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短歌点コミュの短歌点1015△お題「信」

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ひでさんのお題「かげ」からバトンをつながせていただきます。
むらしんと申します。よろしくお願いいたします。

お題は「信」です。出題は2度目のようですが、前回はだいぶ前みたいでした。
清水寺の今年の漢字は「税」でしたけど、これは霜降り明星の粗品が言った通り「最悪や」と思いまして。じゃあ何かって考えると、栗山監督もホーバス監督も大事にしてた今年のスポーツ界のキーワード「信」がいいのではないか、と。それに最近の政治不信も加われば、今年を象徴する一字と言っても過言ではないと思います。
お題は必ず漢字で詠み込んでください。訓読みでも音読みでも熟語でも人名でも何でもかまいません。漢字で「信」が入っていればOKです。
皆さまのたくさんのご投稿、お待ちしております。

水底の蟹から通信「クラムボンは死んだよ。おまえはまだ死なないの」(むらしん)


ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。ただし、直近で既出のお題を避けてください。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください(例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)。
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。


※2012年4月17日一部改定(基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。   管理人:ツトム)
※2022年3月9日一部改定( ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください(例:●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました)」。3番を4番に移動し、以下同じく番号を移動。  管理人:とみいえひろこ)
※2023年6月9日一部改定( ルール2番、「50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。」→「ただし、直近で既出のお題を避けてください。」に変更。  管理人:とみいえひろこ)

コメント(64)

>>[2]

存在を確認 こちら泣き顔で受信しました笑うなオーバー


この歌は2023年12月18日にご投稿いただきまして、その時点では何らかのフィクションを浮かび上がらせようとされていたのだと思います。お題から「受信」という熟語に広げ、その言葉が活きて、かつ全体が印象的な31音になるような、あくまでも創作として。もちろん、読み手の第一候補である自分もそのように理解していました。それが、元日の災害を経た今となっては、全く違う読みしかできません。これもまた文芸の不思議、です。
>>[4]

チョココロネおしりから食むきみはまだ性善説を信じきれない


この歌は二句目の「食む」で切るかどうか、読みがわかれる気がします。いわゆる口語動詞の終止連体問題。「食む」は文語でも四段なので同じ問題にぶち当たりますけど。自分は連体形で読みました。「食むきみ」ですね。その方が「きみ」のディティールが立ち上がって、後半の「性善説を信じきれない」の力が増すように思ったので。チョココロネから性善説へというめちゃ日常で具体なものと超抽象で目に見えないものの飛躍が素敵です。
>>[5]

理科室の窓辺に香る風信子「つぎは茜をやろう」ひそひそ


「風信子」はヒヤシンスですね。念のため。前半はおとなしい情景描写なんですけど、下の句が不穏極まりないです。会話文のあとに「ひそひそ」とオノマトペを持ってくるだけでもシュールな感じが漂うのに、会話の中身が「つぎは茜をやろう」ですからね。この「やろう」は「殺」ですか、「犯」ですか、一番おとなしくて「殴」でしょうか。何にしても怖いです。「つぎは」って言ってて、前もあったことを暗示してるのもホラーっぽく。
>>[12]

信じてねでも信じてるでもなくおやすみと言った さざなみはあっていい


「信じる」と相手に言うことは何を意味するのか。それは言語学でもさんざんに議論されている難題であって、専門用語では「行為遂行的発言」なんて言われたりもしますけど、詳しくは自分もわかりません。ただ、「信じる」と言うかわりに「おやすみ」と言える人は、ほんとうの自立をわきまえた大人だなぁ、とこの歌を読んで感じました。すごく良い内容だと思うので、破調に次ぐ破調がもったいなくも思います。五句目の十音はアリかな。
>>[13]

風信子の風のヒアだけ可哀想 届かぬ声は風にしておく


「信子」はたしかに「シンス」とほぼ一緒。ちょっとチャイナ訛りかな、くらいで。そこから、余りの「風」と「ヒヤ≒ヒア」との関係性に思いを馳せるという歌になっています。これは、大変申し訳ないのですが、推敲前の方が全然好みでした。三句目が「気になって」で、下の句で「聞こえぬ声は風なんでしょう」と問いかける。このくらいの塩梅が僕好みで、投稿歌はちょっと踏み込み過ぎな感じがしてしまいます。推敲、むずいっすよね。
>>[14]

信じるか信じないかを今日決める紫ふかき手袋を置き


上の句が心情で、下の句がそれと関連するであろう行為という構造です。何を信じようとしてるのか、そのヒントが「紫ふかき手袋」なんだと思うんですけど、正直、難しすぎでちょっと連想が止まってしまいました。ありきたりなところでは、盛装、何度目かのデート、外で会う間柄、といった感じでしょうか。でも、そこから無難に婚約の承諾とかは無さそうで。むしろ、思わせぶりなシーンを作ることだけが目的なのかもしれませんけど。
>>[15]

夢現言の葉舟を漕ぐ旅路愛の羅針を信じ目指すは


どこを目指すんでしょう。宝物探しに行くのさ、とかじゃないでしょうし、ウィーアー!「言の葉舟」や「愛の羅針」とあるからには、ロマンティックな方面だとは思いますけど。漢字多め、体言止め多め、文末言いさし、ここら辺はわざとと言うか歌風として敢えてやっているのだと思うので、大いにその道を突き進んでほしいと思います。その過程でままならない経験や批評を受けることもあるでしょうけど、最終的には個性が勝つと信じて。
>>[17]

真夜中の黄信号の点滅が濡れた道路に滲む静寂


読んでスッと情景が浮かんでくる作りは、手堅くも流石だと感じます。引っかかったり疑問に思ったりする、いわゆる読みの躓く箇所が一つもない。これはすごいことです。強いて挙げるとすれば、二句目が6音なことでしょうか。でも、「黄信号」でなきゃいけない必然性があったのでしょう。赤や青じゃなくて、黄というどっちつかずな信号だからこその不安定感、とか。「きぃしんごう」みたいに軽く母音をのばして読む感じがいいのかな。
>>[18]

返信はないよ、ないけど、どうしても鼓動に拗れた君がとれない


ポイントは二つで、前半の読点を使った畳みかけと後半の「鼓動に拗れた君」というK音の繰り返し、だと思います。この二つの成功で、いじらしい気持ちが120%のリアリティで伝わってくる歌になっています。口語、本当に上手いよなぁ。ゆっくり読むと「鼓動に拗れた」っていうのが具体的にどういう風に気になってるのだろう、と考えちゃったりしますけど、なんかわかってしまうような感じもあって。甘い歌作らせたら無双、なのでは。
>>[20]

「信じてる」言葉はいつも裏腹で 呪詛はいらぬ手を取り繋ぐ


上手く言えないんですけど、この歌好きです。二句目三句目はVaundyの「怪獣の花唄」のフレーズっぽくて若干損をしてる気がするし、四句目は字足らずの上に「は」が助詞なのか「はいらぬ」なのかわかりづらいんですけど、そこら辺もひっくるめて良いと思います。自分の感覚だけなんですけど、字足らずって不穏な言葉とは逆に相性がいいと感じていて、だから「呪詛」とはバッチリです。五句目の「手を取り繋ぐ」も素敵にかっこいいです。
>>[21]

信じてもいいのだろうか明日きみが夫を捨てて我が家へと来る


ダメでしょうね、信じちゃ。そもそもチラッとでも疑問を感じた瞬間に、駆け落ちなんて続行不能でしょう。明日本当に彼女が来たとしても、それはゴールではありません。物語的にはエンドマークかもしれませんけど、人生的には「それで?それから?」です。そして、これから先ずっと「信じてもいいのだろうか」と問い続けながら、かつおびえながら暮らすんです。なんて、直球で応答を返せるシンプルな内容と表現は、良いと思います。



以上となります。
いつもはこの感想のあと、演出的な要素も込みで少し時間をあけるのですが、今回はこのまま予備選、および最優秀と次点の発表に移ります。ただし、次のコメントにて。
それでは、最優秀のノミネート作を発表します。
今回も約三分の一に絞って、四首が最優秀の候補となります。続けざまに発表するんなら
この手順いらないんじゃないか、とも思いましたが、やめるのもモヤモヤするので。今回
の選考基準は、他の方が言う「お気に入り」に近い感じで、自分はご投稿いただいた歌全
て(推敲前も含んで)が「お気に入り」なのですが、その中でも特に、という選び方にな
りました。

以下の四首が最優秀の候補作です。



クンタ・キンテさん

存在を確認 こちら泣き顔で受信しました笑うなオーバー



おこげさん

風信子の風のヒアだけ可哀想 届かぬ声は風にしておく



りなさん

返信はないよ、ないけど、どうしても鼓動に拗れた君がとれない



奈央さん

「信じてる」言葉はいつも裏腹で 呪詛はいらぬ手を取り繋ぐ
それでは、最優秀を発表します。
今回の最優秀は、


クンタ・キンテさん

存在を確認 こちら泣き顔で受信しました笑うなオーバー


とします。
いわゆる「誤読」だとはわかっています。この歌を令和6年能登半島地震に結びつけることは。でも、1月1日以降どうしてもそう読めてしまうし、「存在を確認」、その言葉を心待ちにしてる人がどれだけいたか、とか思うと、避けては通れないと思ったのです。

この例でわかる方がどれだけいるか怪しいですけど、去年のM−1グランプリの敗者復活戦を勝ち上がったシシガシラの漫才、これが同じ誤読のシステムを使ったものでした。それは、漫才中に出てくるJポップをさる身体的特徴に結びつけて観客の笑いをいざなうというもので(って、漫才を言葉で説明するもんじゃないな、どっかで見てください)、ぶっちゃけ言うと歌詞の「あなた」や「きみ」がみんな「髪の毛」に変換されて聞こえるメチャメチャ面白い漫才でした。一回誤解のコードを受け手に植えつけると、それ以降なにが出てもそのコードを援用してしまうという、言語学的不思議。

そういう「読みの制約」っていうのは、必ず起こってしまうものなのです。そして今回のクンタ・キンテさんの歌は、タイミング的にドンピシャで内容的にもズバッと誤読されるに相応しい歌だったのです。
「泣き顔で受信」とか「オーバー」とか、一つひとつのパーツもみんなその誤読を邪魔しないですし。ちなみに「オーバー」は無線用語で「どうぞ」の意味で、相手の返答待ちを表します、たぶん。この無線連絡っぽい無機質さと、それに似合わない感情の豊かさがこの歌の本来の持ち味なのでしょうし、そこの良さは理解したうえで、それすら連絡手段のとぼしい被災地とゆえに溢れるものを思い起こさせます。

この歌にあるようなやり取りが、どうか1件でも多くありましたことを。

クンタ・キンテさん、どうか次のバトンをよろしくお願いいたします。誤読で選ばれるのはしのびないとかおっしゃらずに、どうかお受けくださいませ。ちなみに、繰り返しになりますが、次のトピは〈短歌点1120〉でお願いします。


また、次点には、


奈央さん

「信じてる」言葉はいつも裏腹で 呪詛はいらぬ手を取り繋ぐ


を選びます。
粗削りのような手触りも受けるんですけど、200字感想でも書いたように、とても魅力を感じました。特に下の句がいいです。言ってることは「人を呪わば穴二つ」なのかもしれないけど、そうした慣用句にはないおどろおどろしさを醸しだしています。「信じる」の対義語にあたるものが「呪う」だという切り口もなかなかに考えさせられます。「信じる」の意味で「信」の字を使った歌の中では、一番印象に残りました。
奈央さん、万が一の時は、繰り上げで出題者をお願いすることになりますが、よろしくお願いいたします。


以上となります。
今回も出題者の独断に満ちた選考になりました。自分の感想もつたないものばかりで申し訳ありません。そのあたりは、皆さまのワイガヤでフォローいただければと思います。よろしくお願いします。
>>[37]
選歌していただきありがとうございます。
解釈などもしていただいてとてま嬉しいです。
時期的に当たり前ですが、むらしんさんのおっしゃる通り震災と重ねて詠んだ短歌ではないです。
そもそも自分、社会風刺などそういった類の表現はほぼやらないので…
この短歌に新しく意味を追加してくださってありがとうございました。


次の出題かぁ…
うん…
とりあえずやります。頑張ります。
>>[38]

バトンを受け取っていただき、ありがとうございます。今回は取り方によっては不本意な読まれ方と受け止められるかもとびくびくしてたのですが、新しく意味を追加、と最大限好意的に受け入れてくださり、感謝です。
言質取る訳じゃないですけど、嬉しくって即レスしました。次の出題、楽しみにしています。
>>[31]

講評選歌大変にお疲れ様です

ONE PIECEウィーアー!!まさにそれです!!
世界は一繋ぎの物語なのです

短歌を書く時も詩を書く時もあまり
技法や規律は気にしていません
体現止めを多く用いて言葉に注目させる
こういう風に技法として意識はしたことすらないですねー
歌風も読んだ人が勝手にこの人はこういう歌風だと決める事だと思うので
俺はこういう歌風でいこうとかも意識したことすらないですねっ
そもそも遊びの範疇でしか考えてた事がないので
批評もあったとしても気づけないです
ままならないとかも…ちょっとわかんないですけど

今回投げた短歌を本気で読み解いてもらえるとは思っていませんし
読み解ける人もいると思っていません
誰にでも易しく読み解ける歌が優れているとも思っていませんしね

これを読み解くには
古代海洋民族ラピタの足跡と巨石文明の展開
製鉄技術やケルト人の歴史ヒッタイトの隆盛
操船技術の発達と羅針盤の発明、羅針盤が中国からイスラムを通りヨーロッパまで伝わるまでの道のりと戦争
ヨーロッパに伝わり大航海時代を迎え
啓蒙主義の隆盛とキリスト教の布教
世界が愛を指針としたのは愛なのか資本主義なのか
今現在大切だとされているそれぞれの愛
家族愛、愛国心、同胞愛、その指針をもち人類はこれからどこへ向かうのか

これを読み解くには膨大な下知識が必要なので
誰かが読み解いてくれるだなんてさらさら思ってませんよー
大伴家持が書いた歌も古事記に書かれている事も書いた本人以外読み解けるわけがないと思っています

短歌や表現に勝つとか負けるがあるのかわかりませんが
批評や批判されるのは全然大丈夫ですよん☆
批評批判されても多分気付かないので

読み手が内容を勝手に決めるもの、そう思っています

全ては一繋ぎに内包されている大本がある
世界はまだONE PIECEになれていない
そこに大本、原罪、源流がある
ウィーアー!!ですねっ
>>[40]


コメントありがとうございます。

百万言を費やすより掛け声唱和する方が通じること、ありますよね。ましてや200字で何かわかった気になるつもりは、自分もさらさらありませんです。ウィーアー!!書いておいて良かったとホッとしてるのは内緒で。
短歌というか和歌は勝ち負けつけるのも文化の一つだとか、全て読み手次第なのは今回の評価基準そのものだとか、ONE PIECE読んだことないだとか、いろいろ派生する話題もありそうですけど、あんまり爆発してもアレですので、この辺で。ありがとうございました。
>>[38]

至急!
トピ立ていただきありがとうございますなのですが、@貴さんが危惧してた通り、番号がズレたままになっています。
誰もコメント付けてない今なら、まだ立て主の削除が可能なはずです。自分が引き起こしたミスの連鎖で、大変申し訳ないのですが、立て直しをお願いいたします。
>クンタ・キンテさん

トピ番号の修正、確認しました。お手数おかけして、失礼いたしました。難題ですけど、がんばって参加します。引き続きよろしくお願いします。

>参加者の皆さま

お騒がせいたしました。次トピへのバトン、無事につながりました。引き続き、ワイガヤの方もよろしくお願いいたします。
むらしんさん、ご講評と選歌お疲れさまでした。

もはや恒例となっている「200字感想」のブランディングが今回も冴えわたっていて、その一貫性というかポリシーというか、“ならでは”の世界を確立されているのは毎度ながら流石でした。
投稿歌へのアプローチという点ではこの字数がちょうどいい塩梅で、読み応えはあるが「冗長でだれる」なんてことはなく、内容も芯を食うもので得心がゆき、読むたび新しい発見がありました。

拙歌への評もありがとうございます。
また、お題番号の件も、引継ぎまでしっかりしていただきありがとうございました。


クンタ・キンテさん
最優秀おめでとうございます。

■存在を確認 こちら泣き顔で受信しました笑うなオーバー

短歌に限らずですけど、こうした抽象表現の創作物(もちろん良い意味で)は、時代背景や読者ひとりひとりのバックグラウンドなどによって、付加価値的に新たな意味が見出されることもあるのだなあと、今回あらためて思いを深くいたしました。

クンタさんにとっては本意でない読みだったかもしれませんが、自分もむらしんさんと同じで、先の震災のことが読後第一に思われて。
安否不明者やそのご家族の心情は計り知れず、各所から派遣される方々の人命救助活動で、一人でも多くの命が「存在を確認」されることを、ただただ祈るばかりです。

東日本大震災以降に創作された、当該震災を直接的・間接的にテーマとするいわゆる「震災後文学」が、人々の記憶にカタストロフィを刻み込んだように、今般の能登半島地震においても(たとえそれが意図しない作品であっても)記憶にも記録にもずっと残り続け、犠牲者への哀悼の意に資するものであるならば、おおいに有意性のある歌(他トピのコメントで述べた、“語り部”としての役割を担った歌)だったと思います。


お気に入りは後ほど。
>>[44]

コメントありがとうございます。また、番号の件ではお気づきいただき、誠にありがとうございました。重ね重ね。

200字感想は、恒例と言ってくださり光栄なのですけど、去年はなかなか最優秀が取れなくて、久方ぶりのチャレンジになりました。今まで通りの感じだったなら良かったです。
最優秀の短歌への評もありがとうございます。@貴さんの筆もいつもながらにすべらかで、読んでいてうなずくこと多かったです。その上で、クンタさんの歌の元々持っていた良さである、無線連絡の無機質さとそこからはみ出す感情表現の面白さは、もう一度強調しておいていいかな、と思いました。

最後になりますけど、@貴さんの歌のチョココロネと性善説の取り合わせも、すごく面白かったです。感想の前半に字数かけ過ぎてしまい、そこの深掘りができなかったのを、少し悔やんでいます。
>>[37]
選歌・ご講評お疲れさまでした!
いつものむらしんさんのご講評スタイル「200字感想」、今回もとても読みやすくてどんどん読み進めてしまいました。
投稿歌へのむらしんさんらしい講評はいつもながら味があり(特に[26]@貴さん[28]蜜柑さん)読んでいて引き込まれてしまいました。
拙歌にも丁寧なご講評をいただきありがとうございました。

お気に入りは
ナカノさん、おこげさん、とみいえひろこさんでした。
>>[2]
最優秀おめでとうございます!

存在を確認 こちら泣き顔で受信しました笑うなオーバー

思わず泣いてしまった作中主体に対して笑っている相手。心配していた大切な相手と、ようやく連絡がついてつい泣き顔になってしまった。
話している相手は1人。無線じゃ無いけど無線のように話す照れ隠し。
「受信しました」「笑うなオーバー」も全部一人の相手に言っているように読みました。
それだけに最後の「笑うなオーバー」が主体と相手との関係性がにじみ出ていて、いい味を醸し出していると感じました。
>>[46]

コメントありがとうございます。
特に、これとこれって具体的に挙げてお褒めいただき、ものすごく励みになりました。自分では、微妙だったかなぁと思っていたのも含んでいて、すごくホッとしたりもしました。200字感想は、量的にはかなり適切な自信があるのですが、質的には色々難しいことが多いので、評価していただけると、やって良かったと感じます。

最優秀の歌への感想もありがとうございました。自分が書けなかった視角からの評は、とても有り難く、また、勉強にもなりました。

ひでさんの投稿歌も、すごく印象的でした。感想であんなに褒めたのにノミネートに入れられず、ごめんなさい。もう少し投稿数が伸びれば、だったのですが。
>>[37]むらしんさん

わ〜私の拙歌を次点に選んでくださってありがとうございます。
またお返事も遅くなりすみませんでした。
「信じてる」って本当に信じてる時は言わない気がして書きました。
気に入っていただけて嬉しいです。


>>[2] クンタ・キンテさん
最優秀おめでとうございます。
「存在を確認」の事務的な無機質な響きと「泣き顔」の感情あふれる人間味の対比が素敵だなと思いました。

私のキュンな歌は

>>[12] 蜜柑さん
信じてねでも信じてるでもなくおやすみと言った さざなみはあっていい

でした。好きや素敵より「キュン」でした。
>>[50]

コメントありがとうございます。遅くなったなんて全然お気になさらず。
本当に信じてる時には「信じてる」って言わない、まさにその通りだと思います。しかもそれをちゃんと一段昇華させて詠んだのが、今回は良かったのかなと思いました。とても良い歌をありがとうございました。

キュンな歌、っていうのもすごいけど、挙げてくださりまして。蜜柑さんの歌、響きましたか。たぶん、言ってることが奈央さんの歌と一緒だから、じゃないでしょうか。蜜柑さんの歌も深掘りするとどんどん深い気がします。ありがとうございました。
>>[37]
大変遅くなりましたが、選歌、講評ありがとうございました。
ノミネートもしていただき嬉しい限りです。最近、作歌に対する気持ちが掴みづらくて、モチベーションも落ちていたのですが、むらしんさんに評価していただけてちょっと元気になりました(笑)。

>>クンタ・キンテさん
最優秀おめでとうございます!
わたしも一番好きなお歌でした。オーバーで終わるのが素敵。
「倒置法」投稿したかったんですが、間に合わず…あちゃー


その他お気に入りのお歌は
蜜柑さん、奈央さんでした。
>>[52]

コメントありがとうございます。遅くなると敷居が高くなってためらいがちなのに、ちゃんとコメントくれて嬉しく。遅くても全然構わないですからね。
作歌のモチベーション、落ちることありますよね。とてもよくわかります。自分は何度か長期離脱した経験を踏まえて今は、とにかく投稿を続けること、と思い定めています。続いてたら、今回みたいに誰かがちょっと評価してくれたりありますし。まぁ、モチベ低いと出来もそれなりで誰の目にも留まらずさらにモチベ下がるという悪循環もありがちですけど。

りなさんの歌、自分は正直ファンで、選歌係になっても選びがちであるからして、是非とも続けていただきたく。そう思ってる方、多いんじゃないかな。

お気に入りもありがとうです。蜜柑さんの歌、人気だなぁ。あの破調、ありなんだぁ。
>>[28]
日々の移ろいが早すぎて、わいわいに参加できないまま気になっておりましたが、りなさんの流れに乗っちゃえ!で、やっとやって参りました。

いつも楽しみにしている200字の講評、お疲れ様でした。
最優秀や次点はさらに詳しく評をいただけるのがむらしんさんトピの目玉ですが、逃して残念。笑

私の短歌にも評をありがとうございます。
そしてここで暴露しますが、むらしんさんにご指摘をいただくまで、明らかな破調だという意識が私の中になくて、あ、ほんとだ!ってなりました。笑
いいかどうかは別にして、私の中の自然なリズム、みたいなものがあるのかもしれませんね。
信じてる、って口に出す時は大概信じることに戸惑いがある時だなーって思います。
信じてるよ、も気休めだなーって。
そのあたりをむらしんさんに拾っていただけたと受け取り満足でした。

クンタさんへの評は短歌というものが持つ、パンタタさんのよくおっしゃる、読みの可能性、という事に深く言及されていて、改めて短歌が自分の手を離れてから放つ柔軟性と、読み手側の感受性が問われているような責任、みたいな事を、いい意味でやや大袈裟に感じました。

なかなかゆっくり読めずにいましたが、相変わらず読み応えのあるトピックでした。
ありがとうございました!
>>[54]

コメントありがとうございます。
蜜柑さんの暴露に乗っかって自分もバラしますけど、評に字数制限かけてる分、最優秀と次点以外で、ワイガヤご参加の方にも、書けなかったことを小出しにしつつ、なるべくワイガヤが長続きするよう、ここは気をつけてます。なので、遅ればせながらのコメントも全然大丈夫です。

しかし、蜜柑さんの投稿歌に明確な破調の意識がなかったとは。これは驚きました。聞けて良かった。自分はあの歌に触れた時、初句を五音で読むか七音で読むか、それだけでえんえん考えたのに。すごいなぁ。自分の中にオリジナルな歌のリズムが染み込んでるというんでしょうか。
でも、これが他の方でしたら、定型に収める提案とかしていたかもしれないですけど、蜜柑さんにはそういうの響かないだろうとは思ってました。これはこれで完成形なんだろう、と。それは間違ってなかったかな。

クンタさんの歌への評についても、過分な受け止め方をしていただき光栄です。まぁ、タイミングなんですけどね。あと、読み手だけでなく書き手というか詠み手の側の柔軟性も。今回は全部の出目がまとまった気がします。
ありがとうございました。
>>[38]
最優秀おめでとうございます!
クンタさんらしいかっこよさがある短歌でした!
りなさんも触れてましたが、オーバーで終わってるところがこの短歌を幻想的な雰囲気に寄せていて、映画のような感覚の読み応えがあり、これが肝だなーと感じました。

締め切りを迎えてしまいましたが、「倒置法」はむちゃくちゃ意地悪なお題だなーと。笑
これもまたクンタさんらしさとして今後もこのような難題をだされたら結構キツイけど、挑戦という意味ではなかなか挑み甲斐がありますね。笑

私のお気に入りは、クンタさん、とみいえさん、りなさん、奈央さん、ひでさん、でした!
>>奈央さん
キュンをありがとうございます!
むらしんさんも書かれておられましたが、私と奈央さんの詠みたかったことはたぶんリンクしてましたね顔(笑)
私も奈央さんの短歌を読んで、呪詛、わかるー!ってなってました!笑
次点おめでとうございます!

≫りなさん
お気に入りをありがとうございました!

りなさんの短歌はやはり絶妙な捻りがいいなーと、今回私もりなさんの短歌がお気に入りでした!
相思相愛っぽい。笑
>>[55]
本人が気づいてない破調で、そんなに悩ませてしまったようで申し訳ない気持ちです。笑
蜜柑さんにはそういうの響かないだろう、というコメント、笑いました。笑笑
見抜いていらっしゃる。
年々、自分が心地よいか、自分の中で内容に違和感がないか、だけが詠む基準になっていて、まずは定型で、という基本からかなりズレていたなーと、反省ではなく(笑)発見をいただきました。

確かに200文字の後にわいわいでこうして掘り下げたお話ができるのは楽しいですね。
改めてありがとうございました。
>>[53]
ファンだなんて、大変嬉しいお言葉いただき、涙、涙です(ToT)ありがとうございます。むらしんさんを見習って、投稿を続けてみたいと思います!

蜜柑さんのお歌、わたしは破調は気にならない方なので、かもしれません。
蜜柑さんも上でおっしゃってますが、読んだときに自分が心地いいっていう感覚が読み手のわたしにも伝わったのかもしれません。
さざなみはあっていい、が好きです。(わたしの語彙力がない)
>>[56]
わあ、すごい、クンタさんの歌、わたしの言いたかったことを全て言ってくださってる…。

いつも思いますが、むらしんさんの濃縮感のある講評や蜜柑さんの明るいワイワイなど、文章力がすごいなぁ、勉強させていただきます。

お気に入りもありがとうございます!嬉しい。
相思相愛っぽい、も嬉しい(笑)
>>[58]

反省、しないところがさすが(笑)
ちょうど、今、お題に「短歌」出てますけど、短歌って結局、定型の魔法という言葉に尽きると思うんです。で、自分の感じからすると、今回の蜜柑さんの歌は、魔法がとけるかどうかギリギリとけちゃってる、と思ったんですよね。結句の「さざなみはあっていい」はセーフなんです。だから、そこまでが、うーん。
でも、りなさんも、そしてたぶん奈央さんも気にならなかったのでしょうし。感覚の違いで片付けるには惜しい話題だと思うんですけど。

まぁ、でも、たまにはワイガヤらしいワイガヤができて、イチ参加者として嬉しいです。ありがとうございました。
>>[59]

「ファン」って言い方も、たいがい古いですけどね。でも、「推し」とは違うんだよな。

凝縮感のある講評、という言葉もありがとうございます。字数制限の付加価値でございます。でも、文は人なりですから、自分らしい書き方ができれば、それでOKだと思いますよ。
以下お気に入りです。

■送信を押せないメール ツンドラのように芯まで冷えて枯れない(ナカノさん)

言いたいことはむらしんさんがご講評のなかでほぼ言ってくれましたが、「届かない・届けられない想い」という類型に陥りやすいありふれた題材を、しかし下句の秀逸な喩でこうも見事にオリジナリティーあふれる作品に仕立て上げられたのには、膝を打ちました。ツンドラとは、地下に永久凍土が広がる降水量の少ない地域のこと(Wikipedia)。要は、地面がほぼ一年中凍結して岩のように固くなっている土地や自然現象のことで、それほどまでに逡巡している作中主体の心情がリアルに伝わってきます。

■存在を確認 こちら泣き顔で受信しました笑うなオーバー(クンタ・キンテさん)

前述では誤読コードの震災詠として感想を述べましたが、本来の作意は何だったのか繰り返し読み返していると、“RPA処理によるファイルやディレクトリの存在確認”が下敷きにある歌なのかな、と思い至りました。このコマンドを使用すると、指定したファイル等の有無が確認できるのですが、どこか無機質な手触りの詠み口はそのあたりからも来ているのでしょう。しかし、無機質だからこそ「泣き顔」や「笑う」といった感情の描写がより活きて、胸に響きます。先の誤読に限らずとも、自らの存在を誰かに見出してほしいと願っている人はごまんといて、本当は心で泣いているものなのかもしれない、とこの歌を読んで思いました。

※注釈
RPA=ロボティックプロセスオートメーションの略称。DX推進の一環で、PC上で行う事務作業を自動化・効率化するロボット。ExcelやWindowsアプリケーションなど、PC作業における広範囲業務の自動化が可能。
DX=デジタルトランスフォーメーションの略称。デジタル技術の活用をとおして、ビジネスや生活を変革すること。

■風信子の風のヒアだけ可哀想 届かぬ声は風にしておく(おこげさん)

この歌は、自分も推敲前の方が実は好きだったりするのですが(何かすみません)、それでも、「風信子」の「風(ヒヤ)」という読みに着目して「hear(ヒア)」と結びつけ、そこから詩を展開する発想力と構想力には、感嘆しました。歌の根底にあるのは諦念などではなく、ある種の弔意なのかもしれません。自然の成り行きのまま任せているようにも読めます。分からず屋のひと。関わりを断ったひと。遠くへ往ってしまったひと。泉下のひと。世の中にはたくさんの「届かぬ声」のかたちがありますが、いずれも「重く暗く受け止めることはないよ」と言ってくれているようでした。
人の評価に全然返答しないわたくしからです
(ごめんなさい)
多くの人が評価してコメントしてくださって本当にありがたく思います。
多くの人が震災と重ねて読まれておりそれは全く問題ないのですが、@貴さんがそれとは別の読み解きをしてくださったのも嬉しかったので自分の中でのこの短歌を詠んだイメージを言いたくなったので述べさせていただきます。

実はこちらは新海誠さんのアニメ映画『ほしのこえ』の世界観からイメージした短歌です。
知らない人のために説明すると『ほしのこえ』は高校進学直前の時期に女の子から「わたし、あれに乗って宇宙に行くんだ」と男の子は言われます。それから地球(高校)と宇宙(宇宙船)と別れたふたりはメールでのやりとりを続けますが、二人の距離はどんどん離れていきお互いのメールのやり取りにかかる時間はどんどん増えていきます。数時間から数日になり、そして一週間から数週間。
何年も返ってこなくなったメールを想いながら2人の日々は…
という話。
「世界っていうのは携帯の電波が届く場所なんだって、漠然と思っていた」は個人的に本当に名言だと思ってる。

あくまで世界観のイメージとして参考にしましたので、短歌自体は『ほしのこえ』の内容に沿ったものではありません(二人のやりとりはメールなので無線用語のオーバーなんて言わない)
今回の内容はネタバラシ的な意味で書きこませていただきました。

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