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短歌点コミュの短歌点1034△お題:「素」

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ジョズエさんの「象」というお題よりバトンを受けとりました はしる です。

今回のお題は「素」です。

熟語はもちろんOK。
読み方もいろいろあると思いますのでごお題「素」を漢字でそのまま詠み込んでいただければ結構です。

ご投稿よろしくお願いいたします。

星月夜 遅れて帰宅せし君に素数の気持ちでいふ「別れましょ」(はしる)



*****

ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください
 (例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)。
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
ーーー

※2012年4月17日一部改定
(基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。管理人:ツトム)
※2022年3月9日一部改定
( ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください(例:●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました)」。3番を4番に移動し、以下同じく番号を移動。管理人:とみいえひろこ)

コメント(58)

技磨く日々の苦労す玄人を知ろうとしない素人の目は
素の自分初めて見せた妻の前ドキドキしたな嫌われるかも
高円寺の小杉湯辺りに落ちていた少年の吾の素焼きの心
>>[41]
講評と選歌、お疲れ様でした!
久しぶりにはしるさんの、しっかりと歌を捉えつつスカッと小気味よい講評に触れることができて、リアルタイムで楽しませていただきました。
視点やテンポのよさもさすがでした。
やっぱりはしるさんの講評好き。笑

>おださん
最優秀おめでとうございます!
私も素は断然おださんが最優秀!って思っていました。
おださんのトピックも今から楽しみです!

今日は1日忙しくなるので、お気に入りやわいわいはまた後ほどゆっくり来ますね!

>>はしるさん
講評選歌お疲れ様でした。
私の拙い歌にも優しく寄り添ってくださり感謝です。
講評読み応えがありお勉強になったし楽しかったです。ありがとうございました。
>>おださん
最優秀おめでとうございます。
何気ない日常をさらりと切り取られ、詩に昇華されたのは見事ですね。気持ちの良い良いお歌だと思います。
>>[41]
選歌講評おつかれさまでした。
音韻やリズム、また歌の構造など多角的に丁寧に論じられるご講評、じっくりと拝読させていただきました。
最優秀にお選びくださり、ありがとうございます。
つつしんでバトンお預りいたします。

>>蜜柑さん、ラッコさん
お祝いありがとうございます!
はしるさん、講評、選歌お疲れ様でした。
丁寧な読み解きで、特に音に目を向けられている点がはしるさんらしく、大変勉強になりました。

自作も次点に上げていただきありがとうございます。

おださん、最優秀おめでとうございます!

まっさらな明日の予定をはかりつつ素揚げ野菜を大皿に盛る

まず、はしるさんが言われた通り、音が綺麗で。
野菜を素揚げする丁寧さ。
予定はないけど大皿に盛るということは家族のための料理なのかな。
しかし、「まっさらな予定」とあえて言うということは、主婦ではなく、定年退職後のお父さんかも。
明日は予定がないから多めに揚げて昼ごはんにもしようかな…的な計画が、「まっさらな予定をはかる」に繋がっているのかなと読みました。
最近実家の父がご飯を作るようになったと母から聞いてなんだかそんな様子を思い浮かべました。

私が気になったのは、

蜜柑さん
ひと日ひと日は素描としてあゆんでく 月は遠くにあるから綺麗

上句は定型に収めた方が下句の飛躍が綺麗に響く気がしますが、構図が好きでした☆


ナカノフスキさん
かさぶたにならない挿話 胸底の素足を浸す清流にある

美しいのに痛々しい。
身体の傷と違って、記憶や心の傷は自分でかさぶたにするかしないかが決められる。
主体はかさぶたに「ならない」のではなくて、自分の中にある綺麗な「清流」で、思い出をかさぶたに「しない」ように大事に大事に抱えているのかも。

でした☆
>>[41]
講評、選歌、お疲れ様でした。
はしるさんの一つ一つの投稿歌へのご講評を、味わいつつ勉強させていただきました。簡潔で深いご講評、特に音を注意深く紐解いていくお話にとても引き込まれました。
ありがとうございました。
>>[8]
最優秀おめでとうございます!

まっさらな明日の予定をはかりつつ素揚げ野菜を大皿に盛る

私もこの歌は、深く引き込まれました。
お歌全体から清々しく爽やかな日常を感じました。上の句の空気と下の句の具体的な動きが、これしかないくらいに調和していると思いました。
素晴らしいお歌を読ませて頂き、本当にありがとうございました。
大変遅ればせながら。

はしるさん
ご講評と選歌、お疲れさまでした。

高い読解力を具備されているのはもとより、歌中に配された音や記号に注目した読み、という角度から一首一首を紐解こうとされる歌評が新鮮でした。

そうしたシニフィアン(音や記号)が、シニフィエ(歌意や歌のイメージ)にどのように作用するのか、大変興味深く拝読しておりました。


おださん
最優秀おめでとうございます(ました)。


■まっさらな明日の予定をはかりつつ素揚げ野菜を大皿に盛る

明日の予定がまっさらであるという事実を、感情の起伏なくフラットに均せた上句と、それを受けた下句の、実直な営為としての料理シーン・・・味わいがあります。

何の予定もない「まっさら」な予定表と、「大皿に盛」られた素揚げ野菜の量的対比が際立ち、ことさらに無為の時間が強調され、そんな時間をしかし哀しむでも虚しく思うでもなく、どこか愛おしんでいるような節さえ見受けられます。

思うに、「大皿に盛る」という豪快さと、瑞々しく新鮮な「野菜」であること、それをカラッと「素揚げ」するという後腐れのないイメージに、歌全体を前向きに捉えさせる効能があったのではないでしょうか。

ささいなことが時にどんな特別で大きな出来事より大事に思えることもあるんだなあ、そういう時間を持つことこそある種、人間の至福の一時となり得るんだなあ、ということがよく分かるお歌でした。


お気に入りは後ほど。
大変遅ればせながら、以下お気に入りです。


■ひと日ひと日は素描としてあゆんでく 月は遠くにあるから綺麗(蜜柑さん)

 *素描=デッサン

素描(デッサン)とは、鉛筆やペン、木炭、コンテなどの筆記具を用いて、輪郭や質感、立体感などを捉える目的で、彩色前の下絵として描かれるもの。
対象の明暗や遠近などを含め、単色の線で写実的に描くため、時間をかけて対象をよく観察する必要があります。

そうした「素描」として一日一日を「あゆんでく」、つまり生きてゆくことの素朴さと直向きさ、自身の生活に対してじっくり向き合う真摯なまなざし、そのようなものを感じます。

しかし、月の表面がクレーターでくぼんでいて夜目遠目であるのと同じように、実際生きることは必ずしも綺麗事だけではなく、微視的に見ればそれなりに粗が見受けられる。
それはもしかすれば作中主体の性質からくるものを暗示しているのかもしれないし、人間関係上の軋轢のことかもしれない。

そうした部分をまるっと引っくるめて、素描なんだ・歩んでゆくんだと、こうして飾らず言えるところに人間味があり、その読み口に好感をもちました。

■あの子より綺麗な背伸びを身に付けて素粒子一つを絵の具に溶かす(ぼんぼりさん)

思春期の女の子のリアルな気持、周りと比べてどうとか、見栄や強がり、憧憬なんかを、「素粒子一つを絵の具に溶かす」行為に託して詠まれたお歌かと読みました。

今時の女の子の実情は知りませんが、ヘアメイクやファッション、アクセサリーなど、垢抜けるための陰の努力や情報収集はもとより、そういう話を友達同士でするんでしょうか。

性別も年代もまったく当てはまらない読者の自分が、このお歌を読んで何故か学生時代の他愛ない談笑の一場面に立ち返ったような、そしてその裏で「あの子より綺麗」になりたい一心で自分磨きを怠らなかった(ある筈のない)記憶を刺戟されたような、不思議な共感性を覚えました。

一色の素粒子がまた絵の具に溶けるたび、作中主体はどんどん色鮮やかに、綺麗な女性へと成長してゆくんでしょう。
その余韻が素敵な読み口のお歌でした。

■かさぶたにならない挿話 胸底の素足を浸す清流にある(ナカノフスキさん)

何か自分のなかにちょっとした苦いエピソードがあって、かさぶたにならない程度の浅い傷を負っている、そう読みました。

作中主体はその浅い傷を癒やそうと、自身の胸の奥にある水底に心の素足を浸す。そこは「清流」なんですね。
靴や靴下を履いたままの足では癒やせないどころか、せっかくの清流を汚してしまいかねない、平生の取り繕うばかりの自分を脱ぎ捨てて、一時、素の自分でいられる・素足を浸せる場所が「胸底」にある。

素敵な心象風景を詩的に掬い上げられたなあと、膝を打ちます。

また、全体に配置された“S”の音が、さらさらと流れる「清流」のせせらぎのように心地好く、優しく心に馴染んでゆきました。
はしるさん

講評ありがとうございます。

3533134525259501922294511257577

この31桁の数字の羅列が素数になってます。
そして数字をベル打ちで変換すると

素数と心割りきれない57577

になります。
31桁三十一文字なので‥‥
「素数短歌」
って勝手に名付けて日々短歌になる31桁の素数を探してます。
なんだかんだと50首くらい見付けましたよー

凄い暇人なのです。
見つけた時の興奮ったらもう。
あはは‥‥短歌でもなんでもないです‥‥

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