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短歌点コミュの短歌点520 △ お題 「捨」

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流行りの「断捨離」。
お酒を断って9年、
若き日の酸っぱい日々から離れてン十年、
物欲だけが残り、ホント捨てる去ることは難しい。
エンディングノート一冊と歌集一冊の身になりたい(嘘)


決意とは捨て去ることよ髪切りしジャンヌダルクが美しく立つ (福島泰樹)

ゆくだらう人恋ふことも捨つるのもかなはぬ夜が寄せるみぎわへ (拙歌)


で、今回のお題は「捨」。

煩悩よさらばっ!

...................................................................

ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
4:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
5:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
6:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

コメント(83)

■ぴゅう♪さん
捨て台詞のひとつもつけぬちっぽけな背中に重めのキックをひとつ

三十一文字で、ハードボイルド風に始まって、だんだん諧謔、面白みに変わって行くところが面白いなあ、と読みました。「ちっぽけな」という何だか間の抜けた言葉が、すごく効いていて、ここで歌の風格を転調させている。キックをしたのは女性でいいのかな?すごすごと退散する腰ぬけの男性にキック、とそんな感じで読みました(別に男同士でもいいのだけれど、女性が蹴る方が面白い)。初句「捨て台詞の」の「の」は不要だと思います。


■きゃろさん
護りこし黒髪のふさ主の子に捨てると放たれ捨てられゆきぬ

難しい歌でした。二通りの読みをしました。「黒髪」というのは「へその緒」のように、子供のころの髪を切って置いたもの(そういう習慣があるのかは知らないのですが)で、主は作者の子供であって「大事にしていたものを当人にとっては価値のないものであっさり捨てられてしまった」という読み。もう一つは。主が作者当人で「(母が大事に置いておいてくれたが)私はあっさり捨ててしまったことよ」という読み。間違っているかもしれません。ただ、どちらにしても「良かれと思って護り抜いたもの」に価値を見いだしてもらえないことはよくあることで、私なんかそういう目に遭って、しょっちゅう卑屈になっております。関係ないですね。黒髪とか霊が宿りそうで、ちょっとあとあと恐い歌でした。しかし、こういう行き違いって確かにあって、辛い思いするけど、達観できるかなあ。そういう意味でも難しい歌でした。


■ツトムさん
捨てるとは誰が言ひしか童貞といふ季節ありて幹は太りぬ
※季節:とき

「季節:とき」のルビがありますが、ここは「といふ」を「とふ」の六文字にして「季節(きせつ)『の』ありて」の七文字にした方がよかった気がします。「幹は太りぬ」ですから、季節(きせつ)、四季が巡るなかで太っていくと思うんですね。四季で言えば青春ですもんね。「とき」はやはり過ぎ去るものと思います。大人になるのはいろいろと捨てなければならないものがあります。その中に「童貞」があって、確かに男性は「童貞を捨てる」であって女性は「処女を失くす」。この「捨てる」能動と「失くす」受動がジェンダーを物語っていて気づきの歌でもありました。「幹は太りぬ」の結句はそれほど人生は順調なものだろうか?とやや疑問を抱かせました。順調なものって詠いにくい気がします(私がひねくれているのかも)。

■コアランさん
大掃除断捨離したい我が身かな
高脂血症 コレ捨てろール

投稿された歌の変更が一度ありました。どちらもシャレを用いた歌でしたが、シャレの出来では変更前の「捨てバイミイ」方が私的にはツボでした。「コレ捨てろール」は「コレ捨てロール」の方が良かった気がしますが、どうやろ(急に関西弁)。わが身の断捨離って難しいですね。自分の体が一番自分の意志でどうにもならない厄介なものです。トランプ遊びのように“総入れ替え”ができればよいのですが、それだと世代交代が進みませんので、それなりに老いて、それなりに消えていくのがいいのでしょう。ローリング・ストーンズのキース・リチャードが薬でやられてしまった血をぜんぶ入れ替えた、というまことしやかなウワサがありましたなあ。それはともかく、私も血というオイルを替えたいです。深刻にならずシャレを飛ばしながら生活習慣病と闘いましょう。


■こん竹showさん
捨てた服地球の裏にたどり着く子供の胸に「3のB 安部」

最初、震災詠で海流に乗って衣服が地球の裏に漂着したのかと思いました。しかも安部=安倍を示唆して。しかし「裏」(南半球)と限定されてるところを見ると、NPOなどで服が発展途上国へ送られるケースなのかと思い直しました。それでいくと「捨てた服」がどういう経路で届くのか「ああなるほど」と、ポンッと膝を打つようなひと言があればなあ。余談ですが、スリランカへ仕事で行ったとき、向こうのバスにはよく「○○温泉観光」とか書いてありましたね。その時の実感から言うと、面白いようで笑えない世界を含んでいて、取扱に慎重を要する歌かもしれません。


■きくさん
捨てあぐね手にもてあますかれこれをしづこころに愛で年の瀬に入る

「捨てあぐね手にもてあます」ってすごく厄介なことですね。必要はないのに捨てるに捨てられず、しかも手に余る。確かに世の中にはそのようなものが存在して、厄介だが人生には必要であったりします。この歌のすごいところは続いて、その厄介な「かれこれ」を「しづこころに愛で年の瀬に入る」と言うんですよ。普通ここは「しづこころなく」と言ってしまうところですが、逆説的にここは実感がこもったかたちになりました。こんなに落ち着いて「暮れ」に入れるものではない気がします。「捨てあぐね手にもてあます」ものを読み手がそれぞれに思い描けばいいのでしょうね。私の回答は「思い出」だなあ。

■@貴さん
電飾を脱ぎ捨つるごとよいおとしおよいおとしおと人は啼くなり

電飾は今の時期はクリスマスイルミネーションでしょう。その電飾が消えてゆき、世間は落ち着きを取り戻し日本的な歳の暮れを迎えます。最初「よいおとしおよいおとしお」は「よいおとし『を』よいおとし『を』」の間違いかな?と思ったのですが「啼くなり」と合わせて解釈すると、「を」を「お」にすることによって意味の介入を防ぎ、ただ啼くように音だけの世界を表したわけですね。そうすることによって「よいおとしを」という言葉が慣用句的で社交辞令である世間が浮かび上がってきます。でも、悪意を持って詠われているのではなく、洒脱な印象を持ちました。さっぱりといい歌ですね。


■テキーラ@「鉄火巻」さん
捨てるって怖いことばで白線の上にきちんと並ばせている

捨てきれない物があるのだけれど、それは「捨てる」という言葉の「怖さ」のためで、口に出したら、本当にすべてを捨てなければならない。そんな強迫観念は想像しやすかったです。言霊の中でも「捨てる」は一番強力なのかもしれない。白線という言葉は私らの世代では駅のホームにあったそれで「電車が入りますので白い線まで下がってお待ちください」のアナウンスがあった。今では「黄色い点字ブロックまでお下がりください」ですね。捨てるか大切に仕舞っておくか、微妙なものたち。それは人生のあちらこちらで自分を左右してきたもの。「白線の上にきちんと並ばせている」にギリギリの緊張感を見て取れます。心の持ちようをこう表現できるのか、と感心しました。私にはできない。あんまり使いたくない助詞「で」を二句で使ってさりげない日常描写のように詠ったのは内容とのバランスにおいて巧みだなと思いました。


■山椒胡椒さん
それよりも踊りませんかと営みのすべてを捨てたわれに春風

「営みのすべてを捨てた」というのは生への諦念なのでしょう。その諦めをくすぐるように春風が頬をなぜる。手足や首すじに遊ぶ。すごく重い内容なのですが、調べは軽やかです。一つ引っ掛かったのは「すべて」という言葉で、これは何か歌謡曲っぽいですし、すべてと言い切っていいのか。短歌の場合「すべて」とか「完全」とか、とりあえず100%を表す言葉は慎重であった方がいいような気がしています。ちょっと井上陽水の「夢の中へ」を思い出しました。

■サワオさん
嫌いだから見つめてしまう冬の葉をわざわざ積んで溜まったら捨てる

世の中には放っておけば何とかなるのだけど、放っておけないものがいくつかあります。そんなものを「冬の葉」で表しているのでしょう。「冬の葉」は「積んで溜まったら捨てる」のですから落ち葉ですよね。これってホント放っておけば土に帰るのですが、わざわざ人が人の生活のためにやらなければ掃除があるわけです。嫌だなあ〜と思っても、きれいにしなきゃ、ってわけで「嫌いだから見つめてしまう」となったのかしらん。題詠にこだわらず「嫌いだから見つめてしまう」という人間の微妙で不思議な心の動きをテーマに詠った方が面白いと思います。このテーマ続けてください。


■おださん
春の日に短くなった鉛筆をまとめて捨てて笑おうとする

冬に書き物をする、またはスケッチなどをする。それは時をやり過ごすための手段だったのかもしれません。冬を越えたその日には短くなった鉛筆が証としてあった。しかし、どこかまだ冬に病んだ自分を感じていて、それが「笑おうとする」という切ない努力の言葉となって詠われているのだと思います。冬は辛い日々や忍耐などの比喩としてよく用いられ、春はその逆に使われますが、はたして冬は越えるべき季節であったのか?そういった疑問もこの歌は感じさせます。
T.S.エリオットの「荒地」
四月は最も残酷な月/ 死んだ土地からライラックの木を生み出し /記憶と欲望を混ぜ合わせ/春雨で活気ない根っこを掻き乱す。
を思い起こしました。


■森ヰ森羅 さん
『ポイ捨てをしたらあなたも捨てられる』街の標語に止まる筋肉

番外です。こんな標語が実際にあるのかどうか、あれば面白いが、こういう内容の問題が現在進行形の人は憤慨するかも。「余計なお世話だ」と。「止まる筋肉」は面白い表現だと思いました。不随意筋のようですね。

まず、お気に入り五首。

■nero.さん
寒さのきびしき夜に捨て猫を拾ひて来たりぬ神社の前に


■松@AYAさん
窓のそと花霞散る(鬼はうち)母さん、わたしを捨てたんでしょう


■ぼんぼりさん
捨てられないものがあるならもういらない 君はとにかく一回休み


■きくさん
捨てあぐね手にもてあますかれこれをしづこころに愛で年の瀬に入る


■@貴さん
電飾を脱ぎ捨つるごとよいおとしおよいおとしおと人は啼くなり


でした。

で、
しからば、

最優秀は

■松@AYAさん

窓のそと花霞散る(鬼はうち)母さん、わたしを捨てたんでしょう


です。親子は究極の「捨」の問い掛けでしょう。

●松@AYAさんから引き継いだバトンですが、
またお返しすることになりました。
どうぞよろしく。




万が一のための次点(いや、どっちも最優秀のつもりです)

■ぼんぼりさん

捨てられないものがあるならもういらない 君はとにかく一回休み

でしたぴかぴか(新しい)



それでは、ワイワイガヤガヤどうぞ。

あっ、それから誤字脱字、誤解曲解はご容赦を、ペコリ。

わざわざ人が人の生活のためにやらなければ『ならない』掃除があるわけです。

サワオさんへの文で上の『』の部分が脱字していました。スミマセン。
>>[40]

率直な講評をありがとうございました。
これは実際、息子が幼い頃に捨て猫を拾ってきた事を思い出して詠んだものですが、ネグレクトがイメージされるということは私は無意識ながらもそういう母親であったのかもしれませんね。
自分ではそうは思っていないのですが、残念です。
率直な印象を書いてくださったことは感謝しています。

>>松@AYAさん

最優秀おめでとうございました。
内容に反して暖かい印象を感じるというのは、やはり言葉の選び方が素晴らしいからと思います。
パンタタさん、講評、選歌お疲れ様でした。
次点にあげていただいてありがとうございます!

勢いだけなら負けません!(嘘)…常に転んでばっかりですが…(本当)
叱り飛ばしつつ、今回はひたすらに優しい歌を詠んだつもりでしたよ(笑)
はしるさんもお気に止めていただいてありがとうございます。

AYAさん最優秀おめでとうございます。
すごいお歌だなぁ。
でもAYAさんらしいなぁ。
詩の世界だなぁと、ぞくぞくうっとりでした☆


ちなみに私のお気に入りは、

HOHAくん
捨ててゆくものの多さを言いながら角膜あおく透きとおらせて

松@AYAさん
窓のそと花霞散る(鬼はうち)母さん、わたしを捨てたんでしょう

きくさん
捨てあぐね手にもてあますかれこれをしづこころに愛で年の瀬に入る

@貴くん
電飾を脱ぎ捨つるごとよいおとしおよいおとしおと人は啼くなり

おださん
春の日に短くなった鉛筆をまとめて捨てて笑おうとする

でした☆
>>[50]
花びらをちぎって占っている人を、おお、悩める人よ、なんて軽く見ていると痛い目に遭うかも、w
やはり「怖い歌」でよかったのですね。
ただ、ベースになった感情がまだ推測できずにいます。
>>[52]
私の中でネグレクトの歌として読む場合は社会詠と思っていました。
ですから、君というのは一般的な二人称で具体的に誰を指すわけでもありませんし、
私性の文学としての私も無記名になり、
どこかでこの歌に引っかかった人が
それぞれの私、君のネグレクト関係を解釈をするのだと思います。
そこで問われるのは、詠った立ち位置だと思います。
ただ、私はそこから抜け出した読みに触れたつもりだったのですが、
言葉が足りなかったようです。
>>[54]
あ、優しい歌だというのは分かっていたのですが、
そういや、書きませんでしたね、爆
ちょっと姉さん的優しさですが....
AYAさんの歌は短歌の詠唱性からいうと外れるのだろうけれど、
圧倒的な詩的喚起力がありました。
私は与しませんが、
新しい歌の形としては、あり、なんでしょうね。
個人的には結論出ていません、泣
>>[55]

あ、私よりとっても数段素敵な歌評をありがとうございます。
「本」トピでの「分からないけど捨てがたい」だったけ?
魅力的だったけ?
ご投稿ありがとうございました。
>>[56]
ちょっと生意気なこと書きました。
ご容赦を。
ご投稿ありがとうございました。
>>[58]

私こそ短略的に受け止めてしまったと思います。
うまく言葉にできませんが、なんとなく意味はわかります。
ありがとうございました。
パンタタ☮さん
講評、選歌お疲れ様でした!

拙歌、何か気を使わせてしまった感じでスイマセン。

今回は、せっかく「捨」と「拾」のトピが同時期に揃ったので、自分の中で勝手にコラボとして考えて両トピに関係性を持たせた歌を投稿してみました。

確かに「アベさん」には、「除染じゃなくて移洗でしょ」という気持ちを込めつつも、

2音でハマる名字って、それぐらいしか思いつかなかったというのもありました(笑)漢字は間違えました。


松@AYAさん
最優秀、おめでとうございます!

テキーラ@「鉄火巻」さん のコメントでますます素晴らしく感じました。

桃太郎の物語も、親に捨てられた子供の物語として読めるとかいう本を読んだのを思い出しました。

以下、お気に入りです。

◼︎ツトムさん
「捨てるとは誰が言ひしか童貞といふ季節ありて幹は太りぬ 」

確かに「きせつ」と読みたいところですが。

◼︎@貴さん
「電飾を脱ぎ捨つるごとよいおとしおよいおとしおと人は啼くなり」

一休さんが正月にドクロを持ち歩いたという逸話プラス「予言の書」のような肌ざわりがイイです。
パンタタさん、講評と選歌お疲れ様でした。


松@AYAさん、おめでとうございます!僕はあまり深刻な感じは受けませんでした。ふと言葉にしてみて、自分の中の鬼をはらったような…そんな印象を持ちました。。

他に良いなぁと思いました歌は…

■捨てられないものがあるならもういらない 君はとにかく一回休み(ぼんぼりさん)

こんなふうに言われたら、ますます惚れてしまいます。


■取り立ててなにも捨ててはないけれど 確かにあなたは入り込んでる(蜜柑さん)

少しとまどいつつも受け入れる…とてもやさしいまなざし。

■ 捨てあぐね手にもてあますかれこれをしづこころに愛で年の瀬に入る(きくさん)

しづこころ…平生より持っていたいです。


拙歌…五首に残していただきありがとうございました。「に」に触れていただいて嬉しかったです♪ちなみに、実家が参道の脇にありまして…幼い頃を思い出して詠んだものでした。。
パンタタ&.さん

講評と選歌お疲れさまです
[捨てバイミイ]の方が
ツボだったなんて…あせあせ(飛び散る汗)
後の歌 思い付かなきゃ
よかったたらーっ(汗)

基礎も土台もなくて
駄洒落歌ばっかり作って
ますが…
またよろしくお願いいたします顔(願)
ちょっと疲れてますんで、
みなさんレス返しはまた明日、
ということで。
パンタタさん、講評と選歌をありがとうございました。
またバトンを受け取ることができて嬉しいです。
お祝いの言葉をかけてくださった皆さま、ありがとうございます。
こないだ、30歳になりました^ ^
10.20代は母娘関係というのをよく考えたので、これはその節目となる歌かなぁって大切に思っています。コメントいただけて喜んでいます。

気になったお歌をー。
蜜柑さん
ぽっとあたたかくなるようなお歌でした。
ふみまろさん
歳をとると、いろんなところが曲がるものですが、偏屈を曲げない人はなんか、いいんですよねぇ。
ぼんぼりさん
言われてみたい(惚)
はしるさん
「信じる」「騙し切れる」というのは、ともに自分自身のことなのかなぁって思いました。自分自身を騙し切る、もう主体は相手のことはどうでもよくて、自分自身との対話というか。マリーゴールドの花言葉はたくさんあるけど、嫉妬、や絶望なんてのもあるんですよね。

以上でした。
新しいお題は少しお時間をいただきますね。今週中には建てたいと思います。
>>[63]

ああああ、「拾」を見てきました。
図らずもこん竹showさんの遊び心をくすぐる仕掛けになってしまいましたね。
こっちこそ気を使わせる評になってしまったようで恐縮しております。

安倍さんは間違いだったのですね。
確かに「あべ」って漢字の種類の多い苗字ですな。
福一を視察した時も間違った漢字の名札を付けていました。

投稿ありがとうございました。
>>[64]
「神社の前に」の「に」は悩みました。
意図するところが正確に読みとれたかは自信がありませんが、
ループする歌のように読めば、
思いの力点が分かったような気がしました。

ご投稿ありがとうございました。
>>[66]
[捨てバイミイ]の方がツボっていうのは、
私が昔のロックやポップスマニアだからです。
映画はそれほど感動しなかったのですが、
名曲ですね。

ご投稿ありがとうございました。
>>[68]
節目になるときに選歌ができて光栄です。
>>[69]
「すべて」の話は
私が使う時に難しいなあ...と思っている程度です。
意味に遊びのない分、イメージが広がらないのですが、
使えたら強烈なカードになるでしょうねえ。
ご投稿ありがとうございました。
パンタタ☮さん、選歌と講評ありがとうございました。硬軟自在で融通無碍な評、毎度のことながら大変勉強させていただきました。特に今回は自分も近いタイミングで感想を書いたので余計に。ぴゅう♪さんの歌やテキーラ@「鉄火巻」さんの歌への評のような、歌の魅力を際立たせ的確でなおかつ親しみやすい文章、少しでも近づけるように精進します。

松@AYAさん、最優秀とお誕生日おめでとうございます。自分は「母さん」の後ろの読点がすごく効いているなぁと感じました。その前にカッコを使って(しかも大成功して)るだけに、さらにもう一つ表記記号を入れるのは躊躇してしまいそうですが、この読点が発話主体の葛藤やためらいを存分に伝え、続く言葉の衝撃を高めているようで。天瓜粉の歌との振り幅もすごいです。

自分のお気に入りは蜜柑さんの

取り立ててなにも捨ててはないけれど 確かにあなたは入り込んでる

でした。パンタタ☮さんの評を読んで始めて良さに気付いた部分も大きいですが。「取り立てて」かぁ。自分が読んだらほぼ見過ごしちゃうな。四句目は二人称をかえたり副詞をかえたり字数合わせも出来そうですが、たぶん(絶対)この字余りが正解だと思います。ひらがなのバランスも好きです。
パンタタさん、遅くなりましたがお疲れさまでした!やっぱりパンタタさんの評は大好きです。

年末まで多忙につき、お正月にまたゆっくりと読み返したいと思っています。

松@AYAさん、最優秀おめでとうございます!
はじめに読んだ時から、童謡のような匂いを感じていました。
「赤い靴」や「叱られて」のような短調の童謡にある特有の匂いです。

それは責めでは決してなく、許容。
寂しい出来事は自分の中にしんわりと馴染んだりはしないのに、しんみりと細胞になっていく。

正直、少し苦手な匂いのお歌なのだけど、私の中で何かの折々になぜかふと思い出してしまう短歌になると思います。

AYAさん、nero.さん、むらしんさん、テキーラさん、私の地味な短歌に気付いてくださってありがとうございましたクローバー

しかも、ずっと覚えていたい、何度だって読み返したいコメントをいただけて、この短歌はとても幸せな短歌になりましたほっとした顔

ほんとに地味な短歌だけれど、こうして感じていただけたことが嬉しすぎました。

お気に入りは一段落ついてからさせていただきますぴかぴか(新しい)
パンタタさん、改めて、あたたかでかつ的確な評をありがとうございました!

パンタタさんお疲れさまでした。

お気にいりあんどお気になりは松@AYAさんです。
浦沢のモンスターのヨハンを思い浮かべました。
> パンタタさん
遅くなりました!
講評 選歌 お疲れ様でした。ありがとうございました。
今回 いい歌多かったですね(‘o‘)ノ
> 松@AYAさん
おめでとうございます(^o^)/。゜* 。

「窓のそと花霞散る(鬼はうち)母さん、わたしを捨てたんでしょう」
…母親に捨てられる瞬間って いろんな場面が あるなあって考えて詠んでました。クリカエシ。
他にも、いろいろ いいなーと思った歌は あるのですが。がんばってセレクト。

@貴さん 「電飾を脱ぎ捨つるごとよいおとしおよいおとしおと人は啼くなり」

テキーラさん「捨てるって怖いことばで白線の上にきちんと並ばせている」

白線…コワ−イ。

皆さん 素敵でした。
>パンタタ☮さん
遅くなりましたが、講評と選歌お疲れさまでした。ありがとうございました。
拙歌で悩ませてすみません。読んで頂いた前者の方の情景でした。自他の価値観の違いに共感してくださりありがとうございます。あれはつやつやさらさらの毎日結ってやった子供の頃の髪です。「捨てられゆきぬ」は達観ではなく未練なんですね。ジトーと目で追っているところ(笑)。上手く出来なかったけれど歌にしてけりを付けたいという思いがありました。巻き添えにしてすみません。

>松@AYAさん
おめでとうございます。
素晴らしい詩をありがとうございました。
回復は認めから始まる、というパンタタさんの言葉と響き合い、さらに胸に迫りました。
遅ればせながら。
パンタタさん選歌ご講評まことにお疲れさまでした。


今年はまだ自室の掃除が済んでおりませんで、途方に暮れている次第です。
とりあえずまずは、要るもの要らぬもの、アレは捨てるコレは捨てない、
と分ける作業からはじめてゆこうかなあと思っています。
(それにしても、寒すぎて動きたくないでござr……いやいや)

人生における重要なテーマのひとつと言っても過言ではない「捨」というお題。
(現在はしるさんが進行されている「拾」のお題ももちろんそうですが)
自分はいままで何を捨ててきたかなあと省みることのできるのは、
そのお題の魅力なんでしょう。良いお題でした。

選に残していただきありがとうございました。

また、拙歌を挙げてくださった皆さんありがとうございました。




松@AYAさん、最優秀おめでとうございますぴかぴか(新しい)

■窓のそと花霞散る(鬼はうち)母さん、わたしを捨てたんでしょう

主体はうちにいて、窓からそとの花霞の散る様を見ているのですね。そして鬼もまた、うちにいると。そとの「花霞」とうちの「鬼」の対比が、腰の句のパーレンによって、よりはっきりと表れています。この「鬼」とは、母というより主体自身のことなんでしょう。主体のうち、心奥に潜む夜叉。その心は下句で語られているとおりです。そとの世界ではこんなにも美しく花霞が散っているのに、そこへ出ていってわが身をさらすことも叶わない。「鬼」が自分の心のうちに潜んでいるから。「捨てた」というのが物理的な意味にしろ心理的な意味にしろ、この境遇や、結果として生まれたうちなる「鬼」の存在、憧憬さえ抱いている「花霞散る」そとの世界に相応しくない(と思っている)わが身に、主体自身どうすることもできないんでしょう。ふつふつと凄みのある狂気と、寂しさ哀しさの同居した、何とも言い表しにくい不思議な読後感の歌でした。

あらためまして、松@AYAさん最優秀おめでとうございましたぴかぴか(新しい)



以下お気にいりです。


■捨てるって怖いことばで白線の上にきちんと並ばせている(テキーラさん)

提出された詠草中で「捨」という行為それ自体と真摯に向かい合って詠まれた歌。「捨てる」行為の孕んでいるリスクを「怖いことば」の一言で済ませる(全ての理由を取っ払う)ことで純化し、より重厚な響きをもって警鐘することに成功した歌だと読みます。そしてその上句を活かしているのが、要も不要も十把一絡げに白線の上に並ばせた下句の心象風景です。白線の内と外、セーフとアウトのゾーンを喩として詠まれるのでなく、この歌はまさにその白線の上に並ばせるのだといいます。それくらい「捨てる」っていう行為に踏みこむ前にまず慎重になって考えましょうよっていう、主体から読者への語りかけのように受け止めました。肝に銘じておくべき歌ですね。

■春の日に短くなった鉛筆をまとめて捨てて笑おうとする(おださん)

がむしゃらになって「書く」「描く」という生命の営みをし、永く厳しい冬を越えてきたんでしょう。そのあかしとして、燃え尽きた魂の欠片のように、禿びた鉛筆はもう削り器でも削りきれなくなってしまった。永く使いこんだ物には魂が宿るといいますが、これら鉛筆もまた、主体によって大事に大事に扱われてきたのだろうと窺えます。愛着もまたひとしおだったでしょう。鉛筆に限らず、そのようなものを捨てるというのは、辛いところがあります。パンタタさんが評中で「鉛筆は時をやり過ごすための手段」と仰っていましたが、それが春の日に短くなったということは、昔出来ていたことが年々出来なくなっていった心身の機能に関するメタファなのかな、とも思ってみたりします。しかし、実景にしろそうでないにしろ、結句の「笑おうとする」にこれ以上ない物寂しさを感じました。生命が躍動する春の日が来ても、まだ主体にとっては心の底から笑える季節じゃないんですね。

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