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泥沼馬券倶楽部コミュの第52回産経賞オールカマー

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◎エアシェイディ

未完の大器エアシェイディ(牡5、伊藤正)が、オールカマー(G2、芝2200メートル、24日=中山)へ向け万全の出走態勢を整えた。主戦の後藤騎手を背に北Cコースで5ハロン72秒2をマーク。休む間もなく坂路に向かい、この日の1番時計48秒4をたたき出した。2度の骨折を乗り越えた良血が、ここをステップにG1戦線へ名乗りを上げる。
 坂路での追い切りをモニターテレビで見届けた伊藤正師は、こともなげに言い放った。「ちょっと速かったかな」。画面に表示されている数字は800メートル48秒4。「ちょっと」どころではない。この日、坂路コースに入ったのは648頭。この中で50秒を切ったのはエアシェイディと、48秒6を出したウェディングバレー(古馬1600万)の2頭だけ。この時計だけでも、シェイディの非凡な素質が見て取れる。


○バランスオブゲーム

過去のG2の5勝中4勝が休み明けでのV。疲れが抜けにくい体質のため、間隔を詰めて使うと本来の走りができない。毎日王冠(4着)から中2週の王道を歩んだ昨年の天皇賞・秋は大敗を喫した。その一方、毎日王冠(1着)から中5週でマイルCSに出走した4歳時は見せ場たっぷりの4着。天皇賞・秋を大目標に据える以上、中2週の毎日王冠よりも中4週となるオールカマーの方がベターなのは間違いない。

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