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短歌点コミュの短歌点1137△お題「感情」

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むらしんさんの1132△お題「霧」からバトンを頂きました、ナカノと申します。
お題は「感情」でお願いします。


・元気?って聞いた じめつく感情をよく乾かしておいた言葉で



ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください
 (例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)。
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
ーーー
※2012年4月17日一部改定
(基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。管理人:ツトム)
※2022年3月9日一部改定
( ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください(例:●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました)」。

コメント(59)

感情を花束にして投げあった部屋をしづかに染める月色
湯の中に洗面器ふせ空気ごと沈めるように感情殺す
この風の匂いがあの日を呼び醒ます 深く深くに埋めた感情
来週金曜日終日で〆切りたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
できすぎた感情だなぁ空き缶に朝日詰め込み繰り返す夜
分かろうとしていたはずだ感情の先は君のいう地獄じゃないか
醜いとわかっていたけど貫いた醜いことのきれいな感情
ひらがなで“あいらぶゆう”と書くような僕とあなたの感情論
>>[7]

発車ベル響いたホームたつ君と淡い感情同期していく

自然なドラマが書かれてて良いと思いました。
道具立てに無理がなく、作った感じがないのがいいなと。

なんてことないタイミングで自分の気持に気づくことありますよね。
そういう感じを思い出したりしました。
>>[8]

感情の鈍色の場所を受け継いだ それから、ああ 許せれば、いつかは

条件たっぷりですね。読むタイミングによって印象が変わるやつかも。

書かれてる状況が独特で興味を惹かれましたね。
受け継いだ元は誰で、現時点で許せないのは誰で、
上記の「誰」は同一人物か否か。ここにある情報だけでは判別できない書かれ方。

それだけに誰かに読ませるためでなく、
自分の心を掬い上げただけ感があり、なんとなくリアルです。

感情の鈍色の場所を受け継いだ それから、ああ 許せれば、いつかは

こういう特殊な感情が誰かの中にリアルに存在する… 
みたいな想像に及ぶことが可能というのがまたドラマですね。

全然まとまんないんですが、そんな印象でした。
>>[10]

失感情症の七瀬のみずうみに先生が今日も白衣を濡らす

七瀬さんがなんかの作品のキャラクターなのかなと思って
検索してみたんですが、特に検索結果には出てこず。

でも、何回読んでも漫画っぽい感じしましたね。

ヤングキングとかヤングアニマルとか、マイナー誌に載ってる
ちょっと少女漫画っぽい描画の世界観だなーと。

架空の漫画を垣間見てるみたいな感じがあって、そこが面白いなと思いました。
(普通に実在の作品題材だったらすいません。)
>>[11]

セカオワを無邪気に聞いてる耳の奥に根雪のような冥い感情

セカオワさんはいろんな時代、いろんな作風でヒット飛ばしてる
面白いバンドさんですね。ちょっと前に聴いたhabitは
特にこういう切り口もできる人なんだって驚いたのを覚えてます。

habitは特に冥い歌ですが、あれは剥き身にしただけで、
たしかにセカオワさんの歌にあの冥さは通底してる感じもしますね。
ポップソングベースのバンドなのに不思議ですね。
日本人、何してもベースにそういう仄暗い感情があるのかも。

その意味で根雪って比喩は的確で面白いと思いました。
>>[14]

感情を思い出したかのように咲く都市の隙間に置かれた桜

一見して好きな歌でしたね。灰色の街にポッと一瞬だけ浮かぶ桃色は
たしかに感情の直喩にふさわしい存在のように感じました。

ただちょっと俯瞰しちゃうと、いろんなところで同時に浮かぶ感情ってなんだ?って反論が自分の中に湧き上がって、困りましたね。

自分の中で生まれた心地よい解釈と、疑念と、どちらを取るべきかで迷った感じでした。
>>[16]

水脈を引くみたいにきみが感情線なぞれば握りなおすてのひら

なんか美しいですね。内容も文字面も綺麗で言う事ないなと思いました。
ことがベッド周辺で起きてそうな艶っぽさも好きでした。
>>[20]

感情を花束にして投げあった部屋をしづかに染める月色

どうも映画の「花束みたいな恋をした」が浮かんで、そっちに引っ張られますね。
「感情を花束にして投げあった」が面白い表現だなと思いつつ
ポジネガどっちの表現か取りづらいのもあって、
余計に他作品に引っ張られる感じ。

「感情を花束にして投げあった」がセックスの暗喩だとすると
読みやすいけど、安い感じにも成り、読み方にけっこう迷いが生じます。

難しいことなんも書いてないのに、難しいなあってなったお歌でした。
>>[21]

ひだりての感情線のながすぎてサスティナブルな花は咲かない

因果をすっ飛ばして「AなためBである」と言い切る型ですね。
柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺みたいな。

こういう説明不能な結論が自分の中に生まれるのは全然ありますよね。
「あっそうか」みたいな感じで浮かぶやつ。

午後の一人時間をぼんやり過ごしてる感じを追体験できたみたいな
面白さがあって好きな歌でした。
>>[22]

湯の中に洗面器ふせ空気ごと沈めるように感情殺す

いいですね。比喩って対象から離れたジャンルから
言葉を引っ張って来るのが高級とされてると思うんですが、
相当高級なことされてると思いました。

感情ってふわふわして叙情的なところあって、
詩としてもそっちに引っ張られる力学が働くと思うんですが、
そこに洗面器ってワードを持ってくるの
相当しっかり潜らないと出てこないと思うんですよね。

かなり好きな歌でした。ご投稿どうもでしたmm
>>[23]

この風の匂いがあの日を呼び醒ます 深く深くに埋めた感情

とても素直で嘘が無さそうな良い詩であると思いました。
嘘がない気持ちを文字として表すの、また、それを読むのは
表現物の基本だと思うんですよね。

ただ、同時にもう少し文芸的な技工(発見)が見たくなったという
こちら側の正直な気持ちが発生しまして…

自分、正直気持ちの吐露と文芸的技工が噛み合うとおお!
ってなる癖があって、そこで引っかかった感じでした。

>>[25]

できすぎた感情だなぁ空き缶に朝日詰め込み繰り返す夜

空き缶以降が難しくて読めないでいます。

バイネームで考えるの良くないと思いつつ、
自分の中でりなさんと言えば、恋愛関係の複雑で繊細な事象を
平易な語句でスッと立ち上がらせるのが上手い人という印象があったので
逆に後半の分からなさに興味が出た部分もあります。

明日、誰かに会うときに爽やかでいたくて
空き缶=自分の心に朝日を詰め込んでいた… みたいな感じかしら?

ちと自信ありませんが、自分の脳に浮かんだのはそんなイメージでした。
>>[26]

分かろうとしていたはずだ感情の先は君のいう地獄じゃないか

深い内省のなかで出てきた自問みたいな雰囲気を感じて
そこに情報的な価値があるように思いました。

こういう歌って、思わず想いが溢れて一息で言い切った独白…
みたいな雰囲気が出るとリアリティが出てよいですよね。

そういう作り方のところから共感を覚えた歌でした。
>>[28]

醜いとわかっていたけど貫いた醜いことのきれいな感情

これはかなり磨かれた言葉ですね。
怨念に近い感情を、磨いて磨いて、いらないところを削って削って
本心を短歌って詩形にきちんと収めた感じの凄みがあると思いました。

ひでさんの作品でも思いましたが、感情というウエットな題材を
ドライに突き詰めると、独特の迫力がでますね。

ウエット→ドライの落差で言うと、ひでさんよりこちらが上かも。

短歌って面白いですね。ご投稿ありがとうございましたmm
>>[29]

「感情的、だから、女は」酒臭い呪いですこと燃しておしまい

「感情的、だから、女は」はここだけ取り出しても
たしかに酔った人の言葉っぽくて、リアリティがあるなと思いました。

後半、漫画のキャラっぽくなるのは、自分の心を守るためでしょうか。
個人的には、もっと(頭の中で)グッチャグチャに復讐するのも
読んでみたいなという感情が生まれました。

フェミニズムを基調とした歌だと思うんですが、
そこに立脚すると、読む自信がまるでなくなるので、
素直な感想だけ残して筆を置きたいと思います。
>>[30]

ひらがなで“あいらぶゆう”と書くような僕とあなたの感情論

「ひらがなで“あいらぶゆう”と書くような」ここまでが最高に好きですね。
この前半でめっちゃ期待感が上がったので、
後半にわりと尻すぼみ感を覚えてしまいました。

「“あいらぶゆう”」のひらがな化にどんな意味が潜んでいるか
それが知りたくなったので、その情報のない後半を読んで、
はしごを外された感があったんだと思います。

感情ってお題に縛られない
「ひらがなで“あいらぶゆう”と書くような」の後半を
読んでみたいなっていうのが今の正直な感想になります。
湯の中に洗面器ふせ空気ごと沈めるように感情殺す(ひでさん)

醜いとわかっていたけど貫いた醜いことのきれいな感情(蜜柑さん)

今回はこの2つがかなり好きでした。

一番は

>湯の中に洗面器ふせ空気ごと沈めるように感情殺す(ひでさん)

にしたいです。
この歌のいいところは短歌をふだん読まない人にも
届くかもしれないと感じれた部分ですね。

自分、そういう歌に憧れがあるんだと思います。

ひでさん、お手数ですが引き継ぎの方よろしくお願いいたします。
自分からは以上です。

あとは皆様ワイワイしていただけると大変うれしいです。
どうぞよろしくお願いいたしますmm
>>[47]
選歌・ご講評お疲れさまでした!
そして拙歌を最優秀に選んでいただき本当にありがとうございました。
ナカノさんに選歌していただいた事、とても嬉しいです。
なるべく早く次のトピを立てます!
取り急ぎお礼まで。
>>[8]

>条件たっぷりですね。読むタイミングによって印象が変わるやつかも。

すいません。「情感たっぷりですね。」の間違いでした。
意味わかんない誤記申し訳ございませんでした…
誤記報告のついでみたいですいませんが、

・感情を思い出したかのように咲く都市の隙間に置かれた桜(おこげさん)

・水脈を引くみたいにきみが感情線なぞれば握りなおすてのひら(@貴さん)

この二つもかなり心に残った短歌でした。
後半から最後、勢いでまとめたのでこぼれてしまいましたが、
取り上げないのは不当な感触が残ったので言及させていただきたいです。

自分の不手際で不快な気持ちにさせてたらすいません。
(講評が苦手すぎて、一気にやろうとして失敗しました。。。申し訳ない。。)
>>[49]

ひでさんの作られる歌、好きな場合がかなり多いです。
勉強させていただいてます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたしますmm
>>[47]
講評と選歌、お疲れ様でした。
ナカノさんの感じたままをストレートなまま語るような講評はいつも気持ちがいいなぁと思います。

私の短歌への歌評もありがとうございます。
「凄み」いただきました!笑
ナカノさんも何回か触れておられましたが、感情という言葉はどうしても湿度を持ちやすいので、ドライに仕上がっていたという評価をいただけたのはかなり嬉しかったです。
最終にも残していただきありがとうございました。

>ひでさん
最優秀、おめでとうございます!
私も今回一番好きな短歌で、一読、これは最優秀でしょ!って思いました。
あの洗面器の感覚。
空気がある事で抵抗が生まれて、それは沈めてる自分にしかわからない感覚で、そんな風に沈めて感情を殺すって、そこに結びつけた事に脱帽しました。
確かに感情を押し殺す時って、水没させるという殺し方が感覚としてありますね。
すごい。

その他お気に入りは、とみいえひろこさん、リスさん、でした!
リスさんの表現、かっこよくておもしろかったです。
>>[47]
改めまして 選歌・ご好評お疲れ様でした!
投稿歌を読んで生まれる気持ちや感覚を、スケッチするように正確に語られるナカノさんのご講評は、独特な味と魅力があってとても引き付けられました。
また客観的評価をできるだけせずに主観的評価で「好き」と表現されるところもナカノさんのこだわりを感じました。
拙歌にも過分なご講評をいただき、ありがとうございました。[52]のお言葉もあいまって、私にとってとても大きな励みになりました。
>>[53]
お祝いの言葉と感想をいただき、ありがとうございました!
歌に練り込んだ「感情」が、蜜柑さんの感想で隈なく掬い取っていただいて、「洗面器」も無事に中の空気をブワッとはき出す事が出来ました。
重ねてお礼申し上げます!

蜜柑さんのお歌

醜いとわかっていたけど貫いた醜いことのきれいな感情

インパクト強く惹きつけられました。
ナカノさんも言われてましたが「感情」というお題に対する反作用のような力がすごい。「醜い」の純度を高めて高めてその結晶である「きれいな感情」。
それを「醜いことのきれいな感情」という流れで表現されている。
これは鋭く純度の高い詩だと感じました。


>>[54]
お祝いの言葉と感想をいただき、ありがとうございました!
感情の圧と水圧の高まり、感情が鎮めきれないとお湯に沈めきれない爆発力。比喩を深く味わうような歌評をいただきありがとうございました!

リスさんのお歌、迫力ありました。
はっきりとした行為に対するはっきりとした感情が最後「燃しておしまい」で相手を慄然とさせるようで、おっしゃる通りこれは「お守り」になる歌だと思いました。
>>[47]
選歌講評お疲れ様でした。
拙歌、悩ませてしまってすみません(笑)あせあせ(飛び散る汗)
報われない、不毛な恋を詠んでみました。自分を客観視して、冷めた目で見ているんだけど、結局また相手と会ってしまうという…。

>>ひでさん
最優秀おめでとうございます。
わたしもとても好きなお歌でした。ナカノさんもおっしゃっていますが、感情という言葉に相当しっかり潜らないと出てこない表現で、本当にピッタリな比喩だと思いました。

お気に入りのお歌です。
おこげさん、@貴さん、ひでさんでした。
>>[58]
お祝いの言葉と感想をいただき、ありがとうございました!

ピッタリな比喩と言っていただき、また、お気に入りにも選んでもらいとても嬉しく励みになります。

りなさんの投稿歌、私も読み解くことが出来なかったんですが、「できすぎた感情だなぁ」で始まる意外性と、空き缶に朝日を詰め込むという表現はいいなぁって感じました。

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