ。
そして下の句。ひかりの底も光が届く。
深海魚はかすかに光の届く海の底に泳いでいるイメージがあります。海の底と詠まずにひかりの底と詠んだところ。
上の句は現実の息苦しさや、深い後悔が表れています。
読み手によっていろんな想像ができるお歌かと思いますが、さまざまな工夫が凝らされ、良いお歌と思います。
>>[20]

   「アイシテル」

昼夜問わずに撒くスパイスは
ココぞ!のトキにきこえない

この咲朔さんの、文字の端と端がきちっと揃ったお歌は、私の持っている短歌の感覚とは違うジャンルだと思います。
上の句をセンタリングして左右対称にして、ときどきカタカナを交えて、内容はいつも少し猟奇的。私には持ち得ない感覚で、良いと思います。
>>[22]
二刻の暇に荒ぶ昼顔や
日陰に散らん徒花の露

徒花とは実を結ばない花のこと。小一時間ほどのあいだに荒んでしまう昼顔。
昼顔って有名なドラマが昔ありましたので、どうしてもそのイメージで読んでしまうのですがそういう先入観は捨てまして。
実を結ばない恋のうたと思いました。古語の表現がよいと思います。

>>[23]
真昼から花火 色、色 もう二度と会えないことで手に取れること

真昼の花火。
「色、色 」が花火の色が次々と変って、花火が消えて地面に落ちる様子を現しているように感じました。
そして下の句にとても惹かれました。手からこぼれ落ち一瞬で消えてしまう花火のイメージととてもあっています。
とても好きな歌です。
>>[24]
捨てるべき処が違う朽ちかけのブラウン管に映る昼顔

不法投棄されているテレビと野生の昼顔。情景がありありと浮かび、上手いお歌と思いました。
風景を詠っていますが、その風景を比喩としてある気持ちも見え、好きな歌です。上の句がとてもよいと思います。
>>[25]
推しバンドマンが叫ぶステージで「昼間は餃子やさんになりたいよーー!」

面白いお歌と思いました。
餃子屋さんになりたいがバンドマンの本音なのか、それともそういう歌詞なんでしょうか。
意味はよくわかりませんが、突拍子のなさがよいと思います。
>>[26]
非通知の不在着信 蒼空に真昼の月の歪に浮かぶ

不穏な空気感がよく出ています。
真昼の不在着信、歪に浮かぶ月。
青空ではなく蒼空なところが、空の色がいっそう濃く青い感じがします。
直感的に誰かの不幸を知らせる電話なのかも、と思いました。
>>[28]
縁側で猫になってる昼ひなた前世来世をひらひらふわわ

このお歌も好きですね。
猫のように眠りながら夢の中で、前世へ、来世へ。
素敵な想像力だなと思います。眠っているときのさまよっている感じ、ひらひらふわわが素敵です。
時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。
また、上手く読めていないものもあり、拙い感想ですがご容赦ください。


最優秀

りなさん
真昼から花火 色、色 もう二度と会えないことで手に取れること  

花火の景がきれいで、比喩が美しく、切ないお歌で気に入りました。

次点
下見沢さん
捨てるべき処が違う朽ちかけのブラウン管に映る昼顔
 
こちらも情景が切なく、比喩が美しく好きなお歌でした。


お気に入りは、ナカノフスキさん、おこげさん、はしるさんです。


それでは、りなさん次のお題をよろしくお願いいたします。

次点に選出ありがとうございました(短歌点で初めて評価されたような気がする・・)
実景ともメタファともとれる作り方をしたので、そこを汲んでいただいて安堵して
おります。
今年はあまり短歌を詠めていないのですが、今後も精進していければと思います。
けなされれば一流。けなしても無駄と悟らせれば超一流。
>>[46]
ご投稿、コメントありがとうございました。講評があまり得意ではないので上手く書けませんでしたが、下見沢さんのお歌は上手いと思いました。
言い忘れましたがりなさん最優秀おめでとうございます。
感性の滲み出たお歌で、最優秀になるだろうなあという予感はしていました。
深悔魚という表現、出題者様が指摘するまで不覚にも気づきませんでした。
短歌は面白いですね。
↑言及してる歌は僕ので、りなさんの最優秀歌は

真昼から花火 色、色 もう二度と会えないことで手に取れること

ですね。

流れでになっちゃいますが美結さん、選歌講評ありがとうございました!全てのお歌にポジティブに寄り添いながらコメントを入れられる温かな視点、参考になりました晴れ僕の歌にも素敵な感想をありがとうございました◎

りなさん、最優秀おめでとうございますクラッカー
彩り豊かなのに、花火の散り際の余韻のような、、残り火の匂いが消えないような寂しさを感じます。本当はとても強い心を表してるのだと思うのですが、、泣きそうになってしまいました。
りなさんの歌と深海魚の歌は混同していません。
改行を入れるべきでしたね。こちらの文章の説明不足でした。
>>[51]

なんと、それは早とちりで失礼しました。
りなさんの歌と美結さんの評が別の記載だったのですねお願い
>>[45]

遅くなりましたが、選歌講評ありがとうございました。
そして、そして、最優秀に選んでいただきありがとうございます!素敵なお歌のなかで選んでいただき、恐縮ですあせあせ(飛び散る汗)

取り急ぎバトンを受け取らせていただきます力こぶ
下見沢さん、おこげさん、お祝いをありがとうございます!

>>[49]
コメントありがとうございます。
りなさんのお歌への歌評、なるほどと思います。
おこげさんの深悔魚のお歌もとても好きで、最優秀候補のひとつでした。
>>[53]
バトンお受け取りいただきありがとうございます。トピックが2つになってしまって申し訳ない気持ちも少しあったのですが、花火のお歌大変気に入ったので選ばせていただきました。
次のお題をよろしくお願いいたします。
>>[52]

確かに誤解を招く文章で過失はこちらにありますが、ここまでの流れで
ある程度判断できるはずなので、そこまでおおげさなリアクションをとる
必要性はないかと思われます。
深海魚のお歌、大変興味深い内容でした。勉強させていただきます。
>>[45]

ご講評、選歌、お疲れ様でした!
ご講評を読ませていただいていて、お題のように晴れた昼下がりのような軽やかさを感じました。
ひとつひとつの投稿歌の見るべき視点、味わいをさらりと教えていただき、とても学びとなりました。
また、拙歌にもあたたかいご講評をいただきありがとうございました。

りなさん、最優秀おめでとうございます!

真昼から花火 色、色 もう二度と会えないことで手に取れること

真昼の花火、その変わる色。夜ではない、昼にする花火の行為と景が、作中主体の感情を照らし出すようで。三句から結句までの流れと「手に取れること」の体言止めで気持ちがシンクロさせられました。
素晴らしいお歌をありがとうございました。
>>[57]
コメントありがとうございます。
セスナ機のお歌、上手く読み解けず申し訳ございません。
>>[45]
改めまして、最優秀をいただきありがとうございました。
「昼」というお題、「昼」でなければならない理由を考えるのが大変でしたが面白かったです。


いつも思うのですが、わたしの短歌に対する皆さんの講評や感想に感激します。上手く返事ができないのですが、本当にありがとうございます。

ひでさんお祝いありがとうございます。


お気に入りのお歌がたくさんありました。
ひでさん、ナカノフスキさん、りりる♪さん、むらしんさんでした。
>>[59]
りなさんのお歌は、昼が昼でなければいけない必然性がありましたね!

私も、自分の短歌に対する他の方の感想に感激します。その感覚とてもわかります。
でも、自分は感想ヘタであまり上手に言えないから申し訳なく思うのですよね。
>>[60]
あぁ、そうなんです!
わかってくださって嬉しいです。
こんなに素敵なこと書いていただいたのに、その嬉しさを文章で表現できない!申し訳ない…!ってなります(^^;
遅ればせながら。

美結さん
ご講評と選歌、お疲れさまでした。

簡潔でいて歌の芯を捉えるような歌評、一首一首腑に落ちながら拝読しました。
そのお歌の持つ魅力をより明確に示してもらえたり、新たな気づきをいただいたり。

りなさんも仰っていましたが、
「昼」である必然性という観点で歌を詠む、というのは当然ながら
しかし自分には欠けていた部分だったので、ひとつ学びとなりました。

拙歌への評も、ありがとうございます。
どこで切るか分かりづらい構文で、悩ませてしまったのは申し訳ないですあせあせ(飛び散る汗)
これを機に、もう少し推敲を試みてみようかなと思います。


りなさん
最優秀おめでとございます。


■真昼から花火 色、色 もう二度と会えないことで手に取れること

前述した、「昼」である必然性。
夜空に輝く花火でなく、真昼の花火だからこそ立ち上がってくる感傷なんですね。
俳句で、他の季語でも代替が利くことを「季語が動く」と言いますが、
このお歌は「昼」が動かないことが世界観の支えとなっているような気がします。

上句は面白い手法で、
「花火 色、色」という文字情報が、漢字イラストクイズのように頭の中で一度情景に変換されて入ってくるんですね。
その「文字⇒情景」のために一拍あくんですが、その間すら作中主体の切なさを感じさせるスパイスのように思えて、よく出来ているな〜と感嘆しました。

ちなみにこのお歌、自分は空に打ち上がる花火として読んだのですが、手花火としての読みもあるのか、読後にちょっと気になりました。
手花火だとまた違った情感というか、作中主体の「もう二度と会えない」気持がよりウェットに響く歌になるのでしょうか。
打ち上げ花火だと、傷心しながらも立ち直りの兆しが何となく見える読後感ですが。
(いや、どちらの読みが良い悪いとかでなく、どちらも良いのですが、個人的好みの読みとしては前者でした)


お気に入りは後ほど。
>>[62]
ご投稿ありがとうございました。
@貴さんのように読み応えのある評ができるとよいのですが、私が書くと短くなってしまってすみません。
りなさんのお歌への評、ありがとうございます。私は手持ちの花火と思って読んでいました。
打ち上げ花火の読みも素敵ですね。
>>[64]
コメントありがとうございます。
りなさんのお歌、いいですよね!
>>[62]
いつも素敵な講評ありがとうございます。
手持ちか打ち上げかはご想像にお任せということで…ぴかぴか(新しい)

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