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短歌点コミュの短歌点1116△お題「盛」

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ナカノさんの1111△お題「麻」からバトンを受けとりました。

お題は「盛」。

盛ります?盛らない?盛り上がってます?
大盛なお歌、お待ちしております。

ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください。
 (例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。

※2012年4月17日一部改定
(基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。管理人:ツトム)
※2022年3月9日一部改定
( ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください(例:●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました)」。3番を4番に移動し、以下同じく番号を移動。管理人:とみいえひろこ)

コメント(52)

「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」と高らかに響く東屋 盛岡の街
盛夏まひる流星を視た(ひぶんしょーれいりーさんらんみーさんらん)

せーかまひるりゅーせーをみたひぶんしょーれいりーさんらんみーさんらん
萌え盛る頃に手折られ飾られて萎れ褪せるが花の運命か
いつぶりの酒盛りだらう呑み会というより酒盛りわらいっぱなし
たくさんのお歌をありがとうございます。
盛り上がってきた所でそろそろ締めますねー。
選歌まではロスタイムで☆
この夜をひとりでわたるガストにて山盛りポテトだけをたのんで
Twitterの貴方のコメント噛みついた、恋の盛りを過ぎた私が
いつまでも女子でいたい、し
盛り上がる白菜をしなしなにして食べる
盛大に炭素原子の追憶を
骨が花へとなるまでずっと
マナーだし盛って話した滑稽とやっと思えた恋のR.I.P.を
たくさん盛り上がってくださりありがとうございます!
遅くなりましたが素人の感想を少しばかり書かせていただきます。
読み違い、失礼な感想があるかもしれませんが、素人の一意見とお許しいただければ。


おこげさん
照れくさく父への返事を先延ばしにした後悔がじわり盛夏

後悔先に立たず。親孝行したいときには親はなし。
ありがちなシチュエーションに見えて、父に対しての「照れくさく」が効いていて、主体、父の関係性や性格を想像させます。
恋人やパートナーを紹介しろよ、とかかな。
突然の父との別れ。じわりと夏の暑さと共に圧し掛かる後悔の湿度、素直なお歌に見えて深いお歌だと思いました。


きくさん
豊穣の秋のつれづれ盛り上げし果物籠はいつ崩そうか

秋だ。果物をどっさり籠に盛って、季節を大事にしている主体。
食べるためだけではない果物の意味。
崩す、食べるタイミングは季節の終わりで、嬉しいようで少し寂しい。
日常をさらっと詠んでいるように見えて、主体の性格や暮らしぶりを妄想させるお歌です。


とみいえひろこさん
盛大な過ちをして立ちつくすわたしだろうか沼の向こうは

これまた深いお歌ですね。
盛大な過ち、上の句は誰しも経験がありそう。
そこからの下の句が作者さんの個性。
ただただ、ぎゅっと味わうべきお歌だなと感じました。
ひでさん
水を切った海藻サラダが山盛りに濡れてるような笑顔を忘れず

水を切っても艶々に濡れている海藻サラダ。
どんな笑顔なのか。主体の独特な感性ですね。
海藻サラダ「を」ではなく、海藻サラダ「が」だったのが気になります。誰が誰のために作ったものだったのでしょう。


りりる♪さん
盛夏過ぎ青いウサコの便箋がなみだのマークをならべて届く

なんのお知らせでしょう。
ちょっとヒントが少ないですが、あまりいいお知らせではなさそう。


奈央さん
厚底のコンバース履き盛大に転倒上を吹きゆく秋風

あー、せっかく気合いを入れたのに。
そんな時にこそやっちゃうんですよね。
むらしんさん
くれなゐの迦陵頻伽がすきとほる声音で栄枯盛衰と鳴く
くれないのかりょうびんががすきとおるこわねでエーコセースイとなく
*
迦陵頻伽、難しいものが出てきましたが鳥人ですね!(違)
ルビが効いているお歌です。
心の中で唱えちゃいそう、エーコセースイ。

はしるさん
ようやっと指示語は解かれまるまると日本盛の樽をあけらむ

日本盛は良いお酒〜、ってCMありましたね。
まるまると、がいいですね。(まるは白鶴を思い出すけど)
何かの儀式事でしょうか、結婚式や祭りの席など。
粛々とした決まり事が終わり、飾られていた酒樽が開く。
もしくは、病気などでドクターストップを受けていたのでしょうか。
どちらにしても、美味しいお酒をいただけるのはいいことです。

ジョズエさん
「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」と高らかに響く東屋 盛岡の街

わんこそばですね。東屋さんは有名なお店のようです。
日本人なら上句の音が行ったことのない人でも浮かんでくる。
風景を素直に切り取られたお歌です。
短歌より俳句になりそう。
@貴さん
盛夏まひる流星を視た(ひぶんしょーれいりーさんらんみーさんらん)

せーかまひるりゅーせーをみたひぶんしょーれいりーさんらんみーさんらん

カッコ内の呪文はなにか沖縄の歌のような雰囲気。
しかし検索してみると、飛蚊症(ヒブンショウ)、レイリー散乱、ミー散乱でしょうか。
光を読んだお歌だったのですね。
うん、蚊よりは流星の方がいいですよね。


ゆー@毎日酔っ払いさん
萌え盛る頃に手折られ飾られて萎れ褪せるが花の運命か

動詞の多いお歌です。花の一生。
栄枯盛衰的な思いでしょうか。


クンタ・キンテさん
図書室の国語辞典で初恋が盛られしまうフィクションでした

初恋、小学生か、中学生か、ちょっと奥手なら高校生か。
国語辞典で覚えた語彙で思いが盛られる。
そして振り返ればそれは事実ではなかったと思う。
あるあるのようで言葉選びが上手ですね。
蜜柑さん
いつぶりの酒盛りだらう呑み会というより酒盛りわらいっぱなし

コロナ明けの久しぶりの酒盛りなのでしょう。
いいですね、酒盛り。陽気な山賊か海賊のように飲むべきです。
酒盛りに行かねば。


ダゼットさん
この夜をひとりでわたるガストにて山盛りポテトだけをたのんで

ファミレスで時々夜中に仕事してたりしますが、ポテトで長時間粘る人多いんですよね。
この夜を一人で超えなきゃいけない。
お供のポテトはだんだん萎れていく。
上句の詩情と、ガスト、山盛りポテトの具体が効いていると思いますが、なぜか既視感があるかも。


笹本 筆太夫さん
Twitterの貴方のコメント噛みついた、恋の盛りを過ぎた私が

Xじゃ短歌だとまだ伝わりづらそうですよね、Twitter。
助詞がないことや倒置なのは文字数合わせなのか。
SNSを読み込みつつも、歌謡曲的な言葉選びに感じました。
りなさん
いつまでも女子でいたい、し
盛り上がる白菜をしなしなにして食べる

点の位置が女子(あざとい)っぽい。
飲み会か合コンでしょうか。
お鍋にもりもりの白菜。女子らしい箸を出すタイミング。
女子とは言えませんが、私も白菜はしなしなが好きです。


クンタ・キンテさん
盛大に炭素原子の追憶を
骨が花へとなるまでずっと

あー、イイですね。好きです。
難しいようで難しくない。難しくないようで難しい。
すべてのものは繋がっている。
その中で、炭素、骨、花を選ばれたのが絶妙です。


ナカノさん
マナーだし盛って話した滑稽とやっと思えた恋のR.I.P.を

「恋の」が気になってしまうけど、滑稽だからいいのかな。
うん、盛って話すのはマナーですね。
客観的な言い回しも、滑稽も、思えたも、まだぜーんぶ自分に言い聞かせてるみたいで、主体の人となりが浮かびますね。

好きだったお歌はこちら。

おこげさん
照れくさく父への返事を先延ばしにした後悔がじわり盛夏

きくさん
豊穣の秋のつれづれ盛り上げし果物籠はいつ崩そうか

とみいえひろこさん
盛大な過ちをして立ちつくすわたしだろうか沼の向こうは

むらしんさん
くれなゐの迦陵頻伽がすきとほる声音で栄枯盛衰と鳴く

くれないのかりょうびんががすきとおるこわねでエーコセースイとなく

はしるさん
ようやっと指示語は解かれまるまると日本盛の樽をあけらむ

@貴さん
盛夏まひる流星を視た(ひぶんしょーれいりーさんらんみーさんらん)

せーかまひるりゅーせーをみたひぶんしょーれいりーさんらんみーさんらん

クンタ・キンテさん
盛大に炭素原子の追憶を
骨が花へとなるまでずっと
今回は私の中ではほぼすべて同率一位なのですが…(迷)
最優秀のバトンは

きくさん
豊穣の秋のつれづれ盛り上げし果物籠はいつ崩そうか

にお願いしたいと思います!
自分には作れない短歌らしい短歌を鑑賞させていただきました。という気持ちです。

みなさまありがとうございました!
引き続き盛り上がっていただけたら☆
ぼんぼりさん選歌講評大変にお疲れ様でした
また、私の拙歌にも丁寧かつ深く細やかな読み解き大変に嬉しく思います

きくさん最優秀おめでとうございます

手持ちぶさたな秋の夜長に果物籠を眺め手をつけて崩してしまおうか考える少女の情景が浮かび
豊穣という言葉からうず高く積み上げられてる様に感じました

培ってきた信頼を崩してしまう可能性のある恋を主体はしていて
年頃になり熟れた恋心と体を彷彿とさせ
とてもドキっとされられました
いつも本当に素敵で大ファンですっ!

お気に入りはクンタキンテさんのお歌でした

炭素原子の追憶………
やべぇ…本当やばい、何でこんなワードが
恒星の終焉、超新星爆発ほどの温度にならないと生成されない炭素原子
そして人の体の半分ほどは炭素原子で出来てる
つまり、人の体の半分は星の欠片
骨が花になるまで
破壊と再生の比喩なのかなと
壮大な聖書を読んだような気持ちになりました
ビッグバンのインパクトの瞬間を見たようです

お題「盛」とても楽しかったです
次回も楽しんでいっきまーす!
ぼんぼりさん、ご講評と選歌お疲れさまでした。

詩的な目線で軽快に歌評を進められる様はとても心地が好く、一気に拝聴しました。
「読む」というより「聴く」感覚に近くて、リアル歌会に参加しているような気持でした。

拙歌への評、ならびに好きな歌に選んでいただき、ありがとうございます。


きくさん
最優秀おめでとうございます。

■豊穣の秋のつれづれ盛り上げし果物籠はいつ崩そうか

籠いっぱいに堆く積まれた果物を見上げながら、稔り豊かなこの秋につくづくと物思いにふける作中主体。
みかん。りんご。なし。かき。ぶどう。もも。くり。いちじく。ざくろ。・・・・・・その他もろもろ。
栽培方法や収穫量などはそれぞれ異なりますが、どれも間違いなく手間暇がかかる分、収穫時期には、我が子の旅立ちを見守る親心のごとき愛情がひとしおあるのでしょう。

肥料を散布したり、不要な枝を剪定したり、雑草を刈ったり、乾季に水をやったり。
農薬や袋がけなどにより害獣・害虫や病害から防除したり。不良の実や生りすぎの調整のため摘果したり。
それ以外にもまだまだ様々な苦労があることでしょう。

とにかくデリケートな実の生る樹を、何年もかけて大事にだいじに手塩にかけて育てあげ、だからこそ収穫の際には、充足感や達成感がある反面、どこか物寂しさもあるのかもしれません。
「つれづれ」が、その機微を的確に表しているように感じます。

地場農産物を収穫する情景を丁寧に切り取ることで、その土地の風土や、作中主体を含む地域の人々の活気まで、伝わってくるようでした。


お気に入りは後ほど。
>>[43]
まさか、の最優秀歌に戸惑っております。
二月の声を聞くと税務申告の足音が背後に聞こえて、、かなり焦っております。

あの歌は、気怠い気分が詠ませた歌でした。

すみません、折角最優秀に選んでくださったのに、こんなぶっきらぼうなコメントで。
>>[43]
選歌・ご講評、お疲れ様でした!
ぼんぼりさん 一流のライトな語り口の中に投稿歌の持つ味わいや視点をさらりと伝えていただけたので、たくさんの気付きとともに一気に読んでしまいました。
また拙歌にも丁寧なご好評をいただき、ありがとうございました。

お気に入りは
おこげさん、きくさん、とみいえひろこさん、クンタ・キンテさんでした。
>>[4]
最優秀おめでとうございます!

豊穣の秋のつれづれ盛り上げし果物籠はいつ崩そうか

「豊穣の秋」という言葉が醸し出す語感と「つれづれ」以降の空気の対比が、秋の小春日和のしんとした時間、アンニュイな気分を漂わせているように感じました。「つれづれ」と「いつ崩そうか」の取り合わせ、いいなぁと感じました。
以下お気に入りです。


■盛大に炭素原子の追憶を
 骨が花へとなるまでずっと
 (クンタ・キンテさん)

炭酸水の泡が昇って消えてゆくような物寂しさを醸す、これは挽歌ですね。

既にゆーさんが言及されていますが、水分を除けば人体の約5割を占めるのが炭素。
「“誰それの”追憶」ではなく「“炭素原子の”追憶」と表現されたのは、(身も蓋もない言い方をすれば)そのひとの躯がただ原子の集合体としてそこに在るのみとなってしまった、ことの暗示と読みました。

そして、作中主体はその誰かの「骨」と向き合い、はるかな過去を渡るように追憶している。
いつまでも。永い歳月のなかで遺骨が自然分解され、跡から花が芽吹くようになるまで、ずっと。
その時にはもう自分も存在していないかもしれないことを知りながら。いや、たとえあちら側にいっても最後までずっと、なのかもしれません。

このわずか二行の詩に、悠久の時が横たわっているのを感じました。
『炭素原子の追憶』というフレーズは自分でも気に入っていたので、さまざまな人が評価してくださって嬉しく思います。
学問的な少し堅い言葉と感情・情緒の言葉を組み合わせると新しい表現が生まれやすいのでたまにやります。
(例;位置エネルギーの悲しみ、振り仮名という愛しさ、愛が割り算されて余った)

またなんか変な表現が今後も思いつくように頑張ろうと思います。
それと…
言葉回しのインプットになったものは別だけど、短歌内での世界観に関してはこの曲の影響が強かった。

『【8人合唱】 地球最後の告白を』
https://m.youtube.com/watch?v=cbQaE-7QxY8&pp=ygUg5Zyw55CD5pyA5b6M44Gu5ZGK55m944KSIOWQiOWUsSA%3D

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