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短歌点コミュの短歌点983△お題「ふり」

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むらしんさんの「酒」よりバトンをつながせていただきます。
ジョジと申します。よろしくお願いいたします。

この度のお題は「ふり」でお願いします。
「ふり」という音であれば、漢字でもローマ字でも英語でも単語の一部でも構いません。皆さまのご投稿お待ちしております。

あまの原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿倍仲麿)


ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます(一人一首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選び、その選出理由を書き込みます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
(新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

※2012年4月17日一部改定(基本ルールに「特定の単語文字列を指定して下さい」を加筆)

コメント(92)

ジョジさん
丁寧で様々な具体的なシーンを描く歌評は読み応えたっぷりでした。
ありがとうございました。

僕の歌も丁寧に読み込んでいただきありがとうございます。
いつも言葉足らずで、選者さまに脳みそのカロリー使わせてしまって恐縮です、、
ーーー
目が覚めて自分があるだけ、生活に意味を求めなくていいよ。
真っ昼間に放送されている映画なんて、物語の中身は覚えていないし。
ーーー
という、休日初日は昼まで惰眠むさぼる自分を許す歌でした。

むらしんさん、おめでとうございます。情感と触感の取り合わせが絶妙です。
フリーズドライの舌触りは言い得て妙ですね!

心に残った歌は、ジョジさんも述べてた涅槃の大蜥蜴さんの最初の桔梗の歌で(合ってますかね、、)何故か今も頭の中に居座って不思議な印象を残してます。
>>[50] 選歌、講評お疲れ様でした。

いやぁ凄いなぁ、、ひとつひとつ納得しながら読ませてもらいました。
解釈も幅を持たせていい距離感で読んでらっしやるところなんかは僕には到底出来ないなと脱帽しました。

僕のダンゴムシの歌にも講評頂きありがとうございます。

砂場なんかで蟻相手にずった遊んでる様な子供だったんですが、今から思えば神になった様な気持ちになってたんですかね、普段は○○しなさい、○○してはだめですよって言われるから反動で、、その中でダンゴムシは凄い記憶に残ってるんですよ、だいたいいつも一匹でいて何やら異変を感じるとすぐ丸くなって死んだふりをする、、ダンゴムシを人間に置き換えるとさしずめ子供の頃の僕はほんとに神だったのかも、笑
>>[50]

わ、最優秀ありがとうございます!
この歌はちょっと悩みながら作ったので、誰かのお気に入りに挙げてもらえればいいな〜くらいだったのですが、まさか一位とは!
ちなみに「さよならのキス」はお別れのつもりでした。その日のたびに泣かれてたんじゃ、そりゃやってられませんです。なので、合ってます!

バトン、確かにお預かりします。お題はいくつか候補があるので、今週中には。お気に入りなどはまた後程。取り急ぎ失礼します!
>>[50]

ジョジさん
選歌講評、お疲れ様でした。

むらしんさん、最優秀おめでとうございます祝

拙歌、お気に入りにとっていただき、うれしいです。
ただこの歌を短歌の先輩にみせたら
やはり寺山修司の
「人生はただ一問の質問にすぎぬと書いて二月のかもめ」があるから
かもめを使うのはアウトだろう(名歌が存在しているから)と指摘されました。
私自身、かなりの寺山修司ファンでして、そう言われるだろう、と感じてはいました。

…ですが、ふり、は私にとってはむつかしいお題でした。
私は相方の転勤族で、福島、仙台、釧路、広島、金沢、埼玉と6箇所、約3年ずつ巡って暮らしてきました。
相方、娘、猫、犬、私でブレーメンの音楽隊みたいに(笑)
せっかく馴染み始め、お友達が出来てからのさよならは、三人ともかなり悲しい気持ちになる事でした。
なので、実際にたくさんのたくさんの橋を渡り移動せざるをえない、会社の辞令がでる2月は、我々(ことに娘)は非常に恐れていました。

カモメたちは釧路、仙台、金沢みな海に行けばおりました。釧路はウミネコかな?

で、私と娘は「さよなら」を、また「こんにちは」が言える約束の言葉ととらえる訓練を課しました。
いつか仲良しになった人々や、猫や、川に会いにいきたいな、ともう動かずともよい年齢になり、改めて思います。
>>[50]

長くまとまらない文章ですみません。
短歌、むつかしいです。

お気にいりは、圧倒的にきくさんの作品でした。
数々の猫たちに助けられ暮らしてきたので、涙が出そうになりました。

お気に入りのもうひとつはきゃろさんのお歌でした。母に包まれているような懐かしい読後感が、ありました。
では〜mm
>>[67]

おはようございます。
少し色々、歌の読み方にうまく自分が沿わず悩んだりしており、ジョジさんのコメントに救われました。
ありがとうございました。
元気がでました。
ふり、はまともに現状では振り返りたくない、事が多くあり。
ジョジさんがカモメたちの舞うことに、自分を鼓舞する心情を読みとっていただき、それはほんとうにそうであり。ありがとうございました。
>>[63]
こんな句が二つあるって短歌点ならではの面白さだと思います。
それを相聞として取り上げたくださったジョジさんの選択眼、センスにうなります。ありがたかったです^^
>>[67]


歌の読み方 ×
歌の詠み方 ○ でした。
 
小手先でなく、魂で!
腑に落ちました。
>>[043]

講評と選歌、お疲れ様でした!
ジョジさんの文章は最高にスカッとしますね!
キモチイイーーー!!ってなりました(笑)
講評もテンポよくて、それでいてピシッ!と肝心なあたりは外してない。

わいわいを含め、どこを読んでもご自身のお考えをスパッと語られていて、爽快な気分になりました!
ヤバい、ジョジさんファンになりそう(笑)

私の短歌への講評も、でしょ?でしょ?ってなりましたw
詠んだ時は、謝ってるのは浮気をして別れ話を切り出してきた彼氏設定だったんですけど、ジョジさんの読みを読んでいて、すごく思い当たる元職場スタッフを思い出し、この読みはあながち私から遠くない!と、再発見させていただきました(^^;

韓国ドラマは全然視ないんですけど、それですそれ(笑)

あー、スッキリした!

>むらしんさん
最優秀おめでとうございます!
正直、はじめフリーズドライが掴めずにいたのですが、ジョジさんの読みでフリーズドライの感覚がスッと入ってきました。
いつもむらしんさんの言葉選びには唸らされます。
次も楽しみです!

お気に入りなどはまた後ほど!

>>[76]
そうなんですね。
良いものに没頭できるとギュッと時間が濃縮して幸せに包まれる感じ…でしょうか? 素晴らしいことですね。
ジョジさん
ご講評と選歌、お疲れさまでした。

歌に寄り添うとはまさにこのこと、と言いたくなる温かみのある歌評は、自分のひとつの理想のかたちではあるので、とても参考になりました。

時に歌や作者や登場人物に語りかける柔軟なスタイルが楽しくて、ついつい読んでいてクスッと来たり。
(「勝手にせいっ!」が一番のツボですうれしい顔


むらしんさん
最優秀おめでとうございます。


■さよならのキスをせがんで涙ごとフリーズドライする舌触り

大人も大人な詠み口のビターなお歌ですね。

このお歌の肝は、まず間違いなく「フリーズドライする舌触り」でしょう。
ここをどう読み解くかで、歌の持つ温度が変わってきます。

「フリーズドライ」とは、水分を含んだ食品や食品原料をマイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥させることである(Wikipedia)。

いわゆる「保存食」にこのフリーズドライが施されているわけですが、水によって溶解・復元する保存食のように、復縁の可能性を示唆している、という見方も出来なくはないのかなと読みました。

いや、可能性を示唆と言うよりも、これは作中主体の深層心理の願望として、あり得るかもしれない、というお話しです。

そもそも、「せがむ」という行為が未練を孕んでいること、「舌触り」から察するにフレンチキスであることから、喧嘩別れでないのは明白でしょう。

となると、まだお互いに好き合っていて、だけれども、たとえば相手との未来が見えないだとか、何か家庭内の事情とか、やむを得ない理由で別れを選んだのかもしれません。

大人の事情や駆け引きなどは解りませんが、どの道を選んだとしても、ふたりの行く先に幸あらんことを、と願わずにはいられないお歌です。
イメージソングは、サザンオールスターズの『涙のキッス』でした。
以下、お気に入りです。


■それっきりみたいに君が振り返り僕らは違う表情をする(クンタ・キンテさん)

気持ちのすれ違いによるものか、「それっきりみたいに」と感じる作中主体にはきっと別れの予感がある、そんな悲恋を思いました。

そして恐らく、「君」の心ももう既に決していて、後はどちらから話を切り出すのか、といったところまで行っているのかもしれません。

下句の「僕らは違う表情をする」という表現が、このお歌の命と言っても過言ではないくらいに、とても印象的です。

いつも見せていた“恋人”の表情とはここで訣別し、そして、また新しい世界に臨む互いが互いを送り出してあげるような、哀しいけれど決して後ろ向きではない表情をするのでしょう。

ドラマのワンシーンを観ているような、叙情味の深いお歌でした。

■たくさんの橋をわたってきましたね ふりむいたとき舞うカモメたち(七海魚子さん)

ジョジさんも評中で仰っているように、この「橋」は(言わずもがな)人生における転機のようなものの喩でしょう。

象徴性を帯びた「橋」の一字、そこに込められた作中主体の万感の思いと、「わたってきましたね」と語りかける相手がいる喜び、実感……そうした様々な感慨が去来しているのが解ります。

今まで渡ってきた沢山の橋をこれまでの軌跡とともに振り返るとき、いっせいに舞うカモメたちの何と美しい祝福の光景でしょうか。

ひらがなの柔らかさがまた歌意とも調和していて、優しい世界が広がりました。

■謝ったあなただけしか救われてないよ 奥歯で砕くフリスク(蜜柑さん)

何でしょうね、身に覚えはない筈ですが(ホントですよ)、ちょっとドキッとしてしまった上句のフレーズが、強烈に印象に残るお歌です。

何のために謝るのか、そして、何に対して、誰に対して謝るのか。
そこをハッキリとさせておかず、自己満足でしかない謝罪を安易にするくらいなら、壁にでも謝っとけよ、時間の無駄だから、と思いますよね。

我が身可愛さが高じて、こういう行動をとる人って案外いて、メッセージ性もあるから、共感しか湧かないです。

「フリスク」の道具立てがかなり効果的で、断罪のごときミントの爽快感が鼻腔を抜けていくあの感覚を媒介として、歌に詠まれる作中主体のやるせなさを追体験できます。

コミュニケーション社会の永遠の命題と言えるかもしれない問題に正面からメスを入れたこのお歌は、そういう意味ではとても息の長いお歌だと思いました。
>>[50]
遅くなりましたが、選歌、講評お疲れさまでした!
拙歌、甘酸っぱい青春のお歌として読んでもらえて嬉しかったり。わたしの住む地域では、百日紅の花がまだ残っていて嬉しかったり。

>>むらしんさん
最優秀おめでとうございます!
わたしはこのお歌を読んで、なんとなく終わってしまう恋を忘れたくない女性の気持ちなのかなと感じたり。フリーズドライという表現すごいなぁ。


また他のお気に入りのお歌はラッコさんのお歌でした。
>>[50]
遅くなりましたが、講評、選歌大変お疲れ様でした。
ジョジさんのカラッとした、でもとても共感させてもらえる講評がとても楽しく
お気に入りもたくさん出来ました。
いつもいつも難しい題詠ですが、「ふり」も難しいお題でした。
で、ついついイメージが浮かんだものをそのまま投稿してしまいましたが、後になって冷静に読むと
かなりひとりよがりになってしまっていることに気付き反省しています。

>>[10]むらしんさん
最優秀おめでとうございます。
濃厚なエロティシズムを感じるのにとても美しい情景。
フリーズドライ製法とは、食感をそのまま残せるかなり画期的な方法だったそうだと何かで見た記憶があります。
キスの食感(この場合は触感ですね)をその後何度も反芻できるように「さよなら」の際にせがむ、
その主体の姿がいじらしく、とても痛ましくも切なく魅力的です。

お気に入りは、ジョジさんのおかげでとても増えました(^^)
>>[15]七海魚子さん
私もやっぱりこの場合は誰がなんと言おうと「カモメ」が良いと思います。
どんなに覚悟してもやはり悲しい「さよなら」と、決別しつつ次の「こんにちは」への一歩を踏み出すためには
真っ白いカモメ達の清々しさが必要なのだと思います。

>>[1]ラッコさん
美しく艶っぽいお歌です。ここ最近は結えるほど髪が長くありませんが
また伸ばしたくなりました。かと言ってこんなふうに色っぽくはなれませんけど(苦笑)

>>[20]きくさん
何かで見たような曖昧記憶ですみませんが、猫は自分の死を悟ると姿を消す、
という記述を見たような気がします。
それでもきくさんの所に戻ってきた黒猫。
キクさんへの黒猫の想いときくさん達の看取りの情景が胸が痛いながらも美しいです。

>>[20]きゃろさん
ジョジさんの講評でストンと胸に落ち、その優しさに魅力を感じました。
「おやすみの庭」という独特の表現も優しくて素敵です。
またまた長くなりました。
お気になりは
>>[5]うどんやさんさん
こちらもジョジさんの楽しそうな講評で余計に楽しくなりました。
子どもの頃はダンゴムシを見つけるとわざと掴んで丸まらせたりしたなぁ…子どもって何となく無敵ですよね。
結句の「見られていますよ」という丁寧語のような呼び掛けがまた何ともおかしみを誘っていてふっと微笑んでしまいます。
今はダンゴムシをはじめ虫系は苦手になりましたけれど(>_<)

そして、余計なことというか古老の昔話くらいに流し読みしていただけたら幸いですが、
過去のトピックでは、本当に相聞というか、前に投稿されたお歌への応援歌
(確か最初に投稿された方が片恋をしている、それを応援する)みたいな短歌を投稿されていたり
締切の後、お互いの作者様が意図しないところで明暗が対照的に浮かび上がるお歌みたいな投稿もありました。
詠人を知らせず、その場で一斉に「えいっ」と短歌を提出する通常の歌会
(実は私は「短歌点」への投稿から短歌に入ったのでこっちが通常だと勘違いしていた節がありますがあせあせ)とは違った意味で、このコミュの良さ・楽しさを実感していました。

今回のジョジさんの講評での「相聞」解釈を見て改めてこのコミュのそういう良さについて実感した次第です。
また、長々とすみませんでした。
>>[83]
どうもありがとう^^
私は長い髪をかんざし(今はヘアスティックと言うらしい)でまとめていますが、ぜんぜん色っぽくない(笑
>>[84] お気になりに選んでもらってありがとですm(_ _)m

僕らはみんな生きている、、そうだダンゴムシも!

次はお気に入りに選んでもらえるよう頑張るぞー、ウシッ(•‿•)
>>[86]さん

私の場合はお気に入りもお気になりも紙一重なところがあります(^^)
うどんやさんさんのお歌はジョジさんの素敵な講評でとても楽しく読めました。
視点とユーモアのセンスという点ではダントツだと思います。
>>[87]

あらま、ありがとうございますm(_ _)m
>>[83]

拙歌に丁寧に感想をよせていただきありがとうございます!!!
これから先も「カモメ」の歌が素直に作れそうな気がします。
やわらかに背中をおしていただいて、嬉しく読みました。

>>[38] 大変遅くなりましたが、たくさんのお歌、ひとつひとつに熱量のある評、選歌、ありがとうございました。

拙歌、リアル歌会にも出してみましたが、やはりわかりづらいようで。

語順を整えわかりやすくすると、

「ママ!」というたった一つの言葉を得て幼きは今、吾を振り向かす

となりますが、「幼き」も曖昧だと突っ込みが入り、文語と口語のちゃんぽんもぎこちなさの一因、と学ぶところの多い歌となりました。こちらへの投稿がきっかけで、リアル歌会にも、出せたので、感謝しています。

ありがとうございました。
良いと思ったお歌は、たくさんあるのですが、一つだけ。

雨降りの夜はこの子をなんとしよう足寄せ歩くおやすみの庭

愛唱性が高く、心情も心地よい。解釈はさまざまあると思いますが、わたしは、子守唄だと理解しました。

晴れならばいつもの夜泣きは、外へ出て、風にあたったり、大好きな電車をみにいったり、できるのに。雨の日は、どうしましょう、と家のなかをうろうろ。そうこうしているうちに、子どもは泣きつかれて、眠りはじめる。

「おやすみの庭」という比喩があたたかい。泣く子を抱いてゆらゆら歩く、その足元には、外だろうと家の中だろうと、眠りへの時空間が開かれる。

「足寄せ」が、実は、読み解けてはいないのですが。

          みなさん、素敵でした。

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