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短歌点コミュの短歌点1140△お題「金」

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蜜柑さんのお題「転」からバトンをつながせていただきます。
むらしんと申します。よろしくお願いいたします。

オリンピックイヤーですね。ここ数回、五輪の年は今年の漢字が「金」でした。オリンピックは参加することに意義がある、と言われたのは遠い昔なのでしょうか。そろそろ、オリンピック狂騒曲も考え直す必要があるのではないでしょうか。
というわけで(!?)、今回のお題は「金」です。
必ず漢字で「金」の字を詠み込んでください。この漢字を使っていれば、マネーの意味でもゴールドの意味でもメタルの意味でも、何なら人の名モノの名でもOKです。何卒よろしくお願いいたします。
締切は、集まり具合を見て、おってお知らせします。十首くらい集まったら、あと一週間程度かなぁ、といった気持ちです。


金平糖そらに零して白銀の月の涙で紅茶を淹れる(むらしん)


ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。ただし、直近で既出のお題を避けてください。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください(例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)。
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。


※2012年4月17日一部改定(基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。   管理人:ツトム)
※2022年3月9日一部改定( ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください(例:●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました)」。3番を4番に移動し、以下同じく番号を移動。  管理人:とみいえひろこ)
※2023年6月9日一部改定( ルール2番、「50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。」→「ただし、直近で既出のお題を避けてください。」に変更。  管理人:とみいえひろこ)

コメント(53)

泳ぐのは金魚すくいのビニールのたぷたぷとした膨らみの中
過去一で金って思える想い出のだれにも共感されないのいい
たぶんもう少し綺麗に生きたくて金糸雀色の折り畳み傘
出題係のむらしんです。
約一週間でこんなにたくさんのご投稿ありがとうございます。こちらのお題、来週日曜日の28日いっぱいで締切と致します。立て続けに3トピくらい一気に締切になっちゃいますけど、まぁいいでしょう。
残り一週間ちょっと、さらなるご投稿をお待ちしています。よろしくお願いします。

金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に(与謝野晶子)
「沈黙は金」が口癖だった父 古びたノートが語る葛藤
優しさをあげる お金をください お互い様になるまで愛を
再び出題係のむらしんです。ご投稿ありがとうございます。
こちらのお題、明日いっぱいで締切となります。3連休の2日目なんて中途半端ですが、それでお願いいたします。トピの動きを拝見して、もうあらかた出尽くした感もありますが、差し替えなどもまだまだジャンジャンしちゃってください。よろしくお願いいたします。

父として幼き者は見上げ居りねがわくは金色の獅子とうつれよ(佐佐木幸綱)
等価とは)労働賃金健康を載せて永々振るえる秤
金なんて関係ねーよと好きな事書いてる時が一番怖い
締め切ります。選歌までしばらくお待ちください。
大変遅くなりました。申し訳ありません。
これより選歌を始めますが、その前にご投稿いただいたそれぞれの歌へ、ごくごく軽い感想をつけさせていただきます。いつもの通り、素人のたわごとですので、的外れでもご寛恕いただければと思います。



>>[3] はしるさん


さくら舞うしずけし朝の集積場 金属となりしトースターあり


一読してすぐに美しい情景が浮かぶ、素敵な歌だと思います。さくら舞い散る春のゴミ捨て場に、ポツンと置かれたトースター。そこに詩情を感じたのでしょう。集積場のいつもと違う様子には新生活の香りすらします。トースターを選んだのが好手で、現在は多機能電子レンジなどに押されてどこかレトロを感じる家電。それが再活用に出されているところに時の移ろいを感じられます。「さくら」は花でなく「葉ざくら」にするのもありかも。
>>[4]


カノンとふ花弁やうやう百重なすタクトの描く黄金比より


カノンは輪唱を用いた楽曲のこと。タクトは指揮棒、でいいんだと思いますけど、意味としては「拍子」とか「機転」とかもあるそうです。この歌は、読んだ時に花と音楽とどっちが景でどっちが喩なのか、ちょっと迷いました。結論としては、音楽を描くのに花の喩えを使っている、と読んだのですが、それにしては「花弁やうやう百重なす」が綺麗すぎて。「カノン」と「花弁」の音が似ているのも、とても良い歌の入り口になっています。
>>[5]


金曜日ほらね花にもすぐ飽きて放課後のグラウンドにぐしゃり


後半、というか二句目からは、とても楽しく印象的な歌に仕上がっていると思います。特に下の句。「ぐしゃり」というオノマトペは様子のみならず心情も表現している感じで、やるせないというかダメダメな気持ちを想起させます。わからないのは、それがなんで「金曜日」なのか、ということ。どこかに必然性があるのだろう、とは推測するのですが、自分には見つけられませんでした。金曜日ってもっと週末感のある曜日だと思うのですが。
>>[7]


酔うと知もお金も目減りしてしまい嫌だイオンの酒を飲み干す


わかります。すごくよくわかります。酔っていいことなんて、仮初めにしかないのに。という独り言は置いといて、この歌の「嫌だ」は二通りのとらえ方が出来るように思いました。一つは本当に嫌がっていて、それでもやめられないパターン。もう一つは「まんじゅう怖い」のパターン。まぁ、どっちもどっちですけど。「イオンの酒」というPB商品を持ってきたのが技有りで、いわゆる安っぽさを滲ますうえに、イ音で軽く韻を踏んでます。
>>[9]


金平糖、ラムネのくびれ、はつなつの少年の掌にあさがほの種

※掌=て


物の名を並べただけの何気ない歌っぽいんですけど、きっちりしっかりと短詩型文学になっているところがさすがです。こういうタイプの歌の場合、それぞれのモノの共通項が見え透いてもいけないし、見えなさ過ぎてもいけない、と思うのですが、この歌では全部に「清涼感」が通底してるように感じられました。だから、結句はヒマワリなんかじゃ駄目で、「あさがほ」だからこそ、なのです。「はつなつの少年」も上手い言い回しですよね。
>>[11]


淡々と過ごした春が地獄なら砂金の眠る秋になりたい


この歌は読み解くのがかなり難しく感じてしまいました。上の句はまだ追いついていける気がします。人によってはそういう人もいるでしょう。地獄ってちょっと強めな表現ですけど。後半はホント、クエスチョンマークだらけで、秋に砂金が眠るというのも聞いたことありません(ググったら、砂金掘りは冬より秋、とは出ましたけど)し、何より「秋になりたい」というのが。秋って来たり過ぎたりするものだと思ってたので、びっくりです。
>>[13]


もしお金あったらどうしていただろか蛞蝓の画を数秒眺め


「蛞蝓」は「なめくじ」ですね。漢検1級レベルだそうです。この歌、「蛞蝓の画」を買おうかどうしようか悩んでる、と読んだんじゃ全然面白くないように思います。それには眺める時間が短すぎる。「数秒」というのがポイントで、蛞蝓の画をちょっと見た途端、何か以前のこと、しかも金銭的余裕が判断をわけたような分岐点のことをフラッシュバックした。そんな風に読みました。個人的には男女間のこと、と睨んでいます。蛞蝓だけに。
>>[14]


泳ぐのは金魚すくいのビニールのたぷたぷとした膨らみの中


一見、普通のことを書いているだけの歌のようですが、よくよく見るとそうも言えず。これ、いわゆる主語の省略が絶妙に効いていて、初句の「泳ぐのは」の主体が何なのか、ってことなんです。それが「金魚が」だとしたら、本当に普通のただごと歌なんですけど、短歌って省略されてる主語は「わたし」と読みがち、じゃないですか。だからここも「わたしが泳ぐのは」と読めそうで、そうすると急に幻想的な入れ子状態がうまれるのです。
>>[15]


過去一で金って思える想い出のだれにも共感されないのいい


この歌での「金」の使われ方は「金メダル」の「金」で、なかなかありそうでなかった使い方だと思いました。伝えていることはよくわかり、とても納得感があるのですが、少しあり過ぎるかなとも思います。たぶん、想い出を共感されないのって、結句で「されないのいい」と良し悪しを評価されるまでもなく、むしろ当たり前に近いことなのではないでしょうか。だから「〜想い出は基本だれにも共感されない」くらいの調子がよいかな、と。
>>[19]


たぶんもう少し綺麗に生きたくて金糸雀色の折り畳み傘


「金枝雀」は「カナリア」。言うまでもなく、明るい黄色の可愛い鳥です。もう、「金」のお題からこの言葉を引っ張ってきただけで、確変モード点滅中みたいなもんです。しかも鳥そのもので詠まずに、色名にして。最強じゃないですか。「折り畳み傘」がまた良いですね。カナリア色の傘なんて、普通の傘じゃ派手過ぎるというか普段使いっぽくないけど、お守り代わりにカバンに忍ばせるのなら自分の好みの色を選べる。見事のひと言です。
>>[21]


「沈黙は金」が口癖だった父 古びたノートが語る葛藤


この歌を読んで思ったのは、これは自分には詠めない歌だな、ということ。この歌は、書いてあることが「本当」だからこそ、重みや厚みが出るのであって、フィクションだと受け取られてしまったらアウトだと思ったのです。作者のそれまで詠んできた歌の積み重ね、その誠実さこそがこの歌を価値あるものにしている、そんな気がしました。いいんです、たとえば「ノート」はフィクションで本当は違ってても。あくまでも、受け取り方、です。
>>[22]


優しさをあげる お金をください お互い様になるまで愛を


この歌の面白いところは、優しさとお金のやり取りを「愛」と呼んでいるところな気がします。大地真央さんの声で「そこに愛はあるんか?」と聞こえてきそうですけど、全然あるんじゃないでしょうか。むしろ、世界はそれを愛と呼ぶんだぜ的な。最近じゃ、「推し活」ですから、みたいな言い訳かましてる輩も多いですけど、ちゃんと「愛」だと認識するべきだと思います。いつかお互い様になって、互酬性の輪廻から解脱できると信じて。
>>[24]


等価とは)労働賃金健康を載せて永々振るえる秤


カッコの使い方とか、下の句の表現とか、いろいろ工夫をこらして詠んでいただいた歌でした。それも全ては、メインの着眼点である「労働賃金健康」の等価交換、というテーマを活かすためでしょう。そのこころざしはとても尊いと思うのですが、個人的には「秤」というモチーフに馴染めないままでした。秤って、特に天秤ばかリがそうなのですが、二つのものを載せるイメージが強すぎて。第三項を扱うにはもう一工夫が欲しいかもです。
>>[25]


金なんて関係ねーよと好きな事書いてる時が一番怖い


四句目まではいかにもありそうな展開なのですが、結句にオッとさせられました。最後の形容詞が「強い」だったら、本当に当たり前な、わざわざ短歌の形式にして言う理由もないことだったかもですけど、そこが「怖い」。これ、誰にとって怖いのでしょう。書いてる本人か、はたまた周りの人か、もしかしたら読まされる人か。なぜ怖いのかも気になります。破れかぶれのパワーか、それゆえの落とし穴か。いろいろ考えさせられる短歌です。



以上となります。選歌も間を置かず、次のコメントにて。
それでは、選歌にうつります。
まず、いつものように、投稿いただいた全14首を1/3にして、最優秀のノミネート作といたします。
ノミネートの基準は、今回は、いわゆる「詩っぽさ」を選者の自分が感じられたか、とさせて頂きました。というのも、お題の性質が悪かったのか、「金」をお題にしたら、「詩っぽく」するのが難しい、というか、けっこう「俗っぽい」歌が多かった気がしまして。もちろん俗な短歌も大好きです。自分はむしろそっちが主戦場だったりしますし、「詩っぽい」のは詩のジャンルに任せとけ、というのもわかります。あくまでも、今回の選の気分がそうだったまでです。少なかったから光った、くらいの感じだと思ってもらえると嬉しいです。

最優秀ノミネート作は以下の5首です。



はしるさん

さくら舞うしずけし朝の集積場 金属となりしトースターあり



@貴さん

カノンとふ花弁やうやう百重なすタクトの描く黄金比より



小竹陽さん

金平糖、ラムネのくびれ、はつなつの少年の掌にあさがほの種

※掌=て



ひでさん

泳ぐのは金魚すくいのビニールのたぷたぷとした膨らみの中



りなさん

たぶんもう少し綺麗に生きたくて金糸雀色の折り畳み傘



以上です。最優秀と次点の発表は次のコメントにて。
それでは、最優秀の短歌を発表します。
今回は、


りなさん

たぶんもう少し綺麗に生きたくて金糸雀色の折り畳み傘


を選びました。
何時だったか(たぶん三年前の年間最優秀トピです)、どなたか(記憶が正しければクンタ・キンテさんのはず)が、りなさんの「色彩の歌」をベタ褒めしていて、自分も深くうなずいたように覚えていますが、今回の歌もりなさんの得意技が炸裂した感が強くあります。しかも、りなさん、黄色がお好きなんじゃなかったっけ。そりゃあもう、参りましたするしかない。
200字感想ではとても触れきれなかったのですが、前半の心情の部分と後半の実景の部分のバランスも絶妙です。前半はちょっとゆったりめの進行で、「たぶんもう少し」なんていうフワッとした言葉も使いつつ。後半は動詞というか述語を省略して簡潔に流し、余韻を持たせ。そして、「綺麗に生き」ることの象徴としての「折り畳み傘」。なんでしょうね、折り畳み傘を持てる人って、生き方に余裕がある気がしませんか。現代的な無駄の無さとはまたひと味違ったスマートさ。しかもそれが叶っているのではなくて、憧れているからこその「金糸雀色」。カバンに入っているだけで、自分がアガる魔法のアイテム。そんな思いが伝わってきます。
とても良い歌を読ませてもらいました。本当にありがとうございました。りなさん、最優秀のバトンを何卒よろしくお願いいたします。



次点は、


はしるさん

さくら舞うしずけし朝の集積場 金属となりしトースターあり


とします。
こちらは情景の切り取り方がとても素晴らしかったです。
特に下の句は、物の選び方といい、把握の仕方といい、まさに詩人の感性を持ち合わせていないと作れないように感じます。
一点だけ疑問を言えば、「しずけし」は終止形で良かったのか。普通に流せば連体形「しずけき」になりそうなのですが、作為か不作為か二句目の途中に切れが入る構成。音の流れはたしかに「しずけし」の方がきれいなのですが、意味的に少し疑問でした。ここが無理なく流れていれば、最優秀の歌と遜色なかったとも思います。
200字で書いた「葉ざくら」という別案は、自分の勝手な空想なのでお構いなく。ただ、さくらの花そのままもいいけど、もう一つ先の「葉ざくら」だと後半との響き合いでより深い読みが誘導されるかな、と思ったまでです。
はしるさん、りなさんに万が一の時は、代走よろしくお願いいたします。



以上です。
今回はとてもとても時間をかけてしまい、誠に申し訳ありませんでした。ひとえに自分の不養生ゆえにて、言い訳の次第もございません。前回の出題係の際には、自分のお題を楽しみにしてくださっている、というとても嬉しい言葉をいただいたばかりなのに、こんなにお待たせして、本当に不甲斐なく。また次があったれば、その時は前回までのようなペースと、よりブラッシュアップした内容を、と思っています。ありがとうございました。
それぞれの方のお気に入りや、創作秘話などありましたら、是非ともワイガヤの方へ、よろしくお願いします。それでは。
むらしんさん体調よろしくないなか
丁寧な選詩、講評大変にお疲れさまでした、講評楽しく読ませて頂きました
楽しかったです
お題「金」もめちゃめちゃ楽しかったです
資本主義とその代償みたいな歌を詠みたかったのですが、詰め込み過ぎた結果諦めました……
ギルガメッシュ叙事詩まで遡りました…そして、ギルガメッシュ叙事詩にはまるっつー楽しい体験にまで繋がりました、ありがとうございます。

短歌点コミュは講評つけて頂く事が目的にあるので、気を張って書く事が多いいのですが、Twitterや他のコミュに短歌や詩を投げる時って
ただただ書きたい、言葉にならない感情を言葉で表したい、そこにあるのはただ言葉にしたいってだけなのに
いきなり知らない人から批判受けたり
それが怖くなって言葉を選んでしまったり
そういう風になってしまうのが怖い
批判を受けるのは怖くないけど
一番好きな事をしてるのが怖くなるのが怖い
自分を裏切るのが一番怖いです
絶望するほど怖い
破れかぶれな事を書けなくなってしまうのが怖い
綺麗にまとめてしまおうと思ってしまうのが怖い
書くのって怖いですねっ

お題「金」自分を見つめ直すきっかけにもなりました、楽しかったです!
次もめちゃめちゃ楽しんでいきまーす!
ありがとうございました!
>>[43]

さっそくのコメント、ありがとうございます。
体調は、今は回復しておりまして、お気遣い痛み入ります。回復を待たないと選歌する気持ちになれなかったもので。やりだせばそんなにかからないのですが、そこまでが長かった。

>自分を裏切るのが一番怖いです。

とても深い、含蓄あるひと言ではないでしょうか。ゆーさんの短歌からいろいろ考えさせられましたけど、ここまで深くはたどり着けなかったかも。とても良いコメントをいただきました。ありがとうございました。
>>[42]
わー!!びっくりです、最優秀ありがとうございます!お身体の具合が悪かったようで、回復されたとのことですが、無理はなさらないでくださいね。

過分なお言葉をいただいて恐縮なんですが、むらしんさんから誉めていただくととても嬉しいですー!
しかもわたしが黄色を好きなのも覚えててらっしゃって…感激です。
金という漢字はやっぱり特別で、そのスペシャルな雰囲気を表現できたら…と詠った歌でした。
「金」で最優秀をいただくと、なんだか金メダルもらった気持ちになりますね🎖ぴかぴか(新しい)嬉しいです。
ありがたくバトンを受け取りたいと思います。

わたしのお気に入りのお歌は、はしるさん、ナカノさん、小竹陽さんのお歌でした。
ナカノさんのリアルな生活を切り取ったお歌が、イオンの酒を飲んだことないのに、気持ちがすごくわかってすごいと思いました。
>>[45]

バトン、受け取りいただきありがとうございます!
しかもさっき見たら、もう次トピ立てまで。スムーズな進行は誰にとってもありがたく。自分も、基本、参加させていただきます。
今回の歌、お題の持つスペシャル感まで意識してくださったのは、けっこう珍しいんじゃないでしょうか。どちらかというと、金は天下の回りもの的なアプローチが多かった気がして。もちろん、どちらの方向性もありがたいんですけど、りなさんの歌はスペシャルなムードがきっちり乗っかった、その点でも素晴らしい歌でした。

お気に入りもありがとうございました。
ナカノさんの歌、いいですよね。それこそ、詩的な歌の方が多ければ、逆にこういう日常つぶやき系の歌なんかが光輝いたんじゃないか、とも思います。流れというか、選者の気分というか、そういう些細なことで不利を受けた感じでした。
>>[47]

コメントありがとうございます。
「しずけし」はミスでしたかそうですか。

>ぶつぎれな歌になってしまいますものね

これは本当にそうで、ここが終止形だとその上の「さくら舞う」も連体形に読めず(係る体言が切れてるから)、終止形で読むしかなくなってしまい、

さくら舞う。しずけし。朝の集積場 金属と〜

になっちゃうんですよね。たしかにぶつぎれ。
でも、そんなミスが帳消しになるくらい、全体として素敵な歌でした。季節の変化と時間の移ろいを重ね合わせた、瞬間の景色に時の流れを凝縮したような、なんとも印象的な一首です。ありがとうございました。

お気に入りもありがとうございました。
ひでさんの歌、自分も良いと思いノミネートに挙げたのですが、「一生懸命生きている感じ」とは、なるほどです。初句の切り出し方ですかね。なんか、普通のただごとには思えないのですよ。「金魚すくいのビニールの」っていう、あまり見かけない省略も効いてるのかな。もうちっと、じっくり向き合ってみたい歌です。
>>[42]
講評と選歌、お疲れ様でした!
体調回復されたとのこと、よかったです。
むらしんさんの200字講評はおそらくもう皆さん楽しみにされている事と思いますが、むらしんさんならではの形は講評前からわくわくしちゃいます。笑

私の短歌への歌評もありがとうございました。
これは実体験を詠んだもので、想い出は共感されたくないわけではなくて、私が一番面白かったと思う想い出を人に話すと、なにがおもしろいの?な顔をされる、その瞬間がいい、っていう歌でした。
あの時にその場にいてその空気の中でしかおもしろくない事ってありませんか?
なにをあんなに笑ったんだろう?って自分でもわからないような。
人に共感されるものはそれはそれで話が盛り上がるので、ありです!笑
とはいえ、そもそも私は想い出に興味ないので、いい、のはなんかキョトンとされたその瞬間のその人との時間のおもしろさなんだと思います。

と、まあ語るほどの歌でもないですが、相変わらず自分では気に入ってます。笑
>>[45]
最優秀おめでとうございます!
ほんとに、色を詠ませたらりなさんの右に出るのは至難ですね。
色だけの歌をまとめた歌集を作られたらすぐ欲しいです!
「たぶんもう少し」のたぶんが入る事により、自分にもよくわからない無意識を詠んだともとれますし、金糸雀色の折りたたみ傘を鞄に忍ばせている第三者を自分に重ねながら詠んだとも取れます。
どちらにしても、頭にたぶんを持ってくるのはりなさんらしさだなーと感じました

私が自分事として詠んだとしたら「たぶん」という曖昧な視点では絶対詠まないから。笑
こういう言葉の選択はその人らしさが現れますね。

そして金糸雀の啼き声の美しさが綺麗に生きる事とも揺らぎながら重なり、金糸雀は汚れた空気に触れると死んでしまう鳥(昔炭鉱では金糸雀で危険度を確かめていましたね)であることから、黄色ではダメで金糸雀色である必然のある素敵な短歌だと思いました。
連投すいません。
私のお気に入りは、ダントツではしるさんでした。

一読でその詩情に撃たれて、私は文法が全然ダメで、はしるさんの短歌の文法の傷には気づけなかったと思うので、もし私がトピ主なら最優秀に選んでいたと思うくらい好きな短歌でした。
文法の傷よりも音の美しさと、トースターが役目を終えるとただの金属である、という当たり前なのにそこに気づいたはしるさんの視点の素晴らしさに感服しました。

舞うさくらはトースターへのひたすらしずかな弔いにも見え、むらしんさんの葉桜説もありましたが、私はやはりここはさくらの散る様は必須だと思いました。
思えばトースターは元は金属なわけで、金属になった、は、角度を変えれば金属に戻ったとも言えます。
やや大袈裟ですが、この短歌から「流転」みたいな事も感じ、舞うさくらとトースターがあるだけの風景が、この上なく美しく、詩とはまさにこれだなぁと感じ入りました。
文法の傷は置いておいて、はしるさんの代表歌になり得る可能性を持った短歌だと思いました。

その他のお気に入りは、ジョズエさん、ひでさん、りなさんでした。

ジョズエさんの短歌の「沈黙は金」と繰り返し言っていた「父」がノートには吐露していた声。
古びたノートが父の人間臭さを感じさせて、少し父親を近く感じられた瞬間のように思いました。
なにも心情が書いてないのがまたよいと思いました。

ひでさんの短歌は、金魚が入ったビニールの手触りさえ感じる、経験を共有できる短歌だったと思います。
>>[49]

コメントありがとうございます!
連投も三連投も大歓迎です!目指せ稲尾!

蜜柑さんの歌、あるあるとしてはとてもいい線ついてると、ハナから思っています。そしてコメントで詳しく描写してくださったおかげで、より一層歌の味わいが増した感じもします。その場の「きょとん感」みたいなのが、歌からで伝わってくるともっと素敵かな、と思いました。

最優秀の歌や次点の歌への読みは、さすがに蜜柑さんで、特に金糸雀の鳥としての特質に着目したところなど、ただただ感心して読ませていただきました。最優秀には字数制限も無いのだから、もっと深く迫れたなぁ、と省みたり。

他のお気に入りもありがとうございます。
ジョズエさんの歌、ナカノさん同様たまたま今回の自分の感じからそれただけで、残すか迷ったくらいものすごく好きだったのですよね。挙げてくださって自分が嬉しいです。ありがとうございました。

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